日本人に仏教が果たした役割とはat HISTORY
日本人に仏教が果たした役割とは - 暇つぶし2ch1:日本@名無史さん
17/01/19 10:14:46.88 .net
もともと日本は川の国だ。溜まる池や沼とは違う、また海とは違い、雨が山で浄化され流れる清らかな川は飲み水から食糧の源として大切だった。
その意味で古くは、縄文時代から特別であってもおかしくない。また日本書紀には、日本土着の畑の土の文化と、弥生時代に伝来した水田稲作の水の文化の対比があり、
いまの天皇に連なる神々は水の文化であり、清らかであることが神の特性の大きなものとなり、現代まで神道の基本である。
さらには仏教の伝来は日本人の清らかさへフェティシズムを加速させたと言われる。仏教も先の三輪清浄で上げたように清らかさの文化がある。
これを受け入れるとともに、神道はより清らかさを過敏となる。それが「穢れ」の嫌悪である。「穢れ」の概念は日本書紀からあるが、伝染病のように怖がるぐらい過剰にさせたのは仏教の影響と言われる。
その結果、神道は仏教よりも清いという、現代の神社とお寺の差異に見られるような、神聖で清らかな神道、そして濁りを清らかにする役割としての仏教という日本人独特の対比を生み出した。
日本での仏教が葬式仏教であるのは、最大の穢れである死穢を清め成仏させたのは仏教のみが持つ力による。「死体穢れ観」から「死体往生者観」へ。
そしてこの力が、江戸時代には、泥にまみれる農業や金を儲ける商業の卑しさを清めて、職分への勤勉さへ転倒させた。
この勤勉さは日本近代へ繋がり、西洋における「資本主義の精神とプロテスタンティズム」と対比される。
ただし西洋における「資本主義の精神とプロテスタンティズム」が資本主義の黎明期のみであったと言われるのに対して、
日本では現代まで続いていて、GDPにカウントされない非貨幣価値のサービスを提供し続けている。
こんな日本人の特殊な資本主義経済って、経済成長率や、一人あたりのGDPで語ることができるのだろうか。


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