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ネットバンキングで中国人逮捕
1月30日 23時08分
他人名義の銀行口座を譲り受け、インターネットバンキングの口座から不正に送金された預金を
引き出したとして、福岡市に住む中国人の貿易会社社長ら２人が逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも福岡市の中国人で、貿易会社社長の楊晋容疑者（２６）と女子大学生の
韓萌容疑者（２５）です。
警察の調べによりますと、▽楊容疑者は、去年９月、大分県に住む中国人の男から他人名義の銀行
口座のキャッシュカードを不正に譲り受けた疑いが、▽韓容疑者は、このカードを受け取って、
北海道の男性のネットバンキングの口座から不正に送金された預金およそ５０万円をＡＴＭで引き
出した疑いが、それぞれ持たれています。警察によりますと、楊容疑者は、「出し子」と呼ばれる
現金の引き出し役を指示していたということで、調べに対し２人は容疑を認めているということです。
ネットバンキングの不正送金の被害は、去年、被害が急速に拡大し、全国での被害総額が１４億円を
超えたほか、福岡県内でもおよそ３３００万円と過去最悪となっています。
楊容疑者らは、去年の夏ごろから不正送金された少なくとも２８００万円を引き出したとみられていて、
警察は預金者のパソコンをウイルスに感染させるなどして、不正に金を移すグループも関わっていると
みて捜査を進めています。
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