14/12/11 06:55:49.46 QThiLkZm.net
>2) これは原文にもあるものでしょうか、それとも訳者がつけたものなのでしょうか
原文にはないです。以下のように叙に明記されているように諸本の異同「校記」です。
URLリンク(kindai.ndl.go.jp)
>3) どういった役割(目的)でつけられているのでしょうか
この注の内容もさまざまです。
上の叙のように「説文亢作伉」などこの本では「校記」などと呼ばれる本文の異同を示しいるようです。
これは西洋でいうクリティカル・アパラトゥスとほぼ同じです。
「説文亢作伉」は『説文解字』ではこの本の「上九亢」を「上九伉」と記しているという意味で「作」と書きます。
「校記」など詳しくは橋本秀美訳『校勘学講義』などを御覧ください。
頭注などの用語については川瀬一馬『日本書誌学用語辞典』を。