19/02/25 12:24:28.43 46r7i8jV.net
>>834
ふと部屋の片隅に目を移すと小さな小さな安物の仏壇が飾られていた。奇妙に思った私は高田がトイレに立った隙に中をのぞいてみたのだが、
南無妙法蓮華経と書かれたご本尊が祀られている。日蓮宗系の仏壇、それもおそらく創価学会の仏壇ではないかと思い、高田に尋ねた。
「五年前に大病で生死の境をさまよってから、信心に目覚めました。」ケースワーカーの山田さんも創価学会員なので気心は知れてるらしい。
「亡き池田大先生と原田名誉会長と共に、主体思想の実現のために馬鹿なチョッパリを洗脳してやりましょう。」高田が朗らかな表情でケースワーカーの
山田さんに話す。「その調子ですよ、高田さん。でも普段は創価学会員である事は内緒ですよ?共産党員になりすましてくださいね。」
山田さんの表情も明るい。「慣れてますから大丈夫ですよ。生まれてこの方日本人のフリしてきてますから、はははは。」高田と山田さんは笑った。
部屋の中をよく見ると「しんぶん赤旗」の古新聞が段ボール箱一杯に詰め込まれている。
「ははははは」 高田の自信に満ちた高笑いは見せ掛けだけではなかった。廃品回収をやってる近所のアフガニスタン人と懇意になり「赤旗」や
「前進」や「解放」などを分けて貰い、共産党シンパである偽装に余念はなかった。しかし高田の偽装はこれに留まらなかった。しかも、なんとそれは
極右差別主義団体である在特会を立ち上げる前から始まっていたことを、私はこの後思い知る事になる。ケースワーカーの山田さんは帰って行った。
「けっ、キチガイ学会員め!大作の糞でも喰って死ねばいいのに。」高田は一転して山田さんの悪口を言い始めた。「創価学会員というのはもちろん偽装です。」
「あんな池田大作など糞朝鮮人(くそチョソンじん)の人間白丁野郎(インガンペッチョンノム)を崇拝している、犬の子供(ケーセッキ)のような輩なんて
全く話になりません。」私は高田に尋ねた。なぜ創価学会員のフリをしているのかと。「創価を利用しているんです。創価だと役所の審査が甘くなる。
創価の人脈を使えばほとんどフリーパスです。」高田は市会議員の名刺を数枚見せてくれた。私は唖然とした。公明党、共産党、そして密かに中核派と
通じている議員やJR東労組の議員まで含まれていた。