ハンJ読書部☆5at KOREA
ハンJ読書部☆5 - 暇つぶし2ch205:マンセー名無しさん
19/04/14 02:04:16.92 rnJiaNxE.net
>>201
自分を「現実的でバランス重視」とか思ってる奴こそ冷笑系やネトウヨになるんだよなぁ
そんなバカが積極的に活動した結果が今のネット
バカはバカを自覚できんから「自分は右でも左でもない」とか叫びながら「積極的」にファシズムに加担していくんや

206:マンセー名無しさん
19/04/14 02:14:42.60 ggWnoct6.net
>>205
言いたいことはわからんでもないけどそれやから
ガチ右翼やガチ左翼が正しいことにもならんやろ
要するにそういう層をファシズムに荷担させんように
取り込む言葉が必要やっていうことや
別に今の中道気取りがまともとは言うとらんで

207:マンセー名無しさん
19/04/14 09:14:16.46 FTNBLDXn.net
明月堂書店-たけもとのぶひろ
URLリンク(meigetu.net)
滝田修(竹本信弘)のブログ見たら天皇論書いたりしてて日本回帰しとる感じやな
反安倍ではあるみたいやけど
『叛乱論』の長崎浩も『玉葉』『愚管抄』について著作出して日本古典に親しくなっとったし晩年の黒田寛一も短歌詠んだりしとったから
バリバリの新左翼であっても年取ると日本回帰したくなるものなんやろか
1930年代にマルクス主義のあとに日本浪漫派が隆盛したのに似てる気もするけどまた別の問題かね

208:マンセー名無しさん
19/04/14 10:31:21.39 zWGSeM18.net
経済左派、政治右派が安倍内閣の特徴だと思うので日本に回帰しても反安倍はあると思う
文化的右派は意外とパヨクと罵られてた憲法学者にいる(樋口先生など。歴史に学べと言いながら憲法学は外国にはない狂った学問とか憲法学者はほぼ全て反日とかいう言説がネットでは支配的だが)
戦前には左派だけど天皇に近しい知識人もいたし皇族も左派に影響を受けていたのではないかという俗説もあるね
必ずしも矛盾するわけではないと思う

209:マンセー名無しさん
19/04/14 11:33:55.20 mwrEMzKm.net
そういや樋口陽一はよく和服着て出てくるンゴね
まあそういうファッションレベルの話やないか

210:マンセー名無しさん
19/04/14 11:52:25.98 2nsxNgv1.net
樋口陽一はレジス・ドブレの「思想としての共和国」の鼎談とか読んでると右派って言うか国権的な考え(まあ保守派への挑発もあるんだろうけど)を多少ちらかせてるよなぁ

211:マンセー名無しさん
19/04/14 12:50:28.51 WZqB3hFZ.net
挑発込みもあるしフランス型の共和市民主義武闘派のエッセンスもあると思うわ
銃を取るものが投票して国家を支えるの精神面だけ受け継いでる感じやな

212:マンセー名無しさん
19/04/14 14:21:10.06 NamafOaR.net
樋口陽一と井上ひさしと菅原文太が同時期に仙台一高にいたのすごい話やね
『青葉繁れる』はブスな女子を手ごめにしようとする話とか今となってはアウトな挿話が中心なんで読んでてしんどかったけど

213:マンセー名無しさん
19/04/14 14:24:13.83 gJPu2AUu.net
樋口陽一は「文化保守主義者」やろ

214:マンセー名無しさん
19/04/14 14:26:04.02 gJPu2AUu.net
「文化的国粋主義者」やったわ

215:マンセー名無しさん
19/04/14 18:30:04.77 zeJjHFcA.net
仙台一高っちゅうと『ア・ルース・ボーイ』の佐伯一麦好きやな

216:マンセー名無しさん
19/04/14 18:36:58.72 nylliLBh.net
香山ネキが太田出版から根本敬論出したらしいが誰か読んだやつおるか?
ハンJについても巻末で触れてるそうだから気になっとるんやが。

217:マンセー名無しさん
19/04/14 18:41:59.99 zeJjHFcA.net
小熊英二の『市民と武装』を読んだからその流れで図書館で借りたんやけど
清水隆雄『アメリカン・ソルジャー-米国社会と兵役制度史』(志学社)って本が面白かったわ
アメリカの武装権・マイノリティと兵役・文民統制の歴史について書いた本
民警団法(Posse Comitatus Act)って連邦法があるから米軍の国内活動はかなり制限されとるんやね
ハリケーンカトリーナほどの大災害があっても州軍以外は国内で出動させてはアカンっちゅう制限は変わらなかったそうや
憲法修正第二条の武装権と並んでアメリカの歴史を感じさせる興味深い法律やわ
この本の一部はPDFになっとるンゴ
清水隆雄「米軍の国内出動―民警団法とその例外―」
URLリンク(www.ndl.go.jp)

218:マンセー名無しさん
19/04/14 19:03:58.53 59NJZm3w.net
特殊漫画家の根本敬と同姓同名のビルマ研究者がいるんよ
『抵抗と協力のはざま―近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 』はええ本やったわ

219:マンセー名無しさん
19/04/14 20:27:55.09 x+3hv7J/.net
香山リカの根本敬論は面白そうやな🤔
半自伝的80年代論の『ポケットは80年代がいっぱい』に曰く
山崎春美のガセネタってアングラバンドの自殺未遂ライブなんてのに関わってたのが医大生時代の香山リカなんやろ🙄
根本敬の死体漫画は鬼畜系サブカルを知らない世代としては単にグロくてキツいだけなんやけど😭
あれを90年代に褒めてた香山が転向した経緯は気になるな😎

220:マンセー名無しさん
19/04/14 20:47:52.21 LoF6y6Qf.net
わいらが言うのもなんやがハンJに期待しすぎたのはリカネキらしい勇み足やと思たけどな
基本的にわいらそれまで培ったネットリンチの手法をネトウヨにたまたま適応しただけやしな
知識人が期待寄せたり誉めるようなもんとちゃうで

221:マンセー名無しさん
19/04/14 20:51:33.17 y7lPp6rD.net
香山の転向はやっぱ反原連のデモを茶化した時に詰められたのが原因では?
今でこそ野間たちと行動共にしてるけど最初は「デモなんかで世の中変わる訳ねーだろw現実みろやw」的な冷笑丸出しのコメントとかしてたし

222:マンセー名無しさん
19/04/14 21:03:13.16 66zT3r3i.net
ネット特有の集団仮想リンチに例外はないことが証明されたやろ
イデオロギーと一体化しているのではなく別個の原理で発生することが確認できたのは重要や
ネットのこういう動きは分析すれば原理論みたいなものが出来上がると思うけど方法あるんかな

223:マンセー名無しさん
19/04/14 21:14:10.97 y7lPp6rD.net
単にTwitterが複垢作り放題で事実上コテつきの5ちゃんと化してるから起きた現象じゃ。
LINEみたく紐付きにするだけでだいぶ変わるんじゃ。
(その代わり5ちゃんに出戻りかが増えるだろうけど)

224:マンセー名無しさん
19/04/14 21:25:08.37 LoF6y6Qf.net
まともに分析するためにはハセカラとか詳細に調べなあかんしな
今も残存してるハセカラキッズはめんどくさい半グレが多いから
研究すること自体リスクがあるんちゃうか

225:マンセー名無しさん
19/04/14 21:41:15.19 RwF4Zh96.net
香山の根本論Amazonの好意的な書評とか見ると面白そうだけど現在の反ヘイトの立ち位置とどう折り合いつけてるのかは気になる。
「ディープコリア」なんて最初はともかく再販は明らかに嫌韓ブームに乗っかった部分もあるし

226:マンセー名無しさん
19/04/14 21:41:41.56 aOKIu6PC.net
ハンJ祭りにイデオロギーはなかったとか言うけどこのスレ含め初期からこの板のスレ見てると皆しっかりしたリベラルの思想持ってるように見えるけどな
本土だって女叩き以外は基本的に左派的な論調強いしの
イデオロギー無関係っていうとそれはそれで本質見誤るやろ、ネトウヨの巣窟だった2chの中にあってなんJのようなリベラルな土壌が生まれたプロセスから研究した方がええんちゃう

227:マンセー名無しさん
19/04/14 21:42:37.71 pF+5iGrH.net
URLリンク(twitter.com)
こいつ知らなかったけど結構やばい。ツイート皆無で罵倒リプライ飛ばしまくってて
相手が決まって左派。
リプライを表示して全部「無礼」で通報した。
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228:マンセー名無しさん
19/04/14 21:43:09.54 pF+5iGrH.net
書き込むすれ間違えて大変申し訳ありません。

229:マンセー名無しさん
19/04/14 21:43:18.53 1VUNVNwz.net
>>205
「現実的」であることと「バランスを取る」こととはイコールではない…ということを理解してないんだと思うよ
いわゆる冷笑系って
「現実的」というのは「しっかり地にあしが着いてる」「自分が生きてる現実がちゃんと見えている」
ってことだから、「バランスを取る」ってのとは別の次元の話だ

230:マンセー名無しさん
19/04/14 21:46:41.54 BwzUL850.net
本を読めば読むほど馬鹿になる奴はいるが、レベルが全くあってないんだろうな。
深堀して視野も狭くなるたこツボ的逆効果も感じられる。

231:マンセー名無しさん
19/04/14 21:50:14.29 y7lPp6rD.net
>>226
なんJってぜんぜんリベラルじゃないじゃん。韓国叩きのスレとかも定期的に立って伸びてるし。
基本的にヘイト系とは親和性が高いわ。
スレタイだけ反日で中身ウヨの嫌儲とかと基本的な構造は同じ

232:マンセー名無しさん
19/04/14 22:03:16.03 66zT3r3i.net
人類の歴史に現れたばかりで不可解な動きを繰り返すネット空間を体系的に説明できる方法があるかもしれないと思ったんや
社会学って現実社会をこういう視点で捉えてるんかな、エミール・デュルケムとかマックス・ヴェーバーとかの著作をちゃんと読んでみるわ

233:マンセー名無しさん
19/04/14 22:08:00.70 GU8JAOLM.net
>>226
ツイッターで猛虎弁使っとる奴見ると大概ネトウヨやで

234:マンセー名無しさん
19/04/14 22:13:58.15 aOKIu6PC.net
>>231
「リベラル」って言うと品行方正さを求められるからあかんのかな?別に左派的であることは間違いないやろ
嫌儲もネトウヨの裏返しだからリベラルじゃない、とかよく言われるけど、思想としては間違いなく左派やろ
リベラルであることに完璧を求めとったらキリないで
てかなんJは韓国よりアメリカやイギリスの方がもっと叩いてるしその延長線上でアメポチネトウヨも叩きまくってるやろ
そらケロカスやのガイジやのま~んやの露悪的な差別語使いまくっとるけど、それと思想は別腹やと思うんや

235:マンセー名無しさん
19/04/14 22:34:54.85 1VUNVNwz.net
>>234
> そらケロカスやのガイジやのま~んやの露悪的な差別語使いまくっとるけど、それと思想は別腹やと思うんや
前のスレで紹介した『言語過程説の探究」(明石書店)「差別語差別表現の本質」(川島正平)おすすめ
「リベラル」「左派」を自称してる人が「別腹」と称して「ケロカス」「ガイジ」なんて差別用語使ったらダメよ
自分で自分の思想うらぎってるんだから

236:マンセー名無しさん
19/04/14 22:43:34.01 aOKIu6PC.net
>>235
そういうリベラルの完璧性の話はしとらん
差別語使ってることとは別腹としてなんJの一般的な思想傾向が従来の2chとは違う左派的なものだったという事実は歴然とあるわけや

237:マンセー名無しさん
19/04/14 22:48:04.91 LoF6y6Qf.net
本土におった感触やと思想というより嘲笑える対象を
その時その時で叩いてる感じやな
だから隙を見せたらフェミも韓国もネトウヨも左翼も叩く
スレによって層が違うのもあるけど回りの顔色伺ってたたくやつ決めてるのもおるやろな
ネットなんてそういうもんでイデオロギーを前提にするとずれるんちゃうかな

238:マンセー名無しさん
19/04/14 22:56:40.96 1VUNVNwz.net
>>236
> >>235
> 差別語使ってることとは別腹としてなんJの一般的な思想傾向が従来の2chとは違う左派的なものだったという事実
匿名掲示板の本質は巨大な井戸端会議だよ
右左のイデオロギ関係なく、ひそひそ話他人の悪口侮蔑軽蔑羨望嫉妬の花が咲く場所w
>>220のレスが一番的確な答えだよ
> わいらが言うのもなんやがハンJに期待しすぎたのはリカネキらしい勇み足やと思たけどな
> 基本的にわいらそれまで培ったネットリンチの手法をネトウヨにたまたま適応しただけやしな
> 知識人が期待寄せたり誉めるようなもんとちゃうで

239:マンセー名無しさん
19/04/14 23:01:35.18 dJHu6CIr.net
まあイジメられっぱなしの非主流マイノリティでも5chでならなんぼでも与太垂れ流せるしな
ネトウヨもパヨクもそれで錯覚しとるだけで大多数は極端によらない中間層や無いかな
ここにも勘違いしっぱなしの左翼がいてるみたいやけどさ…やれやれ(冷笑)

240:マンセー名無しさん
19/04/15 00:07:36.66 5s8SEiaG.net
ヘイトネタで思い出したけど大江健三郎ってなんで今まで左派から糾弾されなかったのかね。
「遅れてきた青年」や「叫び声」なんてそれこそネトウヨが妄想で書いたような話なのに。
(元ネタのセリーヌがヘイト丸出しだからそれを真似たんだろうけど)

241:マンセー名無しさん
19/04/15 00:21:31.83 Q9aOpJG8.net
本多勝一がなんか批判してたんはあったな
あれもなんかいかにも極端な批判やったけど

242:マンセー名無しさん
19/04/15 00:37:37.10 9otjsaLC.net
上の香山の本でもなんJは元からリベラルな板だったって紹介されてたよ
例えば野球ファンとして大谷選手を賞賛するけど、「大谷は日本の誇り」だの大谷すごい=俺すごいみたいな思考する奴は批判するし
「野球好きならええんやで」の精神で在日やマイノリティにも寛容だし、偏狭なナショナリズムに批判的なんだと
ワイもなんJの傾向としてこういうリベラルな土壌があったことは事実や思うけどな

243:マンセー名無しさん
19/04/15 01:01:28.49 coxod4sF.net
確かに本土にはじめて行った時は在日とか韓国出身の選手がその事だけで叩かれる事があまりないのが新鮮だったわね
当時の(今もかもしれんが)2chはごく一部の例外を除いて嫌韓と在日叩きがデフォやったから
上の方で親米と反米が両立する謎ってのがワイも気になってちょっと調べてみて目についた
「親米」日本の誕生を読んでみたけどわかったような分からんような感じやったわ
日本人の対米認識に関してなんか面白い本知らんやろか

244:マンセー名無しさん
19/04/15 01:30:21.88 mCqdpv0r.net
小谷野あっくんの『反米という病』とかいう本で護憲派や左右の反米主義者を片っ端から批判して江藤淳も批判してたけど
最後の結論が「なぜ日本の知識層は護憲派左翼なのか?→WGIPに洗脳されたから」とか言い出してファッ!?ってなったわ
いや当の江藤淳が言い出したWGIP陰謀論って反米の最たるものやんけ

245:マンセー名無しさん
19/04/15 01:52:50.37 nslaFhUz.net
>>244
著者の時点で草

246:マンセー名無しさん
19/04/15 02:43:27.75 5s8SEiaG.net
>>242
その香山がそもそも思い込みで言ってるだけで実態は違うのは何度も指摘されてるやろ。

247:マンセー名無しさん
19/04/15 03:46:28.36 0So7xWMg.net
香山リカら極左も、本当に馬鹿で、真実を知りたいという知的誠実さが全くない。
URLリンク(blogos.com)

248:マンセー名無しさん
19/04/15 03:55:27.86 fK4vkVIX.net
今日、ショッピングモールの本屋で本多勝一の日本語の作文技術が面陳列で。
こいつはこれぐらいか。

249:マンセー名無しさん
19/04/15 06:24:44.19 3y68qe75.net
>>240
まあ小説やしな
そんなん言ったら後発の中上健次とか村上龍もアウト

250:マンセー名無しさん
19/04/15 08:41:42.19 U77DjreD.net
でも「遅れてきた青年」って四国の僻地って設定なのに終戦直後に朝鮮人がゾンビの如く湧いて出てくるとか良いのかよって感じ。

251:マンセー名無しさん
19/04/15 09:23:09.17 3y68qe75.net
それも小説やし
あれを今の朝鮮人ヘイトへの文脈に繋げるのは無理ある
完全にフィクションとして書かれてるのや
出版された頃の時代背景もあるし
今更批判するのもナンセンスやな
小林よしのりみたいに地続きで今のムーヴメントに
加担してたら批判する価値はあるかもしれんが
作品論的に言えばセリーヌがユダヤ人ヘイトに加担してたからといって
作品の文学的価値まで否定はされんやろ(少なくとも日本では)
セリーヌという人間は否定されまくりやけど

252:マンセー名無しさん
19/04/15 10:26:51.62 ctJH7rg8.net
プラトンが奴隷制度を認めていたという理由で国家篇を批判するようなものやな

253:マンセー名無しさん
19/04/15 12:15:44.74 EB0mN45h.net
でも南京大虐殺を茶化したらしいなろう作家さんに酷い事したよね

254:マンセー名無しさん
19/04/15 12:23:59.54 Q9aOpJG8.net
あれはわいら適当に弄って遊んでただけで
目をつけた頃にはトントン拍子でアニメ化中止してたと思うわ
正直回収とかアニメ化中止は過剰反応やと思ったけど
弄って遊んでる側のわいらはそんなん関係ないわで一蹴できるんやな
これがネット民の本質やで

255:マンセー名無しさん
19/04/15 14:30:15.07 gwCRnoog.net
南京大虐殺だろうが東日本大震災だろうが元ネタがシビアな奴はネタにするだけで高リスクなんやで
ラノベのノリで高リスクなことに手出したらボコられるのも当たり前や
まあパクリ指摘された震災小説を絶賛してた今の文学界にそんなこと言われても「は?」ってなるやろうけどな

256:マンセー名無しさん
19/04/15 14:36:46.06 WaYqeLVJ.net
あれ書き直して今度出版するらしいな
なお
URLリンク(mobile.twitter.com)
(deleted an unsolicited ad)

257:マンセー名無しさん
19/04/15 14:48:01.63 tqXVFazZ.net
高リスクなことをやったからアウトでもしゃーなし理論は間違いではないけど
リベラル側がそれに乗っかるのは危ういところはあるな
ピエール瀧の逮捕による映画やゲーム自粛とかも批判できんようになりかねんし
高リスクなことをやったから規制やむなしはリベラルにも帰ってくる
やっぱりジョナサン・ローチの「表現の自由を擁護する」
とかの方が筋は通って感じるわ
まあツイートとか動画を通報していうのもあれやけどな

258:マンセー名無しさん
19/04/15 15:10:20.17 gwCRnoog.net
表現の自由問題も面倒くさいわ
「表現の自由 = 題材の調理の仕方が下手でも受け入れろ」ではないわな
少なくとも実際の事件を題材に使う場合は何らかの利害関係が事件当事者と発生するんやから
もともと自由なようで不自由なもんやろ
少なくとも表現の自由バリアで全部通るもんとは限らんことくらいプロの創作者なら知っとるやろ
知らんのは外野のオタクぐらいや
三島由紀夫とか柳美里みたいに上手く調理してる奴も訴訟されてるしな

259:マンセー名無しさん
19/04/15 15:13:39.49 gwCRnoog.net
あと電気グルーヴ問題とゲーム規制や表現の自由は全部個別の問題やで

260:マンセー名無しさん
19/04/15 15:16:19.68 lKYL/5Hd.net
三島は「宴のあと」以外にもモデル小説が多いし(金閣寺、青の時代、親切な機械etc……)ギリギリ時代に救われた感じもあるンゴ
70年代には筑摩書房の顧問格やりながら批評家としてもそれなりの位置にいた臼井吉見が『事故のてんまつ』でやらかしてるし
あれも最近になって古本屋で見付けて読んでみたら「ないわー」って感じの料理の仕方やったんでびっくりしたわ

261:マンセー名無しさん
19/04/15 15:23:48.85 tqXVFazZ.net
もちろん表現の自由バリアは無敵ではないんやけど
表現の自由を相対化しすぎると今度は自分に帰ってくるんがきついとこやな
極端な話時代が違えば南京事件肯定論やヘイトスピーチ批判が
表現の自由は無敵じゃない理論で取り締まられてまうからな
首尾一貫した表現の自由の基準を見つけること自体むずかしなっとる

262:マンセー名無しさん
19/04/15 15:30:05.09 YmEvh7zD.net
なろう作家さんは完全な自爆と自粛だからなあれ
小説版の方も本人が悪く思って書き直すって言っただけで外野は手を出せない領域の話

263:マンセー名無しさん
19/04/15 15:36:06.62 gwCRnoog.net
まあシンプルに「規制はNG。叩きはOK」でええんやないかな
版元の保身以外に日和る理由はないわけやし
百田の日本国紀はゴミやけど出版停止までは求めんし

264:マンセー名無しさん
19/04/15 16:30:01.75 Q9aOpJG8.net
間違いないけど簡単に保身で自主規制がどこも多すぎるんやな
百田とか小説評論はともかくツイッターくらいBANされーやといいたいけど
あれこそわかりやすい忖度やな
正直あいつの方がいつぞやのなろう作家の100倍ヤバイ

265:マンセー名無しさん
19/04/15 18:27:35.80 t7j7GWRN.net
表現の自由とかいっても嘘を垂れ流してもいいわけじゃないからな
テレビだとかなり誤報には厳しいみたいだが出版のほうは逆に自由が大きいらしいな
だから南京事件も慰安婦も否定本が出続けるし関東大震災の本もでてるな

266:マンセー名無しさん
19/04/15 19:50:02.09 iJnBzhzO.net
ワイの感覚的なものなんやが
昔はこういうあからさまなフェイク本って
「ムー」的な雑誌とか子供向けの漫画とかが引き受けてなかった?
メガバンクと街金が分かれてたみたいに
結構しっかり分けられてた印象なんやが

267:マンセー名無しさん
19/04/15 20:30:01.20 yvmBgw+s.net
セリーヌの墓には「ノン(否)」の一字のみが刻まれている…って伝説を
生田耕作の『夜の果ての旅』の解説を読んでそれを信じてたから
「実際のセリーヌの墓には名前と生没年がしっかりと刻まれている」って真実を仏文出身のトッモから教わってズッコケた記憶があるンゴ
生田耕作はなんでそんな適当なこと書いたんや…
まあポストコロニアル研究やカルチュラルスタディーズって本質的に「後出しジャンケン」みたいなところがあるやね
村井紀の『南島イデオロギーの発生―柳田国男と植民地主義』みたいに
90年代のポスコロ理論から20世紀初頭の柳田國男の民俗学を植民地主義的であるとして批判するのはそこまで建設的な主張には思えないンゴ…

268:マンセー名無しさん
19/04/15 20:34:24.33 yvmBgw+s.net
ちなみに柳美里の『石に泳ぐ魚』裁判については面白い論文があるやで
齋藤純一・藤野寛編『表現の<リミット>』(倫理学のフロンティア12 ナカニシヤ書店)所収の
原仁司「文学的表現と応答性―柳美里『意志に泳ぐ魚』裁判と「表現の自由」」って論文や
被告柳の美里とその支援者(高井有一・島田雅彦・竹田青嗣・福田和也・清水良典・加藤典洋)、原告とその支援者(大江健三郎・坂本義和)
の双方の主張と判決文を精読したうえでジュディス・バトラーやプリーモ・レーヴィを使いつつ
「柳美里はモデル女性を「応答可能な存在」である人間として扱わなかったのではないか」と総括しとる
この本には北田暁大の概論的なヘイトスピーチ論も載っててこれもまた面白いンゴ
ナカニシヤ出版のこの「倫理学のフロンティア」シリーズってかなり面白いわ

269:マンセー名無しさん
19/04/15 21:43:18.46 MGH+SfRh.net
セリーヌの反ユダヤ文書、いまだに本国じゃ公刊できないってこマ?
我が国じゃ一応全集で読めるが

270:マンセー名無しさん
19/04/15 22:07:14.26 W6d0JTZX.net
>>243
前スレで出てたけど吉見俊哉『親米と反米』(岩波新書)はええで
戦前から既にアメリカ大衆文化を享受していた日本人が対米戦争起こしたってのも皮肉で面白いンゴ
あとは江藤淳の反米意識に触発されて書いた加藤典洋のデビュー作『アメリカの影』(講談社文芸文庫)もいい
江藤が村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を酷評したのに田中康夫の『なんとなく、クリスタル』を評価した謎にも迫っとる
変わり種なら大塚英志『ミッキーの書式 戦後まんがの戦時下起源』(角川叢書)もすこ
戦前の日本人がミッキーマウス、ベティ・ブープ、フェリックス・ザ・キャットとアメリカ産のキャラクターに親しんでいて
そういうアメリカのキャラクターに影響されて生まれたのが戦後の日本マンガやでって主張の本

271:マンセー名無しさん
19/04/15 22:21:45.30 o9KHfhuH.net
初代スレで話題になってたユリイカの蓮實 重彥特集を読んだんやけど冒頭のインタビューに草生えたわ😂
戦時中疎開してた蓮實も敗戦で進駐軍を目の当たりにするんやけど「本当に優秀な兵士はヨーロッパ戦線に行ってるはずだからこんな極東に来た兵士はどうせ教養のない愚かな連中だ」って少年時代にして思ってたらしいで😎
さすが蓮實重彥少年って感じよな🙄
江藤淳とは『オールドファッション』て本で対談して戦前の良き時代を互いに懐かしがってたとはいえ江藤みたいな反米意識とはまた別のベクトルで進駐軍を馬鹿にしてたのが如何にも蓮實らしいというか😌

272:マンセー名無しさん
19/04/15 23:01:53.88 o9KHfhuH.net
翻ってアメリカの対日認識を書いた本も良書多いで🙋
ロバートGリー『オリエンタルズ-大衆文化の中のアジア系アメリカ人』(岩波書店)
中国系アメリカ人の人種研究者が「モデルマイノリティ」の「イエローフェイス」として他者化された中国系・日系アメリカ人像を分析した本🙆
小暮修三『アメリカ雑誌に映る〈日本人
〉-オリエンタリズムへのメディア論的接近』(青弓社)
ゲイシャ、サムライ、ハイテク…という日本人のステレオタイプ描写を雑誌から分析した本🙆
ジョンWダワー『容赦なき戦争-太平洋戦争における人種差別』(平凡社ライブラリー)
戦時中の日米両国が「鬼畜米英」「卑怯なジャップ」として互いに差別的にプロパガンダを描いてきたことを分析した本🙆
色盲絵師岡くんの描いたイラストの元ネタが沢山図版として出てくるンゴ😨
桑山敬己『ネイティヴの人類学と民俗学―知の世界システムと日本』(弘文堂)
駐米経験のある文化人類学者が書いた本でこの本の第七章「民族誌の逆さ読み-アメリカ人論としての『菊と刀』」がよくできてる🙆
日本文化論の名著とされてきたベネディクト『菊と刀』を「日本人を描くことを通してアメリカ人自身を描いたエスノグラフィー」として読み直す試み😎

273:マンセー名無しさん
19/04/15 23:16:36.95 dvlnw3KC.net
>>248
『殺される側の論理』も面白かったやで

274:マンセー名無しさん
19/04/15 23:23:00.95 WzSVZYUF.net
日比嘉高「<芸術性>をいかに裁くか : 三島由紀夫「宴のあと」、高橋治「名もなき道を」、柳美里「石に泳ぐ魚」」
URLリンク(nagoya.repo.nii.ac.jp)
オンラインで読めるこんな論文あったで
宴のあとと石に泳ぐ魚は知っとったけど高橋治と名もなき道をは知らんかったわ

275:マンセー名無しさん
19/04/15 23:44:29.31 coxod4sF.net
>>270
サンガツ
『「親米」日本の誕生』の参考文献に『アメリカの影』が載ってたのを認識してたけど『親米と反米』もよくよく読んだら載っとったわ
時間ができ次第3冊とも読んでみるやで
>>272
認識を広げてアメリカの対日認識も調べんと片手落ちになるかもわからんね
容赦なき戦争は昔ざっと読んだけどわりともう忘れてるわね
日本の対米認識の次はそっちにも広げてみるンゴ

276:マンセー名無しさん
19/04/16 00:16:45.02 70KzNR4s.net
>>260
臼井吉見の『大正文学史』は読んだことあったけど『事故のてんまつ』は知らなかったからWikipedia読んだけどおもろいなコレ
ペラペラ領収書ニキこと猪瀬直樹の『マガジン青春譜』で読んだんやけど
三島の葬儀で葬儀委員長を務めた川端康成に対して三島のパッパの平岡梓が「倅・三島由紀夫」で「川端は足元にラジオを置いていて外で何か起きたら逃げようとしていた」って批判したら
ガチギレした川端康成が池島信平呼び出して平岡の記事を載せた文春に抗議したそうやね

277:マンセー名無しさん
19/04/16 03:48:39.84 Nz0fXbJc.net
みんな哲学とか法・政治思想の本は原語で読んどるんけ?

278:Ikh
19/04/16 07:54:12.28 1r8miZRy0.net
みんな翻訳で読んでるんじゃねーの?外国語勉強するのは大変だしw
柄谷行人は日本の学者知識人はとりあえず英語勉強するのがいいだろうと
いってたねw あの人英語の先生もやってたし。 蓮實重彦は、小林秀雄は
仏文科だけど、英語しかできなったらしい、などといっていたねw
俺もプラトンアリストテレスはほぼ翻訳で読んでるな。古代ギリシャ語の勉強は
専門家じゃないと無理だよね~ むかしの伝説的に偉い文献学者は五カ国語も
六カ国語も手足のように操ったといわれているが、それは昔の文献学者が
特別なエリートとしてのプログラムで教育されていたからで、いまはどこにも
そんなものはない、と批評家のサイードは書いていたものであったねw
サイードもイスラム圏の出身者であったが、英語使いだったよねw

279:Ikh
19/04/16 08:08:43.93 1Ajt9VJSd.net
小林秀雄も、最近の学生は語学の勉強という一番忍耐力のいる基礎を疎かにしてなっとらん!根性がない!などといっていたが
当人は翻訳をよく利用していたわけで、そのあたりの事情は昔と大して変わってないねw

280:マンセー名無しさん
19/04/16 08:53:33.78 2p15DS5A.net
英独仏古希羅は基本原語で読んでるよ
たまにプラトンの仏語訳とかも参考にしてるけど

281:マンセー名無しさん
19/04/16 09:45:24.35 YROeIslj.net
昔の英国のパブリックスクールは古代ギリシア語と高等数学だけ徹底的に叩き込むとかやってたけど今じゃ無理だもんね。
漢籍ですら危うい

282:Ikh
19/04/16 10:23:03.60 BtE2YoGm0.net
>>280
天才じゃねーの?どこでどうやってそんなに沢山の言語学んだの?
まあ語学に関しては、もはや人間よりAIのほうがずっと上いってそうだよねw

283:マンセー名無しさん
19/04/16 10:41:51.26 HGWXqDre.net
今は科目が増えたから特化は難しそう
翻訳があれば頼っていいと思うけど、日本語は表現力薄いとこあるからなぁ…

284:マンセー名無しさん
19/04/16 17:24:38.56 kqzlboyQ.net
本屋の新展開 中国と韓国はここまで変わった
URLリンク(news.goo.ne.jp)

285:マンセー名無しさん
19/04/16 18:41:25.87 xZjARZQE.net
>>284
これ面白い記事やね
ソウルの教保文庫
台北の誠品書店
上海の上海書城
ウランバートルのインテルノム
と東アジアの大型書店を冷やかしたことあるんやけど文字読めなくても楽しかったわ
特に中国・韓国・台湾は翻訳も盛んみたいで
フランス現代思想やカルスタポスコロも自国の中文やハングルに翻訳しとったで
東南アジアの大型書店行くとその辺は原書として売ってることが多いし
しかし柄谷行人『日本近代文学の起源』のハングル訳見つけた時は驚いたンゴ・・・

286:マンセー名無しさん
19/04/16 22:55:32.58 S1tB4v2K.net
>>282
独仏は読めて当たり前
古希と羅もどちらかなら教養として読めるべき
つまりそれらが全て読めたところで何もすごくはない

287:マンセー名無しさん
19/04/16 23:37:30.04 ExdW5bX3.net
まあ分野にもよるけど文系の学問やるなら英独仏は必須やろね
人文系ならギリシア、ラテンもいちおう習っておかんと語源とか詮索できんし
社会学や心理学、それに漢文やサンスクリットが優先の東洋系なら英仏独までは要らんのかも知れんけど
それでも英語は必須やろし東洋学ならフランスが盛んやったから仏語とかできると大きいはずやね
『語学者の散歩道』とか『寄り道ふらふら外国語』とかポリグロット言語学者のエッセイは読んでて学習意欲駆り立てられるンゴ
まあでも三木清の「軽蔑された翻訳」なんか青空文庫で読めるけど翻訳も軽視したらアカンね
比較文学や受容史研究あたりを発端に「翻訳」そのものを主題に据えた文学研究は盛んやし
哲学畑でもベンヤミンやデリダあたりをとっかかりに「翻訳の哲学」が問題になってきてるし

288:マンセー名無しさん
19/04/16 23:39:57.75 ExdW5bX3.net
翻訳そのものを主題にした研究やととっさに浮かぶのはアントワーヌ・ベルマンあたりか
『翻訳の時代』『翻訳の倫理学』『他者という試練』あたりは邦訳も出てるやね
もちろんジョージ・スタイナーもおったし

289:マンセー名無しさん
19/04/17 04:20:36.30 K65UiR5K.net
ここの学問ニキは何か国語できるん?ワイは英語しか読めん

290:マンセー名無しさん
19/04/17 05:27:08.60 O1yxjgF+.net
英語以外はロシア語がちょっとできるくらい・・・
エスペラントの教則本は10年くらい枕にして毎日十時間寝てるけど、いっこうに上達しない。
もう返品しようかな?

291:マンセー名無しさん
19/04/17 05:33:36.79 MbaJ09IE.net
そもそもそこらへんの言葉は英語に似てるから
一度何かできるようになれば労力は半分で済みそう
Deutschland und der N�chste Kriegとかわかりやすい
ただ文法はどうにでもなるがそれで読書するのはかなり高度な単語を詰め込まないとやからな
手間がかかりすぎる

292:Ikh
19/04/17 06:09:03.81 darY8ap30.net
>>286
独仏は読めて当たり前って、このスレは比較的本をよく読んでる人が
集まってるとおもうが、それでも独仏読めるのが当たり前には見えないねw
大学でも勉強するのは第二外国語は独仏どっちかで、両方はやらんじゃないかw
つまり普通に大学いって勉強するだけなら、独仏両方はやらんわけよw
昔は日本の医者もドイツ語は必修で、ドイツ語でカルテ書いてたりしたそうだが
最近はカルテもドイツ語で書いたりしやしないからねw
で、独仏両方をいつどこで学んだのよ?

293:マンセー名無しさん
19/04/17 07:04:41.75 O1yxjgF+.net
旧制高校OBでも独仏両方できた人は多くはなかったろうな。

294:マンセー名無しさん
19/04/17 07:30:17.16 IRzhW/MF.net
法律学専攻なので英語とドイツ語は読める
ただ法律学の文献が読めるというだけで、他分野の本は読めない

295:マンセー名無しさん
19/04/17 07:33:01.52 t7qA1LvJ.net
『丸山真男回顧談』では東大法学部だと助手になったら英仏独のうち自分の弱いところを補強するって話があるな
丸山は旧制一高の文乙でドイツ語はできたからアテネフランセに行ってフランス語をやってる
あとは旧制高校から帝国大学法学部への入試は基本的に語学だけだからそれなりにドイツ語やフランス語の私塾もあったみたいやね
福永武彦が大学卒業して最初に勤めたのは独仏学院とかいう帝国大学法学部入試専門の予備校みたいなとこやし
ドイツ語中心の紅露外語なんてのもあったらしいのを三木卓の『芝笛と地図』で読んで知ったンゴ
戦後も新制大学の入試対策が本格化するまでは英語以外で受ける方が有利なのもあって紅露外語はドイツ語も教える予備校として生き残ってたみたいやね
旧制高校出身者でも多数派のドイツ語か少数派のフランス語かでセクショナリズムがあったりしたらしいけど
学問を修めるならやっぱり三ヶ国語はできないと困るからな

296:マンセー名無しさん
19/04/17 07:34:05.65 t7qA1LvJ.net
上に専門の本を読むには語彙が……って書いとるニキがおるけど
逆に言えば専門書や論文を読むだけならテクニカルタームは大体どこもラテン語由来やし基礎文法を押さえれば複数の外国語を読むのは簡単なんや
小説とか詩、あと特に戯曲なんかを読もうと思ったら具体的なその国独特の風物やスラング含めた会話表現みたいな語彙が必要になるから難しいけど
左派から転向して今上天皇皇后の和歌指導係までつとめた歌人で医者の岡井隆(旧制八高理乙~慶応医学部)の自伝ものを読んどったとき
北里研究所かどこかで結核の研究してた頃は英独仏だけでなくロシア語にも手を出して専門の論文は読んでたとか書いてたわ
専門がはっきりしてれば初級文法さえわかればあとは単語はどこも似たり寄ったりやし複数外国語で論文読むのはさほど苦労はないはずや
数学者や物理学者なんかは数式から逆算してここはこういう意味やろって文章の方を類推したりもするらしいな
ワイはまともに使えるのは英仏だけやが独伊西あたりは初級文法だけさらったんで専門と関係ある論文くらいなら何とか読めるわ
ギリシア、ラテンはまともに文献読むのは勘弁やけど辞書と首っ引きで語源調べやら何やらやるために文法書は一通りやったで
『ケンブリッジ ラテン語講座』はポンペイに住む一家の話を使ったもともと英語で書かれたラテン語教科書の邦訳で、他の外国語の初級教科書パロディみたいで面白かったな
フランス語は前田陽一と丸山熊雄の共著、ドイツ語は古い語学参考書に興味があったんで関口存男
あとは蓮實重彦の『フランス語の余白に』なんて教科書も一癖も二癖もあって面白かったわ
イタリア語とスペイン語はあんまり教材がないんで貧弱やけど大学書林の『四週間』シリーズをやったンゴ

297:Ikh
19/04/17 07:37:57.34 darY8ap30.net
そりゃまあ学者になりたいなら、三カ国語ぐらい出来て当たり前って話は
わからんこともないが、そんな前提もなしに、独仏三カ国語できて当たり前って
話じゃ、当たり前のレベルがちがうよねw 学者になりたいなんてひとは
そのあたりに普通にいるとは限らないわけでねw

298:マンセー名無しさん
19/04/17 07:43:14.55 O9JA222x.net
東亜の無職ウヨかまってちゃんの爺が外国語でマウント取ろうとして自滅しとるな
世の中には学者までいかんでも語学が趣味であれこれ初級をかじってみる人間だって少なからずおるんやで
とりあえずロンブ・カトーの『わたしの外国語学習法』(ちくま学芸文庫)でも読んでみたらどうや
東欧あたりは趣味や学問的関心だけやなく必要に迫られてポリグロットにならざるを得なかったような人が少なからずおるのがわかるわ

299:Ikh
19/04/17 07:45:01.12 darY8ap30.net
外国語使えるようになるには、留学するのがたぶん一番確実な
やりかただろうが、ものの本を読むと、留学したって、全然外国語が
上達しなかったなんて話はザラにあるというしねえw

300:Ikh
19/04/17 07:46:30.35 darY8ap30.net
>>298
少なからずいるというのと、当たり前ってのは違うじゃんw
語学が趣味というのは、当たり前の趣味とはいえないだろうw

301:Ikh
19/04/17 07:54:05.10 darY8ap30.net
まあ日本人は外国語が苦手だから、何カ国語も操るのは苦手だけど
外国人は何カ国語も使えるひと普通にいるって話も聞くよねw
このあいだ、新橋で会った金髪のおねーちゃんも、日本語フランス語
ブラジルのポルトガル語三カ国語使えるっていってたしw
そういえばトマス・ハーディの日陰者ジュードに出てくるジュード・フォーリーも
ラテン語を勉強しようとするが、単に本を読むだけでは言語は習得できないとしって
ラテン語あきらめちゃうんだよねw

302:マンセー名無しさん
19/04/17 07:54:53.53 O1yxjgF+.net
昔バイトで冶金関連を含む露文和訳したときは石炭の品質等級みたいな専門用語で難儀したけど、ああいう一対一の定訳が決まってるようなもんは「理工系○○語辞典」とか引けば一発やし、なくても今はネット漁ればけっこうわかるしな。
むしろ趣味で読んだソ連登山家の回顧録あたりのほうが難しくて勉強になったわ。

303:マンセー名無しさん
19/04/17 08:06:05.65 O1yxjgF+.net
たしか村上春樹がペンクラブ関連の会合で東欧の作家と対談したときに「日本の作家は市場が広いので羨ましい。我々はせいぜい1000万の人口相手なので、専業作家で生計を立てるのは非常に困難だ」と言われてカルチャーショック受けてたな。
いつも自分が英語圏の作家に対して思ってたことを逆に言われたってことで。
アイザック・ドイッチャーの回想録でも、早熟な文学少年だったころ父親から「ポーランド語みたいな田舎言語にお前の才能を浪費してはいけないよ。何故その分ドイツ語をやらないんだい?
ドイツ語で作品を書けば、世界がお前の前に開かれてるのに」と言われて憤慨したことが書いてあったな。自分では「愛国的ポーランド人」と自己規定してたんで。

304:マンセー名無しさん
19/04/17 08:06:19.86 MbaJ09IE.net
>>304
そういうことか、なるほどな
そう考えると英語をマスターするのは必須やね

305:Ikh
19/04/17 08:10:13.22 darY8ap30.net
シオランもルーマニア出身だったが、著作はみんなフランス語だったわけで
外国語で著作を書くとかどういうことかとか、自国語の問題についてはいろいろ
冷めた意見を吐いていたねそういえばw

306:マンセー名無しさん
19/04/17 09:49:07.18 QgZgdLyN.net
例えば半島関連資料でも原テキストが全文公開されてたりするしな
URLリンク(hdl.handle.net)
こんな感じで
でもそういう紹介も無しに外国語でマウント取られてもなあ…
仮に見栄じゃなくて本当に外国語堪能でも能力の使い方が分かってないよな
やれやれ(冷笑)

307:マンセー名無しさん
19/04/17 10:18:02.53 TOLoFtyV.net
>>306
ようナマポジジイ(51)

308:マンセー名無しさん
19/04/17 10:50:20.17 37QTivCA.net
>>306
ガイジな言い返しだと自分で気づいてないのが悲しいなあ

309:マンセー名無しさん
19/04/17 11:08:05.28 QgZgdLyN.net
ショボい学歴だけが自慢だったりするシュナムルレベルのバカは返しも無教養
やれやれ(冷笑)

310:マンセー名無しさん
19/04/17 12:31:29.14 O1yxjgF+.net
>>304
>>305
ただ、英露両語で執筆したウラジーミル・ナボコフによると「自分のロシア語は先祖伝来の豪邸、英語は安普請のアパート」だそうだから、特に文芸においては母言語以外で執筆というのはなかなか苦しいものがあるんやろうね。
論文でさえネイティブチェックはつけるんやし。
母言語的なものが複数ある人は別としても。
>>309
シュナムルって何だろうと思って検索してみたら、君より十万八千倍くらい上品で知的そうな人じゃん。
天に唾吐いても、もともと汚い顔がもっと汚れるだけだぞ?w

311:マンセー名無しさん
19/04/17 12:33:29.71 QgZgdLyN.net
「マウント取るためだけの薄っぺらい教養」というのがキミらと共通してるから相性はええんやろうなあ
やれやれ(冷笑)

312:マンセー名無しさん
19/04/17 12:42:13.21 O1yxjgF+.net
「教養なんて糞や」って人格識見に優れた人物に言われたら恥じ入るところもあるけど、冷笑くん相手ではなあw
無知無教養で人格も糞よりは、教養だけでもあったほうがええで?
教養なくても人格者なら尊敬するけど、君はどっちもないからなあw

313:マンセー名無しさん
19/04/17 13:10:57.86 QgZgdLyN.net
でもキミら人格も教養もクソやん
やれやれ(冷笑)

314:マンセー名無しさん
19/04/17 13:29:19.98 SasuxV5t.net
木村君がマウント云々突然言い出した理由
ナマポ爺木村と冷笑系ネトウヨの王dadaくん Part6
スレリンク(korea板)
490 マンセー名無しさん[] 2019/04/14(日) 23:40:43.02 ID:Royx4EZq
こいつまさか趣味としての勉学が理解できないんやないか?
学習は楽しめなかった、とかでさえなくて概念さえ持ったこと無い
えっ、勉強楽しいと思う人もいるんだ想像もつかなかったというレベル
他人は格好つけやマウント取るために勉強してるに違いないみたいな考え
読書部見とるとそうとしか思えんのよね

そしてなお悲しいことに↑の文章のうちで最後から二行目しか理解できなかった
娯楽としての読書という概念を、持ったことないを超えて提示されてなお分からない
底辺の思考様式と習慣は想像を絶する

315:マンセー名無しさん
19/04/17 13:35:47.20 SasuxV5t.net
つまり
> えっ、勉強楽しいと思う人もいるんだ想像もつかなかったというレベル
これでさえ過大評価
オーウェルの1984年において党はニュースピークを通じて人々の頭から自由などの概念を削除しよう、考えが及ばないようにしようとと試みとったが
こいつはそれをセルフで達成しとる想像もつなかなったではなく??状態
話が噛み合わんわけやで

316:マンセー名無しさん
19/04/17 13:36:33.55 MbaJ09IE.net
三島おじさんが聞いたら泣くで…

317:マンセー名無しさん
19/04/17 14:11:03.34 QgZgdLyN.net
…いや…その…キミら自身の闇を投影されても困るんやけどさあ…
というかキミらいつも自分自身の影をdisって
ひとさまに見当違いの汚言投げつけてるだけやん
現実を直視する勇気を持ちなさい
やれやれ(冷笑)

318:マンセー名無しさん
19/04/17 17:36:05.81 Vlq62zGo.net
サッサとハロワ行けやナマポ不正受給の怠け者が

319:マンセー名無しさん
19/04/17 20:14:07.06 wR34dcbE.net
木村に構うガイジもそろそろ死なねえかなって

320:マンセー名無しさん
19/04/17 21:42:07.85 t7qA1LvJ.net
>>310
ナボコフあれでも英語苦手なんやな……
『青白い炎』とか原文で読んだけど英語の長い詩とその註釈テクストから背景の物語を進める手法とかあれ母語やないのによく書けたなって思うで
日本でもリービ英雄あたりから始まって詩人のアーサー・ビナードとかフランス系の俳句のマブソン青眼とか
イラン出身でペルシャ語が母語のネザマフィとか日本語で書く外国作家も増えとるね
逆に外国語で書く日本作家でもドイツで多和田葉子は大成功しとるし詩人の関口涼子もフランス語と日本語で活動してるし
漱石の頃にはまだ遠い夢やった母語の壁を超えて書く作家たちも今や増えてきとるな
もちろん昔から白樺派の異端児やった郡虎彦が英語戯曲で当たったりキク・ヤマタがフランスで読まれたりはしてたけど
出口裕弘が『坂口安吾・百歳の異端児』で安吾が母親の実家から金を出してもらってフランス留学したら向こうで作家になれたかも知れない……
みたいなこと書いとって、それこそシオランの友人やった人やしなかなか説得力ある議論になってたンゴ

321:マンセー名無しさん
19/04/17 22:02:48.15 ANOL6A8O.net
リービ英雄にアーサー・ビナードにシリン・ネザマフィに楊逸に田原と所謂「日本語文学」ってやっちゃね
国文学史の政治性を解体する存在でもあるから興味深いンゴ
しかしこれより前の世代にあたる金史良、金達寿、李光洙、李恢成、金時鐘、李良枝、金石範といった在日コリアン作家や
邱永漢、陳舜臣といった在日中国人作家たちは「日本語文学」ではなく「日本文学」って扱いやったな
これって単に世代的な違いだけの話なんやろうか
李光洙みたいな戦前の作家に関しては川村湊が精力的に調べとるね

322:マンセー名無しさん
19/04/17 22:16:49.57 vBmPyXdF.net
『ロリータ』は自分でロシア語版と英語版書いてるいうだけでナボコフが偉大な作家に思える
京大の若島正が精力的に翻訳しとるが長編はいまいち面白さわからんは
短編は面白いなと思えるのあるけど
在日朝鮮人作家だと張赫宙が浮かぶ
戦時協力から戦後の日本への帰化で完全に親日作家扱いされてんのはなかなか可哀想

323:マンセー名無しさん
19/04/17 23:13:27.93 tcKiyRLN.net
ロリータは「年齢に似合わない妖艶な色気を持った少女」なのであって君のそれはロリータコンプレックスではなくただのペドフィリアだ、
と筋の通ったロリコンに怒られた思い出

324:マンセー名無しさん
19/04/17 23:20:09.23 EhVT+cW+.net
筋の通ったロリコン氏に草
そしてしれっとペドをカミングアウトしてるお前に更に草

325:マンセー名無しさん
19/04/18 02:06:05.36 QXeNKu8o.net
『ロリータ』のドロレス、蓮っ葉やしいわゆるロリコンがあまり好きになりそうなキャラではなさそう
ナボコフは『アーダ』が最高傑作やいうがどんなもんやろな
ある意味おどろく作品ではあるが
「小説とは科学と詩を交配したもん」と言うた人とはいえまさかSFとは

326:マンセー名無しさん
19/04/18 08:03:55.70 sBPbWMoZ.net
昔はロリコンも結構趣味人に受け入れられてたんだっけ?

327:マンセー名無しさん
19/04/18 12:44:55.14 M8yGXItl.net
澁澤龍彦『少女コレクション序説』(中公文庫)
宮島鏡『少女愛』(作品社)
高月靖『ロリコン-日本の少女嗜好者たちとその世界』(バジリコ)
この辺の評論読んでみたけどワイがロリコンじゃないからか最終的には少女愛文化がよくわからんかったな😓
スガ秀実が書いとったように60-70年代カルチャーは唐十郎・新木正人・澁澤龍彦・沢渡朔と「少女」に土着性を求める感性があったみたいやけど😥
フーコーから始まったセクシュアリティ研究では「同性愛」概念が歴史的に構築されたことを系譜にしたけれど「ロリコン」「ペドフィリア」についてそういう研究はないんかな?🤔
近代売春史の記録や赤松啓介の「夜這いの民俗学」を読んでると10代前半の少女がセックスしている事例がしばしば出てくるンゴ😨
赤松啓介が書いたムラの若者宿の事例はまだしも近代公娼制度のもと売春を強制された娘たちの話は読んでいてキツい😞

328:マンセー名無しさん
19/04/18 13:46:06.05 QXeNKu8o.net
ペドファイルは精神医学用語でキリスト教的倫理が西洋に行き渡った19世紀以後のもんやろな
西洋でも日本でも性愛の許容と子供/大人の境界って重なってないから強姦や傷害、殺人のような事例ならともかく単に少女と性交するだけで現状のように異常性愛と見られてたかいうとなかなか微妙
この辺は階級差の問題、具体的な個人の肉体の発達の問題あるから一概には言えんが
赤松と上野千鶴子の対談本『猥談』でも夜這いの習俗あったとこでおんなじ年齢でも肉体の発達が幼いと性交しないみたいな事例あったいうてるし
そーいうの離れた文化概念としての「少女」みたいなんは60年代ぐらい違うかな
具体的にはマルキ・ド・サドとピエール・ド・マンディアルグの紹介以後
澁澤が好んだ月岡芳年の少女なぶり殺す無惨絵とか少女概念ってサディズムのタブー侵犯と密接に関係してる
マンディアルグが激賞したマリオ・メルシェ『タブー ジャンヌの日記』の少女の両性具有改造や性的な部位の肥大化のようなビザール嗜好含め
ロリコンって言葉の広まりと裏腹にナボコフ作品が既存のロリコン漫画含め与えてる影響って実は少ない

329:マンセー名無しさん
19/04/18 13:50:56.09 crb0jsyQ.net
古代とか中性なんて一番価値があったの経産婦やからな。
中国大陸でも所謂「二夫にまみえず」的な価値観が出てきたの宋学が出てきてからでそれまでは皇后でも後家とかそこそこあったし

330:マンセー名無しさん
19/04/18 15:40:55.10 Hksa7L/B.net
日本でも有名なところじゃ水野忠政の娘・於大は13歳(数え年)で家康を出産
前田利家のの妻まつは12歳(数え年)で長女・幸姫ヲ出産してるからなあ

331:マンセー名無しさん
19/04/18 16:13:56.63 crb0jsyQ.net
日本でも鎌倉~室町くらいまでは離婚→再婚ってケースが頻繁に起きてるんでその二人はよくネタにされるけどやはり特殊なケースじゃないかと

332:マンセー名無しさん
19/04/18 16:42:16.22 22SA/2Fh.net
大塚英志曰く日本のロリ漫画のルーツは吾妻ひでおらしいけど実際どうなん

333:マンセー名無しさん
19/04/18 17:11:49.36 dnLGnmtp.net
韓国で100万部超の大ベストセラーが日本でもヒットした理由
URLリンク(news.goo.ne.jp)

334:マンセー名無しさん
19/04/18 17:23:54.19 IZq8R7o0.net
「保護されるべき対象としての子供」が成立した時期については
はフィリップ・アリエス『子供の誕生』とその批判のリンダ・ポロク『忘れられた子どもたち』で
論争があったと思うけど社会史研究ではその後進展はあったんかな?
近世以降の日本のムラ社会の年齢階梯制度については日本民俗学にそれなりに蓄積あるやね
中山太郎『日本若者史』、瀬川清子『若者と娘をめぐる民俗』、宮田登『老人と子供の民俗学』
あたりがムラ社会のライフコースについて体系的に書いとるンゴ
赤松啓介の民俗学もこの流れにあるんやけど「子供」から「若者」と「娘」に移行すると
もうセックスしていい年齢と見做されとったようやね
こういう「若者」「娘」と似て非なるカテゴリーとして「少年」「少女」って新しい枠組みが近代教育制度とメディアによって
形成された…ってのが80年代以降の傾向やな
本田和子『少女論』、 今田絵里香『「少女」の社会史』あたりはワイも読んだわ
小谷野あっくんはこの傾向が嫌いらしくて今田の本をamazonのレビュー欄でボロクソに批判しとったけど

335:マンセー名無しさん
19/04/18 17:35:50.20 IZq8R7o0.net
『饗宴』という偉大な古典があるように洋の東西を問わず少年愛についての書物は多くて
日本でも前近代に『稚児草紙』『男色大鑑』があったの有名やけど少女愛の古典ってのはあんまり知らんなあ
花袋が「女学生を視姦してた男が市電に轢かれて死ぬ」って何の救いもない内容の「少女病」って短編を書いとるが

336:マンセー名無しさん
19/04/18 17:39:50.47 crb0jsyQ.net
一応古代でも中世でも「弱い女子供は守らなアカン」的な感覚はあったみたいで後漢書酷吏伝だと王吉って官吏が「ネグレクトは死刑な!」つってネグレクトした両親を車裂にしたり江戸時代でも綱吉が「生類憐れみの令」で「寡婦や孤児は社会がちゃんと保護しろや」ってお触れ出してるけど本当の意味でそう言う認識が広まったのは19世紀くらいやろうなぁ

337:マンセー名無しさん
19/04/18 17:41:43.03 crb0jsyQ.net
>>335
そりゃ史記の頃から「佞幸伝(男色で成り上がった人間の伝記)」があるからなぁ
しかし「少女病」って話だけ聞くとアポリネールの小説やんけw

338:マンセー名無しさん
19/04/18 20:18:26.81 QXeNKu8o.net
少女愛自体が特にタブー視されてない普通のことやったからわざわざ文書にまとめる意義なかったんやろな
男の同性愛やと旧制中学出身とかのインテリの書いたもん読んでると普通のこととしてでてきたりするな
反面、江戸川乱歩『孤島の鬼』みたく変態性愛として描かれたり両義的な捉えられ方が並列しとったり
これは階級差なんやろうかな
女の同性愛についてはどうなのか含め興味深い
少女小説の書き手やった吉屋信子がレズビアンやったこととか

339:マンセー名無しさん
19/04/18 23:28:33.20 IZq8R7o0.net
吉屋信子が書いた女学生の「エス」の文化は『マリア様が見てる』とかの元ネタよな
旧制一高の同性愛文化やと菊池寛のマント事件すこ
菊池が身代わりになって庇った佐野文夫が共産党員として死んでしまうのもドラマチックやしな
幼少期から菊池が自分の醜い外見がコンプレックスで同じくブ男として懊悩したトルストイに共感してたって話もおもろい

340:マンセー名無しさん
19/04/19 01:44:32.03 oTYFx1e9.net
稲垣足穂も「美少女」についても書いてたけどあの時代の少年少女というのはどういう年代を想定してたんやろな

341:マンセー名無しさん
19/04/19 12:47:23.43 /plYQZGU.net
メディア論的なアプローチだと「少年」「少女」は『少年倶楽部』『少年世界』『少女の友』『少女倶楽部』…
といった雑誌を読んでいた中等教育を受けた子弟を指すカテゴリーやとは言われるね
ただ雑誌ごとのブランドはあったみたいで木村毅×佐藤忠良×福田定良の対談「講談社文化論―日本的マス・カルチュアの典型」(1959)やと
木村が「講談社の少年倶楽部を読んでいるなんて東京の旧制中学じゃとても言えなかった」って発言して福田と佐藤の反感を買ってるンゴ
三一書房から尾崎秀樹たちが監修した『少年小説大系』って全集が出とるけど
本郷義昭シリーズの山中峰太郎、『怪傑黒頭巾』の高垣眸、架空戦記の平田晋策(平田オリザの大叔父)、
南洋一郎、海野十三、江戸川乱歩と戦前の人気少年小説はだいたい収録されとるンゴ
こういう昭和戦前期の少年小説って連載当時は高畠華宵や山口将吉郎の綺麗な挿絵が入ってたそうやからラノベの先祖っぽさあるやね
>>340
タルホの『少年愛の美学』は知っとったけど『美少女論―宝石を見詰める女』なんて美少女論も書いてたんやな
初めて知ったでサンガツ

342:マンセー名無しさん
19/04/19 12:59:15.94 q4C8+uku.net
一ツ橋グループ(小学館・集英社)の祖である相賀武夫の出版事業が画期的やったのは『小学五年生』『小学六年生』と学年別学習雑誌を創刊して旧来の戦前少年雑誌と差別化できたかららしいで
マスコミ受けたくて業界研究していた時に知ったんやけどね

343:マンセー名無しさん
19/04/19 13:33:40.29 zGFj28hl.net
>>341
海野十三は青空文庫でもけっこう読めるし暇つぶしにええんよね
聞いた話では昭和のはじめの少年は今で言うマンガやラノベのノリで講談本とか読んでた感じや
その次代の少年が大人になって歴史小説に親しみ死に絶えつつある今
歴史小説のあり方も変わってきたのかも知れんね

344:マンセー名無しさん
19/04/19 14:12:58.32 q0sT+d5z.net
「少年倶楽部」は旧制中学/実業学校出て上級学校進んだり勤め人になったりする階層よりも、尋常小学校/高等小学校出て奉公人になったりする階層によく読まれてたとか聞いたなあ。
「嗚呼玉杯に花うけて」みたいな貧困苦学少年の立身出世譚なんかも、そういう階層の少年たちの野心やコンプレックスを刺激して人気になったんやと。
穿った見方すりゃ、社会的上昇の機会があまりないそういう少年たちに慰めを与える立身出世ポルノやな。昔の漫画雑誌によく載ってたブルワーカーの広告みたいなもんや。

345:マンセー名無しさん
19/04/19 14:21:37.60 U5oV7Vy6.net
そういえば昔は男女問わず子どもは皆「少年」だったそうやね
今は少年法とか虞犯少年とか法律用語にしかその名残はないけど

346:マンセー名無しさん
19/04/19 14:46:17.81 VW9JFpLF.net
青少年てことばは今でも男女両方を指すよな

347:マンセー名無しさん
19/04/19 14:50:32.90 I+FxTKda.net
海野十三は北杜夫や大江健三郎が幼少期に読んだ本としてあがってたり戦時中は広範に読まれとったみたいやな
手塚治虫が初期に描いたSF漫画について海野からの影響公言してたりちょっと前に筒井康隆が急に海野の創造した探偵・帆村半六主人公のトリビュート短編書いたり戦後文化への影響とか
逓信省勤務の立場利用して筆折った娯楽作家達に執筆の場つくったり本土で禁止されてる娯楽小説の戦地での単行本発行斡旋して印税でるようにしたりの立ち回りとか色々と興味深い
作品的には欧米作品の影響受けて書かれたおそらく本邦初のディストピアものの「十八時の音楽浴」がすこ
ライトノベルと戦前少年小説の繋がりいうと『怪傑黒頭巾』の高垣眸がアニメ宇宙戦艦ヤマトのノヴェライゼーションしてること
さすがに現状と直接的なつながりないやろうが海野十三作品題材にライトノベル書かれたりたまにこーいうことがあるから面白い

348:マンセー名無しさん
19/04/19 16:25:55.25 S7/vP+aI.net
今更ハンナ・アレント読み始めたんやが
関連文献多すぎるわ
みんな思想書とか哲学書読む時って関連文献も読んどるんか?

349:マンセー名無しさん
19/04/19 16:34:51.65 Y/km/rIz.net
大日本雄弁会講談社を創った野間清治自身が苦学と立身出世主義を体現しとったしな
高等小学校-群馬県立尋常師範学校-小学校訓導-東京帝大文科大学臨時養成所-沖縄県立沖縄中学校教諭-東京帝大法科大学書記…と働きながら学び続けて出世した人生やし
講談社の別名である「音羽」の8000坪の広大な土地も山田顕義伯爵の旧邸を講談社九大雑誌の売上で買い取ったものやし立志伝中の人やね
『少年倶楽部』や『少女倶楽部』の広告には大学の講義録や通信教育講座が多いし344ニキの言うように家庭の事情で進学できなかったタイプの少年少女がよく読んでたのかも
岩波文化人やった三木清は講談社文化に明確に嫌悪を示しとって「青年・知能低下に就いて」(1939)って文章で大学生になっても『キング』を読んでいる「キング学生」「事変後学生」に呆れとるンゴ

350:マンセー名無しさん
19/04/19 16:38:49.87 HlIYwdTS.net
近代口語文の成立事情を知りたくて漱石や鴎外や露伴やがいろいろ試行錯誤して独自の文体を作り上げたことはわかった
ただ作家の文体ってのは結局なんなんだ
佐藤春夫と室生犀星の文章を適当に引用してどっちが佐藤春夫の文章か分かるかって言われたら、文体に詳しいひとには分かるの?
作家独自の文体とかリズムってのは分かるものなんかね

351:マンセー名無しさん
19/04/19 18:39:59.46 I+FxTKda.net
イタロ・カルヴィーノが『冬の夜ひとりの旅人が』でいろんな作家の文体模写やっとるが川端康成の模写のとこはわかってようできた翻訳やなと思った記憶
文章の扱い方とか語彙のセレクトとかの集積が文体なんやろうなって
近現代の作家で特徴的な文体いうと泉鏡花は古語のいれかたが独特やから割りと簡単に文体模写できそう
実際やってみたら難しいんやろけどな
>>348
できる限りは
まあ物理的に無理なもんは無理やけどな
アーレントいうとジジェクが『全体主義 観念の誤使用について』で左翼リベラリストの彼女の評価の変遷をからかっとったな
冷戦期のイデオロギー闘争で「全体主義」いう語をバズワード化した張本人として排斥しとったくせに今は普通に敬意払うのが当たり前になっとる
クリステヴァみたいなアーレントと対立する派すらも彼女の思想と整合しようなんて不可能なことやろうとすると
凡庸な悪とか使いやすいがどこまで射程があるかいわれたらなかなか

352:マンセー名無しさん
19/04/19 18:52:33.46 XMa8Lr+o.net
仲正昌樹も「アーレントの『革命について』なんて保守派国権派丸出しなのにそのへんスルーしてるの草」とかからかってた気が……

353:マンセー名無しさん
19/04/19 20:47:48.61 P7QkHehL.net
川端康成っていうと少女小説『乙女の港』は中里恒子による代作だったみたいやね
菊池寛や松本清張もそうやけど人気作家はどうしたって代作多くなるわね
アレント『全体主義の起源』はボルシェビズムをナチズムと一緒に批判しとったから
それこそ一時期マオイストやったクリスティヴァの思想と整合性つけるの難しそうやな
リチャード・ウォーリンが『1968パリに吹いた東風』で書いとったけど五月革命前後のフランス現代思想が毛沢東主義に影響されてたのは面白いンゴ

354:マンセー名無しさん
19/04/19 20:50:42.64 P7QkHehL.net
和田誠の『きなきな族からの脱出』っていう「架空の小説の最終章」ばかり集めた短編集すこ
割と器用に文体も変えとるし

355:マンセー名無しさん
19/04/19 21:42:49.47 5c44Pg0/.net
>>351
アーレントって左翼なの?どっちかって言うと保守的なリベラリストだと思ってた
なんかしょっちゅう右翼と左翼がアーレントの取り合いしてるイメージあるけどな

356:マンセー名無しさん
19/04/19 22:43:07.93 I+FxTKda.net
>>355
少なくともリベラリストって立場でアーレントの思想受け入れるといろいろな齟齬をきたすのは確か
ジジェクいわく左翼のアーレント受容は左翼の理論的敗北であり特に左翼急進主義にとっては致命的である、とまで言うとる

川端の『乙女の港』はコバルト文庫やいうのがいい
『マリアさまがみてる』と並ぶノーベル文学賞作家という
コバルトの体裁のまま復刊すりゃいいのに
菊池寛は研究者泣かせで名義貸しが多すぎていまだに作品の全貌が把握できないのが困り者
去年やったか幻の怪奇小説言われとったもんの原稿が見つかったがまだ埋もれてるのある言われとるしどうなるんだか
横溝正史作品の新発見もあったが地方の新聞連載や雑誌連載は埋もれやすいんよな

357:マンセー名無しさん
19/04/20 00:24:54.97 UKydQc+X.net
アレントってユダヤ人でなかったらナチスに入党してたと思う

358:マンセー名無しさん
19/04/20 02:37:09.28 dBBtFTjv.net
あまり意味のある仮定とは思えんけどどうやろな
凡庸な悪の件でユダヤコミュニティともやりあってたし
どのコミュニティに属しても染まりきれんタイプの人なんちゃうかな

359:マンセー名無しさん
19/04/20 15:10:17.60 E1Z/sh+p.net
船津真「アーレントとシオニズム-二重ネイション国家論者からイスラエル擁護へ、という「右傾化」の事例に即して」
URLリンク(hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp)
これ結構面白い論文やで あまり語られることのなかったシオニストとしてのハンナ・アーレントについての考察
文化的シオニズムのイフード運動を支持したようにユダヤ人とアラブ人の二民族共生を支持してシオニズム右派(修正主義シオニズム)を批判していたものの
最終的にはユダヤ人国家イスラエルを熱烈に支持して第四次中東戦争の勝利を祝っていたアーレントの「右傾化」を簡潔に論じとるンゴ
旧来のアーレント像とは異なる側面やね
菊池寛で面白かったのは新潮文庫『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』の解説を吉川英治の名義借りて自分で書いてたことやな
「菊池氏が、リベラリストとして、その創作によって封建思想の打破に努めていたことがハッキリするであろう」
なんて戦争協力の問題で公職追放されていた時期に自己弁護しとったのがいじましくて草生えた

360:マンセー名無しさん
19/04/20 17:25:27.81 g5aJyAwJ.net
菊池寛の新日本外史読んだら右のひとだゆお

361:マンセー名無しさん
19/04/20 18:01:31.24 hiki8Etq.net
無産政党の社会民衆党から出馬したり
産児制限運動の馬島僴を支援して文藝春秋の入っとった麹町の大阪ビルに相談所設置したりと菊池寛にリベラルな面もあるにはあったで
菊池はバーナード・ショーに傾倒しとったからフェビアン協会の社会主義にも親しんでたそうやし
「一度始まった戦争は応援するしかない」って論理で日中戦争から戦争協力していって『西住戦車長伝』書いたりするんやけどな
この辺は明治人らしいリベラリズムとナショナリズムの相克やと思うで
ちな菊池寛の選挙ポスター
URLリンク(i.imgur.com)

362:マンセー名無しさん
19/04/20 18:12:11.45 BRs3JbV8.net
ハーバート・スペンサーっていま読んで得るものある?
評判くっそ悪いけど与えた影響はデカいよね

363:マンセー名無しさん
19/04/20 18:35:32.05 9vuEsIik.net
スペンサーの社会進化論自体は今でこそ否定されとるけど19-20世紀の思想史を学ぶ上では重要な思想やとは思うで
後期加藤弘之の国権論や北一輝の国家社会主義はモロにスペンサーの「適者生存」の影響受けとるしな

364:マンセー名無しさん
19/04/20 18:47:49.44 D9QuraVX.net
むしろ一周回ってスペンサーをマイルドにしたようなリバタリアン政党が全世界に出てきた気が。

365:マンセー名無しさん
19/04/20 21:14:36.05 vGrhVMtN.net
社会進化論いうたらマルクスの理屈も一応その範疇にはいるんよな
そう考えたらダーウィンって偉大やな

366:マンセー名無しさん
19/04/20 21:35:42.86 7yjlIAzE.net
ダニエル・デネットの「ダーウィンの危険な思想」
はあらゆる哲学のなかで進化論的思考を最高の哲学認定してたな
世界に必然や形而上の存在を前提にせず
しかも世界の成り立ちを解明する思考法とかなんとか
デネットの本は具体的な科学をもとにした哲学系でも高レベルでおすすめやで

367:マンセー名無しさん
19/04/21 08:26:14.96 GGpKKP5p.net
>>365
優生学を生んだのは許せないけどマルクスを生んだのは偉大か
ハンJパヨクの脳内はどうなっとるんや
やれやれ(冷笑)

368:マンセー名無しさん
19/04/21 09:31:22.56 4GBppjQe.net
次スレからテンプレに
やれやれ(冷笑)はNG入れとけって書いた方がええかもしれんな
木村くん君の話は別のスレでやるからここでは大人しくしとき

369:マンセー名無しさん
19/04/21 09:39:00.15 GicJAM8L.net
木村くんは読書ネタ振らずに壊れたテレコのようにチョンコパヨク民連呼してるだけやからな。
その癖チョンばかりのAV好きとかw

370:マンセー名無しさん
19/04/21 09:49:16.53 FaPdjUFI.net
木村君は正規表現でNGしとるから存在してるのすら知らんかったわ

371:マンセー名無しさん
19/04/21 10:03:31.86 GGpKKP5p.net
共産主義がナチスより人殺してることはどう考えるんや?
社会進化論が生んだ優生学は絶対悪やけど、マルクスを生んだのは評価したってもええとはどういう発想しとるんや?
ナチスも共産主義も同類やのに一方は絶対悪で一方は偉大なんか?
ハンJパヨクさん極左の尻尾見えとるで
やれやれ(冷笑)

372:マンセー名無しさん
19/04/21 10:42:01.08 8zbBiXS3.net
昭和のファッションサヨクの末裔みたいなんは確かに多いな
いまどき底の浅い衒学趣味は流行らんのにな

373:マンセー名無しさん
19/04/21 10:53:42.51 Azoit4aw.net
人類史上貴族階級やブルジョアジーが何百億人殺してきたのかな?

374:マンセー名無しさん
19/04/21 10:58:25.71 iL99A+nr.net
佐藤卓己『『図書』のメディア史-教養主義の広報戦略』(岩波書店)を読んでるけど同じ京都学派左派でも岩波茂雄と親交のあった三木清と違って
戸坂潤は「現代における漱石文化」(1936)って文章で漱石に代表される岩波文化を「文化の享受ばかりで文化の変革の意識に乏しい」批判してたんやな
そんな戸坂の『日本イデオロギー論』が岩波文庫に入ったのもまた皮肉というか

375:マンセー名無しさん
19/04/21 11:43:15.99 5+Hm/QvY.net
ナチスの所業はともかく優生学的な社会設計ってわりと現状でもあるから中々な
我が国やとハンセン病患者の隔離ついこないだまで続いてたし
黒人のペーパーテストの結果が他より低くでるからいうて点数に下駄履かせるんは黒人への逆差別ちゃうのかと黒人の著者が指摘した『黒い憂鬱』から二十年以上なるが現状はどうなんやろな
去年やったかライアル・ワトソンが「黒人の知能指数は低い」いうて名誉職剥奪されとったけど
>>374
どことなく新左翼っぽいな

376:マンセー名無しさん
19/04/21 11:43:50.27 GGpKKP5p.net
>>373
そういう極左思想ゴリ押ししとるからハンJは過疎ったんだよなぁ
やれやれ(冷笑)

377:マンセー名無しさん
19/04/21 12:01:44.26 4GBppjQe.net
とりあえずNGのやり方は書いといたから
今後木村くん相手にしたら木村くんと同類で以後無視でええやろ

378:マンセー名無しさん
19/04/21 12:03:36.28 GGpKKP5p.net
未だに共産主義を崇めてるハンJパヨクの本音見えとるで
やれやれ(冷笑)

379:マンセー名無しさん
19/04/21 12:11:39.82 HvmkIUp7.net
「古代ギリシア文明はアフリカ系が作った」って主張したマーティン・バナールの『黒いアテナ』もあったし
白人至上主義やヨーロッパ中心主義はそのまま反転させて利用されることが往々にしてあるやね
ISISたちイスラム過激派は「堕落したヨーロッパ」ってオクシデンタリズムの論理好きやし

380:マンセー名無しさん
19/04/21 12:46:49.04 lftpTYio.net
>>377
相手するなら専用スレで
したくないなら原住民スレや他の板に住所晒すのがええで必死こいて削除依頼出すから
ワイは東亜とか極東に「ハングル板パヨクの住所割れたw」みたいにやっとる

381:マンセー名無しさん
19/04/21 12:51:39.20 4GBppjQe.net
>>380
邪悪すぎて草 ていうか必死に削除依頼出すって
こいつ物真似やなくてリアルに木村くんなんか……
NGされやすい特徴と文体を隠す気ないのが無気力感あるな

382:マンセー名無しさん
19/04/21 13:40:43.11 lftpTYio.net
>>381
なぜ東亜とかか言うと
削除依頼であぼーん出るとスマホ専ブラから読めなくなるねん。するとバカは「これを貼ったらなんか変なこと起きた」思うやろ
したらアフィのコメ欄とかに住所撒き散らしたり、そういう二次効果も期待できるねん
本当はDATが壊れるからやけどね
それとスマンが新規さんとか考慮して、よう木村(51)位は書くの許してや

383:マンセー名無しさん
19/04/21 13:41:47.95 8zbBiXS3.net
>DATが壊れるのでキャッシュを削除しないとChMateやTwinkleで読めなくなる
…と妄想して必死で御札貼りまくったけどパヨクがイジメられる流れが変わらず
泣きながら「原住民スレとかで試してる」「あぼーん戦術」を止めたのを忘れたんか?

384:マンセー名無しさん
19/04/21 13:42:55.94 4GBppjQe.net
>>382
まあそれについては木村くん以外に荒らしがおらんかったら
やれやれとか言ってるのは木村という荒らしなのでNG推奨
とかスレのテンプレにでもしたら新規への配慮もできるやろ
来る頻度もたいして多くないしほどほどでええんちゃうか

385:マンセー名無しさん
19/04/21 17:40:25.85 AZYGZHTk.net
【寄稿】「克日」したければ家康について知るべし
URLリンク(news.livedoor.com)

386:マンセー名無しさん
19/04/21 22:30:42.21 tocYSFj7.net
>>348
病気さえなきゃちゃんと高校大学いって超一流の医者になってたはずの祖母が
ぼける少し前、入院中に(なぜか病棟内図書館にあった文庫)ハレント「人間の条件」
読後、「四五行でいえる内容をだらだら何百ページをかいてるだけ」とさらりと切って捨てたのはかっこよかった
アレントの真骨頂は「エルサレムのアイヒマン」かな

387:マンセー名無しさん
19/04/21 22:48:48.55 ZNo6h6Ij.net
>>385
山岡荘八、原題は『徳川家康』ってどんな感じですか?

388:マンセー名無しさん
19/04/22 00:04:26.08 +M5kTElJ.net
山岡家康は朴槿恵も獄中で読んでたって言うよな。
最近の家康って再評価されて「リアル北斗の拳状態の戦国を終わらせ文治の世を築いた英主」的な評価になりつつある。

389:マンセー名無しさん
19/04/22 00:10:05.00 a3pWJ/0s.net
山岡荘八の家康は志高い平和主義者みたいな感じで正直あんまりのれん
権謀術数巡らす狸親父のがキャラクターとしてはすこ
歴史小説は山田風太郎がすこ
大概伝奇にいってしもて普通の歴史小説数少ないけど

390:マンセー名無しさん
19/04/22 00:14:28.43 +M5kTElJ.net
>>389
でも史実のヤッスって駿河のインテリ御曹司がヤンデレ三河者(祖父と親父を殺害)に囲まれてるって構図だから「こんなの絶対おかしいよ!」的なメンタルでも違和感ない気が……

391:マンセー名無しさん
19/04/22 00:18:14.84 a3pWJ/0s.net
>>390
ヤンデレ三河者で草
史実はさておき小説というフィクションのキャラクターとしてどう描かれてるかの好みやから堪忍な

392:マンセー名無しさん
19/04/22 01:08:14.99 ukPfP6jh.net
山田風太郎にさえ普通の歴史小説を書かせた天狗党のガイジっぷり
やっぱり半島でもそうだけど朱子学には毒があるんやろうなあ

393:マンセー名無しさん
19/04/22 01:20:26.51 +mbMq0ce.net
木村くんは家族に毒吐かれてそう

394:マンセー名無しさん
19/04/22 02:38:29.10 uBNBTlxO.net
若干テコンダー的なノリではあるけど荒山徹が日朝伝奇歴史で一番やな
きっちり時代背景調べてるのにこれでもかとトンデモぶちこむのもいい
それだけにノンフィクションで出した新書がわりと普通に右寄りなんがうーんやが

395:マンセー名無しさん
19/04/22 02:40:52.91 ukPfP6jh.net
売れるんやからしゃーない
負け犬パヨクなんかネトウヨに比べたら無視できる程度のマイノリティなんやし

396:マンセー名無しさん
19/04/22 04:12:25.71 uBNBTlxO.net
荒山徹は小説はともかく新書は別に売れてるわけじゃないんだよなあ……

397:マンセー名無しさん
19/04/22 04:23:31.10 ukPfP6jh.net
まだマシなんと違うか?
最近の新書はどれもこれもタイトルだけでクズっぽいから読んでないんやけど

398:マンセー名無しさん
19/04/22 09:28:14.33 HcLrQGBj.net
ネトウヨにもアーレント信者多いけど
『革命について』しか読んでないんかな
フランス革命批判とか天賦人権説否定とかそういうとこしか見てなさそう

399:マンセー名無しさん
19/04/22 10:31:34.32 qD7LJCkM.net
ナチヲタ系は「エルサレムのアイヒマン」は読んでるやろ?
ラインハルト・ハイドリヒをしつこく「半ユダヤ人」連呼してるとことかホント草

400:マンセー名無しさん
19/04/22 15:27:07.42 4yjhDdQv.net
柄谷行人がマルクスにかぶれてなかったらもっとすごい批評家になれたね

401:マンセー名無しさん
19/04/22 17:20:38.45 /dqXMgoA.net
激動の時代「日本の先生に救われた」 88歳の在日コリアン1世が体験記
URLリンク(news.goo.ne.jp)

402:マンセー名無しさん
19/04/22 19:11:36.82 a3pWJ/0s.net
柄谷の新刊読んだが柳田への拘泥深いのな

403:マンセー名無しさん
19/04/22 21:41:33.34 sj+814JK.net
【書籍】韓国の障害者蔑視は日帝残滓、優生学流入で広がった差別~『近代障害者史』
URLリンク(news.khan.co.kr)

404:マンセー名無しさん
19/04/22 23:06:31.89 kWpulMEk.net
柄谷はすごい柳田國男にこだわるよね
そりゃ民俗学の中ではメチャすごい人なんだろうけど
他の学問や思想家に影響が波及して?ってのは正直よくわからない

405:Ikh
19/04/23 00:25:19.38 N5c8w5eD0.net
ん~とね、小林秀雄も明治以来の文学者で俺が尊敬してるのは
正宗白鳥と柳田国男だけだっていってるし、柄谷が柳田にいれこんでるのも
小林秀雄経由な可能性はあるねw

406:マンセー名無しさん
19/04/23 11:02:05.56 OorfzCEg.net
上で語学の話出てたけどラテン語できるニキおる?
英語の100倍難しいとか聞くから尻込みしとるンゴ

407:マンセー名無しさん
19/04/23 11:20:09.62 +GLx7B/w.net
サンスクリットや古典ギリシア語よりは簡単だよ

408:マンセー名無しさん
19/04/23 11:38:37.20 N09jSZna.net
キケロとかウェルギリウスとかを辞書を引き引きなんとか和訳できるレベルで良ければ
週1~2コマ程度の講義を1~2年受けて真面目に宿題やってるだけでもおk
ソースはワイ
もっとスラスラ読んだり文体の善し悪しを論評したかったら多分もっと時間かかるけど
ワイも無理やから具体的には分からん

409:マンセー名無しさん
19/04/23 21:24:38.46 H7JiJFhZ.net
河野与一は英・仏・独・伊・露・中と古典ギリシア語とラテン語とサンスクリット語出来たそうやな
三木清みたいに岩波茂雄がパトロンだった知識人のひとり
多言語に渡る膨大な翻訳量に対して主著が『学問の曲り角』シリーズ3冊程度しかないのも昔気質でカッコいいンゴ
旧制三高で河野からフランス語を教わったのが河盛好蔵・桑原武夫・水野亮・前川堅市・三好達治と錚々たる面子や

410:マンセー名無しさん
19/04/23 21:38:14.00 khQTo95R.net
河野与一ホンマかっこええよな
『学問の曲り角』もアッサリしたどうでもいい話ばっかりなのが粋やね
東北大を定年前にやめて岩波書店の顧問になってからは上記以外の語学についても質問を持ち込まれてたらしいンゴ
河野診療所とか言われて、商社マンから東欧のどっかの国のビジネスレターに返事を書いてくれと頼まれたり
忙しい合間にも送り迎えしてくれる運転手にお礼にロシア語を教えてやって作文を添削してやったり
いろいろグッとくる話が『回想河野与一・多麻』に載ってるやで
夫人の河野多麻もうつほ物語の研究で学位を取ってるから家事はぜんぶ河野与一がやってたのも頭の下がる思いや

411:マンセー名無しさん
19/04/23 21:41:22.09 khQTo95R.net
あと上のほうで話題になってた『ウォー・ギルト・プログラム』ようやく手に入れたやで
まだざっと眺めただけやが手堅い研究書みたいやね
そう簡単に洗脳できるわけでもなし、同時に自分たちの原爆投下にどう向き合うかも問われたり、占領軍側の苦労がかなり詳しく書かれてるみたいや
近代史学はまったくの素人やから安易な評価は下せんけど、少なくともいい加減なウヨ本ではなさそうやな

412:マンセー名無しさん
19/04/23 21:49:00.26 H7JiJFhZ.net
>>410
『回想河野与一・多麻』面白そうやな読んでみるわサンガツ
しかも私家版なんやね

413:
19/04/23 22:52:20.59 eAOKiHjN.net
レヴィ ストロースの構造主義の概要(生まれたきっかけ 広まった理由)を学んだんだけど
構造主義が欧州で生まれ日本で生まれなかった理由として 地続きで無いから
と言われたのよ
まぁ他国に占領されやすい(占領されて他国の言語を使わさせられる恐れがある)から言語に対する自覚が生まれやすいって言うのは納得できるんだが
その理屈だと日本も琉球民族だとか蝦夷だとかあるよな
琉球民族や蝦夷でも構造主義生まれてもいいと思うんだけどなぜ生まれなかった?
構造主義の土台となる状況は生まれてたと思ったんだけど
西洋哲学みたいな土台がないから?
これ書いてて思ったんだけど蝦夷とか琉球の哲学ってどんな感じなの?
ユタとかアイヌの信仰って神道と似通ってる(地形崇拝 アニミズム)けどやっぱルーツは縄文時代だからかね?

414:マンセー名無しさん
19/04/23 22:55:58.23 dCeqJBHX.net
地続きじゃないから

415:
19/04/23 22:56:54.96 0ofY8O3K.net
ワイジ ガイジだった
琉球や蝦夷の哲学について教えてくれメンスー

416:マンセー名無しさん
19/04/23 23:12:02.46 3V4BuBtu.net
日本の構造主義系って時枝誠記と三浦つとむの言語過程説じゃないかね
時枝はフッサールの影響受けながら日本古典の分析の末言語過程説を唱え
三浦がアップデートした
人工言語系で時枝三浦学説が科学的成果を上げてる以上言語過程説にもっと注目を集まってほしいね

417:
19/04/23 23:20:34.16 eAOKiHjN.net
文化とかを言語が体現してるって考えた方が分析とかには役立つでしょうしねえ
それなのに注目浴びてないの?
なんで?

418:マンセー名無しさん
19/04/23 23:30:39.70 khQTo95R.net
時枝文法が流行らんのは学校教育に採用されなかったからなんかな
三浦つとむも専門の日本語学者、言語学者とかではないし
なんやかんやアカデミズムの世界も学校教育の世界も守旧的なところあるンゴ……

419:
19/04/23 23:40:08.52 eAOKiHjN.net
そっかあ
確かに倫理で受験してもそいつらの話聞かないなあ

420:マンセー名無しさん
19/04/23 23:52:05.77 3V4BuBtu.net
>>417
> 文化とかを言語が体現してるって考えた方が分析とかには役立つでしょうしねえ
> それなのに注目浴びてないの?
> なんで?
ドイツとフランスで違うんだけど西欧(英米除く)には「体系的で複雑で難解であればあるほどありがたい」
という学問的趣味嗜好がある
日本のアカデミズムはドイツ風かフランス風か英米系かに三分されるが、
日本は欧州風に染まった時期が長い
言語過程説ってあきれるほど単純明快なのよ
でもその単純明快さはアカデミズムには受け入れ難い、
「体系的で複雑で難解」なのこそ「ありがたい」という感性
そのうえに、三浦が小学校卒ってのは大きい
帝大出の学者のエリート意識尊大さというのはもろに「文人官僚」だよ

421:
19/04/23 23:58:34.96 eAOKiHjN.net
>>420
はえー
知らなかったわサンガツ

422:マンセー名無しさん
19/04/24 06:46:54.05 Ke8fA0he.net
言語過程説面白そうだな
ライトな入門書とかある?門外漢がいきなり三浦つとむや時枝さんの本読んで分かるかな?

423:マンセー名無しさん
19/04/24 08:29:44.59 ieioTewO.net
言語とか構造主義というたらソシュールなんやろうけど昔読んだ本は正直ワイにはわかりにくかった
今は良い解説書とかあるんやろか?

424:マンセー名無しさん
19/04/24 17:53:11.39 TNPvLcFp.net
「韓流白書」発刊 分野別の動向を分析
URLリンク(news.livedoor.com)

425:マンセー名無しさん
19/04/24 19:37:22.08 E6lcDyM4.net
>>413
おっ出たな埼玉
ソシュール『一般言語学講義』とレヴィ・ストロース『野生の思考』の構造主義は単線的な歴史観から離れて共時的なものの見方をする思想なんやな
それに対して明治以降の坪井正五郎・金田一京介・鳥居龍蔵・柳田國男・折口信夫・喜田貞吉といった学者は「アイヌは日本列島の先住民」
「琉球には日本の古態が残ってる」とアイヌや琉球をあくまで日本史との通時的関係でしか観ようとしなかった訳やね
時代的制約や差別もあって「日本の起源」って問題でしかアイヌと琉球の文化を理解できなかったンゴ
今でも岡谷公二みたいに「琉球の御嶽(ウタキ)は神社の起源」って主張する人間はおるしな
レヴィ・ストロースみたいに共時的な「構造」を見出そうとする発想は日本からアイヌ沖縄に対してはあまりなかったんや
近代日本のアイヌ・沖縄観に関しては小熊英二『日本人の<境界>-沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮植民地支配から復帰運動まで』(新曜社)という好著があるけど
分量と価格がぶっ飛んでる本やからあまりオススメできないンゴ…

426:マンセー名無しさん
19/04/24 19:38:51.36 E6lcDyM4.net
>>415
沖縄とアイヌに関していくつか本をオススメするで
◆入門書 サクッと読める新書文庫のたぐい
・外間守善 『沖縄の歴史と文化』(中公新書)
著者は伊波普猷の後継者と目された沖縄の民俗学者
琉球方言・信仰・グスク・おもろさうし・宮古八重山地方といった文化史概論で鉄板の入門書
・高良倉吉『琉球王国』(岩波新書)
著者は琉球史研究のドンで大河ドラマ『琉球の風』の監修者で政治的には保守の人
グスク時代~三山時代~第一第二尚氏王朝~廃藩置県までを書いたコンパクトな通史
・萱野茂『アイヌ歳時記-二風谷のくらしと心』(ちくま学芸文庫)
著者はアイヌ民族の復権に生涯をかけアイヌ唯一の参議院議員でもあった人間
生活史・食文化・動物観・神話etcのアイヌ文化の入門書
・浪川健治『アイヌ民族の軌跡』 (山川日本史リブレット)
北東アジアと日本との中継交易者としてのアイヌを中世から近現代まで書いた通史
◆ポストコロニアリズム アイヌ・沖縄を考える上で避けて通れない植民地主義批判
・村井紀『南島イデオロギーの発生』(岩波現代文庫)
柳田國男たち民俗学者がアイヌ/沖縄に対して抱いていた植民地主義を批判
左翼で有名な村井紀やけど兄の村井仁は自民系保守系の元長野県知事
・冨山一郎『暴力の予感-伊波普猷における危機の問題』(岩波書店)
フランツ・ファノン研究者が伊波普猷を読解することで今なお続く植民地主義の暴力を暴く
・花崎皋平『静かな大地―松浦武四郎とアイヌ民族』 (岩波現代文庫)
アイヌに共感し和人による虐待を告発した「北海道」の名付け親・松浦武四郎とアイヌ民族の交流
著者は元構改派新左翼(共労党)の哲学者
・テッサモーリス鈴木『辺境から眺める―アイヌが経験する近代』(みすず書房)
アイヌ、ウィルタ、ギリヤークといった北方諸民族が近代になって日露両国のはざまで切り裂かれ植民地主義の言説に再編成された歴史についての批判
著者はギャンブラーの森巣博の妻
長文ごめんよ、ごめんやで

427:マンセー名無しさん
19/04/24 19:39:52.40 E6lcDyM4.net
埼玉は週末になったら東京出てきてるみたいやし
アイヌ文化知りたかったら東京駅から近い八重洲のアイヌ文化交流センターって資料館おすすめやで
展示物も色々あるしビデオライブラリーでイオマンテ(熊送りの供犠)や結婚式(アイヌ女性が入れ墨をいれている)の映像も観られるンゴ
URLリンク(www.ff-ainu.or.jp)

428:
19/04/24 20:09:42.58 0eB5Jn+j.net
>>425
対義的な考え方してたら生まれなさそうだな...
御嶽と山岳信仰だとかってルーツ似てそうだしそういう人はいるだろうなあと思ったな
本調べたら6000円して草
>>426
沖縄の歴史と文化は買ってみるわサンガツ
>>427
詳しいことは言わないけど通学で毎週そっちの方行ってるんだよね
電車賃高いから(バイトしてないし)東京駅に行く用事があったら行くわサンガツ

429:マンセー名無しさん
19/04/24 21:05:13.99 jDWpJ5oY.net
アイヌ歌人違星北斗の短歌すき
「日本に 自惚れてゐる シャモどもの 優越感を へし折つてやれ」
「仕方なく あきらめるんだ と云ふ心
哀れアイヌを 亡ぼした心」
「ネクタイを 結ぶと覗く その顔を
鏡はやはり アイヌと云へり」
ポスコロの小森陽一は北大時代に本州を「内地」と呼ぶ学友たちに刺激されて
植民地的無意識の存在に目覚めたって『ポストコロニアル』で読んだンゴ

430:マンセー名無しさん
19/04/24 22:00:43.81 YksPv5pa.net
>>422
『日本語はどういう言語か』(講談社学術文庫)は、読書慣れした中学生なら理解できる
スタンフォードの池原悟氏が三浦理論について「現代言語学を学んだ学生達に、三浦理論を説明しても、
その常識的ともいうべきシンプルさ分かりやすさ故に、三浦理論のどこが革新的なのか?理解されがたい」
みたいなことを述べていた。あと吉本隆明の解説が素晴らしい
時枝の「国語学原論 正・続」(岩波文庫)は初学者には難しいと思うから、三浦の方を先に読んだ方がいいでしょ
京城大学から時枝を東大に呼び戻したのは橋本新吉だそうが、時枝は「師を批判するのは弟子のつとめ」と
橋本を批判、橋本は「俺を批判するとは骨のあるヤツだ」と喜んで東大に迎えたそうだ。
明治生まれらしい気骨だね
三浦の場合は、他の学者への批判があまりに辛辣過ぎて、
アカデミズムの学者からは蛇蝎の如く嫌われ徹底的に無視された
橋爪大三郎とかきちんと評価する学者もいるが、言語学会では完全黙殺状態

431:マンセー名無しさん
19/04/24 23:16:25.43 YksPv5pa.net
>>82
> 読書してても集中力続かんのやけど助けてくれ
> ここの博学ニキは毎日の読書時間どれくらいや?ワイは1~2時間が限界や
> 1冊読み終えても内容半分以上忘れとるしワイガイジに読書は無理や
絵本の読書習慣を思い出してほしい
自分が興味もてる分野の本を繰り返し繰り返し、さらに繰り返し読め
暗記するほど
それやってから別の本読んでみ、驚くほど速く読めるから

432:マンセー名無しさん
19/04/25 04:12:15.02 fO5kWD7C.net
知里幸恵のアイヌ神謡集ほんとすこ�� 土人保護法とかでアイヌをいじめた中央政府は嫌い��
冬の陸には林野をおおう深雪をけって、天地を凍らす寒気を物ともせず山又山をふみ越えて熊を狩り、
夏の海には涼風泳ぐみどりの波、白い鴎の歌をともに木の葉のような小舟を浮かべてひねもす魚をあさり、
花咲く春は軟らかな陽の光を浴びて、永久に囀ずる小鳥と共に歌い暮らして蕗とり蓬摘み、
効用の秋は野分に穂揃うすすきをわけて、宵まで月に夢を結ぶ。嗚呼なんという楽しい生活でしょう。
(『アイヌ神揺集』知里幸恵訳「序文」)
銀の滴降る降るまわりに Shirokanipe ranran pishkan,
金の滴降る降るまわりに konkanipe ranran pishkan,

433:マンセー名無しさん
19/04/25 05:57:03.34 N0tkg0ci.net
沖縄よ御嶽信仰は、海面下降で移住を繰り返した祖先の元いた場所を御嶽にしてるという説があったなぁ
講義で仕入れた知識だけど

434:マンセー名無しさん
19/04/25 06:03:33.98 U3gdphii.net
URLリンク(www.youtube.com)
韓流美女きらきら動畫。

435:マンセー名無しさん
19/04/25 07:02:16.41 Z/O6u7f2.net
URLリンク(i.imgur.com)
これは浜比嘉島なんやけど御嶽って本州の神社みたいに鳥居立てとるものがしばしばあるよな
琉球処分後に本州の国家神道の影響で立てたものなんやろか?
>>432
知里幸恵が19歳という若さで亡くなったのは金田一京助が無理に上京させたからだって村井紀が批判しとったけどホンマなんやろかねえ…

436:
19/04/25 08:10:15.42 M4Wvvymh.net
>>432
言語過程説が正しいと過程するとかなり残酷なことやってるよなあ
方言札とか酷いと思ったわ
明治新政府は基本好きだけど文化的な側面はクソ悪手ばっかうちやがるよなあ

437:
19/04/25 08:17:31.76 M4Wvvymh.net
飯塚幸三のことってここの人達どう思う?
俺は権力ゲットして歩道走ってリアルGTAやってみたいなあって思った😃

438:マンセー名無しさん
19/04/25 08:30:47.90 Rxvu/aTJ.net
悪いのは逮捕を社会的制裁とか自白強要の手段として使ってる警察当局であって、飯塚氏に関してはお気の毒に、としか。
あんなん本人だって地獄の苦しみだろ。

439:マンセー名無しさん
19/04/25 08:54:09.09 MvgXTPO9.net
フェイスブックとツイッターを削除したことを批難されてるけど
「私刑をしたいのにできないのはズルい」
でしかないよな

440:マンセー名無しさん
19/04/25 08:55:21.77 2g/QV++Y.net
自動車産業は日本の基幹産業やから批判も少ないんやけど
宇沢弘文『自動車の社会的費用』(岩波新書)や杉田敦『クルマが優しくなる為に』(ちくま新書)と自動車批判もあるっちゃあるんよね
最近だと小谷野あっくんもクルマ社会をよく批判しとるンゴ
地方はクルマないと生活できんし都市部でも子育て介護にクルマ必要やから自動車規制は現実的に難しいんやろうけどね
田中マー君が仙台で人身事故起こした時にも思ったけど金持ちは自分でクルマ運転しない方がええんちゃうかな…

441:マンセー名無しさん
19/04/25 10:11:19.43 My/xbcwo.net
>>438
藤井誠二も以前言ってたけど「仮に刑事事件で微罪や無罪でも民事裁判ではまた別の対応を裁判所はするし、被害者側の弁護士も徹底的に加害者を潰しにかかる」って発想が抜けてるんだよなぁ。

442:マンセー名無しさん
19/04/25 10:18:44.37 zyIAL2gk.net
地方がクルマ社会なのは割としんどいんで何とかならんのかね
車酔いがひどくて(電車には酔わない)田舎に帰りたくないンゴ……
宇沢弘文の本は知識としてしか知らんかったけど、自伝がおもしろかったし読んでみるわ
過疎地の交通インフラ整備とか高齢化でこれからますます問題になりそうやけど既に研究されてたりするんやろか

443:マンセー名無しさん
19/04/25 14:00:22.28 My/xbcwo.net
香山リカ「ヘイト悪趣味サブカルチャー根本敬論」読んだけど、リカネキは自分が出版業界に関わってたせいか基本的にオタクとかサブカルに甘いンゴねぇ。なんJ民の過大評価もその延長だし。
右や保守を批判してれば他のヘイト表現は別腹で良いだろって感覚が抜けきれなくてそれが「ディープコリア」への煮えきれない評価に繋がってるンゴ。
フランスのシャルリー・エブドがいい例だけど反権威反保守(昔はローマ法王とかおちょくってた)でも移民ヘイトに転落するなんて珍しくもない訳でヘイト表現は使ってる側が自覚的にならないとすぐ転落するって感覚が抜け落ちてる。

444:マンセー名無しさん
19/04/25 16:42:45.81 w66ANxXM.net
よく言われる痴漢も裁判まで逮捕拘留する必要は特にないと思うンゴゴ
>>451
それは少なからず言い出すときりがない面があると思いいるよ
ハンJに関しては、頭のおかしい人間を集団で追い詰める炎上がとうとうネトウヨに向いたわけで
これは海外でもアノニマスの起源はカルト教団いじめだったし
スーダンでは意中の男性の写真を貼ってストーカーするコミュニティが警察の特定に転用されたり
割とどこの社会にもネットの悪ふざけが価値を持つタイミングがあるんやろ
個人的にはヘイト堕ちよりSJW化の方が危険だと思う

445:マンセー名無しさん
19/04/25 22:54:36.94 uf3L6uJQ.net
「思いいるよ」ってたれぞう語録から察するにおやめ民もしくはゾッ帝民も読書部来てるんですね・・・たまげたなあ・・・
クルマって乗り物にはあんまり興味がないんやけど自動車産業を巡る言説は好きやな
T型フォードに代表されるフォーディズムが低価格・高賃金を実現していることを高く評価したグラムシ『獄中ノート』
フォーディズムに絶望を見たハクスリーが書いたディストピア小説『すばらしい新世界』
賞賛されていたトヨティズム(トヨタ生産方式)を期間工の視点から暴いた鎌田慧『自動車絶望工場』
現代思想界隈でもポスト・フォーディズムについての論考結構あるやね

446:マンセー名無しさん
19/04/25 22:56:37.15 uf3L6uJQ.net
ご指摘の通り元々香山リカはサブカル/オタクの人やからねえ
ガセネタ・工作舎・ファミ通・プロレスの人であって今みたいにリベラル論壇に出てきたのが意外な感じやわ
同世代の大塚英志とちょっと似てるけど大塚ほど問題意識は深くないというか
弟の中塚圭骸と大塚英志は対談しとったな
北田暁大が『終わらない「失われた20年」』で内田樹を例に出しとったけどノンポリだった書き手ほど急激に先鋭化する傾向はあるやね
『ネトラン』でP2PやふたばというネットのUG系カルチャーを書いてた津田大介
宝島系サブカルのドンで「町山(バカ)」扱いだった町山智浩
レヴィナス研究者だった内田は別にしても近年ネトウヨとバトってる人たちって元々ノンポリでサブカル系の書き手だった人が多いような気がするンゴ

447:マンセー名無しさん
19/04/25 22:57:24.49 ydg3aOiZ.net
香山のおたくとサブカル好きは出版業界ぬきに地やと思うがな
ロマン優光『90年代サブカルの呪い』でもヘイトとサブカルの関係で根本敬に一章割いとるが世代違う二人が似たようなテーマで著すとき共通して根本敬取り上げるいうのは面白い

448:マンセー名無しさん
19/04/25 23:03:52.01 uf3L6uJQ.net
>>447
ロマン優光のネットコラム「さよなら、くまさん」面白いやね
掟ポルシェのおまけみたいな人やと思ってたらまさか筆の立つ人だったとは・・・
ロマンは自分の発言の重みに気づいていない町山の軽率さにも苦言を呈していた気がするンゴ

449:マンセー名無しさん
19/04/25 23:05:56.67 nuLGuyrY.net
そもそもレヴィナスも内田樹もべつに左ってわけではないしな
もちろんナチの問題から出発して思想を立ち上げてるわけやけど
ちなみに「南京の真実」に賛同したりウヨやった篠沢秀夫はなぜか『篠沢フランス文学講義』でデビュー間もない内田樹を絶賛したりしとるで
いちおうブランショ研究者としてキャリアをスタートさせてるんで、つながりでレヴィナスとかにも目は通してたんやね
クイズダービー以来ずっと一貫してリベラル左派やった大橋巨泉とも友人であり続けたし
内田樹や合田正人の訳と著作はアカデミックなレヴィナス哲学研究の人たちからはあんまり評判よくないみたいやけど……
ワオはまだ熊野訳『全体性と無限』と西谷修訳『実存から実存者へ』くらいしか読んでへんからよくわからないンゴ……

450:マンセー名無しさん
19/04/25 23:07:50.09 lmP0paOg.net
>>444
安価くらいまともに打ってや
それはそうとチョンコパヨク民(自称ハンJ民)の場合は
そういうノリの連中は最初から少数派で既にSJW化してたパヨクさんが
大部分やったし手遅れやろ

451:マンセー名無しさん
19/04/25 23:13:44.44 ydg3aOiZ.net
>>448
昔から雑誌コラムとかちょろちょろ書いてて面白かったがあーいう風なもん書くと思わんかった
『すばらしい新世界』はフーコーの生権力的な思考の先駆みたいな評価もされとるな

452:マンセー名無しさん
19/04/25 23:23:55.34 2quW45GJ.net
ちょうど手元に掟ポルシェの本あるで
表紙で武田久美子の貝殻水着着たり全裸でJRの改札突破したりしとる
2004年に出た本みたいやけどノリは90年代サブカルっぽいやね
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)

453:マンセー名無しさん
19/04/25 23:37:30.98 ydg3aOiZ.net
サブカルとヘイトの話でいうとブラックユーモアの日本における受容史ってあんまり論点にならんな
タブー侵犯としての笑い、アンチヒューマニズムとしての笑い
それの成れの果てが現状やろうという
>>452
酷くて草
なんでこんなもん買ったんですかね・・・

454:マンセー名無しさん
19/04/25 23:58:24.13 UjQ/3gFk.net
明治の斎藤緑雨の警句や宮武外骨の諧謔はブラックユーモアの前史扱いできるんやろか?

455:マンセー名無しさん
19/04/26 00:43:00.72 tsZLkjwM.net
>>454
それらは普通にサタイア違うか?
貧乏人のガキ殺してソーセージにしたら貧困問題も食料問題も解決や! ぐらいの力強さがないと
まあ定義づけ曖昧なとこあるから本格的な受容前の創作でも芥川龍之介「河童」とか海野十三「俘囚」とかカテゴリに放り込めそうなもんいくらでもあるが
日本のブラックユーモア受容の場合、大元のアンドレ・ブルトンの定義踏まえつつ独特な拡大解釈されとるからそれら指摘してかつヘイトとして先鋭化してる部分指摘してかつその理由を指摘して
とかやってると物凄い面倒くさいことになりそう
誰かやってくれんかね
それこそ香山リカセンセあたりが

456:マンセー名無しさん
19/04/26 01:04:28.34 G2elym40.net
>>446
そりゃ大塚英志は「ジョイスだろうが漢書だろうがジャンプのバトル漫画だろうがなんでもサブカル化する」って論調の走りやから問題意識って言うか責任感なかったらおかしいやろ。
しかし野間ニキもそうだけど根本敬への甘さって言うかヘイトへの無自覚さってのは意外やったわ。
87年と94年はともかく02年の「豪定本ディープコリア」は02年の初期嫌韓ブームに乗っかって出版されたのに「当時はしかたなかった」で切り捨ててるのは如何なものかと。


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