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原爆資料館本館 展示イメージを披露[2017.7.26 19:7]rcc
免震工事が行われている原爆資料館本館の展示内容を見直す検討会議が開かれ、
リニューアル後の一部の展示イメージをまとめたコンピューターグラフィックの映像が披露されました。
映像は、本館の入り口からメインとなる中央の集合展示までを表しています。
原爆資料館の展示内容の見直しは、７年前から被爆者や大学教授などが議論を続けていて、
被爆の実相がより一層理解できる展示を目指しています。
初めて披露されたリニューアル後のイメージ映像では入り口に被爆直後の様子を描いた絵画が展示され、
中央展示場までの通路部分にはきのこ雲の写真パネルが配置されています。
メインとなる「８月６日の惨状」と名付けられたコーナーでは
被爆者が身につけていた衣服やカバンなどの遺品が展示されています。
「写真は被爆者の方がどんどん高齢になって唯一の気持ちの入った表現物だと思う」（委員）
委員からは「入り口の展示品は被爆の実相をより象徴するものがよい」などの指摘が出ました。
「実相を伝えるという基本的なコンセプトから外れないように
きちんと修正しながら良い案をまとめていきたいと思います」
（原爆資料館展示検討会議・今中亘委員長）
本館は免震工事の完了に合わせ、来年７月中にリニューアルオープンする予定です。