20/10/20 17:18:51.83 ad0MY8mH.net
>>675
初公判に泣きながら入廷した趙被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
証言台では「A君(息子)のために」と繰り返した。国籍がない息子は住民登録ができず、
保険証も発行されないと訴え、「何とか日本国籍を取得したかった」と弁明した。
渡辺被告は「趙被告から家族に言うと脅されていた」と一連の偽装を画策した動機を述べた。
辻被告は仕事で30年以上の付き合いがある渡辺被告からの依頼を「断れなかった」と話した。
被告人質問で、検察官に「自分のことしか考えていない」と指摘された渡辺被告は、
「そうですね」と力なく答えた。
趙被告については、(前夫と)離婚して在留資格が短縮されていたことから、
「子どもが国籍を取れば、定住者になれるとは考えなかったか」と検察官が問いただした。
趙被告は「知ってはいました」とだけ答えた。
ひざに置いた手の指先がかすかに震えているのが傍聴席から見えた。
飯塚裁判官は渡辺被告の公判で、いまだ無国籍のままの子を思い、こう述べた。
「4年後に認知すると言われたら、僕ならこう思うね。『こいつ逃げたな』と。
責任ある行動がとれないなら、やるべきことではない。生まれた子に罪はないことを考えてください」