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差別を「黙認」と同然だ 兵庫県サッカー協会とＪＦＡ
河野光汰
2020年10月4日 16時00分
兵庫県サッカー協会の事務局長だった男性による差別的な言動と、
それに対して厳格な姿勢を示さなかった県協会。
朝日新聞がこの問題を報じた翌日、三木谷研一・県協会長は
「私的な会合における私的な発言」「当協会幹部としての発言でもありません」
とのコメントを公表した。
事務局長は酒席で、在日コリアンの関係者を「朝鮮かかってこいや」と
挑発するなどした。その後、県協会の臨時総会で
「拉致、反日国家である朝鮮が嫌い。それ以上でもそれ以下でもない」と述べた。
出自を理由にした侮蔑的な意味を含む言動であったのなら、酒席での振る舞いは差別だ。
にもかかわらず、事務局長が協会を辞任したため、県協会は処分を科すこともせず、
騒動をもみ消そうとした。さかのぼって元事務局長を処分するのも可能だったが、
審議さえ開かなかった。三木谷会長が自ら、総会での発言も含めて「被害者」に
私的な問題にとどめてほしいと求めたのも論外。会長声明で幕引きするには無理がある。
事態を把握しながら静観してい…
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