15/01/24 21:39:35.48 06inn5hb0.net
雪中行軍演習における行李隊のソリは14台
その総重量は300貫(1.2トン)
その内訳
米1斗6升 缶詰め肉35貫 漬物6貫 清酒2斗
炊事用の銅平釜と鉄釜 各2 薪60貫 木炭44貫600文目
円匙(えんぴ)= スコップ : 10
十字鍬(つるはし) : 5
ソリ重量 1台あたり
本行軍時 80キロ : 予行行軍時112キロ
ソリ1台は予行行軍より32㎏軽く編成されていた
にもかかわらず
青森5連隊のソリには雪上での横滑りを防ぐカジが無く
横滑りを制御出来ずに常に谷側の傾斜に流れ進行が妨げられる
なお行李隊の指揮は炊事係
当時の炊事係りは隊内で屈強無比の精鋭群であり
部隊構成員の生命にかかわる戦闘糧秣を託すに足る人物が担当していた
にもかかわらず本隊に遅れるという顛末は
本行軍が未知かつ試験的な演習だった事を
示しているのではないだろうか。