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難病女児支援で1千万円募金詐欺、露天商に実刑
難病の女児を支援する街頭募金を装い、通行人らから1160万円をだまし取ったとして
詐欺罪に問われた露天商朴岩雄被告(53)の判決が29日、大阪地裁であり、坪井祐子
裁判長は「善意を利用した卑劣で悪質な犯行」として、懲役5年6月(求刑・懲役6年)の
実刑を言い渡した。
判決によると、朴被告は無職、迫輝弘被告(40)(同罪で懲役4年6月、控訴)らと
共謀。2011年9月~12年12月、大阪府内の路上で、先天性の骨形成不全症を患う
女児の写真を掲げ、募金名目で金をだまし取った。
坪井裁判長は判決で、朴被告が中心となって支援を装う特定非営利活動(NPO)法人を
設立し、参加メンバーに日当を払っていたことから、「被告が首謀者だった」と指摘。
「迫被告らと共謀していない」とする被告側の無罪主張を退けた。
(2013年8月29日12時06分 読売新聞)
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