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「なぜ日本の少女像工作に消極対応」 駐米韓国大使を叱責した与党議員
記事入力 : 2020/10/12 22:14
李秀赫大使、ロビー企業の管理がずさんとの指摘に「コロナのせい」と釈明
与党議員からチクリ
国会外交統一委員会に所属する与党議員らは、12日に行われた在米韓国大使館の
国政監査で、日本政府による「平和の少女像」の撤去活動に対して
「(韓国の)外交部(省に相当)と大使館が『何もせず傍観している』」として、
対応が消極的だと指摘した。李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使は
「政府が介入すれば外交的な紛争が発生する可能性がある」と積極的に対応しない理由を
説明した。しかし、外交統一委員会の委員たちは「日本は政府が積極的に
ロビー・工作活動をしているのだから、韓国外交部も努力すべきではないのか」と
外交部の対応の消極的さを重ねて指摘した。同日の国政監査は新型コロナウイルスの
感染拡大状況を考慮し、ビデオ会議方式で行われた。
与党「共に民主党」の金暎豪(キム・ヨンホ)議員は
「康京和(カン・ギョンファ)外交部長官も述べていたが、外交部と在外公館が
(日本の全方面にわたる少女像撤去ロビー活動に)非常に消極的に対応しているという
懸念がある」と指摘した。金議員は、2016年にワシントンに到着した少女像が
計画と異なり倉庫に約3年間放置され、後になって設置されたケースに言及し
「(政府は)このような情報を把握しているのか」と問い詰めた。
李秀赫大使は「少女像の問題には大使館は直接介入していない」とした上で
「(米国など)駐在国との外交的な紛争が生じる可能性がある」と述べた。
李大使はその上で「このような問題は大使館次元の決定ではなく外交部で決定して方針を
示すもの」とも述べた。在米韓国大使館が少女像に関する公開の活動をしないのは、
康京和外交部長官の指針に従っているものであり、
李大使本人の決定に伴うものではないという意味だ。