神雷部隊・人間操縦爆弾「桜花」の真実at HISTORY2
神雷部隊・人間操縦爆弾「桜花」の真実 - 暇つぶし2ch1:名無しさん@お腹いっぱい。
18/09/12 14:10:59.32 PuP+Rx540.net
  
この日の神雷部隊には五五機の零戦が護衛部隊としてつきしたがったが、途中で故障を起こす零戦が多く、
最後まで飛んだのは三〇機だった。しかし神雷部隊を率いる野中五郎少佐はせめて一〇〇機ぐらいの護衛
戦闘機がついてくれていれば、アメリカ軍機の来襲があってもなんとかアメリカ艦隊の見える戦場まで
行き着くことができるだろうと考えていたが、この程度の護衛機ではどうしようもないとサジをなげていた。
いや、野中指揮官は桜花そのものに大きな疑問符を付けていた。出撃の一〇日ほど前、ある桜花隊の指揮官・
林富士夫中尉に次のように真情を吐露していたそうだ。
「林、桜花はだめだよ。おれはもともと特攻など好きではない。おれでなければ隊長がつとまらないという
から、迷惑千万だったがうけたまでだ。桜花攻撃には、陸攻隊の最精鋭をつれてゆく。昼間強襲をかければ
敵に食われるに決まっている。おれはひと泡ふかせてから部下もろとも全滅する。全滅して捨て石になる。
林、あとはなんとかして桜花の使用をやめさせてくれ」
陸攻隊は桜花を切り離したら、帰還するのが建前だったが、野中は最初から、途中で迎撃に遭わず運よく
切り離しに成功したとしても、自分たちも体当たりして果てる覚悟だった。
野中は以前から「この槍つかい難し」と言い、「桜花を投下したら、母機はすみやかに帰れとかんたんに
いうが、指揮官としていまままで起居をともにしてきた部下が、眼前で敵に体当たりするのを見ずに、
おめおめ帰れるものではない。列機は、帰すにしても、指揮官機は、自らも体当たりを覚悟すべきであろう。
だが、このような成算の少ない作戦をやるくらいなら、われわれがいままでどおり、夜間雷撃をやるほうが
戦果があがる」と語っていた。


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