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半島から来た銅鐸文化はすばらしいね
URLリンク(www.manabi.pref.aichi.jp)
銅鐸は青銅器
さて銅鐸はまぎれもない青銅器であります。では、青銅器というのは何かといいますと、割合の順にいきますと、銅プラス錫の合金です。
これらの2元素がないと青銅器とは言えません。それに加え鉛も重要で、この3元素(銅・錫・鉛)を必ずもっています。
時々黒光りした銅鐸がありますけれども、あれは錫が多く含まれているのです。真っ青に錆びているような銅鐸は錫の含有量が少ないのです。鉛がだいたい3パーセントから5パーセントです。
時々科学者の中で、銅鉱石を溶かしたらその中に幾分かの鉛が入りますという人がいますが、
銅鉱石を溶かして自然に入る鉛というのは、1パーセント以内です。だから2パーセント、3パーセント、ましてや5パーセント入っている鉛は人工的に加えていると考えることができます。これは銅鐸を見る前の一種の基礎知識なのです。
だから銅鐸は、あきらかに意識的に銅プラス錫プラス鉛、場合によっては更にもっといろいろな金属も若干混ぜている大変な技術の産物です。これは何も銅鐸だけではありません。
鏡は模様を鮮明に出そうとか、実用の武器では折れなくしようとするために、混ぜる物をちょっと変えます。
弥生人の金属の知識というのはすごいものです。今だったら分析することでわかりますけれども、分析のない時代ですから大変な技術です。