17/09/24 20:36:46.61 .net
江戸の旗本や御家人の次男や三男坊は本当に悲惨だったらしいな。要するに長男が万一
死んじゃった場合に家督を継ぐ為のスペアに過ぎないから、兄貴が子供を残さずに死んでくれればいいものの
長男が健康で、嫁もらって男子でも産んだらもう役目はない。あとは、いい養子のくちでもあれば
ラッキーな方で、それにも恵まれないと、兄貴と、兄嫁、甥っ子・姪っ子に冷遇されながら、冷や飯でも
くらって、日々をつぶすしかない。要は強制ニートにされたとさ。
それでも江戸初期なら、似たような境遇の連中と傾奇者を気取って、要するに不良少年になって
街で暴れてうさを晴らす事はできたが、幕府がこれら傾奇者を取り締まるようなると、グレることさえできなくなったという。
そういう環境だから、江戸の旗本・御家人屋敷の中から「俺はいったいなんのために生まれてきたんじゃーボケー!」
と乱心して刀を抜いて、暴れ狂う‘乱心者‘が多く出たというね