【勝手に】感じで漢詩【解釈】3at KOBUN
【勝手に】感じで漢詩【解釈】3 - 暇つぶし2ch853:名無氏物語
14/09/17 15:17:41.39 wXg1NR9U.net
遼遠の大海、青く果て無く蒼天の下。夢想の波及は知らぬ最果てまで。
紅霞(こうか)を背景に、涼風漂う季節の変遷。喧騒と交錯、四重奏へ。
雪月花、遡及に溺れ、寂寞(せきばく)を醸(かも)し、寂寞を放つ。
明窓浄机。遮光無く、窓から清風、微眠(まどろ)みを呼び。
透徹のせせらぎが止水へと。願わくば、流れ続けて、淀(よど)み無く滞り無く。
万緑の森閑の中を鳥と同じくして佇(たたず)み、清澄に身を任せ。
暁に、涼気と朝日、静寂と小宇宙、悠長に静かに、瞳を彼方、対岸へ。
薄紅の、不尽の桜花。甘味匂わせ花冠は風で散在し、そして地に伏す。
紫電、刹那に界隈(かいわい)を一閃、喫驚と戦慄の渦を招来。
屹立(きつりつ)の山嶺、山嶺さえ千尋と林立、濃霧に匿(かくま)う仙境。
行雲の間隙(かんげき)から光芒(こうぼう)が差し、摩天楼は衝天し続ける。
砂塵と土壌の枯渇、幾星霜を経ても荒廃の大地は慟哭(どうこく)を止めず。
炎天の地に陽炎(かげろう)が走る。地と空の空隙を歪曲させ蜃気楼を生む。
無月の宵(よい)、闇路を歩き、常夜灯に晒され、無風を纏(まと)い参ずる。
渺茫(びょうぼう)の草原に伏し、天を仰視、大宇宙の欠片に恍惚(こうこつ)す。
時雨サラサラと。雲表から陽光が照臨し、流光煌(きらめ)く雨上がりの路地。
轟音奏で、轍を作る。高楼から見下ろす天地人。見上げる天空と色々の斑。

刻下、天地の狭間、人、活かされ、生き、今際(いまわ)を、握る。


by 七天御司 (1987~)


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