14/11/23 17:13:11.06 LEHhxdv30.net
江藤新平の後日談ですが、西郷隆盛に援軍を断られた江藤は、
つぎに桐野利秋のところに行き、同じく援軍を要請した。
ここでも断られてしまうのだが、桐野は江藤の身を案じ、自分が
取り計らいますから身を隠してくださいと申し出た。
江藤はこれを辞退し土佐に向かうが、この時江藤に随行していた石井と徳久と
いう者を桐野にあずけた(彼らは明治10年まで薩摩に隠れ、西南戦争に従軍し死ぬことになる)
この話しも一見美談っぽいのですが、生々しいのは、
後日この話が西郷の耳に入り、
「おまえ佐賀のお尋ね者を匿っているというのは本当か?」と桐野を厳しく追及した。
桐野は「これは自分の病気です。どうか彼らを見逃してやってください」と哀願したそうです。
どうやら桐野のほうが、命もいらず名もいらず~、の実践者だったようですね。