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日本人とアメリカ人
日本人は、古来より現世主義で、プラグマティックである。弥生時代の水田稲作の早い取り
込みや、青銅、鉄の導入だと、新しい技術の取り込みも早い。島国、地震、豊かな資源など
と関係するのだろう。自然との実働的な関わりを重視する。だから労働に対する差別は薄い。
誰もが職により世間のために働く役割を重視する。仏行職分主義というプロテスタントの
天職論に近い思想もある。
アメリカ人との違いは個人主義と集団主義にある。しかし日本人はそれほど集団主義にだ
ろうか。日本人は案外、他人に冷たく利己的である。集団主義的なのは役割においてである。
役割を全うしないと、集団からの排除圧がかかる。しかしだから集団主義とは言えない。た
とえば本音と建て前があるという表現がある。建前とはそとずら、役割であり、本音はウチ
の顔であり、利己的な個人だ。これは良し悪しではなく、日本人の二面性があることを表す。
個人主義の通路をきちんと持っている。戦後、ここにアメリカ人の思想がつながる。
建前とはそとずら、役割であり、本音はウチの顔であり、利己的な個人だ。これは良し悪し
ではなく、日本人の二面性があることを表す。プラグマティックである面から、成果に貪欲
である。個人主義の通路をきちんと持っている。戦後、ここにアメリカ人の思想がつながる。
現代では逆に日本人は個人主義的だと言われる。集団主義的な面は避難されることが多く、
逆転しているようであるが、まだまだ日本人は役割を重視する。世間圧はまだしっかり働い
ている。とともに、日本人の個人主義はアメリカのそれとはかなり違う。