18/07/19 15:03:40.61 .net
>>164
寺社の境内を守っていたのは国家
しかし平安時代末期になってくると国家の軍事力が弱ってきて
勝手に寺社領を横領する輩が出てきた
寺社は自力で領地を守る必要性に駆られて武装した
その結果、大寺院では多くの僧兵が雇われ、自力で寺領拡大を行い始める
平家物語の話に戻すと仏教はもともと国家事業として始められたもので
有力な寺のトップは天皇や大貴族の子弟が勤めていたんだよね
寺のトップが政界大物の息子なのだから寺も政治に関与する
天皇の子である法親王が延暦寺や園城寺に入り
延暦寺のトップである天台座主や園城寺のトップである園城寺長吏となる
上皇や法皇が延暦寺や園城寺に武力援助を要請することもあった