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十二月八日南京要塞南方本防禦線を前日攻撃中であつた第十四師団の後方に到着、
直に其左に併立戦闘に参与しまして、翌九日本防禦線を貫き、十日より内部防禦線たるトーチカ陳地を逐次奪取しまして、
十二目には南門より城壁西南角に至る間を占領し、翌十三日午後二時までに完全に担任正面を占領しました。
之より先、歩兵第四十五聯隊を十日夜揚子江岸に近く北進せしめましたが、南京より脱出せる万余の敵と各所に遭遇し、
之に莫大の損害を与へ、河岸一面死体を以て、覆はれたる状態を生じたのであります。
南京占領後師団は、一部を以て城内、主カを以て城外に位蔵して居りましたが、
軍命令に依り、二十一日出発南京西南方約八十粁の蕪湖を中心とする地域に移り、警傭の任につき今日に至ります。
第六師団長 谷寿夫