16/09/12 20:26:56.02 5SGp+488.net
>>490
この地にアメリカ軍が乗り込んで来ると判ったときに、パラオの代表者数名が、中川州男大佐を訪ねてきました。
彼らは「自分たちは死ぬ覚悟は出来ているから、日本兵と一緒にアメリカと戦わせて欲しい」と言ったのです。
ところが、中川大佐は激高してこう叫びました。
「誇り高き帝国軍人が、貴様ら土人なんぞと共に戦うことができるか!出て行け!!」と。
その言葉を聞いた島民たちは裏切られたと思いました。日本人は心の友だと思っていたのに、やはり本心では
自分たちを見下していたのだ、と思ったそうです。
そして、ペリリュー島のパラオ人たちは全員船に乗せられて、非戦闘地域に疎開させらることになりました。
パラオの島民たちが船に乗り込む時になって、日本軍の兵士は誰一人として見送りに来ない……、島民たちは愕然としました。
ところが、その船が岸から離れたとたんに、日本兵の全員が砂浜に一斉にどっと走って出てきたのです。
彼らは、島民たちが全員船に乗るのを隠れて確認していたのでした。
そして、日本兵たちは皆で手を振りながら、島民と一緒に歌った日本の歌を歌い出したのです。
涙を流していた者もいました。
その先頭には、あの中川大佐の姿がありました。
その時、島民たちは、あの「土人」という言葉は、自分たちを殺さないためにわざと言ったのだということを悟り、号泣したのです。
「俺、あいつらツンデレだって知ってたからな」と、残ったパラオ民はいない。
品格とは上から目線を感じて、卑屈になるか、対等の視線に立とうとするかの違いだよ。