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日本書紀 応神天皇十九年冬十月
幸吉野宮 時國樔人來朝之 ~
夫國樔者、其爲人甚淳朴也、毎取山菓食、亦煮蝦蟆爲上味、名曰毛瀰
其土、自京東南之、隔山而居于吉野河上、峯嶮谷深、道路狹巘
故雖不遠於京、本希朝來、然自此之後、屢參赴以獻土毛
其土毛者、栗・菌及年魚之類焉
応神天皇が吉野宮へ行幸なされた時に、国栖(クズ)の人がやって来ました。
国栖の人は純朴な人柄で、いつも山の木の実を取って食べ、
蛙(カエル)を煮て美味しく食べていました。
この蛙を煮た食べ物を毛瀰(モミ)と言います。
国栖人の土地は都から東南の、山を隔てた吉野川の上流にあります。~
都から遠くないとはいえ、本来は稀にしかやって来なかったのですが、
応神天皇にご挨拶して以降は、国栖の産物(栗、キノコ、鮎)を持ってくるようになりました。
天皇とは別の先住民じゃないの?<蛙食