15/12/24 01:46:04.63 kHfqVdvn.net
「存置論が理由とする死刑の犯罪抑止力も、死刑を存置すべき積極的根拠にはなりえないように思われる。
第一に、死刑の威嚇力については、死刑に特有の威嚇力が論証されない限り、犯罪抑止正当化されないが、その論証は不可能であろう。
第二に、危険な犯罪者を死刑に処してしまえば、その再犯の可能性を完全に消滅させることができるから、
特別予防の効果は明らかであるが、再犯の可能性を消滅させる方法は他にもありうるから、死刑が唯一絶対のものというわけではない。
なお、死刑には威嚇力がないと言われることがあるけれども、そうすると刑罰一般に威嚇力がないということになるであろう。
したがって、問題は、死刑に特有の強烈な威嚇力があるか否かにあるのである」
大谷實『刑法講義』
「死刑に特有の…」なんていうのは大谷教授くらいしか使わないから、
忙しい君の思想が大谷教授の丸パクリってのは過去の発言から理解できるんだけど、
どうもここで思考停止してるんだよね。
「なんで抑止力がないから死刑を廃止したほうがいいの?」にという問いに、
忙しい君の言葉でいうと”法学的に”ちゃんと答えていない。(カタコトくらいならあったかな?)
あと、不必要に法学用語を並べ立てて、「知らないの? そんじゃあ議論にならないよ」
という独りよがりの認識はもうやめようね。それって知識自慢してるみたいでみっともない。
刑法や憲法論議ならともかく、””死刑存廃論に関して言えば””、団藤教授にしろ大谷教授にしろ辻元教授にしろ、
どの本にもほとんど晦渋な表現は出てこないよ。(だいたい、上記の大谷教授のような表現レベルにとどまる)
説明に苦慮してるんならともかく、そんな言葉を無理に使わなくても、君ならしっかりと議論できるはずだ。