13/11/15 06:09:47.47 A2Jl1K0p0.net
小野田氏は日本の降伏を聞かされて特別命令を受けて赴任した
諜報員なんだから、一般の将兵とは事情が違うよ。
日本軍や日本兵の一般概念とも分けて捉えるべきだ。
「日本は降伏する、日本本土は占領される、しかし何年か後には
満州国に逃れた日本政府が再侵攻する計画だから、
君の任務はその時に備えてルバングに潜伏して敵の情報を
収集し来るべき日本軍の侵攻を支援することだ」
となれば、30年は確かに長いが、健康や体力が維持できていれば
10年ぐらいは潜伏して任務を継続するのは当然のことだろう。
米軍のレーダー基地を定期的に襲撃していたのも、米軍と戦うことが
目的ではなく、銃弾の火薬を手に入れるためであったらしいから、
彼は忠実に任務を果たしていたわけだ。
いつまで継続するかは特別の教育と彼の性格的なものが大きいから、
日本軍の諜報員選定の基準は正しかったということだ。
気になるのは他の諜報員の行く末だ。
公表されていないが彼と同じ命令で数百人がアジア全域に
配置されていたはずだ。