倭国は百済属国 Part2at HISTORY
倭国は百済属国 Part2 - 暇つぶし2ch252:日本@名無史さん
23/02/23 16:32:03.22 fc7rs956Z
とにかく、日本書紀は、佐紀王権をすっ飛ばして、応神王権を纏向王権に直につなげた構成になっているのは明らかだ。
そして、応神王権を纏向王権に直につなぐカスガイとして設定されたのが、武内宿禰なのだ。
武内宿禰は、景行天皇から仁徳天皇の5代にわたって仕えたことになっている。
つまり、纏向王権と応神王権が直につながっているとするための重要人物なのだ。

この5代は、学者による研究の結果、今では4世紀初頭頃から5世紀前半頃までのおよそ100年間に相当するとされる。
この100年間に佐紀王権の4王を加えると、景行から仁徳までは10人の王となり、古代天皇平均在位10年説とぴったり重なることになる。
なので、この期間は、武内宿禰一人の寿命では明らかに無理がある。
そこで、日本書紀は、武内宿禰を非常な長寿者として描くことにしたわけだ。

この武内宿禰のイメージとオーバーラップするのが日向神話に登場する塩土老翁で、
塩土老翁はホホデミ(山幸彦)のときに現れ、神武までずっと天皇の身近にいて守護する神だ。
そして、この塩土老翁は住吉大社の祭神の筒男神と同体とされている神なのだ。
そうすると、武内宿禰は塩土老翁=住吉神の顕現として描かれていることが考えられるのだ。

そのように描くことによって武内宿禰の神的長寿を合理化し、応神王権を纏向王権に直につなげる荒業をまるで自然なことのように見せかけているのだ。
武内宿禰の役割は、このカスガイの役割しかないと言っても過言ではない。
なぜ、このような神的長寿の人物が必要になったのかというと、ひとえに佐紀王権の4王を抹消して消去したためだ。

日本書紀の謎の4世紀の構成は、このようなトリックによって成立しているのだ。


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