18/05/29 00:58:44.87 vHW/olYU.net
>>110
きみって「フランス現代思想じゃないもの」をフランス現代思想に求めて駄々をこねてる子どものように見えるけどな
ミートソーススパゲッティをミートソース抜きで出してくれたら納得するぞと言ってるようなもんでは
だったら初めからもっと科学的であることに自覚的だったり分析哲学寄りの議論を追った方がええのでは
最近は、植原亮『自然主義入門』とか佐藤岳詩『メタ倫理学入門』とかよい入門書が充実してきている
個人的にはロールズ『正義論』から派生してきた分析的な政治哲学もきっと気に入ると思う。広瀬訳『平等主義基本論文集』も出たところだし
まぁそれだけだと投げっぱなしで悪いから いちおうフランス現代思想の枠内でも答えるけど
きみの関心は疑似科学と思想の接点に集中してると思うので、とりあえずカンギレムに影響を受けた金森修『サイエンスウォーズ』とそれへの批判（ここが大事）を振り返ることから始めてみてはどうだろう
最近の日本だと、まだ本になってないが千葉雅也が「アンチ・エビデンス」論として発表してる諸論考がフランス現代思想の側からの新たな実証主義批判として参考になる
そもそも疑似科学って何よ？という問いには伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』が必読書（これはフランス現代思想ではない）
まとめると、あなたがフランス現代思想に求めているものをもっと簡単に満たすことのできる素晴らしい分野がこの世にはいっぱいいあるのでできればない物ねだりはやめてそちらへ進みましょう
ただし疑似科学と思想の危うい関係についてもっと知りたいならメイヤスー『有限性の後で』を含め考える材料はそれなりにありますよって感じやな