14/03/26 06:45:47.77 rjTsjMCW0.net
>>311中央公論
驚くべき認識だな。こんな人が専門家気取りで・・・。
誰が、どこで、いつ決めたのか、誰が命令者なのかわかってるのかなあ、と疑問に思うのだ。
海軍の責任をすべて1人の人間に、それも現場の長であるに過ぎない人間に
押し付けるという愚を平気でやっているのだ。偉い人物たちは他にいるだろうに。
この著者はまったく、何故日本が戦争に入ったかを理解していないのではないだろうか。
真珠湾攻撃によってアメリカと戦争に入ったのではない。
その前、9月6日に御前会議で国策としての対米武力行使が決まったのである。
しかしこの時点で真珠湾攻撃はまだ一つの案でしかなく、これを前提として決まったわけではない。
真珠湾攻撃案が反対を押し切って正式に認可されたのは10月19日である。
反対の理由は、失敗するだろう、ということだけで、対米攻撃に反対したのではない。
そもそも、海軍において早期の戦争開始を唱えたのは軍令部である。
理由は、勝機あるとされた対米戦力比が昭和16年後半でしか存在しない数字であったから。
これを大本営政府連絡会議で軍令部が主張したのである。
戦争のグランドデザインというのは海軍省や軍令部あるいは陸軍との駆け引きによって
大本営政府連絡会議などで決定されるべきことだ。東条首相が供述書で述べているように
日本に、あの戦争への計画は陸海軍ともになかったのである。応急的対応のため。
国策として決まったことに軍人が反対できはしない。特攻隊の兵士と同様。