20/06/22 00:12:52 ne0XL9180.net
日米交渉の過程を細かくみれば、アメリカが卑劣な罠をかけたという
まことしやかに語られている噂話はちょっと違うように見える。
日本の提案に対し、米政府内で暫定協定案を作成し議会の承認を得るところ
まで進んでいた。次に、連合国各国大使に暫定協定案を日本に提示する了解を
求めたところ、中国が命がけの反対をして、蒋介石夫人等の国民党要人が米国内で
猛然とロビー活動を開始。
連合国側の足並みが乱れた結果、暫定協定案提示を一旦中止、ハルノートになった。
だがこれは米議会の承認を得ていない状態の案なので、ハルも後世語って
いる通り、たたき台の提案であって最後通牒という意味あいのものではなかった。
これで日本がぶち切れて開戦というのは、やはり日本側の勝手なタイムリミット
であって、米国が罠に嵌めたと考えるべきではないと思う。