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奥さん達は私に会釈して、「まあ。おそろしいぢゃございませんか。これが放火のしるしなんですと。
そんな真似をされちやたまらないから、今一生懸命消している所なんですよ」私はその印を見せて貰った。
英語のKといふ字を左向きに書いたやうな、得体の知れぬ符牒だった。朝鮮の文字かも知れぬ、と
後になって皆が云っていた。お隣の塀を見ると、明らかに二個処までも書いてあった。（明治大正見聞史）
（黒龍会の調査報告）社会主義者及不逞鮮人の徽章と符号
彼等が投弾放火其他の兇行には予め其場所を指定し置き、下記の符号は早きは一ヶ月以前より塀或は
井戸側等にインキ若くは白墨等にて記し置きたるものなり。雑司ヶ谷の如きは九月一日震災後間もなく
此の符号を井戸に着け廻したる事同方面の調査報告中にても知らるべし。
方面により多少の相違なきにあらず、指揮者を異にせるによるものならんか。
ヤ（殺人）ヌ（爆弾）A（放火）△ー（毒薬殺人）●（石油放火）◯←（爆弾投下）←（放火）
Φ（井戸投薬） （現代史料6）
四谷署発表の符号は他と比べて極めて複雑である。汲み取り屋「日之出衛生社」社主上原三郎の回答。
「清掃人夫はそれぞれ得意先の所番地と便所の数を書いた伝票を所持しているので、無闇にこのような
符号を書きなぐる必要など全くない。万一、目印を必要としてももっと簡単なものでこと足りる」
牛込佐土原町では二ヶ所に於いて鮮人放火の現場を土佐協会の大学生数名が発見、直ちにもみけした。
三日朝二人づれの鮮人が井戸に猫入らずを投入せんとする現場を警カイ員が発見して直ちに逮捕した。
（東京日日新聞大正十二年九月四日）
附近の墓場には扮装賤しからぬ年増婦人が鼻梁をそがれ出血甚だしく、局部にも重症を負ひ昏倒していたが
、七八人の鮮人に輪姦されたという事で～ （山瀬甚治郎談。河北新報大正十二年九月六日）
諸所を彷徨した。～況や不逞の鮮人約二千は腕を組んで市中を横行し、略奪を擅にするは元より、婦女子
二三十人宛を拉し来たり随所に強姦するが如き非人道の所行を白昼に行ふている。～官憲の警備は
（横浜は）東京市と異り、軍隊の出動もないので行届かざること甚だしく、遂には監獄囚人全部を開放し
看守の指揮によりてこれが掃蕩に当らしめたので大戦闘となり、鮮人百余人を斃したが警備隊にも十余人の
負傷を生じた模様である。 （大日本石鹸株式会社専務細田勝一郎談。河北新報大正十二年九月五日）