ハンJ読書部☆5at KOREA
ハンJ読書部☆5 - 暇つぶし2ch100:マンセー名無しさん
19/04/05 06:43:22.22 oQIxy99W.net
朝鮮やベトナムにも日本と同じく漢文の訓読文化があったで
朝鮮には口訣(クギョル)っていう日本のヲコト点に似たものがあるし
ベトナムにもチュノムがあるのが有名やな
訓読法が発展してから東アジアの共通語になり得たけど本質的には外国語やからね漢文は
小助川貞次「漢文訓読の多面的意義」
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)

101:マンセー名無しさん
19/04/05 06:57:03.59 oQIxy99W.net
ベネディクト・アンダーソンの「公定ナショナリズム」と「俗語の国家語化」って議論がまさにそれやけど
言語とナショナリズムって密接に結びついているからややこしいんやね
漢語と和語の違いでここまで熱くなるのもそれやろな
たとえば今のラオスが公用語としているラーオ語ってのは言語的には東北タイ方言(イサーン語)の一種なんやけど
ラオスの言語政策は隣国タイとの緊張関係や文化ナショナリズムやソフトパワー関係から独自の語彙を作ることに熱心なんや
矢野順子『国民語が「つくられる」とき-ラオスの言語ナショナリズムとタイ語』(風響社)って短いブックレットがあるけど面白いで

102:マンセー名無しさん
19/04/05 07:06:35.72 wEN+Z+bn.net
>>98
落語の「徂徠豆腐」ほんとすこ😄

103:マンセー名無しさん
19/04/05 07:09:33.73 OAUaoK8X.net
>>88
一応平成の時も国産が候補には入ってたんやろ?
伝統というよりは女性天皇や一人一元号レベルの慣習ではある
孫引きと安帝は草防げなかったけど

104:マンセー名無しさん
19/04/05 07:18:14.36 hBZusjm0.net
>>85
・音読しない
・句読点まで一気に読む
これ心がけると、綺麗な文章は速く読める
慣れると内容も新書レベルなら一発で頭に入るようになるよ

105:マンセー名無しさん
19/04/05 07:23:36.09 hBZusjm0.net
逆に専門書は時間かけてなんぼの精神で読まんとあんま意味ないかな
新書は読みやすい入門書だから速読でも問題ない(そのレベルのことしか書いてないことが多い)けど
専門書は明らかに他の文献も読まんと理解できんものが多いから
適した読み方がまるで違う

106:マンセー名無しさん
19/04/05 07:39:22.01 Fo8EumSn.net
石川達三の『生きてゐる兵隊』か火野葦平の『麦と兵隊』かどっちの戦記文学か失念したんやけど
野戦中の施設の標札を中国兵に読まれないように「きゆうごじよ(救護所)」みたいに平仮名で書く中国戦線の描写あったンゴねぇ…
今は簡体字・繁体字・新漢字・ハングル・クォックグーと別れてしまったけど同じ文字を使ってた時代ゆえの奇妙なシーンやね

107:マンセー名無しさん
19/04/05 08:04:07.22 02zSInEe.net
>>102
法を情けで曲げろと叫ぶパヨクさんに聞いてほしい噺やねえ

108:マンセー名無しさん
19/04/05 08:13:48.59 kjeFpwmk.net
>>90
あと奈良時代の四文字元号とか。
>>93
昔みたく教養でやってくのってやっぱり限界あるよなぁ。

109:マンセー名無しさん
19/04/05 08:55:48.59 KS3ZcJw5.net
ワイは漢文ガチ勢やないし現代中国語も知らんからよう分からんのやが
漢文を直読するんは他の外国語を習得するんと比べてもそんな難しいんかな?
なまじ学校で訓読法を習うから直読なんて変態の所行にしか見えんへんけど
現代では語学学習も身近やし他の外国語は古典語も含めて直読が普通なんやから
素人考えには外国語のように学ぶことも割とできるんちゃうかと思えるんやが

110:
19/04/05 09:00:19.99 W3bqKYdV.net
>>98
塩鉄論ってマジで塩鉄に関して話してたんか草草の草
南都六宗や山崎闇斎って文化にそんなにすごい影響与えたんかあ
山崎闇斎は朱子学の人だから幕藩体制支持者なんかと思いなんとなく嫌ってたが やっぱり儒教学ぶにはいいんやな
荻生徂徠とか伊藤仁斎って古義学や古学で論語すごい持ち上げてたけど
前このスレで語られてたラディカル的な古典主義者だったんだな
こういう話を受験時に聞きたかったな
めっちゃ荻生徂徠とか覚えやすくなるわ
>>100
中国ってやばいな
黄河で文明が始まるのは紀元前5千年ほど前だっけ?
やっぱアジアの中心の国だな

111:
19/04/05 09:02:02.15 W3bqKYdV.net
>>105
そうなんだ
最近読んでる本どうにも時間かかると思ってたけどなんか大学生が討論に使った本らしいしいいのかな

112:マンセー名無しさん
19/04/05 09:06:03.78 02zSInEe.net
新書は立ち読みでええけど資料性が高いのはゆっくり、できればメモ取って読むんがええんと違うかな?

113:マンセー名無しさん
19/04/05 12:11:52.34 hBZusjm0.net
せやな
無理して早読みせんでメモ取りながらの方がええと思うわ
出来れば他人が読めるレベルでメモ取るといいな
勘違いされがちやけど読む能力と書く能力は全く別物ってわけやない
「読む = 頭の中で書き直す」やからな
書く能力つけば読む能力も上がるから自然と読むのも早くなる
だから最初はメモ取るのもありやで

114:マンセー名無しさん
19/04/05 14:56:43.20 QinHAJvP.net
>>104
音読せん方がええんか?
一時期音読ブームみたいなんあったな
あれどうなんやろな
ワイ興味もコロコロ移るもんやから読みたい本多すぎるのに入門書、原典、原典の解説書、研究書まで併読してたらすぐ数ヶ月過ぎてしまうわ
元々の知識ペラペラやから新書でも漫談本みたいなのはともかく学術性あるのになると1日では読み切れんしな
何より集中力続かんわ
ここのニキ達は日本史畑とか日本思想畑の人が多そうやけど専門外の知識も豊富で凄いやねぇ

115:マンセー名無しさん
19/04/05 15:40:16.29 hBZusjm0.net
>>114
音読は小説とか詩みたいな文学作品以外いらんと思うわ
将来自分で本出したいとかなら別やけど

116:マンセー名無しさん
19/04/05 17:31:48.91 JCNuz8Lf.net
毎朝新聞読む習慣つけると読みやすくなるんやないか
朝飯の短い時間に概要掴もうとするから文章に慣れてくる

117:マンセー名無しさん
19/04/05 18:12:05.88 1F6nZ2U0.net
「令和」考案の中西教授「万葉集は半島系渡来人の影響受けた」
URLリンク(news.livedoor.com)

118:マンセー名無しさん
19/04/05 18:25:55.58 +Ocw+9zw.net
品田悦一「緊急寄稿「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ
URLリンク(docs.wixstatic.com)
「新しい年号が「令和」と定まりました。典拠の文脈を精読すると、〈権力者の横暴を許せないし、
 忘れることもできない〉という、おそらく政府関係者には思いも寄らなかったメッセージが読み解
 けてきます。」
品田先生キレッキレやな

119:マンセー名無しさん
19/04/05 19:12:14.55 rW6B74fg.net
元号粘着ニキは別にスレ立ててそこでやったらどや?
掘り下げて参考文献紹介したりしてくれてる人もおるけど元号絡みの識者の発言ペタペタ貼るだけなら流石にスレチやで

120:マンセー名無しさん
19/04/05 19:20:56.77 /z7I7gl0.net
ブクログとか読書メーターで感想をまとめるのもええで
メモより手軽で楽やし結構まとまった内容毎回書くからな

121:マンセー名無しさん
19/04/05 20:01:19.21 YZ37TfIL.net
ぶっちゃけ>>118みたいなのはネトウヨ嫌いにとっても嫌悪感しか感じないな。お前らはどうなの?
元号を学問を通して政治批判にもっていってるし、世間でおこなわれてる二元対立自体を破壊する方向で語れや学者なら

122:マンセー名無しさん
19/04/05 20:06:07.85 +RHPWgoZ.net
そもそも元号自体が極めて政治的なものである以上政治闘争の場で語られるのはそりゃ当然としか
安倍ちゃんが政治アッピールの道具としてつこてるのは自明やしな

123:マンセー名無しさん
19/04/05 20:17:10.65 O5xdH0Bs.net
学者って大抵高学歴正社員男性の「守られた人」やし
安全な所から政治批判ばっかりしてふざけんな仕事しろっていう121の感情もよくわかるわ
けど最近、丸山眞男の「後衛の位置から」っていうの読んで
戦前の知識人がろくろく反戦運動もせずに世界大戦に雪崩れ込んだ反省みたいなことちょっと書いてあって少し見方変わったかな

124:マンセー名無しさん
19/04/05 20:59:31.64 /z7I7gl0.net
別に政治アピールやったとしても
「万葉集で日本の古典からは初や!日本万歳!」
くらいの話をあげつらう気にはなれんわ
別に元号でナショナリズムアピールしても
それ単体ではわいらの生活にはなんも悪影響ないからな

125:マンセー名無しさん
19/04/05 21:31:06.89 rW6B74fg.net
左翼なら元号自体否定すりゃええのになぁ
中途半端に天皇の権威を利用してる今の左翼の歪みがそういうとこにも出てる気がするわ

126:マンセー名無しさん
19/04/05 21:56:58.92 22BSJX+s.net
天皇の世継ぎのときの男系・女系といい天皇関係って本筋と関係ない糞議論に流れてく傾向があるのはなんなんやろな
大塚英志『感情天皇論』読んどるが日本人は実は誰も天皇になんぞ興味ないんやないかと思えてきたは

127:マンセー名無しさん
19/04/05 22:45:15.55 TUVQDboF.net
>>14
保守右派言論人のエセ化は勝共連合=統一教会のお世話になり始めた時期からだと思う

128:マンセー名無しさん
19/04/05 23:48:47.50 YLjoSZ9/.net
右は古田博司もそうやけどまともやった学者を劣化させるスピードもやばい
古田博司で「タイトルはあれやけどまだ悪くない本」
と言えたのは文春新書の反日トライアングルでギリか?もうすでにきつい気はしたが
韓国学の俊英が韓国批判ですらないあへあへ嫌韓おじさんやもんなあ

129:マンセー名無しさん
19/04/06 00:25:48.87 i4jolgfO.net
まあ、読書のネタに繋がるならなんでもええで
元号が議論になってるならそれに関係した本紹介してくれればそれでええし

130:マンセー名無しさん
19/04/06 02:32:28.59 HSVcNQCY.net
>>125
そもそも元号自体漢武帝からだし。
むしろ皇紀復活とか秦王朝みたく徳仁一年とかにするとかってやり方もあるんじゃないかと。

131:マンセー名無しさん
19/04/06 02:38:05.55 HSVcNQCY.net
「元号 年号から読み解く日本史」 (文春新書)を今Kindleで買おうと思ってるがどうやろ
元号ネタって祭祀とかもかぶってるし儒教スレで話した方が良い話題かなぁ

132:マンセー名無しさん
19/04/06 06:37:35.17 LDqq7dny.net
アチアチ議論で盛り上げてくれるのは嬉しいんやけど読書の話が少ないから元号関連の本を紹介するで
◆『古事類苑』歳時部三「年号」(国文学研究資料館 古事類苑データベース)
上巻「名称」「年号起源」
URLリンク(base1.nijl.ac.jp)
上巻「年号通載」 大化~明治
URLリンク(base1.nijl.ac.jp)
URLリンク(base1.nijl.ac.jp)
下巻「改元」
URLリンク(base1.nijl.ac.jp)
下巻「難陳」
URLリンク(base1.nijl.ac.jp) 
明治に編纂された百科史料事典『古事類苑』が今はネットで読めるのでまずは歳児部の年号についての箇所を読もう(提案)
沢山の典拠を例示してくれるので面白いで
「改元」にいわく「代始改元」「祥瑞改元」「災異改元」「革命改元」「革令改元」の五種類の改元があると当時は考えられていたんやな
ゴリ押しで神武即位の元ネタになってる辛酉革命説は有名やけど甲子革令説の認知度ってどうなんやろな
阪神甲子園球場のお蔭で「甲子」のポピュラリティは現代でもクッソ高いやろうけど
「難陳」は改元にあたって新年号の選定をするために文章博士や紀伝道出身の儒学に通じた公卿たちが候補を議論した儀式のことやね
ここで引用されている明治の法制史家・大城戸宗重「明治年号難陳」(『如蘭社話』十号)の記述が面白くて
「改元の事は、漢ノ文帝の神仙を信ぜられしに権与し、武帝の奇を好ませられしに成りし者ながら、また世の進化の一証なるべし、
されど漢武帝、唐高宗の如き、一世に十二三の改元あり、我朝にても、二条天皇の御在位七年間に五回の改元あらせられ、
四条天皇は十年間に六回の改元あらせられしなどは、いと煩しき限りなり、明太祖は英断にも始めて一世一号と定められ、
今の覚羅氏も此制に倣はれたり、そは外国の事にて兎まれ角まれ、我が昭代の初、断然旧式に拠らせ給はず、
御一世一元と仰出されしは、賢き御世の一大美事ならずや」
と前近代の改元の煩雑さを批判して洪武帝が始めて明治政府も倣った一世一元制度を絶賛しとるんや
近代主義者からすると明の太祖の評価はやっぱり高かったんやね

133:マンセー名無しさん
19/04/06 06:40:35.72 LDqq7dny.net
個人的にオススメしたい暦法・年号関係の本や
◆細井浩志「時間・暦と天皇」(『コスモロジーと身体』岩波講座 天皇と王権を考える8巻)
天皇王権が元号や暦法を用いてどのように時間を支配していたかの簡単な概論や
この岩波講座の『天皇と王権を考える』は天皇を考える上ですごくいいシリーズやね
◆宮田登『日和見―日本王権論の試み』平凡社選書
日本民俗学の最後のエースと言われた宮田登が「日和見」「ヒジリ(日知り)」をキーワードに「時間を管理する王権」としての天皇を考えた試論やね
宮田は天皇制についてよく考えた民俗学者で網野善彦と上野千鶴子の三人との対談集『日本王権論』(春秋社)も面白いンゴ
◆久保常晴『日本私年号の研究』吉川弘文館
中央政府の定めた年号とは別に「私年号」という独自の年号が地域で使われていた現象についての古典やで
弥勒菩薩信仰から「延徳」「福徳」「弥勒」「永喜」「命禄」って年号が15世紀の東国の一部地域で見られたり
奥羽越列藩同盟が「延寿」って独自の年号を定めたり秩父困民党が「自由自治元年」なんてのを使ってた例もあるで
◆中牧弘允『カレンダーから世界を見る』白水社
会社葬や日系移民宗教の研究で有名な大阪民博の宗教学者が暦法とそれを形成するコスモロジーについて中高生向けに書いた本やで
太陰暦太陽暦の違いからグレゴリオ暦、ユリウス暦、コプト暦、エチオピア暦、ユダヤ暦、ヒジュラ暦、民国暦、主体暦、檀紀、皇紀…と
世界の暦について解説していて手軽で面白い読み物やね
こういうのは一過性のアチアチ議論で終わりにせずに長いスパンで考えていく方がええと個人的には思ってるで
天皇も代替わりするし昔読んで挫折したエルンスト・カントロヴィチの王権論『王の二つの身体』に再チャレンジしてみようと思ってるンゴ

134:マンセー名無しさん
19/04/06 07:27:59.90 LDqq7dny.net
>>126
大塚英志や糸圭秀実が高く評価しとった三島由紀夫の「文化概念としての天皇」も
「空虚な中心」としての天皇に自覚的な主張やからポモの人たちにほどウケるというのは不思議な現象やね
日本浪漫派と保田與重郎のアイロニカルな天皇像ってのも福田和也と宮台真司あたりに評価高いみたいやし
福田・宮台・大塚はよく対談しとるしね

135:マンセー名無しさん
19/04/06 08:43:22.27 h91S30SM.net
>>128
これ言うとアレやけど日本人や日中韓北朝鮮の研究やってる人って多かれ少なかれ「ついていけんなあ………」的な思いがあるんじゃないかと。
キャロル・グラックも「歴史で考える」のあとがきで言葉を選びつつも「韓国人ウゼェ!便乗して日本叩きしてるんじゃねぇ!」的な事書いてたし

136:マンセー名無しさん
19/04/06 08:55:35.52 rsZ9ZuaH.net
人文地理学・人類学・社会学みたいなフィールドと付き合う地域研究やると愛憎入り混じった難しい感情抱くと思うで
古田博司は文献中心とはいえ奥さん韓国人やったしな
戦後日本のベトナム研究のドンやった桜井由躬雄も遺言で遺骨をベトナムの地に撒いてもらうほどベトナムを愛した一方で
内心複雑な思いがあったことを『ハノイの憂鬱』ってエッセイで書いてたわ

137:マンセー名無しさん
19/04/06 09:26:13.18 vdCMnmf6.net
>>133
宮田登ってそんな偉い学者だったのか。民俗学のライトな入門書書いてる人ってイメージしかなかった

138:マンセー名無しさん
19/04/06 11:00:26.33 9qWjSSrn.net
>>137
宮田登は日本民俗学学会の会長としてケガレ論・ヒメ論・王権論・妖怪論と意欲的に試論を唱えたし
一般読者も多い民俗学者やったからね
60代前半と比較的若くして病没してからは宮田の後を継ぐ人材もおらず
各大学の民俗学講座が文化人類学講座に改編されて退潮してるのが現状やね
筑波・早稲田・慶応は今は文化人類学講座になってたはず
今も残ってるのは佐倉の歴博の総合研究大学院大学くらいやろか…

139:マンセー名無しさん
19/04/06 18:02:07.87 OTosuqPw.net
コリアタウン30年見つめた日本人写真家、写真集「民族の風」刊行
URLリンク(news.goo.ne.jp)

140:マンセー名無しさん
19/04/06 20:16:46.98 GcgAjKrf.net
>>134
福田と大塚は大分前に決裂したから今後対談することはないやろな
バルトの言からしてそうなんやがその類いの「ポストモダン天皇論」は究極的に天皇の権威補完するもんにしかならん気がするは
絓秀実みたく「天皇と君らが一言言ってくれれば連帯する」って全共闘に呼び掛けた三島への返答は「プロレタリア独裁を選びとる」とする以外ありえない、ぐらい言わんとな
大塚の天皇論、最後に天皇制否定するとこまで含め面白いけど根本的に階級って視点がないからもやもやする

141:マンセー名無しさん
19/04/06 20:20:15.03 4WGz6wUR.net
>>27
江藤の『一九四六年憲法』の解説を白井聡が書いてたり、WGIP陰謀論は左派のものになりつつあるのかな
反米右翼と反米左翼の親和性や親欧米vsアジア主義の対立軸がいよいよ表面化してきたというべきか

142:マンセー名無しさん
19/04/06 20:31:15.51 EbtSWBvC.net
晩年の廣松渉の大アジア主義とかいう新聞寄稿を思い出すンゴ
あのころは日本と中国が手を組んで……とか言ってもバブルの日本が中国を吸収するイメージしかなかったみたいやけど
すっかり日本が中国に吸収されるか対米従属のままかみたいになってるのは不思議な感じやね
廣松も単なる左翼というよりヤクザ的なところのある「国士」っぽかったらしいし
熊野純彦たちの廣松伝を読むとけっこう『突破者』の宮崎学とかに近いところのある人やったんかなと思うで

143:マンセー名無しさん
19/04/07 00:27:05.83 RWC53JMW.net
ネトウヨレベルの保守論壇の手合は相も変わらずWGIP唱えとるしWGIP陰謀論者としてはこの辺が一番数が多いし声がでかいやろ
あとこいつらが反米にシフトチェンジしたとは聞いてないから反米特有の説ってわけでもないやろ
個人的には親米と戦前と占領期のアメリカの陰謀論が両立する辺りは戦後保守の謎やわ
上で言われてる愛憎入り交じるって感じなんやろか
WGIPもいつか調べてみようかと考えとったけど
まともな学者は鼻で笑うだけで著書で検証してるのって秦郁彦くらいしか知らんわね
バカバカしくて付き合ってる暇はないって事なんやろけど

144:マンセー名無しさん
19/04/07 03:34:05.85 M5jLB6AO.net
>>143
>個人的には親米と戦前と占領期のアメリカの陰謀論が両立する辺りは戦後保守の謎やわ
>上で言われてる愛憎入り交じるって感じなんやろか
単にアホなだけやろ
反大日本帝国(反全体主義)かつ親米という立場が保守としては一番筋が通ってると思うけどそういう保守って今おらんのよな
おったらおったで中川八洋みたいな電波しか残ってないしな…
竹山道雄や林健太郎のようなオールドリベラリストのラインが平成以降すっぽり消えてるのはどういうことなんやろな

145:マンセー名無しさん
19/04/07 03:41:24.94 mjIOBUsS.net
これ↓は? 誰か読んだ?
賀茂 道子「ウォー・ギルト・プログラム: GHQ情報教育政策の実像」
若手だけどまともな研究者みたいだし、法政大学出版局だからトンデモウヨ本じゃないと思うけど。

146:マンセー名無しさん
19/04/07 07:05:27.55 1RRM3lsR.net
>>144
赤尾敏先生を忘れないでください

147:マンセー名無しさん
19/04/07 09:45:33.89 Rc9MLbza.net
ウォーギルトインフォメーションプログラムは前スレの繰り返しになるけど57年(昭和32年)の「明治天皇と日露大戦争」が大ヒットしその後天皇ものや戦意高揚ものが乱発されたのを見るかぎり、アメリカはたいして深刻に捉えていなかったとしか思えんのやけど。
秦郁彦=センセイが指摘されたように「江藤の反米プロレス」でガチでやりあうつもりなんぞ最初からないんやろ。

148:
19/04/07 10:14:34.78 BZcOh27G.net
選挙行ったら年寄りばっかでめっちゃ驚いたんだけど
これじゃあ若い人間の話聞かねえよなあ

149:マンセー名無しさん
19/04/07 12:48:36.71 Dxmf83jY.net
江藤淳は『時代と私』『犬と私』『深夜の紅茶』とかの軽めのエッセイ読むと、
それなりにいい家に育って「大日本帝国」と自己同一化してた幸福な幼少期が、
ちょうど敗戦と重なるようにして雲散霧消してしまったのが大きいんやろなって思うわ
母親の病気と死、二代目のボンボンで敗戦以後は「家長」としての責任を投げ出してしまった父親
こういう環境のなか繊細で夢見がちな優等生が「家長」的なものに過剰に同一化して
マザコンを妻に仮託したりしながら生きていこうとした姿は健気……と言えなくもない気がするんや
大塚英志の『江藤淳と少女フェミニズム』に引きずられすぎとるのかもしれんが
豪華本で出た江藤の日比谷高校時代の習作小説『フロラ・フロラアヌと少年の物語』とか読むと、
堀辰雄かぶれをさらにセンチメンタルにした、トラウマだらけの脆い精神が透けて見えるようで痛々しくて悲しくなるんや……
WGIPに関しては上であがっとる『ウォー・ギルト・プログラム』がかなり実際の資料に即しつつ、
そう簡単に占領軍の思い通りにはいかなかった苦労話みたいなのも盛り込まれてて面白い本みたいやで
まだ書評に目を通しただけで実物は読めとらんから無責任なことは言えんけど

150:マンセー名無しさん
19/04/07 16:53:40.36 3/q2DOFm.net
赤尾敏の姪の赤尾由美は青林堂系のしょーもないネトウヨやね
江藤の反米に関しては「戦後と私」(1966)って短い随筆にエッセンスがつまっとるやね
「戦争によって何も得ず、戦後すべてを失った」って一文が象徴的やけど
『海は甦る』『一族再会』を書いたように祖父の海軍大将・江頭安太郎を尊敬しとったから日本海軍と連合艦隊の崩壊もショックやったと
他人の家柄調べるのが大好きな小谷野あっくんがよく言う「戦前のエスタブリッシュメントほどその特権を敗戦で喪ったから反米的」って代表例の一人やろうか
江藤は愛犬のために引っ越しするほどイッヌ大好きやったから犬関連のエッセイも面白いンゴ

151:マンセー名無しさん
19/04/07 17:02:35.49 3/q2DOFm.net
ロラン・バルト『象徴の帝国』の空虚な中心としての皇居
石田一良『カミと日本文化』の神道着せ替え人形論
河合隼雄『日本の深層』の中空構造論
コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』の日本的スノビズム
三島天皇論も保田のイロニイもそうやけど「中心不在の日本」ってのは日本文化論のテンプレっぽいやね

152:マンセー名無しさん
19/04/07 17:09:21.71 Dxmf83jY.net
バルトのL'Empire des signesは有名やし「海外の反応」「日本スゴイ」の典型として利用されてもよさそうなのにあんまりホルホルしとるウヨさんは見かけんね
まあパチンコを日本の特徴的な文化として挙げてたりするし、丹波哲郎やなんかの顔写真を載せて自分の顔と比べたりもしとるし
東アジアのなかの日本というコンプレックスを刺激するところがあるのかもしれんが
ちなみに宗左近訳のちくま学芸文庫版の翻訳はあんまり良くないンゴ……
当時流行の概念やったsigneを「表徴」と訳したり、努力は伝わってくるんやけど

153:マンセー名無しさん
19/04/07 17:11:01.43 3/q2DOFm.net
>>152
学芸文庫版で読んだけどあれ翻訳良くないんやね
ワイフランス語読めないからあれやけどシノザワ教授が翻訳した『神話作用』も訳がひどいって仏文系の人は言うとるねえ

154:マンセー名無しさん
19/04/07 17:21:45.99 Dxmf83jY.net
>>153
やっぱり現代思想につながる特殊な語彙の訳語とか概念のイメージとか定着しとらんかった頃の手探りの仕事やしね
篠沢教授にしても宗左近のバルトにしても黎明期の貴重な仕事には違いないけど研究の進展に合わせてアップデートは必要なんや
ちなみに篠沢教授はウヨの人やったけど『篠沢フランス文学講義』全五巻はおすすめやね
文学史の講義そのまんま活字にしとるから冗長なところは飛ばしながら読むだけでも17世紀の古典主義から20世紀後半の現代文学まで概観できるのはすごいことや
大学院入試の文学史知識をつけるレベルでも役に立つのに、学部生のころオモシロ講義をダラダラ聞いたような気分で読めるンゴ

155:マンセー名無しさん
19/04/07 17:43:16.83 3/q2DOFm.net
>>154
はぇ~面白そう
図書館で試し読みしてみるわサンガツ
辻邦生や福永武彦がおったように学習院の仏文ってなんかタレント教授っぽい人多いやね

156:マンセー名無しさん
19/04/07 18:09:55.16 kAv6WEjR.net
江藤淳や西部邁の「自裁」(共通して自殺をこう表現しとる謎)を評価する向きが左右問わずあるんやけど😓
森岡正博や立岩真也の生命をめぐる自己決定論への批判を読んでいると
江藤と西部は人生の最後で近代主義の陥穽から逃れられなかった気がするンゴ😔

157:マンセー名無しさん
19/04/07 18:32:12.30 MoN2UkiB.net
宮崎学が部落解放運動の歴史を書いた『近代の奈落』はクッソ面白かったわ
岩波文庫に入ってる『被差別部落一千年史』の著者、高橋貞樹って全国水平社と日本共産党の両方で活躍した天才やったんやな

158:マンセー名無しさん
19/04/07 19:35:30.27 RxrSWByw.net
>>156
そんな高尚なものか?
うつ病こじらせただけだと思うが

159:マンセー名無しさん
19/04/07 22:35:27.29 thc2WIGd.net
>>147
> ウォーギルトインフォメーションプログラムは前スレの繰り返しになるけど57年(昭和32年)の「明治天皇と日露大戦争」が
大ヒットしその後天皇ものや戦意高揚ものが乱発されたのを見るかぎり、アメリカはたいして深刻に捉えていなかったとしか思えんのやけど。
GHQ占領下の話よWGIP
>>143
> ネトウヨレベルの保守論壇の手合は相も変わらずWGIP唱えとるし
WGIP自体は明々白々な史実
問題なのはWGIPの史実にことよせて戦前日本被害者説を垂れ流してる輩だよ
旧軍革新官僚残党ね
> >個人的には親米と戦前と占領期のアメリカの陰謀論が両立する辺りは戦後保守の謎やわ
大日本帝国エリートの「愛国右派」の大部分が反共の一点で「親米」に寝返り
しかし「反米」のしっぽをもってるからその「反米」の矛先をルーズベルト民主党とコミンテルンに向けたのが
「コミンテルン陰謀論」

160:マンセー名無しさん
19/04/07 23:17:36.30 JSEW7BC3.net
でもまあ反日亡国論みたいなのが出てくる心性・土壌には興味があるな。
アンチネトウヨ的でも歪曲は歪曲やしね。

161:マンセー名無しさん
19/04/07 23:49:11.73 BfqRUPlv.net
>>151
実際に語るべき中心もヘタすりゃ外枠すらもないからしゃーない
その手の日本文化論が沸き上がった時期がおおむねバブルの真っ只中いうのがなんかすべて象徴しとるな
なんで他のアジアに先駆けて日本が経済大国になれたのかいう答え探しとしての日本文化論
その経済大国の発展の内実が日本の技術やなんやより冷戦のエアポケットという地理的な位置とアメリカの支援いう外的要因のがでかいんちゃうのみたいな論出始めてる現状からみると色褪せてみえるは
時期ずれてたり思想異なったりするけど梅棹忠夫『文明の生態史観』や高坂正尭の現実主義にも似たようなもん感じる

162:マンセー名無しさん
19/04/08 01:05:52.32 o4thi+lL.net
>>161
さすがにそれは雑な議論やで

163:マンセー名無しさん
19/04/08 02:55:05.39 nVhLvA8/.net
>>160
鳩山政権崩壊あたりから左派の反日亡国論が出てきた印象。
岩波の「世界」でも一時期陰謀論者がはばきかせてたし

164:マンセー名無しさん
19/04/08 03:15:45.68 I9ZccN1t.net
>>162
日本人が書いたもの含め結局ジャパン・アズ・ナンバーワンの変奏以上のものやないんちゃうの
バルト本人はどう思ってんだか知らんが『表徴の帝国』なんてポストモダン思想がそうだったようにはっきり日本あげの一冊として読まれとった記憶
既に黒歴史化なんやろけど「日本の経済的成功は文化的・政治的成功でありそれは既に西洋諸国を追い越し日本だけがポストモダンに突入したからや!」
いう奇怪な論理でポストモダン思想を「日本すごい」に読み替えて受容したのが我が国の80年代やし
保守政治論や未来学が「日本すごい」にすり変わってても特に驚かん

165:マンセー名無しさん
19/04/08 03:25:51.87 QZ2YW0Zz.net
WGIPとか日本被害者説に関連して思い出したけど東京裁判が事後法だから不当だったって説は今右から左まで当たり前のように受け入れられてるけどどうなんやろな
ワイは自然法論持ち出せば事後法ではないと思うんやけど
なんかお勧めの本あったら教えてクレメンス
そういやなぜか読書スレで東京裁判について一度も語られてなかったけどそれだけ左右問わず判断が難しい問題なんかねえ

166:マンセー名無しさん
19/04/08 04:03:12.40 4cCAnNzN.net
まともに真正面から学問的にWGIPを論じたものはなかったね…
江藤淳はWGIPを唱えていたけど、自身の研究としてら書いていないはず
東京裁判は石川達三とか火野葦平とかパール判事とか松本烝治とか東條由布子とかの関係者の意見を集めて行って構成すると何か分かりそう
今風の自然法論は当時の日本の法体系にはなかったのでは?
全く罪や責任がないわけではないがそれを裁くための完全に正当な手段が欠けていたという印象

167:マンセー名無しさん
19/04/08 11:41:56.11 I9ZccN1t.net
東京裁判ネタやと赤坂真理『東京プリズン』が一時話題になっとったが微妙やったな
天皇の戦争責任問うのはええねんけどそれ以外がちょっと

168:マンセー名無しさん
19/04/08 17:11:46.30 fiYtybF+.net
江藤淳って文芸評論家としては過大評価やと思うわ

169:マンセー名無しさん
19/04/08 17:19:13.14 bSsBTUR7.net
00年代後半の東京裁判プチブーム以降なんか動きあったやろか
07年に中島岳志と小林よしのりの論争があって08年に日暮吉延が『東京裁判』でサントリー学芸賞とってたな
『現代思想』も07年の10月号で「東京裁判とは何か」って特集組んでいてこれは古本屋で買ったら面白かったンゴ
「陸軍刑法等の当時の国内法でも戦犯たちを裁けたのでは」って秦郁彦『現代史の争点』の主張や
「細川嘉六と戒能通孝が唱えた「日本人自身による裁判」」の可能性について触れたジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』あたりの主張は仮説とはいえ興味深いやね
特にダワーが名前挙げた細川嘉六は悪名高い横浜事件で特高刑事たちに拷問されたうえに獄中におったから当時の政府に恨みもあったやろうし

170:マンセー名無しさん
19/04/08 17:20:29.78 bSsBTUR7.net
「日本悪玉論」を拡散するジョン・ダワー 『歴史通』 2015年7月号 岡部伸(産経新聞編集委員)
URLリンク(ironna.jp)
ちなみにダワーに関しては産経がこんなアホ丸出しの記事を載せてて引いたわ
中身を要約すると「歴史家声明に署名したダワーは反日日本研究者!ニューレフトの亡霊!ちなソースは江崎道朗!」
絶対ダワーの著作読んでないやろコイツ…
『敗北を抱きしめて』『容赦なき戦争』『吉田茂とその時代』『忘却のしかた、記憶のしかた』とダワーの著作って基本的に日本に同情的な記述が多いやんけ…
しかもこの岡部って記者は海外支局経験が長いらしいンゴ…それでこの程度の見識ってこれもうわかんねえな

171:マンセー名無しさん
19/04/08 17:22:34.94 cp2jwO9R.net
韓国での“ひとり飯”は許されない!? 韓国と日本はこんなに違う、食文化から見る韓国論
URLリンク(news.goo.ne.jp)

172:マンセー名無しさん
19/04/08 18:22:16.94 5wnxSdR7.net
>171
韓国で『孤独のグルメ』が衝撃的に受け入れられたのはこの価値観を破壊するドラマだったから、なんだそうな

173:マンセー名無しさん
19/04/09 17:17:32.49 Cb7AQir1.net
大阪の韓国系学校 「韓日人物列伝」を出版
URLリンク(news.livedoor.com)

174:マンセー名無しさん
19/04/09 17:31:37.18 sr2baunI.net
>>1
これ1980~1987年の韓国ね
40年前の韓国を今政治家と官僚がトレースしてる最中よ
10年後1997年にアジア通貨危機が起きた
URLリンク(i.imgur.com)

愚者は歴史に学ばないんやね

175:マンセー名無しさん
19/04/09 18:44:55.91 kpl8BaYw.net
林達夫の「一高時代の思い出」(1951)って随筆読んだら大佛次郎(野尻清彦)が林たちの世代の名投手だった話が書いてあったわ
旧制一高の野球人脈って面白いンゴ

176:マンセー名無しさん
19/04/09 18:57:40.67 mNxYCIoj.net
一高の野球人脈とか文学畑に限っても正岡子規から清岡卓行までおるからなぁ
奇しくも子規も清岡もキャッチャーや
清岡は『アカシアの大連』に出てくるように練習中のデッドボールで退部してしまったけど
小説『薔薇ぐるい』には戦死した野球選手のベストナインなんか載ってて面白いンゴ
同じ本の附録に「薔薇の名詩アンソロジー」も付いてて、清岡の中では野球チーム組むのとアンソロジー(勅撰漢詩/和歌集以来の)は重なってたのかもしれんな
「打線組んだwww」スレのご先祖さまや
野尻清彦はあのへんの世代のもの読むとチラホラ出てくるやね
河野与一『学問の曲り角』にはロシア語の授業で一緒になった話が出てくるし
慶応の青柳瑞穂と仲良くて同居とかしながらアンリ・ド・レニエなんかのフランス詩人を訳して荷風に見てもらったりしてたらしいわ
青柳の孫でドビュッシー研究/ピアニストの青柳いづみこが平凡社ライブラリーで祖父の評伝を書いとるんやがそこに載っとった

177:マンセー名無しさん
19/04/09 19:11:05.56 JOriT0VP.net
林達夫と三木清と中井正一が京都帝大時代に影響を受けた美学者の深田康数を読んでみようと思ったら
深田って戦前の大学者にしばしばある生前には一冊も著書を出さなかった人なんやね
ラファエル・ケーベル門下ってこともあってか没後に岩波書店から全集が出てるけど

178:マンセー名無しさん
19/04/09 19:41:54.48 733EIyeS.net
清岡卓行の『アカシアの大連』読んで実際に大連行ってみたらヤマトホテルに満鉄本社と日本統治時代の建物がかなりの数残ってて意外やったわ🙄

179:マンセー名無しさん
19/04/10 10:45:48.01 CoJAIoQP.net
1に安価つけて持論述べるやつロクでもないな

180:マンセー名無しさん
19/04/10 19:19:19.27 JYzxbY0i.net
アンソロジーってその人のセンスが出るから面白い世界やね
作品社の『日本の名随筆』シリーズが大好きなんやけどあれも編者の好みが見えて面白いわ
アマタイが選んだ別巻82の『演歌』は実にチョイスが渋かったンゴ

181:マンセー名無しさん
19/04/10 23:08:24.84 UYvQ30KO.net
アンドレ・ブルトン編『黒いユーモア選集』みたくある文学的な概念を提唱して過去作品の中からそれに見合うものセレクトしてくアンソロジー好き
なかなかないけど

182:マンセー名無しさん
19/04/11 17:58:50.76 PBT03BpL.net
今は読まれないシュニッツラーやダヌンチオやはりいい
近デジで結構読める

183:マンセー名無しさん
19/04/11 19:03:11.95 vvia80yW.net
ダヌンチオは今読まれるとしたら三島由紀夫からになるんかな
あんまり読まれんいうたらアナトール・フランスすこ
『神々は渇く』はさほどでもないけど短編は面白い

184:マンセー名無しさん
19/04/11 19:28:39.94 LlFthWbg.net
>>165
東京裁判事後法批判と自然法についてなんやけど
日本てベルサイユ条約に一次大戦の戦勝国として調印しとる
だからベルサイユ条約に規定されている戦争犯罪を日本は認めていると見なすのが自然という理論なんかががそれなん?
間違ってたら教えてや
その辺のベルサイユ条約の解説や国際法としての自然論とかの入門書でオススメがあれば教えてクレメンス
ワイ自身はベルサイユ条約はフランス語だっけ?なレベルやけど学ぶ気と図書館へのアクセスはあるで

185:マンセー名無しさん
19/04/11 19:32:21.19 A7MIoaeU.net
新1万円札発表で渋沢栄一の代表作『論語と算盤』が緊急重版 書店から注文殺到
URLリンク(news.livedoor.com)
栗山監督が新1万円札に歓喜 大谷らに読書推奨
URLリンク(news.goo.ne.jp)

186:マンセー名無しさん
19/04/11 19:48:07.49 v8grppap.net
東京裁判の史料を世界中回って収集したことで有名な粟屋憲太郎にいわく
「平和に対する罪」の期間が1928.1/1から~1945.9/2に設定された謎については
「なぜ1928年が起点とされたかは今もって不明だが28年のパリ不戦条約と張作霖爆殺事件が関係してるのでは」と指摘しとったな
粟屋の『東京裁判への道』は講談社学術文庫に入ったし入門書としては手堅いと思うンゴ
第一次大戦以後の「戦争違法化体制」のあとで日本がどうやって折り合いつけて戦争しとったかについては
伊香俊哉『近代日本と戦争違法化体制―第一次世界大戦から日中戦争へ』(吉川弘文館)って優れた本があるで
吉川弘文館の薄緑の専門書やからクッソ高いので興味ある兄貴は図書館で借りて読んでみたらええんちゃうかな

187:マンセー名無しさん
19/04/12 21:11:16.32 fW8Mr0Rh.net
>>171
面白いね。文化の違いがあるわ。

188:マンセー名無しさん
19/04/12 21:32:01.05 fW8Mr0Rh.net
>>150
赤尾由美が赤尾びん

189:マンセー名無しさん
19/04/12 21:35:45.21 fW8Mr0Rh.net
>>150
赤尾由美が赤尾敏の本を最近出版してたな。

190:マンセー名無しさん
19/04/12 22:40:26.86 wf07aCQq.net
>>186
事情で返信遅れたけどサンガッ
図書館にあったら読んでみるわ

191:マンセー名無しさん
19/04/13 03:23:51.31 xlx04uGf.net
東京裁判や戦犯関係も結構「日本の保守派や右派の味方する気は更々ないけどお前らの言い分もついていけんわ……」的な本結構あるから
ソニア・リャン「コリアン・ディアスポラ」も言葉選んでるけど「強制連行つってるけどお前ら金欲しいだけやろ?」って言いたげやし。

192:マンセー名無しさん
19/04/13 10:13:29.66 WZgB6Ddo.net
さすがにそこまでではないけど朴裕河なんかその路線の代表やな
実際先鋭すぎる左派に嫌気がさしてる層は多いやろし
そういう層に届く論理を模索するのは大切やで

193:マンセー名無しさん
19/04/13 10:47:55.53 I3keBkpD.net
そういう層はなんJ語で冷笑系と呼ばれてるからね

194:マンセー名無しさん
19/04/13 10:55:14.92 AGBUov8F.net
DADAスレ見てると冷笑連呼してる連中も結局私怨な気が。
Twitter観察板の連中なんてちょっと詰めると「震災の時の民主党叩きガー」しか言わないし。
十年近く前の事を根に持ってるとかどんな陰キャなんやと

195:マンセー名無しさん
19/04/13 12:16:59.24 5D5ZJStK.net
朴裕河現象って00年代から続いとるしネットの冷笑系云々は関係ないと思うんやが🤔
構図としては90年代の加藤典洋vs高橋哲哉の「歴史認識」論争みたいなリベラル内部の党派抗争の焼き直しってイメージやな🙄
加藤の『敗戦後論』も朴の『和解のために』もナショナリズムに一定の評価を与えていた点で共通しとるし😌
ナショナリズム評価を分水嶺にして旧来のリベラルと国民国家批判を譲れないポスコロ/カルスタの左翼が喧嘩してる感じがするンゴ😑
前田朗編『「慰安婦」問題の現在』って批判書もそんな感じやったな😓
加藤高橋論争は安彦一恵編『戦争責任と「われわれ」-「歴史主体」論争をめぐって』(ナカニシヤ出版)や李順愛『戦後世代の戦争責任論―『敗戦後論』をめぐって』(岩波書店)がうまくまとめとるし
数年後には朴裕河現象もそれなりに総括されてるんちゃう😎

196:マンセー名無しさん
19/04/13 12:33:34.33 5D5ZJStK.net
党派で思い出したが最近『憂鬱なる党派』で高橋和巳を初めて読んだんやが暗いな😓
観念的な漢語が多い文体で読みにくいし出てくる人間も暗いンゴ😨
これが流行っていた半世紀前の大学生ってクッソ真面目やったんやなと思うわ🙄
最首悟、山本義隆、滝田修もこういう時代にアカポス捨てて活動家になったんやな😎

197:マンセー名無しさん
19/04/13 12:38:58.47 JbfsrNn4.net
>>194
そもそも冷笑とか冷笑叩きとか関係なく政治的な発言多い奴らはしばしば災害が起こるたびに村山政権のときや菅政権のときを引き合いに出して争ってる
私怨以外の何者でもない
東京裁判のそれが冷笑というのはやや違う気もするが

198:マンセー名無しさん
19/04/13 12:43:53.23 JbfsrNn4.net
>>196
1940年代から1960年代って灰色やセピア色の時代って印象が強いな
戦後復興と経済成長を冷戦という背景のある中でやってる時期だもんな…

199:マンセー名無しさん
19/04/13 17:52:35.91 6VdxqsRs.net
>>195
朴裕河の帝国の慰安婦ってなんかイデオロギーの対立になってもうてるけど
学術的な手続きがガバガバで論ずるに値しないっていう火の玉ストレートがあんま顧みられてないのはなんでやろな

200:マンセー名無しさん
19/04/13 19:16:32.84 EjgqP19U.net
>>196
さすが吉川幸次郎門下の中国文学者やなって感じするよな
しかも専門が六朝美文やから語彙もかなり華麗やし
学者としてのデビュー作になった『李商隠』は林達夫も「えらい若手学者が出てきた」とびびったらしいンゴ
美文や四六駢麗体のレトリックの裏側にある政治的敗北者の問題も含めてそこまで読める学者は高橋しかおらんと期待されてたみたいや
だからこそ立命館やめて明大の文芸学科に移っていたのを吉川は京大の自分の後任に無理に呼び戻したんやね
それが学生運動と重なって死期を早めることになったのが皮肉やが……
今は『李商隠』も河出文庫の高橋和巳セレクションに入って俵万智が解説を書いとるね
滝田修は「パルチザン前史」なんか見ると意外と軽率な人だったんかなって気もするわ
京都の予備校生も含めた学生たちから教祖みたいに担ぎ上げられて乗っかってしまったというか
岩波の「思想」に載ったローザ・ルクセンブルク論は面白そうやったけど

201:マンセー名無しさん
19/04/13 19:37:43.41 NF4Y49Ml.net
左派にも右派にも違和感ある層が冷笑系にしかいかんのがネット言論の敗北やな
いいとこ取りとまでは言わんがもうちょい現実的でバランス重視の積極的な立場はないもんか

202:マンセー名無しさん
19/04/13 19:37:55.87 xZsDJ68m.net
滝田修は意外に軽薄な性格やったのかも知れないってのは
赤衛軍事件で一緒に逮捕された川本三郎も『マイ・バック・ページ』でも書いとるね
喫茶店で爆弾闘争の話を大声でするような危機感の薄さに面食らったと
ただ滝田も川本も脇が甘かったとはいえ実行犯の菊池良治に巻き込まれてしまった感はあるやね
しかし『マイ・バック・ページ』読んでるとネトウヨの「朝日が極左で反日」って主張はどっから来たんやろなあと思うンゴ
『朝日ジャーナル』が例外的に認められてただけで全共闘の学生たちは朝日を「ブル新(ブルジョア新聞)」って軽蔑しとったそうやし
実際にサツ回りやってる社会部の記者たちは警察の怒りを買わないようにしていてものすごく保守的やったって川本は書いとるしな

203:マンセー名無しさん
19/04/13 20:32:32.92 Iuzwd96x.net
サツの怒りを恐れて御用記事を書くような奴は反日だろ
取材などせず、ひたすら心の赴くままに記事を書いて、それが期せずして大本営発表となっている。その境地に達してはじめて愛国新聞と言える。

204:マンセー名無しさん
19/04/13 21:26:14.93 ulnO90a4.net
>>202
小熊英二の「民主と愛国」でも学生が「石原慎太郎こそ左翼だ。大江健三郎?革命が起こったら即座に処刑だ!」とかドヤ顔で語ってたりしてて草

205:マンセー名無しさん
19/04/14 02:04:16.92 rnJiaNxE.net
>>201
自分を「現実的でバランス重視」とか思ってる奴こそ冷笑系やネトウヨになるんだよなぁ
そんなバカが積極的に活動した結果が今のネット
バカはバカを自覚できんから「自分は右でも左でもない」とか叫びながら「積極的」にファシズムに加担していくんや

206:マンセー名無しさん
19/04/14 02:14:42.60 ggWnoct6.net
>>205
言いたいことはわからんでもないけどそれやから
ガチ右翼やガチ左翼が正しいことにもならんやろ
要するにそういう層をファシズムに荷担させんように
取り込む言葉が必要やっていうことや
別に今の中道気取りがまともとは言うとらんで

207:マンセー名無しさん
19/04/14 09:14:16.46 FTNBLDXn.net
明月堂書店-たけもとのぶひろ
URLリンク(meigetu.net)
滝田修(竹本信弘)のブログ見たら天皇論書いたりしてて日本回帰しとる感じやな
反安倍ではあるみたいやけど
『叛乱論』の長崎浩も『玉葉』『愚管抄』について著作出して日本古典に親しくなっとったし晩年の黒田寛一も短歌詠んだりしとったから
バリバリの新左翼であっても年取ると日本回帰したくなるものなんやろか
1930年代にマルクス主義のあとに日本浪漫派が隆盛したのに似てる気もするけどまた別の問題かね

208:マンセー名無しさん
19/04/14 10:31:21.39 zWGSeM18.net
経済左派、政治右派が安倍内閣の特徴だと思うので日本に回帰しても反安倍はあると思う
文化的右派は意外とパヨクと罵られてた憲法学者にいる(樋口先生など。歴史に学べと言いながら憲法学は外国にはない狂った学問とか憲法学者はほぼ全て反日とかいう言説がネットでは支配的だが)
戦前には左派だけど天皇に近しい知識人もいたし皇族も左派に影響を受けていたのではないかという俗説もあるね
必ずしも矛盾するわけではないと思う

209:マンセー名無しさん
19/04/14 11:33:55.20 mwrEMzKm.net
そういや樋口陽一はよく和服着て出てくるンゴね
まあそういうファッションレベルの話やないか

210:マンセー名無しさん
19/04/14 11:52:25.98 2nsxNgv1.net
樋口陽一はレジス・ドブレの「思想としての共和国」の鼎談とか読んでると右派って言うか国権的な考え(まあ保守派への挑発もあるんだろうけど)を多少ちらかせてるよなぁ

211:マンセー名無しさん
19/04/14 12:50:28.51 WZqB3hFZ.net
挑発込みもあるしフランス型の共和市民主義武闘派のエッセンスもあると思うわ
銃を取るものが投票して国家を支えるの精神面だけ受け継いでる感じやな

212:マンセー名無しさん
19/04/14 14:21:10.06 NamafOaR.net
樋口陽一と井上ひさしと菅原文太が同時期に仙台一高にいたのすごい話やね
『青葉繁れる』はブスな女子を手ごめにしようとする話とか今となってはアウトな挿話が中心なんで読んでてしんどかったけど

213:マンセー名無しさん
19/04/14 14:24:13.83 gJPu2AUu.net
樋口陽一は「文化保守主義者」やろ

214:マンセー名無しさん
19/04/14 14:26:04.02 gJPu2AUu.net
「文化的国粋主義者」やったわ

215:マンセー名無しさん
19/04/14 18:30:04.77 zeJjHFcA.net
仙台一高っちゅうと『ア・ルース・ボーイ』の佐伯一麦好きやな

216:マンセー名無しさん
19/04/14 18:36:58.72 nylliLBh.net
香山ネキが太田出版から根本敬論出したらしいが誰か読んだやつおるか?
ハンJについても巻末で触れてるそうだから気になっとるんやが。

217:マンセー名無しさん
19/04/14 18:41:59.99 zeJjHFcA.net
小熊英二の『市民と武装』を読んだからその流れで図書館で借りたんやけど
清水隆雄『アメリカン・ソルジャー-米国社会と兵役制度史』(志学社)って本が面白かったわ
アメリカの武装権・マイノリティと兵役・文民統制の歴史について書いた本
民警団法(Posse Comitatus Act)って連邦法があるから米軍の国内活動はかなり制限されとるんやね
ハリケーンカトリーナほどの大災害があっても州軍以外は国内で出動させてはアカンっちゅう制限は変わらなかったそうや
憲法修正第二条の武装権と並んでアメリカの歴史を感じさせる興味深い法律やわ
この本の一部はPDFになっとるンゴ
清水隆雄「米軍の国内出動―民警団法とその例外―」
URLリンク(www.ndl.go.jp)

218:マンセー名無しさん
19/04/14 19:03:58.53 59NJZm3w.net
特殊漫画家の根本敬と同姓同名のビルマ研究者がいるんよ
『抵抗と協力のはざま―近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 』はええ本やったわ

219:マンセー名無しさん
19/04/14 20:27:55.09 x+3hv7J/.net
香山リカの根本敬論は面白そうやな🤔
半自伝的80年代論の『ポケットは80年代がいっぱい』に曰く
山崎春美のガセネタってアングラバンドの自殺未遂ライブなんてのに関わってたのが医大生時代の香山リカなんやろ🙄
根本敬の死体漫画は鬼畜系サブカルを知らない世代としては単にグロくてキツいだけなんやけど😭
あれを90年代に褒めてた香山が転向した経緯は気になるな😎

220:マンセー名無しさん
19/04/14 20:47:52.21 LoF6y6Qf.net
わいらが言うのもなんやがハンJに期待しすぎたのはリカネキらしい勇み足やと思たけどな
基本的にわいらそれまで培ったネットリンチの手法をネトウヨにたまたま適応しただけやしな
知識人が期待寄せたり誉めるようなもんとちゃうで

221:マンセー名無しさん
19/04/14 20:51:33.17 y7lPp6rD.net
香山の転向はやっぱ反原連のデモを茶化した時に詰められたのが原因では?
今でこそ野間たちと行動共にしてるけど最初は「デモなんかで世の中変わる訳ねーだろw現実みろやw」的な冷笑丸出しのコメントとかしてたし

222:マンセー名無しさん
19/04/14 21:03:13.16 66zT3r3i.net
ネット特有の集団仮想リンチに例外はないことが証明されたやろ
イデオロギーと一体化しているのではなく別個の原理で発生することが確認できたのは重要や
ネットのこういう動きは分析すれば原理論みたいなものが出来上がると思うけど方法あるんかな

223:マンセー名無しさん
19/04/14 21:14:10.97 y7lPp6rD.net
単にTwitterが複垢作り放題で事実上コテつきの5ちゃんと化してるから起きた現象じゃ。
LINEみたく紐付きにするだけでだいぶ変わるんじゃ。
(その代わり5ちゃんに出戻りかが増えるだろうけど)

224:マンセー名無しさん
19/04/14 21:25:08.37 LoF6y6Qf.net
まともに分析するためにはハセカラとか詳細に調べなあかんしな
今も残存してるハセカラキッズはめんどくさい半グレが多いから
研究すること自体リスクがあるんちゃうか

225:マンセー名無しさん
19/04/14 21:41:15.19 RwF4Zh96.net
香山の根本論Amazonの好意的な書評とか見ると面白そうだけど現在の反ヘイトの立ち位置とどう折り合いつけてるのかは気になる。
「ディープコリア」なんて最初はともかく再販は明らかに嫌韓ブームに乗っかった部分もあるし

226:マンセー名無しさん
19/04/14 21:41:41.56 aOKIu6PC.net
ハンJ祭りにイデオロギーはなかったとか言うけどこのスレ含め初期からこの板のスレ見てると皆しっかりしたリベラルの思想持ってるように見えるけどな
本土だって女叩き以外は基本的に左派的な論調強いしの
イデオロギー無関係っていうとそれはそれで本質見誤るやろ、ネトウヨの巣窟だった2chの中にあってなんJのようなリベラルな土壌が生まれたプロセスから研究した方がええんちゃう

227:マンセー名無しさん
19/04/14 21:42:37.71 pF+5iGrH.net
URLリンク(twitter.com)
こいつ知らなかったけど結構やばい。ツイート皆無で罵倒リプライ飛ばしまくってて
相手が決まって左派。
リプライを表示して全部「無礼」で通報した。
(deleted an unsolicited ad)

228:マンセー名無しさん
19/04/14 21:43:09.54 pF+5iGrH.net
書き込むすれ間違えて大変申し訳ありません。

229:マンセー名無しさん
19/04/14 21:43:18.53 1VUNVNwz.net
>>205
「現実的」であることと「バランスを取る」こととはイコールではない…ということを理解してないんだと思うよ
いわゆる冷笑系って
「現実的」というのは「しっかり地にあしが着いてる」「自分が生きてる現実がちゃんと見えている」
ってことだから、「バランスを取る」ってのとは別の次元の話だ

230:マンセー名無しさん
19/04/14 21:46:41.54 BwzUL850.net
本を読めば読むほど馬鹿になる奴はいるが、レベルが全くあってないんだろうな。
深堀して視野も狭くなるたこツボ的逆効果も感じられる。

231:マンセー名無しさん
19/04/14 21:50:14.29 y7lPp6rD.net
>>226
なんJってぜんぜんリベラルじゃないじゃん。韓国叩きのスレとかも定期的に立って伸びてるし。
基本的にヘイト系とは親和性が高いわ。
スレタイだけ反日で中身ウヨの嫌儲とかと基本的な構造は同じ

232:マンセー名無しさん
19/04/14 22:03:16.03 66zT3r3i.net
人類の歴史に現れたばかりで不可解な動きを繰り返すネット空間を体系的に説明できる方法があるかもしれないと思ったんや
社会学って現実社会をこういう視点で捉えてるんかな、エミール・デュルケムとかマックス・ヴェーバーとかの著作をちゃんと読んでみるわ

233:マンセー名無しさん
19/04/14 22:08:00.70 GU8JAOLM.net
>>226
ツイッターで猛虎弁使っとる奴見ると大概ネトウヨやで

234:マンセー名無しさん
19/04/14 22:13:58.15 aOKIu6PC.net
>>231
「リベラル」って言うと品行方正さを求められるからあかんのかな?別に左派的であることは間違いないやろ
嫌儲もネトウヨの裏返しだからリベラルじゃない、とかよく言われるけど、思想としては間違いなく左派やろ
リベラルであることに完璧を求めとったらキリないで
てかなんJは韓国よりアメリカやイギリスの方がもっと叩いてるしその延長線上でアメポチネトウヨも叩きまくってるやろ
そらケロカスやのガイジやのま~んやの露悪的な差別語使いまくっとるけど、それと思想は別腹やと思うんや

235:マンセー名無しさん
19/04/14 22:34:54.85 1VUNVNwz.net
>>234
> そらケロカスやのガイジやのま~んやの露悪的な差別語使いまくっとるけど、それと思想は別腹やと思うんや
前のスレで紹介した『言語過程説の探究」(明石書店)「差別語差別表現の本質」(川島正平)おすすめ
「リベラル」「左派」を自称してる人が「別腹」と称して「ケロカス」「ガイジ」なんて差別用語使ったらダメよ
自分で自分の思想うらぎってるんだから

236:マンセー名無しさん
19/04/14 22:43:34.01 aOKIu6PC.net
>>235
そういうリベラルの完璧性の話はしとらん
差別語使ってることとは別腹としてなんJの一般的な思想傾向が従来の2chとは違う左派的なものだったという事実は歴然とあるわけや

237:マンセー名無しさん
19/04/14 22:48:04.91 LoF6y6Qf.net
本土におった感触やと思想というより嘲笑える対象を
その時その時で叩いてる感じやな
だから隙を見せたらフェミも韓国もネトウヨも左翼も叩く
スレによって層が違うのもあるけど回りの顔色伺ってたたくやつ決めてるのもおるやろな
ネットなんてそういうもんでイデオロギーを前提にするとずれるんちゃうかな

238:マンセー名無しさん
19/04/14 22:56:40.96 1VUNVNwz.net
>>236
> >>235
> 差別語使ってることとは別腹としてなんJの一般的な思想傾向が従来の2chとは違う左派的なものだったという事実
匿名掲示板の本質は巨大な井戸端会議だよ
右左のイデオロギ関係なく、ひそひそ話他人の悪口侮蔑軽蔑羨望嫉妬の花が咲く場所w
>>220のレスが一番的確な答えだよ
> わいらが言うのもなんやがハンJに期待しすぎたのはリカネキらしい勇み足やと思たけどな
> 基本的にわいらそれまで培ったネットリンチの手法をネトウヨにたまたま適応しただけやしな
> 知識人が期待寄せたり誉めるようなもんとちゃうで

239:マンセー名無しさん
19/04/14 23:01:35.18 dJHu6CIr.net
まあイジメられっぱなしの非主流マイノリティでも5chでならなんぼでも与太垂れ流せるしな
ネトウヨもパヨクもそれで錯覚しとるだけで大多数は極端によらない中間層や無いかな
ここにも勘違いしっぱなしの左翼がいてるみたいやけどさ…やれやれ(冷笑)

240:マンセー名無しさん
19/04/15 00:07:36.66 5s8SEiaG.net
ヘイトネタで思い出したけど大江健三郎ってなんで今まで左派から糾弾されなかったのかね。
「遅れてきた青年」や「叫び声」なんてそれこそネトウヨが妄想で書いたような話なのに。
(元ネタのセリーヌがヘイト丸出しだからそれを真似たんだろうけど)

241:マンセー名無しさん
19/04/15 00:21:31.83 Q9aOpJG8.net
本多勝一がなんか批判してたんはあったな
あれもなんかいかにも極端な批判やったけど

242:マンセー名無しさん
19/04/15 00:37:37.10 9otjsaLC.net
上の香山の本でもなんJは元からリベラルな板だったって紹介されてたよ
例えば野球ファンとして大谷選手を賞賛するけど、「大谷は日本の誇り」だの大谷すごい=俺すごいみたいな思考する奴は批判するし
「野球好きならええんやで」の精神で在日やマイノリティにも寛容だし、偏狭なナショナリズムに批判的なんだと
ワイもなんJの傾向としてこういうリベラルな土壌があったことは事実や思うけどな

243:マンセー名無しさん
19/04/15 01:01:28.49 coxod4sF.net
確かに本土にはじめて行った時は在日とか韓国出身の選手がその事だけで叩かれる事があまりないのが新鮮だったわね
当時の(今もかもしれんが)2chはごく一部の例外を除いて嫌韓と在日叩きがデフォやったから
上の方で親米と反米が両立する謎ってのがワイも気になってちょっと調べてみて目についた
「親米」日本の誕生を読んでみたけどわかったような分からんような感じやったわ
日本人の対米認識に関してなんか面白い本知らんやろか

244:マンセー名無しさん
19/04/15 01:30:21.88 mCqdpv0r.net
小谷野あっくんの『反米という病』とかいう本で護憲派や左右の反米主義者を片っ端から批判して江藤淳も批判してたけど
最後の結論が「なぜ日本の知識層は護憲派左翼なのか?→WGIPに洗脳されたから」とか言い出してファッ!?ってなったわ
いや当の江藤淳が言い出したWGIP陰謀論って反米の最たるものやんけ

245:マンセー名無しさん
19/04/15 01:52:50.37 nslaFhUz.net
>>244
著者の時点で草

246:マンセー名無しさん
19/04/15 02:43:27.75 5s8SEiaG.net
>>242
その香山がそもそも思い込みで言ってるだけで実態は違うのは何度も指摘されてるやろ。

247:マンセー名無しさん
19/04/15 03:46:28.36 0So7xWMg.net
香山リカら極左も、本当に馬鹿で、真実を知りたいという知的誠実さが全くない。
URLリンク(blogos.com)

248:マンセー名無しさん
19/04/15 03:55:27.86 fK4vkVIX.net
今日、ショッピングモールの本屋で本多勝一の日本語の作文技術が面陳列で。
こいつはこれぐらいか。

249:マンセー名無しさん
19/04/15 06:24:44.19 3y68qe75.net
>>240
まあ小説やしな
そんなん言ったら後発の中上健次とか村上龍もアウト

250:マンセー名無しさん
19/04/15 08:41:42.19 U77DjreD.net
でも「遅れてきた青年」って四国の僻地って設定なのに終戦直後に朝鮮人がゾンビの如く湧いて出てくるとか良いのかよって感じ。

251:マンセー名無しさん
19/04/15 09:23:09.17 3y68qe75.net
それも小説やし
あれを今の朝鮮人ヘイトへの文脈に繋げるのは無理ある
完全にフィクションとして書かれてるのや
出版された頃の時代背景もあるし
今更批判するのもナンセンスやな
小林よしのりみたいに地続きで今のムーヴメントに
加担してたら批判する価値はあるかもしれんが
作品論的に言えばセリーヌがユダヤ人ヘイトに加担してたからといって
作品の文学的価値まで否定はされんやろ(少なくとも日本では)
セリーヌという人間は否定されまくりやけど

252:マンセー名無しさん
19/04/15 10:26:51.62 ctJH7rg8.net
プラトンが奴隷制度を認めていたという理由で国家篇を批判するようなものやな

253:マンセー名無しさん
19/04/15 12:15:44.74 EB0mN45h.net
でも南京大虐殺を茶化したらしいなろう作家さんに酷い事したよね

254:マンセー名無しさん
19/04/15 12:23:59.54 Q9aOpJG8.net
あれはわいら適当に弄って遊んでただけで
目をつけた頃にはトントン拍子でアニメ化中止してたと思うわ
正直回収とかアニメ化中止は過剰反応やと思ったけど
弄って遊んでる側のわいらはそんなん関係ないわで一蹴できるんやな
これがネット民の本質やで

255:マンセー名無しさん
19/04/15 14:30:15.07 gwCRnoog.net
南京大虐殺だろうが東日本大震災だろうが元ネタがシビアな奴はネタにするだけで高リスクなんやで
ラノベのノリで高リスクなことに手出したらボコられるのも当たり前や
まあパクリ指摘された震災小説を絶賛してた今の文学界にそんなこと言われても「は?」ってなるやろうけどな

256:マンセー名無しさん
19/04/15 14:36:46.06 WaYqeLVJ.net
あれ書き直して今度出版するらしいな
なお
URLリンク(mobile.twitter.com)
(deleted an unsolicited ad)

257:マンセー名無しさん
19/04/15 14:48:01.63 tqXVFazZ.net
高リスクなことをやったからアウトでもしゃーなし理論は間違いではないけど
リベラル側がそれに乗っかるのは危ういところはあるな
ピエール瀧の逮捕による映画やゲーム自粛とかも批判できんようになりかねんし
高リスクなことをやったから規制やむなしはリベラルにも帰ってくる
やっぱりジョナサン・ローチの「表現の自由を擁護する」
とかの方が筋は通って感じるわ
まあツイートとか動画を通報していうのもあれやけどな

258:マンセー名無しさん
19/04/15 15:10:20.17 gwCRnoog.net
表現の自由問題も面倒くさいわ
「表現の自由 = 題材の調理の仕方が下手でも受け入れろ」ではないわな
少なくとも実際の事件を題材に使う場合は何らかの利害関係が事件当事者と発生するんやから
もともと自由なようで不自由なもんやろ
少なくとも表現の自由バリアで全部通るもんとは限らんことくらいプロの創作者なら知っとるやろ
知らんのは外野のオタクぐらいや
三島由紀夫とか柳美里みたいに上手く調理してる奴も訴訟されてるしな

259:マンセー名無しさん
19/04/15 15:13:39.49 gwCRnoog.net
あと電気グルーヴ問題とゲーム規制や表現の自由は全部個別の問題やで

260:マンセー名無しさん
19/04/15 15:16:19.68 lKYL/5Hd.net
三島は「宴のあと」以外にもモデル小説が多いし(金閣寺、青の時代、親切な機械etc……)ギリギリ時代に救われた感じもあるンゴ
70年代には筑摩書房の顧問格やりながら批評家としてもそれなりの位置にいた臼井吉見が『事故のてんまつ』でやらかしてるし
あれも最近になって古本屋で見付けて読んでみたら「ないわー」って感じの料理の仕方やったんでびっくりしたわ

261:マンセー名無しさん
19/04/15 15:23:48.85 tqXVFazZ.net
もちろん表現の自由バリアは無敵ではないんやけど
表現の自由を相対化しすぎると今度は自分に帰ってくるんがきついとこやな
極端な話時代が違えば南京事件肯定論やヘイトスピーチ批判が
表現の自由は無敵じゃない理論で取り締まられてまうからな
首尾一貫した表現の自由の基準を見つけること自体むずかしなっとる

262:マンセー名無しさん
19/04/15 15:30:05.09 YmEvh7zD.net
なろう作家さんは完全な自爆と自粛だからなあれ
小説版の方も本人が悪く思って書き直すって言っただけで外野は手を出せない領域の話

263:マンセー名無しさん
19/04/15 15:36:06.62 gwCRnoog.net
まあシンプルに「規制はNG。叩きはOK」でええんやないかな
版元の保身以外に日和る理由はないわけやし
百田の日本国紀はゴミやけど出版停止までは求めんし

264:マンセー名無しさん
19/04/15 16:30:01.75 Q9aOpJG8.net
間違いないけど簡単に保身で自主規制がどこも多すぎるんやな
百田とか小説評論はともかくツイッターくらいBANされーやといいたいけど
あれこそわかりやすい忖度やな
正直あいつの方がいつぞやのなろう作家の100倍ヤバイ

265:マンセー名無しさん
19/04/15 18:27:35.80 t7j7GWRN.net
表現の自由とかいっても嘘を垂れ流してもいいわけじゃないからな
テレビだとかなり誤報には厳しいみたいだが出版のほうは逆に自由が大きいらしいな
だから南京事件も慰安婦も否定本が出続けるし関東大震災の本もでてるな

266:マンセー名無しさん
19/04/15 19:50:02.09 iJnBzhzO.net
ワイの感覚的なものなんやが
昔はこういうあからさまなフェイク本って
「ムー」的な雑誌とか子供向けの漫画とかが引き受けてなかった?
メガバンクと街金が分かれてたみたいに
結構しっかり分けられてた印象なんやが

267:マンセー名無しさん
19/04/15 20:30:01.20 yvmBgw+s.net
セリーヌの墓には「ノン(否)」の一字のみが刻まれている…って伝説を
生田耕作の『夜の果ての旅』の解説を読んでそれを信じてたから
「実際のセリーヌの墓には名前と生没年がしっかりと刻まれている」って真実を仏文出身のトッモから教わってズッコケた記憶があるンゴ
生田耕作はなんでそんな適当なこと書いたんや…
まあポストコロニアル研究やカルチュラルスタディーズって本質的に「後出しジャンケン」みたいなところがあるやね
村井紀の『南島イデオロギーの発生―柳田国男と植民地主義』みたいに
90年代のポスコロ理論から20世紀初頭の柳田國男の民俗学を植民地主義的であるとして批判するのはそこまで建設的な主張には思えないンゴ…

268:マンセー名無しさん
19/04/15 20:34:24.33 yvmBgw+s.net
ちなみに柳美里の『石に泳ぐ魚』裁判については面白い論文があるやで
齋藤純一・藤野寛編『表現の<リミット>』(倫理学のフロンティア12 ナカニシヤ書店)所収の
原仁司「文学的表現と応答性―柳美里『意志に泳ぐ魚』裁判と「表現の自由」」って論文や
被告柳の美里とその支援者(高井有一・島田雅彦・竹田青嗣・福田和也・清水良典・加藤典洋)、原告とその支援者(大江健三郎・坂本義和)
の双方の主張と判決文を精読したうえでジュディス・バトラーやプリーモ・レーヴィを使いつつ
「柳美里はモデル女性を「応答可能な存在」である人間として扱わなかったのではないか」と総括しとる
この本には北田暁大の概論的なヘイトスピーチ論も載っててこれもまた面白いンゴ
ナカニシヤ出版のこの「倫理学のフロンティア」シリーズってかなり面白いわ

269:マンセー名無しさん
19/04/15 21:43:18.46 MGH+SfRh.net
セリーヌの反ユダヤ文書、いまだに本国じゃ公刊できないってこマ?
我が国じゃ一応全集で読めるが

270:マンセー名無しさん
19/04/15 22:07:14.26 W6d0JTZX.net
>>243
前スレで出てたけど吉見俊哉『親米と反米』(岩波新書)はええで
戦前から既にアメリカ大衆文化を享受していた日本人が対米戦争起こしたってのも皮肉で面白いンゴ
あとは江藤淳の反米意識に触発されて書いた加藤典洋のデビュー作『アメリカの影』(講談社文芸文庫)もいい
江藤が村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を酷評したのに田中康夫の『なんとなく、クリスタル』を評価した謎にも迫っとる
変わり種なら大塚英志『ミッキーの書式 戦後まんがの戦時下起源』(角川叢書)もすこ
戦前の日本人がミッキーマウス、ベティ・ブープ、フェリックス・ザ・キャットとアメリカ産のキャラクターに親しんでいて
そういうアメリカのキャラクターに影響されて生まれたのが戦後の日本マンガやでって主張の本

271:マンセー名無しさん
19/04/15 22:21:45.30 o9KHfhuH.net
初代スレで話題になってたユリイカの蓮實 重彥特集を読んだんやけど冒頭のインタビューに草生えたわ😂
戦時中疎開してた蓮實も敗戦で進駐軍を目の当たりにするんやけど「本当に優秀な兵士はヨーロッパ戦線に行ってるはずだからこんな極東に来た兵士はどうせ教養のない愚かな連中だ」って少年時代にして思ってたらしいで😎
さすが蓮實重彥少年って感じよな🙄
江藤淳とは『オールドファッション』て本で対談して戦前の良き時代を互いに懐かしがってたとはいえ江藤みたいな反米意識とはまた別のベクトルで進駐軍を馬鹿にしてたのが如何にも蓮實らしいというか😌

272:マンセー名無しさん
19/04/15 23:01:53.88 o9KHfhuH.net
翻ってアメリカの対日認識を書いた本も良書多いで🙋
ロバートGリー『オリエンタルズ-大衆文化の中のアジア系アメリカ人』(岩波書店)
中国系アメリカ人の人種研究者が「モデルマイノリティ」の「イエローフェイス」として他者化された中国系・日系アメリカ人像を分析した本🙆
小暮修三『アメリカ雑誌に映る〈日本人
〉-オリエンタリズムへのメディア論的接近』(青弓社)
ゲイシャ、サムライ、ハイテク…という日本人のステレオタイプ描写を雑誌から分析した本🙆
ジョンWダワー『容赦なき戦争-太平洋戦争における人種差別』(平凡社ライブラリー)
戦時中の日米両国が「鬼畜米英」「卑怯なジャップ」として互いに差別的にプロパガンダを描いてきたことを分析した本🙆
色盲絵師岡くんの描いたイラストの元ネタが沢山図版として出てくるンゴ😨
桑山敬己『ネイティヴの人類学と民俗学―知の世界システムと日本』(弘文堂)
駐米経験のある文化人類学者が書いた本でこの本の第七章「民族誌の逆さ読み-アメリカ人論としての『菊と刀』」がよくできてる🙆
日本文化論の名著とされてきたベネディクト『菊と刀』を「日本人を描くことを通してアメリカ人自身を描いたエスノグラフィー」として読み直す試み😎

273:マンセー名無しさん
19/04/15 23:16:36.95 dvlnw3KC.net
>>248
『殺される側の論理』も面白かったやで

274:マンセー名無しさん
19/04/15 23:23:00.95 WzSVZYUF.net
日比嘉高「<芸術性>をいかに裁くか : 三島由紀夫「宴のあと」、高橋治「名もなき道を」、柳美里「石に泳ぐ魚」」
URLリンク(nagoya.repo.nii.ac.jp)
オンラインで読めるこんな論文あったで
宴のあとと石に泳ぐ魚は知っとったけど高橋治と名もなき道をは知らんかったわ

275:マンセー名無しさん
19/04/15 23:44:29.31 coxod4sF.net
>>270
サンガツ
『「親米」日本の誕生』の参考文献に『アメリカの影』が載ってたのを認識してたけど『親米と反米』もよくよく読んだら載っとったわ
時間ができ次第3冊とも読んでみるやで
>>272
認識を広げてアメリカの対日認識も調べんと片手落ちになるかもわからんね
容赦なき戦争は昔ざっと読んだけどわりともう忘れてるわね
日本の対米認識の次はそっちにも広げてみるンゴ

276:マンセー名無しさん
19/04/16 00:16:45.02 70KzNR4s.net
>>260
臼井吉見の『大正文学史』は読んだことあったけど『事故のてんまつ』は知らなかったからWikipedia読んだけどおもろいなコレ
ペラペラ領収書ニキこと猪瀬直樹の『マガジン青春譜』で読んだんやけど
三島の葬儀で葬儀委員長を務めた川端康成に対して三島のパッパの平岡梓が「倅・三島由紀夫」で「川端は足元にラジオを置いていて外で何か起きたら逃げようとしていた」って批判したら
ガチギレした川端康成が池島信平呼び出して平岡の記事を載せた文春に抗議したそうやね

277:マンセー名無しさん
19/04/16 03:48:39.84 Nz0fXbJc.net
みんな哲学とか法・政治思想の本は原語で読んどるんけ?

278:Ikh
19/04/16 07:54:12.28 1r8miZRy0.net
みんな翻訳で読んでるんじゃねーの?外国語勉強するのは大変だしw
柄谷行人は日本の学者知識人はとりあえず英語勉強するのがいいだろうと
いってたねw あの人英語の先生もやってたし。 蓮實重彦は、小林秀雄は
仏文科だけど、英語しかできなったらしい、などといっていたねw
俺もプラトンアリストテレスはほぼ翻訳で読んでるな。古代ギリシャ語の勉強は
専門家じゃないと無理だよね~ むかしの伝説的に偉い文献学者は五カ国語も
六カ国語も手足のように操ったといわれているが、それは昔の文献学者が
特別なエリートとしてのプログラムで教育されていたからで、いまはどこにも
そんなものはない、と批評家のサイードは書いていたものであったねw
サイードもイスラム圏の出身者であったが、英語使いだったよねw

279:Ikh
19/04/16 08:08:43.93 1Ajt9VJSd.net
小林秀雄も、最近の学生は語学の勉強という一番忍耐力のいる基礎を疎かにしてなっとらん!根性がない!などといっていたが
当人は翻訳をよく利用していたわけで、そのあたりの事情は昔と大して変わってないねw

280:マンセー名無しさん
19/04/16 08:53:33.78 2p15DS5A.net
英独仏古希羅は基本原語で読んでるよ
たまにプラトンの仏語訳とかも参考にしてるけど

281:マンセー名無しさん
19/04/16 09:45:24.35 YROeIslj.net
昔の英国のパブリックスクールは古代ギリシア語と高等数学だけ徹底的に叩き込むとかやってたけど今じゃ無理だもんね。
漢籍ですら危うい

282:Ikh
19/04/16 10:23:03.60 BtE2YoGm0.net
>>280
天才じゃねーの?どこでどうやってそんなに沢山の言語学んだの?
まあ語学に関しては、もはや人間よりAIのほうがずっと上いってそうだよねw

283:マンセー名無しさん
19/04/16 10:41:51.26 HGWXqDre.net
今は科目が増えたから特化は難しそう
翻訳があれば頼っていいと思うけど、日本語は表現力薄いとこあるからなぁ…

284:マンセー名無しさん
19/04/16 17:24:38.56 kqzlboyQ.net
本屋の新展開 中国と韓国はここまで変わった
URLリンク(news.goo.ne.jp)

285:マンセー名無しさん
19/04/16 18:41:25.87 xZjARZQE.net
>>284
これ面白い記事やね
ソウルの教保文庫
台北の誠品書店
上海の上海書城
ウランバートルのインテルノム
と東アジアの大型書店を冷やかしたことあるんやけど文字読めなくても楽しかったわ
特に中国・韓国・台湾は翻訳も盛んみたいで
フランス現代思想やカルスタポスコロも自国の中文やハングルに翻訳しとったで
東南アジアの大型書店行くとその辺は原書として売ってることが多いし
しかし柄谷行人『日本近代文学の起源』のハングル訳見つけた時は驚いたンゴ・・・

286:マンセー名無しさん
19/04/16 22:55:32.58 S1tB4v2K.net
>>282
独仏は読めて当たり前
古希と羅もどちらかなら教養として読めるべき
つまりそれらが全て読めたところで何もすごくはない

287:マンセー名無しさん
19/04/16 23:37:30.04 ExdW5bX3.net
まあ分野にもよるけど文系の学問やるなら英独仏は必須やろね
人文系ならギリシア、ラテンもいちおう習っておかんと語源とか詮索できんし
社会学や心理学、それに漢文やサンスクリットが優先の東洋系なら英仏独までは要らんのかも知れんけど
それでも英語は必須やろし東洋学ならフランスが盛んやったから仏語とかできると大きいはずやね
『語学者の散歩道』とか『寄り道ふらふら外国語』とかポリグロット言語学者のエッセイは読んでて学習意欲駆り立てられるンゴ
まあでも三木清の「軽蔑された翻訳」なんか青空文庫で読めるけど翻訳も軽視したらアカンね
比較文学や受容史研究あたりを発端に「翻訳」そのものを主題に据えた文学研究は盛んやし
哲学畑でもベンヤミンやデリダあたりをとっかかりに「翻訳の哲学」が問題になってきてるし

288:マンセー名無しさん
19/04/16 23:39:57.75 ExdW5bX3.net
翻訳そのものを主題にした研究やととっさに浮かぶのはアントワーヌ・ベルマンあたりか
『翻訳の時代』『翻訳の倫理学』『他者という試練』あたりは邦訳も出てるやね
もちろんジョージ・スタイナーもおったし

289:マンセー名無しさん
19/04/17 04:20:36.30 K65UiR5K.net
ここの学問ニキは何か国語できるん?ワイは英語しか読めん

290:マンセー名無しさん
19/04/17 05:27:08.60 O1yxjgF+.net
英語以外はロシア語がちょっとできるくらい・・・
エスペラントの教則本は10年くらい枕にして毎日十時間寝てるけど、いっこうに上達しない。
もう返品しようかな?

291:マンセー名無しさん
19/04/17 05:33:36.79 MbaJ09IE.net
そもそもそこらへんの言葉は英語に似てるから
一度何かできるようになれば労力は半分で済みそう
Deutschland und der N�chste Kriegとかわかりやすい
ただ文法はどうにでもなるがそれで読書するのはかなり高度な単語を詰め込まないとやからな
手間がかかりすぎる

292:Ikh
19/04/17 06:09:03.81 darY8ap30.net
>>286
独仏は読めて当たり前って、このスレは比較的本をよく読んでる人が
集まってるとおもうが、それでも独仏読めるのが当たり前には見えないねw
大学でも勉強するのは第二外国語は独仏どっちかで、両方はやらんじゃないかw
つまり普通に大学いって勉強するだけなら、独仏両方はやらんわけよw
昔は日本の医者もドイツ語は必修で、ドイツ語でカルテ書いてたりしたそうだが
最近はカルテもドイツ語で書いたりしやしないからねw
で、独仏両方をいつどこで学んだのよ?

293:マンセー名無しさん
19/04/17 07:04:41.75 O1yxjgF+.net
旧制高校OBでも独仏両方できた人は多くはなかったろうな。

294:マンセー名無しさん
19/04/17 07:30:17.16 IRzhW/MF.net
法律学専攻なので英語とドイツ語は読める
ただ法律学の文献が読めるというだけで、他分野の本は読めない

295:マンセー名無しさん
19/04/17 07:33:01.52 t7qA1LvJ.net
『丸山真男回顧談』では東大法学部だと助手になったら英仏独のうち自分の弱いところを補強するって話があるな
丸山は旧制一高の文乙でドイツ語はできたからアテネフランセに行ってフランス語をやってる
あとは旧制高校から帝国大学法学部への入試は基本的に語学だけだからそれなりにドイツ語やフランス語の私塾もあったみたいやね
福永武彦が大学卒業して最初に勤めたのは独仏学院とかいう帝国大学法学部入試専門の予備校みたいなとこやし
ドイツ語中心の紅露外語なんてのもあったらしいのを三木卓の『芝笛と地図』で読んで知ったンゴ
戦後も新制大学の入試対策が本格化するまでは英語以外で受ける方が有利なのもあって紅露外語はドイツ語も教える予備校として生き残ってたみたいやね
旧制高校出身者でも多数派のドイツ語か少数派のフランス語かでセクショナリズムがあったりしたらしいけど
学問を修めるならやっぱり三ヶ国語はできないと困るからな

296:マンセー名無しさん
19/04/17 07:34:05.65 t7qA1LvJ.net
上に専門の本を読むには語彙が……って書いとるニキがおるけど
逆に言えば専門書や論文を読むだけならテクニカルタームは大体どこもラテン語由来やし基礎文法を押さえれば複数の外国語を読むのは簡単なんや
小説とか詩、あと特に戯曲なんかを読もうと思ったら具体的なその国独特の風物やスラング含めた会話表現みたいな語彙が必要になるから難しいけど
左派から転向して今上天皇皇后の和歌指導係までつとめた歌人で医者の岡井隆(旧制八高理乙~慶応医学部)の自伝ものを読んどったとき
北里研究所かどこかで結核の研究してた頃は英独仏だけでなくロシア語にも手を出して専門の論文は読んでたとか書いてたわ
専門がはっきりしてれば初級文法さえわかればあとは単語はどこも似たり寄ったりやし複数外国語で論文読むのはさほど苦労はないはずや
数学者や物理学者なんかは数式から逆算してここはこういう意味やろって文章の方を類推したりもするらしいな
ワイはまともに使えるのは英仏だけやが独伊西あたりは初級文法だけさらったんで専門と関係ある論文くらいなら何とか読めるわ
ギリシア、ラテンはまともに文献読むのは勘弁やけど辞書と首っ引きで語源調べやら何やらやるために文法書は一通りやったで
『ケンブリッジ ラテン語講座』はポンペイに住む一家の話を使ったもともと英語で書かれたラテン語教科書の邦訳で、他の外国語の初級教科書パロディみたいで面白かったな
フランス語は前田陽一と丸山熊雄の共著、ドイツ語は古い語学参考書に興味があったんで関口存男
あとは蓮實重彦の『フランス語の余白に』なんて教科書も一癖も二癖もあって面白かったわ
イタリア語とスペイン語はあんまり教材がないんで貧弱やけど大学書林の『四週間』シリーズをやったンゴ

297:Ikh
19/04/17 07:37:57.34 darY8ap30.net
そりゃまあ学者になりたいなら、三カ国語ぐらい出来て当たり前って話は
わからんこともないが、そんな前提もなしに、独仏三カ国語できて当たり前って
話じゃ、当たり前のレベルがちがうよねw 学者になりたいなんてひとは
そのあたりに普通にいるとは限らないわけでねw

298:マンセー名無しさん
19/04/17 07:43:14.55 O9JA222x.net
東亜の無職ウヨかまってちゃんの爺が外国語でマウント取ろうとして自滅しとるな
世の中には学者までいかんでも語学が趣味であれこれ初級をかじってみる人間だって少なからずおるんやで
とりあえずロンブ・カトーの『わたしの外国語学習法』(ちくま学芸文庫)でも読んでみたらどうや
東欧あたりは趣味や学問的関心だけやなく必要に迫られてポリグロットにならざるを得なかったような人が少なからずおるのがわかるわ

299:Ikh
19/04/17 07:45:01.12 darY8ap30.net
外国語使えるようになるには、留学するのがたぶん一番確実な
やりかただろうが、ものの本を読むと、留学したって、全然外国語が
上達しなかったなんて話はザラにあるというしねえw

300:Ikh
19/04/17 07:46:30.35 darY8ap30.net
>>298
少なからずいるというのと、当たり前ってのは違うじゃんw
語学が趣味というのは、当たり前の趣味とはいえないだろうw

301:Ikh
19/04/17 07:54:05.10 darY8ap30.net
まあ日本人は外国語が苦手だから、何カ国語も操るのは苦手だけど
外国人は何カ国語も使えるひと普通にいるって話も聞くよねw
このあいだ、新橋で会った金髪のおねーちゃんも、日本語フランス語
ブラジルのポルトガル語三カ国語使えるっていってたしw
そういえばトマス・ハーディの日陰者ジュードに出てくるジュード・フォーリーも
ラテン語を勉強しようとするが、単に本を読むだけでは言語は習得できないとしって
ラテン語あきらめちゃうんだよねw

302:マンセー名無しさん
19/04/17 07:54:53.53 O1yxjgF+.net
昔バイトで冶金関連を含む露文和訳したときは石炭の品質等級みたいな専門用語で難儀したけど、ああいう一対一の定訳が決まってるようなもんは「理工系○○語辞典」とか引けば一発やし、なくても今はネット漁ればけっこうわかるしな。
むしろ趣味で読んだソ連登山家の回顧録あたりのほうが難しくて勉強になったわ。

303:マンセー名無しさん
19/04/17 08:06:05.65 O1yxjgF+.net
たしか村上春樹がペンクラブ関連の会合で東欧の作家と対談したときに「日本の作家は市場が広いので羨ましい。我々はせいぜい1000万の人口相手なので、専業作家で生計を立てるのは非常に困難だ」と言われてカルチャーショック受けてたな。
いつも自分が英語圏の作家に対して思ってたことを逆に言われたってことで。
アイザック・ドイッチャーの回想録でも、早熟な文学少年だったころ父親から「ポーランド語みたいな田舎言語にお前の才能を浪費してはいけないよ。何故その分ドイツ語をやらないんだい?
ドイツ語で作品を書けば、世界がお前の前に開かれてるのに」と言われて憤慨したことが書いてあったな。自分では「愛国的ポーランド人」と自己規定してたんで。

304:マンセー名無しさん
19/04/17 08:06:19.86 MbaJ09IE.net
>>304
そういうことか、なるほどな
そう考えると英語をマスターするのは必須やね

305:Ikh
19/04/17 08:10:13.22 darY8ap30.net
シオランもルーマニア出身だったが、著作はみんなフランス語だったわけで
外国語で著作を書くとかどういうことかとか、自国語の問題についてはいろいろ
冷めた意見を吐いていたねそういえばw

306:マンセー名無しさん
19/04/17 09:49:07.18 QgZgdLyN.net
例えば半島関連資料でも原テキストが全文公開されてたりするしな
URLリンク(hdl.handle.net)
こんな感じで
でもそういう紹介も無しに外国語でマウント取られてもなあ…
仮に見栄じゃなくて本当に外国語堪能でも能力の使い方が分かってないよな
やれやれ(冷笑)

307:マンセー名無しさん
19/04/17 10:18:02.53 TOLoFtyV.net
>>306
ようナマポジジイ(51)

308:マンセー名無しさん
19/04/17 10:50:20.17 37QTivCA.net
>>306
ガイジな言い返しだと自分で気づいてないのが悲しいなあ

309:マンセー名無しさん
19/04/17 11:08:05.28 QgZgdLyN.net
ショボい学歴だけが自慢だったりするシュナムルレベルのバカは返しも無教養
やれやれ(冷笑)

310:マンセー名無しさん
19/04/17 12:31:29.14 O1yxjgF+.net
>>304
>>305
ただ、英露両語で執筆したウラジーミル・ナボコフによると「自分のロシア語は先祖伝来の豪邸、英語は安普請のアパート」だそうだから、特に文芸においては母言語以外で執筆というのはなかなか苦しいものがあるんやろうね。
論文でさえネイティブチェックはつけるんやし。
母言語的なものが複数ある人は別としても。
>>309
シュナムルって何だろうと思って検索してみたら、君より十万八千倍くらい上品で知的そうな人じゃん。
天に唾吐いても、もともと汚い顔がもっと汚れるだけだぞ?w

311:マンセー名無しさん
19/04/17 12:33:29.71 QgZgdLyN.net
「マウント取るためだけの薄っぺらい教養」というのがキミらと共通してるから相性はええんやろうなあ
やれやれ(冷笑)

312:マンセー名無しさん
19/04/17 12:42:13.21 O1yxjgF+.net
「教養なんて糞や」って人格識見に優れた人物に言われたら恥じ入るところもあるけど、冷笑くん相手ではなあw
無知無教養で人格も糞よりは、教養だけでもあったほうがええで?
教養なくても人格者なら尊敬するけど、君はどっちもないからなあw

313:マンセー名無しさん
19/04/17 13:10:57.86 QgZgdLyN.net
でもキミら人格も教養もクソやん
やれやれ(冷笑)

314:マンセー名無しさん
19/04/17 13:29:19.98 SasuxV5t.net
木村君がマウント云々突然言い出した理由
ナマポ爺木村と冷笑系ネトウヨの王dadaくん Part6
スレリンク(korea板)
490 マンセー名無しさん[] 2019/04/14(日) 23:40:43.02 ID:Royx4EZq
こいつまさか趣味としての勉学が理解できないんやないか?
学習は楽しめなかった、とかでさえなくて概念さえ持ったこと無い
えっ、勉強楽しいと思う人もいるんだ想像もつかなかったというレベル
他人は格好つけやマウント取るために勉強してるに違いないみたいな考え
読書部見とるとそうとしか思えんのよね

そしてなお悲しいことに↑の文章のうちで最後から二行目しか理解できなかった
娯楽としての読書という概念を、持ったことないを超えて提示されてなお分からない
底辺の思考様式と習慣は想像を絶する

315:マンセー名無しさん
19/04/17 13:35:47.20 SasuxV5t.net
つまり
> えっ、勉強楽しいと思う人もいるんだ想像もつかなかったというレベル
これでさえ過大評価
オーウェルの1984年において党はニュースピークを通じて人々の頭から自由などの概念を削除しよう、考えが及ばないようにしようとと試みとったが
こいつはそれをセルフで達成しとる想像もつなかなったではなく??状態
話が噛み合わんわけやで

316:マンセー名無しさん
19/04/17 13:36:33.55 MbaJ09IE.net
三島おじさんが聞いたら泣くで…

317:マンセー名無しさん
19/04/17 14:11:03.34 QgZgdLyN.net
…いや…その…キミら自身の闇を投影されても困るんやけどさあ…
というかキミらいつも自分自身の影をdisって
ひとさまに見当違いの汚言投げつけてるだけやん
現実を直視する勇気を持ちなさい
やれやれ(冷笑)

318:マンセー名無しさん
19/04/17 17:36:05.81 Vlq62zGo.net
サッサとハロワ行けやナマポ不正受給の怠け者が

319:マンセー名無しさん
19/04/17 20:14:07.06 wR34dcbE.net
木村に構うガイジもそろそろ死なねえかなって

320:マンセー名無しさん
19/04/17 21:42:07.85 t7qA1LvJ.net
>>310
ナボコフあれでも英語苦手なんやな……
『青白い炎』とか原文で読んだけど英語の長い詩とその註釈テクストから背景の物語を進める手法とかあれ母語やないのによく書けたなって思うで
日本でもリービ英雄あたりから始まって詩人のアーサー・ビナードとかフランス系の俳句のマブソン青眼とか
イラン出身でペルシャ語が母語のネザマフィとか日本語で書く外国作家も増えとるね
逆に外国語で書く日本作家でもドイツで多和田葉子は大成功しとるし詩人の関口涼子もフランス語と日本語で活動してるし
漱石の頃にはまだ遠い夢やった母語の壁を超えて書く作家たちも今や増えてきとるな
もちろん昔から白樺派の異端児やった郡虎彦が英語戯曲で当たったりキク・ヤマタがフランスで読まれたりはしてたけど
出口裕弘が『坂口安吾・百歳の異端児』で安吾が母親の実家から金を出してもらってフランス留学したら向こうで作家になれたかも知れない……
みたいなこと書いとって、それこそシオランの友人やった人やしなかなか説得力ある議論になってたンゴ

321:マンセー名無しさん
19/04/17 22:02:48.15 ANOL6A8O.net
リービ英雄にアーサー・ビナードにシリン・ネザマフィに楊逸に田原と所謂「日本語文学」ってやっちゃね
国文学史の政治性を解体する存在でもあるから興味深いンゴ
しかしこれより前の世代にあたる金史良、金達寿、李光洙、李恢成、金時鐘、李良枝、金石範といった在日コリアン作家や
邱永漢、陳舜臣といった在日中国人作家たちは「日本語文学」ではなく「日本文学」って扱いやったな
これって単に世代的な違いだけの話なんやろうか
李光洙みたいな戦前の作家に関しては川村湊が精力的に調べとるね

322:マンセー名無しさん
19/04/17 22:16:49.57 vBmPyXdF.net
『ロリータ』は自分でロシア語版と英語版書いてるいうだけでナボコフが偉大な作家に思える
京大の若島正が精力的に翻訳しとるが長編はいまいち面白さわからんは
短編は面白いなと思えるのあるけど
在日朝鮮人作家だと張赫宙が浮かぶ
戦時協力から戦後の日本への帰化で完全に親日作家扱いされてんのはなかなか可哀想

323:マンセー名無しさん
19/04/17 23:13:27.93 tcKiyRLN.net
ロリータは「年齢に似合わない妖艶な色気を持った少女」なのであって君のそれはロリータコンプレックスではなくただのペドフィリアだ、
と筋の通ったロリコンに怒られた思い出

324:マンセー名無しさん
19/04/17 23:20:09.23 EhVT+cW+.net
筋の通ったロリコン氏に草
そしてしれっとペドをカミングアウトしてるお前に更に草

325:マンセー名無しさん
19/04/18 02:06:05.36 QXeNKu8o.net
『ロリータ』のドロレス、蓮っ葉やしいわゆるロリコンがあまり好きになりそうなキャラではなさそう
ナボコフは『アーダ』が最高傑作やいうがどんなもんやろな
ある意味おどろく作品ではあるが
「小説とは科学と詩を交配したもん」と言うた人とはいえまさかSFとは

326:マンセー名無しさん
19/04/18 08:03:55.70 sBPbWMoZ.net
昔はロリコンも結構趣味人に受け入れられてたんだっけ?

327:マンセー名無しさん
19/04/18 12:44:55.14 M8yGXItl.net
澁澤龍彦『少女コレクション序説』(中公文庫)
宮島鏡『少女愛』(作品社)
高月靖『ロリコン-日本の少女嗜好者たちとその世界』(バジリコ)
この辺の評論読んでみたけどワイがロリコンじゃないからか最終的には少女愛文化がよくわからんかったな😓
スガ秀実が書いとったように60-70年代カルチャーは唐十郎・新木正人・澁澤龍彦・沢渡朔と「少女」に土着性を求める感性があったみたいやけど😥
フーコーから始まったセクシュアリティ研究では「同性愛」概念が歴史的に構築されたことを系譜にしたけれど「ロリコン」「ペドフィリア」についてそういう研究はないんかな?🤔
近代売春史の記録や赤松啓介の「夜這いの民俗学」を読んでると10代前半の少女がセックスしている事例がしばしば出てくるンゴ😨
赤松啓介が書いたムラの若者宿の事例はまだしも近代公娼制度のもと売春を強制された娘たちの話は読んでいてキツい😞

328:マンセー名無しさん
19/04/18 13:46:06.05 QXeNKu8o.net
ペドファイルは精神医学用語でキリスト教的倫理が西洋に行き渡った19世紀以後のもんやろな
西洋でも日本でも性愛の許容と子供/大人の境界って重なってないから強姦や傷害、殺人のような事例ならともかく単に少女と性交するだけで現状のように異常性愛と見られてたかいうとなかなか微妙
この辺は階級差の問題、具体的な個人の肉体の発達の問題あるから一概には言えんが
赤松と上野千鶴子の対談本『猥談』でも夜這いの習俗あったとこでおんなじ年齢でも肉体の発達が幼いと性交しないみたいな事例あったいうてるし
そーいうの離れた文化概念としての「少女」みたいなんは60年代ぐらい違うかな
具体的にはマルキ・ド・サドとピエール・ド・マンディアルグの紹介以後
澁澤が好んだ月岡芳年の少女なぶり殺す無惨絵とか少女概念ってサディズムのタブー侵犯と密接に関係してる
マンディアルグが激賞したマリオ・メルシェ『タブー ジャンヌの日記』の少女の両性具有改造や性的な部位の肥大化のようなビザール嗜好含め
ロリコンって言葉の広まりと裏腹にナボコフ作品が既存のロリコン漫画含め与えてる影響って実は少ない

329:マンセー名無しさん
19/04/18 13:50:56.09 crb0jsyQ.net
古代とか中性なんて一番価値があったの経産婦やからな。
中国大陸でも所謂「二夫にまみえず」的な価値観が出てきたの宋学が出てきてからでそれまでは皇后でも後家とかそこそこあったし

330:マンセー名無しさん
19/04/18 15:40:55.10 Hksa7L/B.net
日本でも有名なところじゃ水野忠政の娘・於大は13歳(数え年)で家康を出産
前田利家のの妻まつは12歳(数え年)で長女・幸姫ヲ出産してるからなあ

331:マンセー名無しさん
19/04/18 16:13:56.63 crb0jsyQ.net
日本でも鎌倉~室町くらいまでは離婚→再婚ってケースが頻繁に起きてるんでその二人はよくネタにされるけどやはり特殊なケースじゃないかと

332:マンセー名無しさん
19/04/18 16:42:16.22 22SA/2Fh.net
大塚英志曰く日本のロリ漫画のルーツは吾妻ひでおらしいけど実際どうなん

333:マンセー名無しさん
19/04/18 17:11:49.36 dnLGnmtp.net
韓国で100万部超の大ベストセラーが日本でもヒットした理由
URLリンク(news.goo.ne.jp)

334:マンセー名無しさん
19/04/18 17:23:54.19 IZq8R7o0.net
「保護されるべき対象としての子供」が成立した時期については
はフィリップ・アリエス『子供の誕生』とその批判のリンダ・ポロク『忘れられた子どもたち』で
論争があったと思うけど社会史研究ではその後進展はあったんかな?
近世以降の日本のムラ社会の年齢階梯制度については日本民俗学にそれなりに蓄積あるやね
中山太郎『日本若者史』、瀬川清子『若者と娘をめぐる民俗』、宮田登『老人と子供の民俗学』
あたりがムラ社会のライフコースについて体系的に書いとるンゴ
赤松啓介の民俗学もこの流れにあるんやけど「子供」から「若者」と「娘」に移行すると
もうセックスしていい年齢と見做されとったようやね
こういう「若者」「娘」と似て非なるカテゴリーとして「少年」「少女」って新しい枠組みが近代教育制度とメディアによって
形成された…ってのが80年代以降の傾向やな
本田和子『少女論』、 今田絵里香『「少女」の社会史』あたりはワイも読んだわ
小谷野あっくんはこの傾向が嫌いらしくて今田の本をamazonのレビュー欄でボロクソに批判しとったけど

335:マンセー名無しさん
19/04/18 17:35:50.20 IZq8R7o0.net
『饗宴』という偉大な古典があるように洋の東西を問わず少年愛についての書物は多くて
日本でも前近代に『稚児草紙』『男色大鑑』があったの有名やけど少女愛の古典ってのはあんまり知らんなあ
花袋が「女学生を視姦してた男が市電に轢かれて死ぬ」って何の救いもない内容の「少女病」って短編を書いとるが

336:マンセー名無しさん
19/04/18 17:39:50.47 crb0jsyQ.net
一応古代でも中世でも「弱い女子供は守らなアカン」的な感覚はあったみたいで後漢書酷吏伝だと王吉って官吏が「ネグレクトは死刑な!」つってネグレクトした両親を車裂にしたり江戸時代でも綱吉が「生類憐れみの令」で「寡婦や孤児は社会がちゃんと保護しろや」ってお触れ出してるけど本当の意味でそう言う認識が広まったのは19世紀くらいやろうなぁ

337:マンセー名無しさん
19/04/18 17:41:43.03 crb0jsyQ.net
>>335
そりゃ史記の頃から「佞幸伝(男色で成り上がった人間の伝記)」があるからなぁ
しかし「少女病」って話だけ聞くとアポリネールの小説やんけw

338:マンセー名無しさん
19/04/18 20:18:26.81 QXeNKu8o.net
少女愛自体が特にタブー視されてない普通のことやったからわざわざ文書にまとめる意義なかったんやろな
男の同性愛やと旧制中学出身とかのインテリの書いたもん読んでると普通のこととしてでてきたりするな
反面、江戸川乱歩『孤島の鬼』みたく変態性愛として描かれたり両義的な捉えられ方が並列しとったり
これは階級差なんやろうかな
女の同性愛についてはどうなのか含め興味深い
少女小説の書き手やった吉屋信子がレズビアンやったこととか

339:マンセー名無しさん
19/04/18 23:28:33.20 IZq8R7o0.net
吉屋信子が書いた女学生の「エス」の文化は『マリア様が見てる』とかの元ネタよな
旧制一高の同性愛文化やと菊池寛のマント事件すこ
菊池が身代わりになって庇った佐野文夫が共産党員として死んでしまうのもドラマチックやしな
幼少期から菊池が自分の醜い外見がコンプレックスで同じくブ男として懊悩したトルストイに共感してたって話もおもろい


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