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中国の王仲殊氏は、三国時代の魏で流行し、日本に渡った可能性の
ある鏡として、内行花文鏡や方格規矩鏡などを挙げている。
これを卑弥呼の鏡とすればほとんど問題はない。
にもかかわらず、畿内説の考古学者は何十年にも渡って三角縁神獣鏡を
卑弥呼の鏡としてきた。中国で一枚も出ておらず、呉の系統の鏡であるにも
係わらず。
なぜか、内行花文鏡や方格規矩鏡などは九州から出てくる鏡で、
三角縁神獣鏡は近畿地方に多く分類する。
畿内説は、これを一番優先したと言える。
畿内説の考古学には全てにおいてこの姿勢が貫かれている。