19/04/15 09:06:38.10 kczWV3jI.net
>>123
一方“大清皇帝功徳碑”は…
大清皇帝功徳碑
URLリンク(www.dailyshincho.jp)
むろん半島統治の中心となったのが朝鮮総督府であり、朝鮮総督に前身の韓国統監も
含めれば、総理大臣経験者(もしくはのちに就任)が伊藤博文を始め5人も任命されて
いる。それだけ日本国家が朝鮮統治に意を用いていたということがいえるだろう。
帝国日本のこうした朝鮮重視を可視化したのが、総督府の庁舎だった。
最初に設計にあたったのが、風見鶏の館(神戸市北野)で知られるドイツ人建築家
ゲオルグ・デ・ラランデであり、大理石がふんだんに用いられて建設された。
総督府だけではない。
京城と改められたこの街を近代都市とすべく、交通の中心には塚本靖によって京城駅が、
そして東京駅や奈良ホテルも手掛けた辰野金吾によって朝鮮銀行が建てられている。
前者はソウル駅旧駅舎として、後者は韓国の中央銀行である韓国銀行の貨幣博物館として
残されており、辛うじて往時を偲ぶことができる。
だが、朝鮮近代化を象徴する建築だった旧総督府は、1995年に金泳三大統領によって
無残に解体されてしまった。日本の朝鮮統治が終わりを告げたのちも、政府庁舎や
国立中央博物館として使われていたが、金泳三による反日の餌食となってしまったのだ。
解体には反対論も強かったが、竹島に初めて接岸施設を作るなど日本を標的にして
世論を煽った金泳三にとって総督府撤去は、またとない人気取り策だっただろう。
一方で辰野金吾の弟子である長野宇平治が手掛けた台湾総督府は、
いまでも現役の中華民国総統府として利用されている。
赤い煉瓦と白い花崗岩のコントラストが印象的で、内部の見学も可能だ。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎しとばかりに歴史的価値のある総督府を爆破してしまう韓国と、
日本との関係を大切に思ってくれる台湾の違いが、ここに端的に表れているだろう。