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李暁辰『京城帝国大学の韓国儒教研究-「近代知」の形成と展開』勉誠出版、2016
伝統的な儒教研究が近代的学問としての姿を形成していく段階において、当時韓国の最高学府であった
京城帝国大学ではどのように研究がされ、語られていたかを明らかにする。
また、京城帝国大学という場が有する特徴と制限が韓国儒教研究にどのように現われているかを究明する。
編著者プロフィール
李暁辰(い・ひょじん)
1985年韓国蔚山廣域市生まれ。2015年関西大学大学院東アジア文化研究科博士課程後期課程修了(文化交渉学)。
現在、関西大学東西学術研究所非常勤研究員、関西大学非常勤講師。専攻は文化交渉学、日韓近代学術史、東アジア思想史。
論文には、「高橋亨の韓国学研究―儒学・仏教・文学研究を中心に」(『退渓学?集』第12号、退渓学会(韓国)、2013年6月)、
「近代日韓における金正喜認識―藤塚鄰の金正喜研究と『阮堂先生全集』刊行を起点として」(『東アジア文化交渉研究』第7号、
関西大学文化交渉学教育拠点、2014年3月)、「藤塚鄰の韓国儒学認識―『清朝文化東伝の研究』を中心に」(『東亜与世界』、
社会科学文献出版社(中国)、2015年3月)など。