20/12/19 14:38:23.53 .net
●「城の政治戦略」(大石泰史氏、角川選書)は非常に興味深いテーマを扱っていますが、
著者の専門性もあって、今川氏の城館各論っぽいですかね。
来週、書店で手に取ってみようかと思いますが、
できれば、いわゆる天下人の城を含め、戦国~江戸初期の日本各地の城取り物語を総合的に語る内容を読みたいところです。
●今夜21時からBS3で放送される関ヶ原合戦特番は、
「敗者から見た関ヶ原合戦」(三池純正氏、洋泉社)の主張に近い内容であると期待します。
近年は、どちらかというと白峰説に端を発し、乃至・高橋氏らも説く偶然遭遇→短時間で西軍敗退という主張が優勢ですが、
当代記等の断片的な短い記述より、現地に残る伝承や遺構の方が強い筈。
小早川が当初から東軍というのは頷けるが、それへの対処も含め、三成らは十二分な防衛ラインを入念に構築していたと思う。
377:日本@名無史さん
20/12/19 18:14:49.91 .net
吉川弘文館のHP更新
人物叢書2021年最初は「幣原喜重郎」
378:日本@名無史さん
20/12/23 01:57:09.51 .net
>>364
事件前後の政治情勢、人物像等について十分把握していれば、一気に読み進められますね。
その上で、実演写真(坂本・中岡役が、もう少し“やられている”恰好をして欲しかったが。)と
諄いくらいに出て来る近江屋来訪→襲撃(奥八畳間への入室)→斬撃方法の描写に引き込まれていきます。
■「ほたえな!」があったかどうか、藤吉がいつ・どこで斬られたか、そこが大きなポイントですね。
坂本に対する最初の攻撃の寸秒前か、あるいは坂本・中岡を殺った後の事であったりもしますかね。
■高橋安次郎(後の静岡県警本部長・相原安次郎)が座居合の使い手がどうか、そこまで解明できるとなお好かったですね。
379:日本@名無史さん
20/12/23 02:04:58.18 .net
>>376
大石泰史氏の新刊は、「戦国大名・今川氏の城郭戦略」というタイトルにすべきだし、
以前に出た平山優氏の「戦国大名と国衆」は「戦国大名・武田氏と国衆」。
角川選書には、そういった傾向がある(苦笑)
380:日本@名無史さん
20/12/24 00:29:04.10 .net
人物叢書の発刊ペースも然りながら、
平凡社「中世から近世へ」シリーズも3~4か月に1本ではキツいなぁ。
武家官位、寿桂尼、伊達政宗、関ヶ原以後(光成氏お得意の毛利の動向とか?)、豊臣家終焉など
興味深いテーマでの刊行予定があるのに…
381:日本@名無史さん
20/12/25 22:46:20.11 .net
某所のレビューを見る限りでは、
●「源氏将軍断絶-なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか」(坂井孝一氏、中公新書)
は、“ふ~ん、そうですか”という感じですかね。実朝が生き残って後継を決めたら、そっちの方が本当の源氏将軍断絶だとか何とか?
何しても、この時代・このテーマ気分になるのは、まだ先ですね。
●「織田信長-戦国の『正義』を貫く」(柴裕之氏、平凡社)
は、これまでの議論を踏まえ、著者なりに信長像と彼が目指した天下のあり様、その到達点をまとめた、
という風であって、格別新規性やエッジの立った論ではないようですね。天下統一か天下一統か、というのも悪く言えば言葉遊びかも。
それならば、
「近世大名墓の展開-考古学から大名墓を読み解く」(大名墓研究会、雄山閣)
「幕末期の江戸幕府鷹場制度-徳川慶喜の政治構想」(安田寛子氏、河出書房新社)
あたりに興味を覚えます。
382:日本@名無史さん
20/12/26 01:23:13.89 .net
平凡社“中世から近世へ”-「今川のおんな家長 寿桂尼」来ましたね!
2か月後と、若干間隔と詰めてきました。
それもこれも、次から次へと出してくれる黒田基樹先生のおかげか?!
383:日本@名無史さん
20/12/26 10:33:01.44 .net
>>381
源氏将軍断絶はPHP新書
384:日本@名無史さん
20/12/29 01:08:37.13 .net
失礼しました。
385:日本@名無史さん
21/01/01 15:26:53.46 .net
皆さん、2021年の読書初めは何ですか?
私は、ちょっと前に買っていた「明治という『遺産』」です。
物量的に“尊徳読み”ができないので、在宅時間に少しずつ、たぶん2~3か月かけて読んでいきます。
もちろん、その間に別本も並行して移動時間で読んでいくつもりですが、
「寿桂尼」が今から楽しみです。
ちょっとスレ違いになりますが、私のイメージは「岸田今日子」ですね(笑)
大河ドラマも「井伊直虎」(2017年)ではなく、寿桂尼主役くらいのスケールが欲しかったです。
386:日本@名無史さん
21/01/01 15:28:11.33 .net
失礼、<明治> の方にカッコですね。
387:日本@名無史さん
21/01/01 19:49:05.81 .net
「伊達一族の中世-『独眼龍』以前」(伊藤喜良氏、吉川弘文館・歴文L)
これを読んでいる人はいますか?
稙宗・輝宗よりも前の時代の話で、マニアック。一族系累、地元の縁のある人でないと手が伸びないかな。
それよりは、岩田書院の昨年春刊行本(書店では見かけないI)や
一応平凡社シリーズでラインアップに入っている政宗本を読みたいですね。御免なさいミーハーで。
388:日本@名無史さん
21/01/03 12:12:27.53 .net
>>385
「明治」~ の中で、一坂太郎の章だけ異質だよな。
学術研究論稿ではなく、政府や自治体の明治150年事業に対する批判だけw
読み飛ばすべき。
389:日本@名無史さん
21/01/03 20:57:49.08 .net
昨年3月刊行の吉川弘文館・宮武正登氏「肥前名護屋城の研究」は、読者ゼロだったりしますかね?
時機を見てチャレンジしたいとは思いますが、読んだ方はいませんか?
390:日本@名無史さん
21/01/07 10:19:28.28 .net
人物叢書、2月は「大友旅人」も刊行
391:391訂正
21/01/07 10:21:01.06 .net
大友じゃなくて大伴だった
392:日本@名無史さん
21/01/09 14:17:06.23 .net
もっとメジャーな人物の評伝をどんどん刊行して欲しいのだが…
393:日本@名無史さん
21/01/15 00:46:37.07 .net
吉川:「世界の中の近代日本と東アジア」(2月、大日方純夫氏)、
ミネルヴァ:「横井小楠」(3月、沖田行司氏)
このあたり要チェックです。
394:日本@名無史さん
21/01/20 19:16:39.89 .net
人物叢書、幣原喜重郞、大伴旅人、4月ぶりの新刊かあ
発刊ペースを上げてほしいが
395:日本@名無史さん
21/01/21 03:59:02.59 .net
とにかく、この種の本が読まれなくなった、売れなくなったからなぁ。。。
このスレだって来ているの2~3人だもの。
出す側ももちろん先刻承知、日本の文化を守るために、経営が耐えられるギリギリの線で商売してくれている。
そこは感謝したい。
396:日本@名無史さん
21/01/22 22:58:40.12 .net
●天下人信長の基礎構造(高志書院)〚編〛仁木宏、鈴木正貴
上洛後の信長をあえて描かないとして、長井~後・斎藤氏三代の岐阜、守護所時代の清須、信長の小牧山城
等に関する論考を収めた本ですが、それでこのタイトルの意味するところに迫ることができますかね?
(できていますか?)
●関ヶ原合戦全史 1582-1615(草思社)〚著〛渡邊大門
関ヶ原合戦を豊臣政権の成立からその崩壊まで、通史を追いながら、重要な論点について、現在の研究の到達度と著者の見解を
述べている。小早川秀秋が合戦前日に既に東軍に属していたこと(それでも当日、様子見・逡巡)など最新の通説を押さえながら、
一部にある、「関ヶ原合戦はなかった」という、布陣図を全否定するような説には批判的であるなど、穏当でバランスが取れた主張に見える。
直江状は偽書、小山評定は「あった」という見解になっている。
一つひとつを深く掘り下げた研究論稿ではないが、最新情報を押さえて自分なりの頭の整理をするには格好の本だろう。
397:日本@名無史さん
21/01/22 23:08:18.41 .net
松潤・家康の大河ドラマでは、是非、柴裕之氏に責任考証を担ってもらいたいですな。(「真田丸」で考証実績あり)
最初からなるべくして天下人になった、という徳川中心史観に基づく伝統的な家康像ではなく、
時代の環境に翻弄され、その時々に苦渋の選択を迫られ、結果的に生き残って江戸幕府開祖になれたという家康像は、
平凡社「中世から近世へ」シリーズで柴氏が描いたマンマですからね。
398:日本@名無史さん
21/01/23 18:06:25.74 .net
ドラマの考証ってスタッフから「ここどうなん?」って聞かれたら答えるだけで
番組内容を精査して歴史的な正しさを保障してるわけじゃないよ
399:日本@名無史さん
21/01/29 19:10:58.02 .net
吉川弘文館の読みなおす日本史で、「後醍醐天皇と建武政権」発売予定
3月までには出ないらしいが、いつ刊行かな
400:日本@名無史さん
21/02/06 13:34:55.80 .net
仕事が激務超多忙になって読書が進みません。
「~寿桂尼」(平凡社・中近)の前に何か飛び込ませたいのですが、難しいかも…
その後は吉川「摂関家の中世」(吉川・歴文L)を候補にリストアップ。
401:日本@名無史さん
21/02/06 15:51:34.09 .net
歴文L
そんな自分にしかわからない略するなよ
402:日本@名無史さん
21/02/06 17:19:46.17 .net
そういう突っ込みばかりではなく、プチ書評みたいなスレにしてくれよ。
403:日本@名無史さん
21/02/09 21:39:54.74 .net
ミネルヴァの「足利義教」が、刊行予定から消えてる
執筆予定は横井清 何があった?
404:日本@名無史さん
21/02/10 00:35:01.16 .net
毛利隆元私見(中央公論事業出版)、戦国大名・北条氏直(角川選書)、
立花宗茂-戦国最強の武将(中公新書ラクレ)、天下一のかぶき者・織田左門(宮帯出版社)
通の人なら、この辺りしゃぶりつくのかも知れないが、
どうしても、中央政界で何事かを為した人でないと、その評伝1冊を読もうとまではいかなくて…
小生、歴史好き云十年やっていますし、決してミーハーではないけれど…
諸兄方、どうですか?何か手にされていますか?
405:日本@名無史さん
21/02/21 19:57:17.80 .net
で、皆さん、渋沢本は何を読んでいますの?
それとも、「明治十四年の政変」(久保田哲氏、集英社インターナショナル)あたりに没頭?
406:日本@名無史さん
21/02/23 14:40:08.98 .net
剽窃とか色々批判もあるが 読みやすさと現代的な斬新さからいえば
津本陽は外せないな 従来の歴史モノは人情話と適当な知識の泥縄みたいな
作品か変な極左イデオロギーをまぶした一種のファンタジーだったりするけど
津本のは現実の史料分析に即した現代的なドライさと客観性のある描写に
一種の神秘主義を加えて深みを持たせた独特の世界観がある
晩年の忍者モノとかすごくいいよ ただ看板の剣豪モノは作者も飽きたのか
話の後半にはいつの間にか上州の博徒と無宿人が悪役として出てきて そいつらを撫で切りにする展開に陥るのが常となっていた
あと途中で理由もなく消えてしまうキャラもいたりするし もう少しストーリー展開に気を配って欲しかったな
407:日本@名無史さん
21/02/23 18:26:20.79 .net
最近の津本陽が何を書いているのか全く知らないけど昭和の頃は読めたものじゃなかったけどな。
史実なんかよりエンタメ重視
他の作家のキャラ設定を剽窃してるのを誤魔化すために方言を多用
408:日本@名無史さん
21/02/24 15:32:22.15 .net
>>403
横井清で検索かけてみればわかる
409:日本@名無史さん
21/02/24 16:17:48.16 .net
亡くなったのか
でも2019年4月 2年近く前だな
410:日本@名無史さん
21/02/26 16:22:42.50 .net
吉川弘文館のHP更新
>>399の本は4月刊行
411:日本@名無史さん
21/03/04 20:45:57.77 .net
「気候で読み解く人物列伝 日本史編」(田家康氏、日本経済新聞出版)
歴史を科学する、こういうの好いですね。
梅雨期の信長の戦いでは桶狭間ではなく設楽が原を取り上げているところ、
桜田門外の変当日の季節外れの大雪への注目、
新田義貞の幸運と悲運など、
是非読んでみたいですね。
412:日本@名無史さん
21/03/14 20:07:52.15 .net
海上知明氏とともに謙信大好き(“最強”評価する)乃至政彦氏の「謙信越山」が評判のようですね。
謙信とは何者であったのか?突き詰めればそこに辿り着く話ですからね。
それから里見、太田、小田などマニアックな関東諸豪の話、それらに興味ある人は必読でしょうね。
413:日本@名無史さん
21/03/14 21:50:39.53 .net
♪ i.\ .i.\ i.\ チャンカチョンコ♪
♪ 乂_\ 乂_\ 乂_\ チャンカチョンコ♪
〈,<`∀´>ノ`∀´>ノ`∀´>ノ
└i===|┘i===|┘.i===|┘
((( 〉__〉 〉__〉 〉__〉
♪ /.i /.i. /.i
♪ ∠__ノ ∠__ノ ∠__ノ エーラ張ハッタ
〈<`∀´>ノ`∀´>ノ`∀´>ノ 目ーガ吊ッタ
└i===|┘i===|┘.i===|┘ ホルホルホルホル
〈__〈 〈__〈 〈__〈 )))
♪ i.\ .i.\ i.\ キタノ無脳ニ ♪
♪ 乂_\ 乂_\ 乂_\ シタノ無能 ♪
〈,<`∀´>ノ`∀´>ノ`∀´>ノ
└i===|┘i===|┘.i===|┘
((( 〉__〉 〉__〉 〉__〉
♪ /.i /.i. /.i
♪ ∠__ノ ∠__ノ ∠__ノ オナージミンジョク ♪
〈<`∀´>ノ`∀´>ノ`∀´>ノ
└i===|┘i===|┘.i===|┘
〈__〈 〈__〈 〈__〈 ))) ウェーハッハッハッ
414:日本@名無史さん
21/03/15 01:01:37.02 .net
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) (面接官)
| (__人__) では特技にあるネトウヨ連呼というのを
| ` ⌒´ノ 今ここで実践して見せてください
| }
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/ ̄ ̄\ ___
/ \ | チョン| ネトウヨォォォー!!
|:::::: | /,,,,,,)ii(,,,,,,\ ネトウヨォォォー!!
. |::::::::::: ∪| /(;;゚\)ll(;;/゚)\ 愛国心とかウゼェェェー!!
|:::::::::::::: ∪ |/ ⌒(__人__)⌒ \
. |:::::::::::::: } | ノ( |r┬- | u |
. ヽ:::::::::::::: } \ ⌒ ) l ノ /
ヽ:::::::::: ノ | u `ー' \
/:::::::::::: く | | | |
-―――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――┴┴―
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)
415:日本@名無史さん
21/03/17 01:09:54.59 .net
∧_∧ ∧_∧
( APA) <l|l;`Д´>
三 ( つ つ 三(つ ,ノつ
三 人 ヽノ 三 / ゝ 〉
(__(__) (_(__)
∧_∧ ∧_∧
<`Д⊂彡 三 DHC )
⊂ ノ 三G( こつ
人 Y 三(_,\ \
し (_) 三___)
∧_∧
( 高須, )
∧_∧ (`つ⌒ ) ∧_∧
( フAPA)フ : ∧_∧ ⊂(DHC ,)
( )ノ ::< ∩∩>: \ )
/ / / ::(´ ノ ノ::シクシク… ( ( |
(_)_) ::( ̄__)__):: し(_)
416:日本@名無史さん
21/03/24 16:11:06.12 .net
吉川弘文館のHP更新
5月も「人物叢書」なし
次の新刊、いつ出るんだろ
417:日本@名無史さん
21/03/29 06:34:07.00 .net
このスレや某サイトのレビューも全然書かれないもんね。
そら、読まれない、売れないのだから刊行されなくなる一方だよ。悲しいね。
418:日本@名無史さん
21/03/29 21:51:28.55 .net
「武田信玄 500年目の真実」(井沢元彦氏、宝島社新書)は、どうですか?
井沢氏の、歴史の必然・流れに対する洞察力は勉強になりますよね。
419:日本@名無史さん
21/03/29 21:54:14.34 .net
>>373 「山崎の合戦」って、情報あるの?
420:日本@名無史さん
21/03/30 10:29:05.01 .net
Q:コリアンについてどう思いますか?
早く
死ね┐ ┌──死ね 9%
11% │ _..-ー''''''l'''''― ..、
./ .l, | `''-、
./ .l .| \
/ゝ、 l. | ヽ
./ .`'-、 l. | l
│ ゙''-、 .l,| すぐ l
| `'″ 死 ね |
│ ,!
l 80% ./
.ヽ /
.\ /
`'-、 /
`''ー .......... -‐'″
421:日本@名無史さん
21/04/03 14:34:37.95 .net
>>418 甲陽軍艦の再評価、星谷幕府構想の話ですから、
「『甲陽軍艦』の史料論-武田信玄の国家構想」(黒田日出男氏、校倉書房)を読んでいれば、スルーでいいですかね。
それより、山梨県立博物館15周年記念特別展「生誕500年 武田信玄の生涯」へ行って、
図録(2000円)を買ってくる、これは5月10日までに絶対果たさなければならないでしょう。
422:日本@名無史さん
21/04/07 23:59:21.15 .net
“信玄展”図録、都内大型書店で一般販売確認! これは有り難いですね。
コロナ禍で遠方からは博物館へ行きにくい、多人数集まって密になって欲しくはない、
そんな配慮があるでしょうかね。
図録をゲットすれば、得られる情報としては、現地見学と全く等しいです。
ただ、実物をこの目で見たい、その満足感、そういった感覚が重要とも言えるので、迷いますね。
423:日本@名無史さん
21/04/08 00:08:37.64 .net
吉川弘文館(人物叢書)も平凡社(中世から近世へ)も力尽きようとしている?中で。
ミネルヴァ書房が何とか頑張ってくれている。
●「源頼朝」の刊行予定が出たし、、
●「ハンドブック近代日本政治思想史 幕末から昭和まで」は、人物、結社、思想が個々に見開き2頁から6頁程度にまとめられており、
近現代史事典の一つとして保存しておきたい優れ物のように思う。
●今日か明日には購買可能であろう「平成の宰相たち」も楽しみ。
概して歴史的評価の低い総理大臣が並ぶが、その知られざる人物像や彼らの苦悩、命運を分けた政局の一場面など、どこまで語られていようか。
424:日本@名無史さん
21/04/08 11:04:16.50 .net
ウリはウンコだけでドンブリ飯4杯はいけるニダ!
V
∧韓∧
<丶`Д´> ∧日∧
/ \ ( )何言ってんだこいつ
.__| | .| |_ / ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄ / .| | |
||\..∧中∧ (⌒\|__./ ./
||. ( ) ~\_____ノ| ∧米∧
/ ヽ 死ねよ \| ( )
| ヽ \/ ヽ. オマエ馬鹿だろ
| |ヽ、二⌒) / .| | |
425:日本@名無史さん
21/04/10 17:43:49.71 .net
江戸開府400年、「ブラタモリ」のヒット、
以来、“スリバチ”とか凸凹をキーワードに、江戸・東京の地理地形の散策、歴史の掘り起こしがブームになって久しいわけですが、
徳川幕府の国づくり、政権防衛構想の視点から、
「都市計画家 徳川家康」(Mdn新書、谷口榮氏)、「江戸の暗号」(祥伝社新書、土方勝一郎氏)
が新刊本として出ています。
天海大僧正の宗教的企み、家康の神格化、そのあたりも論点になっていて面白そうですね。
426:日本@名無史さん
21/04/22 21:26:25.01 .net
やっと規制解けた
>>419
ソースは吉川弘文館出版図書目録
「歴史文化ライブラリー」で刊行予定
427:日本@名無史さん
21/04/22 21:34:14.37 .net
ミネルヴァ、6月の「源頼朝」の前には5月「楠木正行・正儀」
親の正成より早く刊行か
428:日本@名無史さん
21/04/24 10:10:18.22 .net
「南北朝武将列伝 北朝編」Amazonに表紙来た
発売が楽しみ
429:日本@名無史さん
21/04/27 15:38:45.40 .net
吉川弘文館のHP更新
6月の人物叢書新刊は「徳川忠長」
430:430
21/04/27 15:42:40.27 .net
スマンまちがえた
徳川忠長は人物叢書ではなく、歴史文化ライブラリーだった
431:日本@名無史さん
21/04/27 23:33:55.56 .net
尾崎秀和氏、ちくま新書の「氏名の誕生-江戸時代の名前はなぜ消えたのか」
これは、要するに、江戸時代は好かった、でも…の反明治維新論、
そしてその類の論者が明治政府の系譜とみなす現・自民党政治の否定、究極には反日
そういう性質ですかね。
432:日本@名無史さん
21/04/28 01:45:01.92 .net
山梨県博行って、信玄展図録はそこで買って、ほうとう食べて、石和温泉入って帰京するのが一番ですね。
GWの行楽はこれがベスト!
433:日本@名無史さん
21/04/28 09:00:56.21 .net
平凡社「中世から近世へ」も命脈が断たれてしまうの?
次回予定は、昨年・一昨年あたり“明智光秀”から派生して関連本の刊行があった「細川ガラシャ」なので購読予定なしだが、
それすら、2月の「寿桂尼」から3か月経つのに具体の音沙汰なしだ。
434:日本@名無史さん
21/04/28 18:54:42.80 .net
>>431
ネトウヨはニュース速報板へ行きな
435:日本@名無史さん
21/04/28 22:21:47.14 .net
>>431はバカウヨ
436:日本@名無史さん
21/05/07 23:40:32.17 .net
享徳の乱、佐竹氏研究、南部氏の城郭、秀吉の播磨(三木城)攻め、北条氏直…
マニアック、ニッチな刊行本、読んで楽しんでいますか?
437:日本@名無史さん
21/05/08 06:23:46.10 .net
愛国者の聖書『日本国紀』
438:日本@名無史さん
21/05/08 10:26:58.45 .net
「災害とたたかう大名たち」(角川選書、藤田達生氏)は、意味深な本ですな。
コロナ対策に奮闘する知事たちを雄藩大名と見立て、いずれ令和維新を夢見る立場だったりしますかね?
三重県政はどう評価されていますかね?
知事とその妻殿には+イメージありますけれど。(夫人は“恰好良い”女性。仕事で会ったことあります。)
ま、そういうのは抜きにして、社会派として知識の宝庫、でも挫けずに読んでいくのは難しそうではあります。
439:日本@名無史さん
21/05/08 17:50:47.26 .net
藤田達生は親を秀吉に殺されたのか?
と勘ぐりたくなる酷い本を昔立ち読みしたからなぁ
客観的・合理的な批判だったら読めるけど
どうにでも解釈できる事例で全て秀吉が悪いと決めつける感情論だから性質が悪い
440:日本@名無史さん
21/05/09 16:05:53.25 .net
“鞆幕府”という概念や光秀謀反の原因に関する彼の主張に見られるように、
義昭政権を実質的なものとして評価するなど、
基本的には反織豊政権、反自民党政権だとは思うが、近年の著作では感情的な筆致はなく、
信長・秀吉の強さも書くなど、十分読めるものにはなっている気がする。
441:日本@名無史さん
21/05/14 22:51:55.57 .net
「毒が変えた天平時代-藤原氏とかぐや姫の謎」(船山信次氏著、原書房)は、
古代ロマン溢れる、でもちょっと怖い、そんな内容ですね。
かぐや姫、竹取物語の、まさかの真実が語られています。
遣唐使がもたらした毒が使われた-
それは天平時代だけの話ではなく、魑魅魍魎が跋扈した平安京の宮廷政治をも動かしていったと思いますね。
442:日本@名無史さん
21/05/15 06:59:30.97 .net
持統天皇と男系継承の起源 ―古代王朝の謎を解く (ちくま新書、武澤秀一氏)
「万世一系」、つまり日本が日本である所以を一刀両断に否定してしまっていますね。
歴史的事実の叙述か、国家観・文明観・政治思想の布教目的か…
近・現代まで続いてきた藤原氏の隠然たる力、これには興味を惹かれます。
443:日本@名無史さん
21/05/16 11:30:52.91 .net
アホ発見→>>432
444:日本@名無史さん
21/05/16 11:32:40.94 .net
>>407
童門もじゃん
445:日本@名無史さん
21/05/16 11:33:55.03 .net
>>397
糞大河に時代考証も無い
446:日本@名無史さん
21/06/10 19:17:47.47 .net
>>440
ネトウヨはニュース速報板へ行け
447:日本@名無史さん
21/06/20 21:58:47.55 .net
岩波新書「源頼朝」が復刊されたが、来年のNHK大河ドラマに合わせたんだろうか?
448:日本@名無史さん
21/07/02 00:43:20.05 .net
専門書って1冊1万円以上して値段が高すぎるわ
より突っ込んで学習したいという人はどうしてるのか?
449:日本@名無史さん
21/07/06 10:59:32.16 .net
>>1
鹿島昇の裏切られた3人の天皇 明治維新の謎が何度も読みたくなる本だよ。
450:日本@名無史さん
21/07/06 14:11:03.79 .net
政治家の覚悟 官僚を動かせ
451:日本@名無史さん
21/07/16 01:49:46.86 .net
専門書、せめて6000円以内にできんのか
紙箱入、ハードカバー、厚手紙で11000円とか高すぎるやろ
452:日本@名無史さん
21/07/16 12:57:11.40 .net
日本史と言いながら実は
半島人の日本列島上での歴史なのだ
こんなに下らない歴史を学ぶ暇があったら
韓国文大統領の歴史でも学んだ方がマシだ
なぜなら文は寄生虫じゃないから
453:日本@名無史さん
21/07/29 16:19:09.17 .net
人物叢書、9月は「尋尊」
もっとメジャーどころを早く刊行してほしい
454:日本@名無史さん
21/08/02 23:54:57.32 .net
ミネルヴァ頼朝、利休と信長、龍馬と西郷 どうですか?
455:日本@名無史さん
21/08/03 18:24:36.82 .net
歴史文化ライブラリー9月
「隠れた名君 前田利常」
徳川忠長もそうだったが、人物叢書で出せばいいのに
456:日本@名無史さん
21/08/03 22:34:48.53 .net
忠長も利常もマイナー、というか平安な時代の人物というか。
やはり動乱の時代の人物がええわ。
もちろん文化人・宗教家ではなく武人・政治家でね。
457:日本@名無史さん
21/08/04 21:15:55.01 .net
人物叢書「平清盛」取り寄せて買った
在庫僅少だそうだが、買えて良かった
ミネルヴァ(予定)は維盛はあるが、清盛はない なんでだろう?
清盛有名人なのに 人物叢書とのダブりを排しているのか?
458:日本@名無史さん
21/08/08 17:36:08.39 .net
吉川弘文館のHPに、人物叢書「北条義時」の重版情報が載ってる
政子も品切れなんだが、こっちも重版してほしい
459:日本@名無史さん
21/08/08 22:31:02.09 .net
得宗家に生まれたかったよなぁ。「得宗殿…」と呼ばれたかった。
460:日本@名無史さん
21/08/09 10:21:27.18 .net
それを言うなら「太守」でしょ
NHK大河ドラマ 太平記見てなかった?
461:日本@名無史さん
21/08/09 22:14:34.13 .net
定説の検証 「江戸無血開城」の真実―西郷隆盛と幕末の三舟 山岡鉄舟・勝海舟・高橋泥舟
は、どうですか? 2~3年前に歴文Lでも同じようなものが出ていますが、
要は、ほら吹き海舟をディスっているわけでしょ?
462:日本@名無史さん
21/08/10 15:32:25.02 .net
>>461
ネトウヨはニュース速報板へ行きな
463:日本@名無史さん
21/08/10 16:57:14.53 .net
教科書は三省堂が好きだったけど他の人達はやっぱり山川を使っていたんだろうな
参考書も同じ著者の新講日本史だった
先生がこだわりのある人で信念を持って三省堂を使ってたから素直についていったら得意科目になった
あまり参考書はこれしかないみたいな定説に振り回されるのはよくないと思う
人それぞれだ
スレチかもしれないね
464:日本@名無史さん
21/08/12 23:13:51.91 .net
今福匡氏の「上杉景勝」はどうですか?
465:452
21/08/13 02:56:43.64 .net
6000円の本を古書店で3000円で売っていたので電車乗って買いに行った。
通勤定期で梅田まで行ってそこから切符買って環状線乗って難波まで行って交通費往復360円。
新品買うよりはるかに安い
11000円の本も古書店で探そうと思う。
新品は高すぎる
466:日本@名無史さん
21/08/13 12:28:31.82 .net
>>464
ネトウヨはニュース速報板へ行きな
467:日本@名無史さん
21/08/16 23:46:21.86 .net
「東国の雄」上杉景勝に続いて、「不屈の両殿」島津義久・義弘(新名一仁氏)。
角川(新書)頑張りますなぁ。
ストレートにこれらの武将を主人公にした刊本を読んだことがないので、購読しなければいけないかと思いつつ、
今なんで上杉や島津?という気もする。
私は大河ドラマべったり人間ではないけれど(近11年は余り集中していない。)、
時代・事象への関心は歩調を合わせたく、今なら幕末維新もの、あるいはそろそろ鎌倉モードに入りたいのでね…
468:日本@名無史さん
21/08/17 15:35:13.67 .net
>>467
>>466
469:日本@名無史さん
21/08/17 23:01:27.77 .net
今日、4月に発刊された「偽史の帝国~」なる本を書店でチラ見してみたのだが、酷ぇもんだな。
言論・表現の自由とか、そんな綺麗事言っている場合じゃないよな。
あんなのが存在を許されるなんて、お人好にも程がある。
470:日本@名無史さん
21/08/18 23:33:32.68 .net
黒田基樹氏の「下剋上」(講談社現代新書)は、氏の仕事にしてはえらく評判が悪い。
確かに、構成をみた限り、各論が並んでいるだけで、そこから何かしらの論を浮き彫りにしている感がしない。
一方、今日書店に並んだ「戦国『おんな家長』の群像」(笠間書院)は、
先に「今川のおんな家長 寿桂尼」(平凡社)の「あとがき」で予告していたように、
氏がこのテーマの研究に本格的に乗り出してきたという流れに位置づけられるもので、興味深い著作だ。
471:日本@名無史さん
21/08/19 15:34:22.16 .net
>>470
>>466
472:日本@名無史さん
21/08/19 18:14:59.24 .net
>黒田基樹
数年前、この人の著作を引用すると脊髄反射で反応する奴がいたが
いつのまにかいなくなったな
もう基地外にストーキングされなくなってなにより
473:日本@名無史さん
21/09/02 22:23:21.49 .net
コロナ対策の前線にも居て相当多忙になり、読書が進みませんわ。書店に行くこと自体が難しいです。
また、本を手に取ったとしても、日本経済・社会・安保、それに医療体制の問題等の時事物を優先させちゃっています。
平凡社「中世から近世へ」、ようやく刊行予定が出ましたね。個人としては「ガラシャ」はスルーです。
「定説の検証 江戸無血開城~」とミネルヴァ頼朝は読みたいところですが、為さぬまま日が過ぎていきます。
474:日本@名無史さん
21/09/03 16:03:54.60 .net
>>473
>>466
475:日本@名無史さん
21/09/06 23:18:19.64 .net
永井晋氏・山川出版社「八条院の世界」
政治的実権があったかどうかはさておき、その身分を気取った華美には走らず、
穏やかな人柄と生活ぶりで親しまれ、期せずして一種の宮廷サロンを築き上げた八条院こと暲子内親王。
どこぞの眞子とやらとは対極にある、皇族の女性の鑑。
この本は、天皇になるか否かはともかく、是非との愛子内親王にも読んでもらいたいですね。
476:日本@名無史さん
21/09/08 16:24:22.25 .net
>>475
ネトウヨはニュース速報板へどうぞ
477:日本@名無史さん
21/09/08 23:49:55.65 .net
本郷和人氏の最新刊は扶桑社新書「日本史の論点」
権門体制論VS東国国家論とか、中世までは日本に国家はなかったとか、
そこへ信長が初めて天下(≠畿内)の概念を持ち込んで…とか、
いつもの話ではあるが、
適度な間隔を開けて本郷ワールドに浸るのは、楽しいとは思う。
478:日本@名無史さん
21/09/09 12:14:03.53 .net
>>477
ネトウヨはニュース速報板へどうぞ
479:日本@名無史さん
21/09/09 17:55:21.66 .net
>中世までは日本に国家はなかった
昭和の頃に司馬が何度か書いてるな
>信長が初めて天下(≠畿内)の概念を持ち込んで
それに乗っかった堺屋がこれをうんざりする程書いてた
平成の初め頃までだったかな?同じ新聞に何度書いてんだと当時思った
480:日本@名無史さん
21/09/11 07:26:30.02 .net
「国家」の定義がわからん俺
481:日本@名無史さん
21/09/12 16:16:28.00 .net
>>480
トップとその他の人の集まりでいいんじゃね?
482:日本@名無史さん
21/09/12 16:20:12.51 .net
おおやしまって、
まさか世界八州のことじゃねえだろうなあ
五大陸に、失われた三大陸、たして世界八州。
本当は、南極大陸も入るかな?
すまん、ネトウヨなんだ
483:日本@名無史さん
21/09/20 02:43:16.02 .net
ネトウヨは低学歴だから仕方ない
484:日本@名無史さん
21/10/13 14:56:02.11 .net
吉川弘文館
10,11月で30冊近い新刊出るのに「人物叢書」はまったく無し
人物叢書、どうしてこう新刊出ないんだろ
485:日本@名無史さん
21/10/14 21:13:11.75 .net
基本的に功成り名を遂げた人にしか執筆依頼してないからだよ
まあたまになんでこんなのに頼んだのかって疑問を禁じ得ないのもあるけどな
486:日本@名無史さん
21/10/14 22:37:42.57 .net
製品名 牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか
著者名 著:広中 一成
発売日 2018年07月27日
価格 定価:1,155円(本体1,050円)
ISBN 978-4-06-512728-5
通巻番号 136
判型 新書
ページ数 288ページ
シリーズ 星海社新書
「愚将」を生み出した原因は、昭和陸軍の組織体質にあった
牟田口廉也は、インパール作戦を失敗に導いた陸軍司令官として知られている。だが、それのみを切り取って牟田口を「愚将」と断じてしまってよいのか。また、責任は彼個人のみに帰せられるべきなのか。本書は牟田口の軍歴を丹念に追うことで「愚将」像を再検討してゆく。
487:日本@名無史さん
21/10/15 18:54:06.38 .net
最近は陸軍悪玉論を口にする人はみかけないけど
帝国陸軍に否定的な論者って何時も同じ人間・同じ事例ばかりを口にしてのオナニー
帝国陸軍のやらかした無様はたいていよその国の陸軍でもやっているのに、何故か日本の話だけをピックアップして、だから日本だけが駄目だったで同調を強要。
陸軍の「愚将」って誰?と尋ねてもフツーは五人ぐらいしか名前がでてこない。
ネットで検索して無理矢理人数を捻りだしてくる輩が偶にいてるが、それでも十数人の名前しか出せない。
陸軍の組織体質に問題があったのだと言ってる輩は、帝国陸軍の将官が数十人しかいないと思いこんでいるんだろうか?
488:日本@名無史さん
21/10/15 23:03:37.97 .net
阿倍野のジュンク堂書店に行ったら初めて日本史コーナーに若い女の子がいて長時間棚を見ていた。
これは初めて。たいてい俺を含めてオッサンやし。
ただ、服装がロングのツインテールの髪でゴテゴテ・フリフリな服装とアクセサリーやし、刀剣乱舞?
薄桜鬼? 鬼滅の刃などのゲームや漫画・アニメ・ライトノベル・2.5次元ミュージカルのファンかなあ
とも思ってしまった。
主として近世~近代の棚
489:日本@名無史さん
21/10/20 16:38:56.79 .net
吉川弘文館
12月より新シリーズ 「対決の東国史」
値段も2200円と安価 買おう
490:日本@名無史さん
21/10/22 17:02:58.33 .net
来年のNHK大河ドラマの関連本が出始めてるけど、
神護寺の画像を頼朝だと言ってる本があって気に食わない
あの画像は足利直義だと思ってるから
491:日本@名無史さん
21/10/28 18:20:29.02 .net
吉川弘文館
12月も「人物叢書」無し
2021年は4冊出ただけ 低調だな
492:日本@名無史さん
21/11/01 06:36:06.22 .net
「京都の中世史」シリーズって買う価値ある?
1冊3000円
493:日本@名無史さん
21/11/01 16:01:40.05 .net
>>492
好きな巻だけ買えばいいんじゃないの
オレは4と7の予定
7は著者の山田邦和が森浩一の弟子なので読んでみたい
494:日本@名無史さん
21/11/02 05:09:03.55 .net
>>493
なるほど
495:日本@名無史さん
21/11/09 17:16:22.15 .net
坂靖著の新刊「倭国の古代学」買ってきた
このシリーズ(「蘇我氏の古代学」「ヤマト王権の古代学」)の難点は、
古墳の空中写真が少ないこと もっと載せてほしかった
496:日本@名無史さん
21/11/12 13:19:23.88 .net
朝日新書「頼朝の武士団」
大河ドラマの関連本かと思ったが、洋泉社歴史新書の復刊か
前の持ってるから、買うか迷うな
497:洋泉社歴史新書 復刊
21/11/12 13:39:10.82 .net
「信長研究の最前線」朝日文庫
「南朝研究の最前線」同
「信長が見た戦国京都」法蔵館文庫
「境界争いと戦国諜報戦」吉川弘文館
に続くか>頼朝の武士団
洋泉社なくなったから、もっとどんどん復刊希望
498:日本@名無史さん
21/11/13 20:54:16.05 .net
>>496の本買った
著者の細川重男は、源頼朝像=頼朝説なのか
ガッカリした
499:日本@名無史さん
21/11/17 12:14:33.96 .net
虚心に他山の石として異説を受容すればいいだけなのに
低学歴って自分の思い込みと違うだけで勝手にガッカリするよな
500:499
21/11/20 16:42:20.86 .net
>>499
いかにも俺は高卒だよ 悪かったな低学歴で
501:498
21/11/22 20:11:50.53 .net
洋泉社歴史新書、もう1冊復刊されてた
「戦国合戦のリアル(原題 戦国軍事史への挑戦)」PHP文庫
502:日本@名無史さん
21/11/23 14:42:02.37 .net
吉川弘文館 大塚初重著「邪馬台国をとらえなおす」
原本(講談社刊)も在庫あるんだな
このシリーズ(読みなおす日本史)は、品切れになった本を再刊するんだと思ってたが
503:日本@名無史さん
21/11/23 17:40:38.65 .net
この板で鈴木眞哉の名前を見かけたのは20年弱ぶりかな?
歴史系の書物はある程度数をよめるといっても、うれりゃなんでもいい
タイトルを変えてバカなリーマンに新刊だと思わせて売りつけてやれというPHP商法は
いっそ清々しいw
504:日本@名無史さん
21/11/26 07:24:01.71 .net
専門書は古本屋で買えばええと思っとったが売っとらんわ・・・・
定価(11000円)で買うしかないなあ
値段高すぎるわ
505:日本@名無史さん
21/11/26 17:10:25.15 .net
鎌倉殿・北条氏関係では何がおすすめですか?
ミネルヴァ頼朝は良書ですので、
頭の中をこの時代モードにするための一番手に今からでもおすすめですよ。
506:日本@名無史さん
21/11/27 18:46:51.99 .net
小説だが桜田晋也の尼将軍シリーズかな
学校の授業なんかで教師が美談的に語る、政子が頼朝をやりこめる
しづやしづしづのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがなの一席。
そもそも渋る頼朝に、見世物まがいに引きずり出せと要求したのは政子だろという作者の突っ込みにはくすりと笑えた。
この作者の歴史的敗者を主人公にした一連の作品は、ひねた見方や解釈が個人的に俺のつぼにはまってて好き。
ただ、元就辺りから劣化しはじめて、官兵衛は作者の変な性癖(権威の否定)が露骨になってきて読むに堪えない程に堕しちゃったけど。
507:日本@名無史さん
21/11/27 20:11:30.40 .net
「信長公記巻首と桶狭間の戦い」(風媒社、尾畑太三氏)は、
分析対象+90歳超の在野の研究者の作品とあって難解な一冊だが、地元ならではの唯一無二の論稿ですな。
義元は鎌倉本道・沓掛ではなく、江戸・明治期には辿れなくなっていた鎌倉間道を通って大高を目指した、
これさえ理解されていれば、今日に至る誤った合戦著述はなかったということ。
絵図が作られる過程の分析など面白かった。
あの信長公記巻首独特の改行・年月日表記の解釈については、
著者の説明に成程と思いつつも、
桶狭間のくだりの誤記など、太田牛一の意図が分からんね。
508:日本@名無史さん
21/11/27 20:12:26.78 .net
>>505
来年の大河ドラマの関連本なら、今が出版ラッシュ
現段階での一番は意味がないだろ
509:日本@名無史さん
21/11/27 20:26:12.98 .net
>>508
大河の便乗本に当たりなし。これマメな。
>>507
信長公記の首巻は底本の中で一番異同が多いけど、その作者はドレ推し?
510:日本@名無史さん
21/11/28 08:23:36.64 .net
本の話ではないんだが・・・・
いずみさの歴史館に行ったんだが、撮影禁止って書いてある看板が立っていた。
しかし、展示の内容を覚えきれん。
こういう場合、どうしたらいいのだろうか?
図録が出ていればいいんだが、サイトを見ても図録が出るとは書いていない
511:511
21/11/28 08:36:22.19 .net
こっそり撮影するしかないよな
しかし文句言われたらイヤやしなあ
512:508
21/11/28 11:26:55.55 .net
陽明文庫本を底本にした角川文庫版を全文筆記して、それに解説を加えていくスタイル。
513:日本@名無史さん
21/11/28 11:44:54.28 .net
桶狭間は藤本正行先生の本があれば十分
他はいらない
514:日本@名無史さん
21/11/28 18:40:30.30 .net
>>512
ありがとう。この一年、書店に入ったのはカレンダーを買いに行ったときだけなので助かる。
天理本若しくは町田本についてコメントがあるなら、一寸興味が湧いたんだが…
515:日本@名無史さん
21/11/29 16:10:22.67 .net
人物叢書続刊に、高台院(ねね)追加されてる
秀吉はないのに、秀長やねねはあるのか
516:日本@名無史さん
21/12/12 20:36:48.66 .net
人物叢書「持統天皇」
天武・持統天皇陵を「円墳」と書いてる 正しくは八角墳
初版出たのが1960年と古いからやむを得ないか
517:日本@名無史さん
21/12/13 19:40:40.19 .net
吉川弘文館の新シリーズ 対決の東国史の2巻
北条氏と三浦氏
著者の高橋秀樹氏は、人物叢書「三浦義村」も執筆予定
新シリーズもいいが、人物叢書早く出してほしい
「源頼朝」「足利尊氏」執筆予定の高橋典幸氏も同じ
他社からいろいろ本出してるが、人物叢書書いてほしい
518:日本@名無史さん
21/12/24 22:04:51.10 .net
吉川弘文館 2月新刊「鎌倉幕府はなぜ滅びたのか」
歴史文化ライブラリーですでに「鎌倉幕府の滅亡」という本があるのに
よく出すなあ 著者はもちろん違うけど
519:日本@名無史さん
21/12/25 17:28:40.11 .net
大河に便乗というのもあるだろうけど
歴史系の本は各地の図書館等一定の購買層があるから
発売前からある程度の数が読める。
そういう購入層は一万前後の高価格帯でなければ、内容を一々吟味なんかしない。
520:日本@名無史さん
21/12/26 17:49:55.23 .net
戎光祥出版から発売の「徳川家康」、買った
新行紀一の論文載ってるが、もう故人だったのか どうりで古いわけだ
521:日本@名無史さん
21/12/26 22:07:14.93 .net
「室町幕府将軍列伝 新装版」 共編者 清水克行
清水氏は、人物叢書「足利直義」執筆予定
新装版もいいが、人物叢書早く出してほしい
522:日本@名無史さん
21/12/27 11:04:08.75 .net
去年だったか
文学通信の日本史史料研究会ブックス?で木下聡が武家官位関係で書くみたいな予告が載ってて楽しみにしてたんだが
なくなったのか
523:日本@名無史さん
21/12/29 21:32:20.29 .net
木下聡は、対決の東国史5 山内上杉氏と扇谷上杉氏を執筆してる
来年には刊行されるから、読むといい
524:日本@名無史さん
22/01/19 19:48:32.31 .net
瀬野精一郎亡くなった
人物叢書「足利直冬」の著者
525:日本@名無史さん
22/01/26 16:21:38.21 .net
同成社
「入門 縄文時代の考古学」「入門 歴史時代の考古学」
このシリーズで、旧石器、弥生、古墳も出してほしい
526:日本@名無史さん
22/01/27 18:03:10.64 .net
吉川弘文館
1~3月で、新刊30冊以上出るけど、人物叢書はまったく無し
人物叢書新刊、いつ出るんだろ
527:日本@名無史さん
22/01/30 22:44:20.85 .net
ミネルヴァ大村益次郎楽しみ。分量&価格張るけれど。
でも、その前に、対決の東国史の何冊とか、角川の城ものとか、読みたいのがたくさん。
仕事なんか行ってられねぇ。テレワーク倍増かな。
528:日本@名無史さん
22/01/31 19:12:41.10 .net
ミネルヴァ書房人物伝は毎月一冊必ず刊行してるのがいいな
人物叢書も負けずに出してほしい
529:日本@名無史さん
22/01/31 21:51:48.67 .net
古い本だが、保育社の「日本の古代遺跡」シリーズ
保育社なくなったために、完結に至らなくて残念
福井、大阪など読みたかった
530:日本@名無史さん
22/02/06 15:35:14.84 .net
>>522 武家官位云々は平凡社「中世から近世へ」のラインアップに入っているが、
このシリーズも、昨年はわずか2冊(寿桂尼、ガラシャ)刊行と風前の灯です。
531:日本@名無史さん
22/02/08 22:24:58.73 .net
江戸無血開城の主役は勝海舟ではなく山岡鉄舟だ!!
の本が近い時期に何冊も出ているのはなぜですか?
私は昨年、ブイツーショリューション・水野靖夫氏本を読みましたが。
532:日本@名無史さん
22/02/09 16:05:07.23 .net
新泉社から高松塚古墳の本出るけど、それよりも「遺跡を学ぶ」シリーズの
高松塚古墳出してほしい
優先順位が違う
533:日本@名無史さん
22/02/16 18:19:23.56 .net
人物叢書「北条義時」のキャッチコピー
源家断絶を図り実朝暗殺を演出
に違和感
この本が義時黒幕説を取ってるから仕方がないのか?
534:日本@名無史さん
22/02/20 11:21:09.87 .net
今は「足利氏と新田氏」(吉川)を読んでいます。最高です。
この後読みたいと思っているのは、
「小田原北条氏と越後上杉氏」(吉川)、「大政所と北政所」(戎光祥)、「秀吉と家臣団の城」(角川)、
「家康と家臣団の城」(角川)、「山内容堂」(講談社)、「大村益次郎」(ミネルヴァ)あたりです。
仕事や家の事で忙しい上、政治・経済・安保・医療・スポーツ関係等の読書もあるので、
昨秋発刊本の未読も少なくないですが、これからピッチを上げて頑張りたいです。
皆さんはどうですか?
535:日本@名無史さん
22/02/21 21:52:54.90 .net
>>534
いつものネトウヨ君?
質問するけど、「北条氏と三浦氏」は?
536:日本@名無史さん
22/02/23 01:22:06.83 .net
>>535 読みまいた。
537:日本@名無史さん
22/02/23 07:35:19.79 .net
山川出版社の日本史リブレット、西郷隆盛で復活。今更?とも思いますが、
若年層をはじめライト層をターゲットに、歴史ファンの裾野を広げようという取組でしょうか。
多くの人に読まれるといいですね。
歴史に興味を持ち始めた、という人にとっては格好の題材(人物)ですものね。
538:日本@名無史さん
22/02/25 16:11:53.45 .net
人物叢書4月は「道慈」
またマイナーな人物だなあ
539:日本@名無史さん
22/02/26 00:01:26.43 .net
現時点での予定によると、3月15日から19日にかけて、
「小田原北条氏と越後上杉氏」、「大政所と北政所」、「大村益次郎」、「神になった武士 平将門から西郷隆盛まで」
の発売が集中する。さて、どれを優先させようか?
540:日本@名無史さん
22/03/03 00:46:42.87 .net
昨年、「利休と信長 茶の湯でつづる戦国記」(生形貴重氏、教育評論社)
は面白そうだと思いつつスルーしてしまいましたが、
今度は、「お茶と権力 信長・利休・秀吉」(田中仙堂氏、文藝春秋/文春新書)が刊行。
何か旬のテーマになる理由がありますかね?
皆さんはどうしますか?
541:533
22/03/08 17:16:10.04 .net
今月、遺跡を学ぶの
高松塚、キトラ古墳出るんだな 良かった
542:日本@名無史さん
22/03/11 23:23:43.12 .net
去る6日(日)にこの時期恒例の野球(戦力分析)本読了。
中旬の発刊ラッシュまで10日くらい空くので、
この機会に、遅ればせながら「酔鯨 山内容堂の軌跡 土佐から見た幕末史」(講談社現代新書)を購入し、
7日(月)から読んでいます。
幕末維新史のおさらいという感じではありますが、戦国・安土桃山時代以前等と比べ、
日記の記述や肖像写真等を通して、その時の情景や人物像をリアルに想起でき、
自分も同時進行のニュースを見るような感覚で楽しめるのがこの時代の物語ですね。
著者の家近良樹氏は、その心情で言えば明らかに佐幕家という印象ですが、
その筆致は冷静・客観的で、人士たちの力量やその欠落した部分・限界について公平な視点で叙述する人です。
倒幕勢力・維新政権を今日に至る自民党政権の源流とみなし、
その歴史を根こそぎ否定してしまう、いわゆる反日活動としての歴史叙述連中とは一線を画しています。
新書でも500頁に及ぶので月末近くまでは時間を使いそうです。
で、そこから中旬に続々刊行された注目本(先陣の筆頭候補は「小田原北条氏と越後医上杉氏」)
に取り掛かろうと思っています。
543:日本@名無史さん
22/03/12 11:16:48.50 .net
>>542ネトウヨネトウヨ
544:544訂正
22/03/12 11:17:49.33 .net
消えろネトウヨ
545:日本@名無史さん
22/04/08 23:04:52.27 .net
仕事が多忙で寄る時間がなかったターミナル駅近くの大型書店へ、今夜は1か月ぶりに行った。
刊行情報を持っておらず、発見した1冊が「石田三成 関ヶ原西軍人脈を形成した政治構造」(宮帯出版社、太田浩司氏)。
この著者も含め、近年出た三成伝はどれも読んでいなかったので、
本作は評伝とは違うが、西軍の構造や三成の構想に関する最新の研究成果を押さえておきたいかな。
また、白峰旬氏らが主唱して攻勢となっている、従来からお馴染の西軍布陣や合戦の展開を否定する論に対し、反論しているのも好い。
白峰旬氏らが主張して攻勢となっている、従来言われていた
546:日本@名無史さん
22/04/09 09:34:28.97 .net
今、図書館にある東洋文庫にハマっている。
松浦清山「甲子夜話」は、20巻もあったから、読むのに半年以上かかったけど
江戸時代の暇な隠居大名の暮らしや文化なんかもわかって面白い。
一番、面白いのは火災や天災の話(江戸や地方の噴火の事件なども)、
本当にいろんなところから情報を集めて克明に記録している。
今度は、アーネスト・サトウの日記に挑戦してみる。
547:日本@名無史さん
22/04/10 17:36:18.47 .net
日本通史本は結局何を読めばよいのでしょうか
ネットを調べても中公は読みやすいからおすすめと出てくるのですが流石に古いですよね
他のだと小学館とか講談社とか岩波とか色々あると思うのですがどうなんでしょうか
548:日本@名無史さん
22/04/10 18:00:32.55 .net
近現代史を斜め読みして
アジアへの反省と謝罪が足りない とか
ちっ!また自虐史観か とか
読んでイラつくかどうかを御自身で確かめてから読めすすめていけばよろしいのでは
549:日本@名無史さん
22/04/12 18:36:05 .net
学研まんが人物日本史で知識を得た
URLリンク(i.imgur.com)
550:日本@名無史さん
22/04/17 01:02:28.86 .net
URLリンク(www.geocities.ws)
551:日本@名無史さん
22/04/17 22:38:16.98 .net
「西郷隆盛と大久保利通の明治維新-理想と陰謀の激突」(さくら舎)
「鎖国の正体 秀吉・家康・家光の正しい選択」(柏書房)
いわゆる佐幕・反薩長政権⇒自民党中心とする現代与党政権批判派に括れる鈴木荘一氏の近刊2冊。
もっともその主張には個性があり、
前者では、西郷を民主・進歩派のリーダーに位置づけ、対する大久保を悪とみなし、
結果、大久保が勝ったことで日本の路線が決まったと説く。これは昔からある、一つのパターンですね。
後者では、イエズス会・伴天連の真意を見抜いた秀吉の政策をも高評価しているのが光る。
(朝鮮出兵をも対スペイン防衛戦略の一環に位置付けることまではできていないが。)
秀吉の弾圧の延長に徳川期の鎖国があり、これがその当時の選択としては正しかったという点では、
反明治維新云々関係なく、文句なく首肯できる。
いずれにせよ、どんな内容であれ自説を発表(出版)できるのは、
日本が明治維新改革を期に西洋文明社会への仲間入りを図ったからなんだよね。
552:日本@名無史さん
22/04/18 01:34:44.05 .net
西洋文明社会への仲間入りを図ったのは日本を開国させた江戸幕府だろ
553:日本@名無史さん
22/04/22 00:55:14.83 .net
今は、吉川弘文館・対決の東国史シリーズ7「小田原北条氏と越後上杉氏」(簗瀬大輔氏著)を読んでいます。
天下の覇権争いとは関係ない関東ローカルもので、武田・上杉の川中島会戦のような決戦もないので、
読んでいて、ちむどんどんする感じではないですが、
個人的にこれまで深く探究して来なかった世界(小田原北条氏を中心にした書籍は初めて)なので、
知識・情報を新たに入れることができています。
その中で、戦国大名よりも国衆が主役、特に境目の攻防、という視点は現代の戦国史叙述の王道ですし、
関東平野独特の河床の深くない渡河ルートが経済・文化の道、ひいては紛争激化地になったという説明は成程です。
難を言えば、誤記・誤植(事象の年次・月次比定の間違い、西暦と元号の年の不一致、東と西の間違い、味方と見方と書く、など)
が多く、正確な情報を確認して校正のペンを入れながら読み進めなければいけないことです。
関連して、どなたか御存知の方、教えてください。
永禄10年、佐野城を押さえた上杉輝虎が佐野勢の人質を連れて兵を引いた「21日」というのは、
同年11月ですかね?
554:日本@名無史さん
22/04/25 17:10:28.99 .net
講談社の日本通史が内容的にも古すぎず良いと思ったから読むことにするわ
ただ0巻と25巻が研究というより意見発表になってる感じがして思想関係なく場違いな気がするわ
もうちょっと書き手を集めて別のシリーズとして売ったほうが良いんじゃないか?
555:日本@名無史さん
22/04/25 19:49:44.90 .net
戎光祥出版から上総広常の本出るけど、発売は来月
新聞広告にはそんなこと書いてなかった 5月発売と明記してほしい
556:日本@名無史さん
22/04/27 01:13:24.42 .net
>>555
吉川・対決の東国史①「源頼朝と木曽義仲」共々、大河ドラマの登場期間には間に合わなかったですね。
東国武士論全体ではなく、史料を基に広常固有の論点をどこまで提示できているかですね。
557:日本@名無史さん
22/04/29 12:36:20 .net
人物叢書6月は「遠山景普」
大河ドラマ便乗でも構わないから、源頼朝、北条時政、三浦義村などを出してほしい
ミネルヴァは6月「北条時政」タイムリーだな
558:日本@名無史さん
22/05/08 16:32:13.72 .net
穏健・佐幕派かと思われてきた安藤優一郎氏の、維新直後の日本云々とかいうのも、酷い本だな。
贋札横行とか、西郷も憤慨の役人腐敗とか、横井・広沢暗殺など京都ではテロ横行とか、
だから何?という話。江戸幕府のままで好かったの?
一方、精力的なのが宮帯出版社。三成・関ヶ原論に続き「武田信玄の子供たち」(一門衆や武田の城館論を含む)論を刊行。
明日、書店で2冊を比較して、「先に読みたい」と直感した本を買おうかな。
559:日本@名無史さん
22/05/08 21:11:40 .net
山本みなみ氏が「史伝 北条政子 -鎌倉幕府を導いた尼将軍」(NHK出版新書)を出しましたね。
義時論について、現在最も到達度の高いのがこの著者と言われているので、政子論についても推して知るべし。
「史伝 北条義時」を読んでいない人は必読でしょう。
私は、昨日まで「お茶と権力 -信長・利休・秀吉」(田中仙堂氏、文春新書)を読んでいました。
武家の文化としての茶会の成り立ち、信長・秀吉の茶会戦略(メディア利用)に関する個々の場面ごとの意味づけなど、新たな知識・情報が得られました。
そして、利休の追放(死罪)については、「黄金趣味VS侘び」という通説的理解とほぼ真逆の見解になっていますが、
武家官位制の成立により茶会の意味合いが変わっていったこと、
秀吉も茶会において(利休と同じく)一期一会の境地、直心の交わりを求めるようになり、
それゆえに利休を必要としなくなったことなど、
成程と合点がいきました。
560:日本@名無史さん
22/05/09 11:53:23.31 .net
新書発売中 呉座教祖と信者たちの虚像と実像
561:日本@名無史さん
22/05/09 17:21:53 .net
3代将軍・源実朝(さねとも)は右大臣の拝賀式を鶴岡八幡宮で執り行った直後に、甥(おい)の公暁によって討たれます。これは昔から、北条義時の陰謀説が唱えられていましたが、
最近は公暁の単独犯人説が力を得ています。つまり、北条政子や義時以下は、実朝将軍の時代が続くものと想定していたのに、「アクシデント」として彼が暗殺される事件が起きてしまった、というわけです。
うーん、そうなのかなあ。吾妻鏡には実朝が自身の不幸を予見するような記事がいっぱいありますね。御家人たちはだれも実朝の排除をもくろんでいなかったのなら、彼はなぜ、
そんなに悲しげに日常を送ったのか。彼はよく知られるように、鎌倉を脱出して宋へ渡航しようとしますが、そんな突飛(とっぴ)な行動に出たのはなぜか。その船が海に浮かばずに座礁してしまったのはなぜか。
私は、実朝さまはもう不要だ、源氏将軍はもういらない、と考える御家人が(北条義時を筆頭として)たくさんいたからだと思うのです。
そう、一番簡単な疑問として、公暁単独の犯行なら、このあとすぐに、阿野時元(頼朝の甥。義時や政子の甥でもある)が討たれたのはなぜ? 禅暁(公暁の弟)が拘束され、やがて殺されたのはなぜ?
やはり源氏の血統はもういらない、というのが鎌倉御家人のコンセンサスになっていたように思えます。
歴史的な事情を整理して自分なりの解釈①をするのなら、すぐにその解釈①への反論を想定してみる。それでその反論を簡単に否定できぬのなら、解釈①には再考の余地がある。
世の中に披露するに足る歴史研究の新知見というのは、考えついては崩し、考えついては崩し、というくり返しの中から、自己否定をはね返しながら生まれてくるものだと思うのです。
でも、そうした考え方の重厚さが、最近はどうも足らないような気がしてなりません。【本郷和人の日本史ナ ナメ読み】
562:日本@名無史さん
22/05/23 01:07:40.42 .net
「日本史サイエンス」シリーズ化、なかなか面白いテーマを持ってきますね。
戎光祥の「上総広常」は重版とのこと、目出度いですね。
ミネルヴァの「北条時政」、目次をみると興味を惹きますね。
「藤原住友」も刊行予定と、なかなか意欲的ですね。
563:日本@名無史さん
22/05/23 13:38:21.47 .net
ネトウヨは豪華天皇本を買わない??
スレリンク(history板)
1 日本@名無史さん 2020/07/04(土) 05:39:24.41 ID:
URLリンク(7net.omni7.jp)
31年も前、平成スタート記念で刊行された、価格約1万円の『歴代天皇紀』
まだ売ってる・・・ネトウヨが買わないからだ!!
564:日本@名無史さん
22/05/23 13:40:32.08 .net
これ、さすがに在庫切れ。
そこで、これをお奨めする。
河出書房新社の大著『天皇史年表』
価格は¥32000!!
565:日本@名無史さん
22/05/26 00:27:22.75 .net
昨日、「石田三成 関ヶ原西軍人脈が…」を読了しました。
西軍シンパなので、この手のテーマはこれまでも選んで読んできましたが、
中堅・気鋭の研究者による論考で現時点での到達度を確認できて好かったです。
丁度、渡邉大門氏の家康VS五奉行的な新刊も出ていますが、要するにそういうことです。
各論では、毛利輝元が秀元や吉川らを決戦場へ送り込んだ消耗させようとしたこととか、成程と思いました。
あと、大阪夏の陣にも見られる増田長盛と長宗我部氏の関係ですね。
それから、島津義弘が7月中旬時点では自己認識においても紛れもなく西軍の主力(主戦派)であったことが確認できましたが、
ならば当日の行動はどうしてなのか?と(兵力が少ないことは確かだし、三成との戦術面での対立とかも本当なのですかね?)
次は、「広常」を読むか、あるいは頭の中が豊臣家色になっているうちに「大政所と北政所」でしょうか。
他方、和田秀樹先生のマスク外せ論(新書)も読んで意気軒昂になりたいところです。
それでは当時鵜の
566:日本@名無史さん
22/05/29 09:15:12.31 .net
最近、渡邉大門という人の本がよく並ぶようになったな
567:日本@名無史さん
22/06/04 07:47:01.42 .net
◆渡邉大門氏は、特定テーマに関する独自の論考を出すというより、
少し大きな括りで時代・人物を捉え、過去から現在に至る研究・学説動向を総覧して紹介する、
そういう面で活躍されていますな。
WEB配信も含め、一般大衆の啓発という意味での貢献は大ですな。
◆人物叢書や遠山景晋に里見義尭か… これらを研究し著作を発行するのもある意味凄いな。
でも、なかなか手に取る人はいないよなぁ。
568:日本@名無史さん
22/06/04 08:46:51.23 .net
大河ドラマの番組本が出てるけど、その人が着ている服の説明があればいいのに
URLリンク(www.rbbtoday.com)
569:日本@名無史さん
22/06/05 22:09:54.42 .net
そんなモン要らない
570:日本@名無史さん
22/06/07 22:11:25 .net
「上総広常:房総最大の武力を築いた猛将の生涯」(千野原靖方氏、戎光祥出版)を昨日、読了しました。
コンパクトながら中身の詰まった良書でした。
およそ人の生き方・振舞を規定するであろう、人脈(血統)と地盤(生まれ育った場所の地理的・地政学的特質・環境)から、
上総広常という人物の歴史的な意味合いを見事なまでに解き明かしてくれています。
これまで余り意識はしていませんでしたが、
常陸平氏(将門、貞盛、忠常ら)と海道平氏・清原氏・藤原氏、そして両総平氏の関係系図を眺めると、成程、見えてきますね。
もちろん資料の制約のある中、広常誅殺の背景・要因等については推論も含まれますが、
寿永2年宣旨後の奥州藤原氏と頼朝との重要な交渉過程と同時期に起きた事件であると考えると、
状況証拠という意味では著者に賛同します。
富士川合戦後、平家軍追撃(西上)ではなく広常や千葉常胤が佐竹討伐を主張した理由も合点がいきます。
571:日本@名無史さん
22/06/08 21:49:28.26 .net
>>567
渡辺氏は職業柄Web記事への寄稿や新書本が多いだけで本職の本もかなり沢山出してるぞ
里見は普通に人気でしょ、こんど戎光祥から図説里見一族も出るし
遠山はまあ金さんファンは読むんじゃないかな知らんけど
572:日本@名無史さん
22/06/11 12:30:22.27 .net
>>570
三谷幸喜氏やNHK制作チームがこれっぽちも思い至ることのない深い考察だな。
著者も、それを理解する読者もね。
573:日本@名無史さん
22/06/11 17:32:18.56 .net
ドラマに合わせて三谷幸喜が深夜のFMでゴソゴソ喋ってたが
第一声が「私は原稿をパソコンで書いているんですよ!」パソコンを使いこなす自分アピール
インタビュアーも話を合わせてたが、三谷の愚痴?がはじまる
「○○○やXXXの名前が一発変換できなくて困ってますぅ~やはり機械はマダマダですね」
相手が偉すぎて誰も言えないんだろうけど、三谷の息子や孫は辞書登録ぐらい教えてやれよと聞きながら思った
574:日本@名無史さん
22/07/08 19:08:13.55 .net
吉川、8月は黒田孝高か。
メジャーなのは好いが、なぜ今“官兵衛”なのか?と考えると食指は動かぬ。
吉川なら「武者から武士へ」は面白いかも。
一方、ミネルヴァの8月はWho is he? お休みなさい。
「泰平を演じる」とか、戦国大名とカネ、明治維新とカネの近刊本、読んでいる人いますか?
575:日本@名無史さん
22/07/28 21:21:00.96 .net
●「武田信玄の妻、三条殿」(東京堂出版)
黒田基樹先生、“女性”に嵌っていますね。
その子たちや別妻、妾にも話が及んでいるので、「武田信玄の子供たち」と両方読むと、情報量が凄いことになりますね。
●「論争 関ヶ原合戦」(新潮選書)
笠谷和比古先生、王道の関ヶ原論ですね。
合戦当日の布陣や小早川の動きなど、原点回帰の主張でこちらを支持します。
「関ヶ原合戦はなかった」系の最近の論は、史料解釈が甘過ぎますよね。
●「大久保利通-「知」を結ぶ指導者」(新潮選書)
瀧井一博先生、さすがです。北条政子・義時のそれが山本みなみ氏であれば、
大久保については現在最高到達点にありますね。
576:日本@名無史さん
22/07/29 08:59:32.29 .net
オタの独り言キモいな。
577:日本@名無史さん
22/07/29 19:19:33.45 .net
>笠谷和比古先生、王道の関ヶ原論ですね。
業績としては、押込の構造なんだけど、一般読者にしてみれば
関ケ原だけの人なんだよなぁ
578:日本@名無史さん
22/08/08 22:23:14.99 .net
来年の大河関連本ー家康物が出始めましたね。
皆さん、読む予定ありますか?ここに集う人々は散々家康研究やっているだろうと思いますから。
さすが出足の速い渡邉大門氏の新書、比較的ライトな層が最新研究を押さえるには適していますね。
579:日本@名無史さん
22/08/17 13:27:43.80 .net
>>1
裏切られた3人の天皇 明治維新の謎 鹿島昇
580:日本@名無史さん
22/08/22 23:14:45.19 .net
「武者から武士へ-兵乱が生んだ新社会集団」(吉川弘文館、森公章氏)
を昨日から読んでいます。1日約20頁ずつ、2週間程度の予定です。
知らなかった人物名や官途名などすべて覚えるのは無理ですが、歴史の流れを改めて確認できそうです。
581:日本@名無史さん
22/09/01 22:54:33.30 .net
○ 吉川弘文館・人物叢書、ミネルヴァ書房・日本評伝選、いずれも古代や現代過ぎたり、マイナー人物だったりが多く、
なかなか皆が期待する人物は出て来ないですね。
○ 吉川だったら、安倍・清原氏の巨大城柵云々が面白そうですね。
「武者から武士へ」で前九年・後三年合戦に触れた人は、更に深掘りできるかも。
○ お馴染の著者だけれど、また江戸無血開城ものが近刊(吉川)されますね。
この数年くらいで何冊出るのよ?歴史学会で何かあるの?
○ 平凡社「中世から近世へ」は光成氏の毛利ものでようやく復活。
関ヶ原合戦における毛利諸将の動向の解明が主題になると思うので、購読候補にします。
」
582:日本@名無史さん
22/09/04 11:49:26.32 .net
>>578
読む予定はありません
583:日本@名無史さん
22/09/10 11:49:31.47 .net
黒田基樹氏の“おんな”シリーズであり大河ドラマ関連本でもある、
「徳川家康の妻築山殿 悲劇の生涯をたどる」(10月刊行・平凡社新書)はどうですか?
584:日本@名無史さん
22/09/11 15:36:02.39 .net
刊行後5か月になるが、「武田信玄の子供たち」(宮帯出版社)を読み始めた。
まだ序盤(円光院殿以下夫人たち紹介の総論、義信・龍芳・信之・勝頼の各論考)だが、
いや~、誤りが多く、校正しながら読み進めるのが大変。
年次比定、和暦と西暦の不適合、人物名の誤り、「武田氏」を「武氏田」とするなどの誤植、
全く意味が通じなくなる文の挿入、同一論文内での矛盾もある。
出版社編集部、それから責任編者の丸島和洋氏の責任は重い。
編纂・出版過程でアクシデントがあったようだけれど、それでも批判を免れるものではない。
内容は好いよ。
「武田勝頼」(深沢修平氏)では、跡部勝資・武田信豊らの側近専制政治を指弾する甲陽軍鑑の記述が、
相当程度に真実性、少なくとも武田家中での受け止めはそういうものであったことが論証されている。
(この論考は、一つも校正すべき個所なし。)
585:日本@名無史さん
22/09/11 15:38:04.73 .net
SCRAМBLEイヒ急げ! 09/11 15時38壺
586:日本@名無史さん
22/09/11 18:02:39.72 .net
「嘉吉の乱-室町幕府を変えた将軍暗殺」(ちくま新書)
渡邊大門氏、新書とはいえ、一般大衆向け・大河ドラマのブーム便乗ではないテーマを持ってきましたね。
自身の研究対象、マイブームなのかな?
ただどれだけ読まれるか。皆さんどうですか?
587:日本@名無史さん
22/09/13 22:53:33.29 .net
「国葬の成立-明治国家と『功臣』の死」(勉誠出版、宮間純一氏)
もう7年前の本ですが、今こそ読んでみるべきなのでしょう。取り寄せている人も結構いるかな。
政策(改革)実行力、その存在感、支持と不支持の両極化、そしてその死。
大久保利通≒安倍晋三、これに異論はないでしょう。
588:日本@名無史さん
22/09/13 23:19:43.83 .net
ス導
ク入
ラし
ンろ
ブ!
ル 09/13 23時19壺
589:日本@名無史さん
[ここ壊れてます] .net
>>1
● 右翼になりたい人が読む入門書 ●
書名 「不道徳教育講座」
著者 三島由紀夫
この本を読めば、右翼の物の考え方を知ることができます。
【大いにウソをつくべし】【弱い者をいじめるべし】
【教師を内心バカにすべし】【痴漢を歓迎すべし】
【友人を裏切るべし】【人に迷惑をかけて死ぬべし】
などのタイトルがついた70章から成っています。
590:日本@名無史さん
22/09/18 11:29:56.39 .net
>>581
光成・毛利本はずっと前にこのシリーズの予告で「関ヶ原以後」とされていたものかと思うし、
吉川広正も中心人物として出てくるので、寛永期の権力闘争・秀就権力の確立がメインになるのでは?
>>587
某レビューを見ると、やはり今年の7月以降に結構読まれているね。
>>589
日本史本の範疇と言えるかどうか…
591:日本@名無史さん
22/09/20 11:51:41.39 .net
河出書房新社の大著『天皇史年表』
価格は¥32000!!
592:日本@名無史さん
22/09/23 15:18:35.35 .net
「武田信玄の子供たち」約500頁、17日間かけて本日読了。いや、内容は素晴らしい。
だけれど、誤記・誤植の多さが半端ではなかった。
(1)まず、初歩的なミスでは、
●信玄の末子信清氏→「氏」はトルツメ ●重要や役割→「重要な」
●(秋山越前守について)秋山一族は別掲の虎繁系も含め→「別系」
●家康が関東に移封された天正二十年→「天正十八年」 ●文禄二年(1594年)→「1593年」
これらはすぐ直せるが、次いで、
(2)少し考えたり確認が必要なものとしては、
●真田幸綱の四男昌幸→「三男」 ●春原孫左衛門→「惣左衛門」*他の複数個所はこちら
●(信廉について)信玄死去時三十一歳→「三十二歳」*数え年
●参考文献に浅倉直美氏の著作を使っているが、本文中は(朝倉二〇一九)と注記
一番面倒なのが、
(3)調べなければ正しく直せないもので、
●秋山越前守の父(法善)の本土寺過去帳に記載される命日について、五月五七日→「五月七日」
●参考文献に小笠原氏の林城について中川治雄氏の論考を使っており、
参考文献欄では「論文名」(1988年)としているのに、本文中は(中川1998)→「1988」が正しい。
*中川治雄氏について検索して確認
●「吾妻鏡」により小笠原長清が伴野庄の地頭であったとされる年について、
文治二年(1185)と記載→「1186」 *文治2年なのか元年なのか検索して確認
これらはごく一部。枚挙に暇がないとはまさにこのことです。
593:日本@名無史さん
22/09/23 17:05:37.85 .net
NHKの職域接種はよ 09/23 17食05口
594:593
[ここ壊れてます] .net
失礼、1573年の信廉は42歳ですな。
595:日本@名無史さん
22/09/24 20:22:34.11 .net
>>592
テーマが話にならないほど愚劣
596:日本@名無史さん
22/09/24 20:24:09.22 .net
>>583
まったくダメです
597:日本@名無史さん
22/09/24 20:25:53.50 .net
>>576
戦国ばっかり、低質な輩なのでしょう
598:日本@名無史さん
22/09/25 09:29:31.05 .net
日本史の通史の本でなにかありませんか?
599:日本@名無史さん
22/09/25 10:22:03.97 .net
>>591を見よ
600:日本@名無史さん
[ここ壊れてます] .net
家康本続々出ていますが、時代・彼の生涯カレンダーという意味では両極の2冊に注目。
(1)「青年家康-松平元康の実像」(柴裕之氏著)
やはり柴氏がドラマの時代考証ですね。徳川史観を排した、等身大の家康像を世に問うている第一人者。
人質時代は決して不遇ではなかった、という内容なのかな。
たぶんドラマではこの時代に尺を多く使うだろうから、お勧めの一冊と言えましょう。
(2)「江戸幕府の誕生-関ヶ原合戦後の国家戦略」(渡邊大門氏編)
大門氏、さすがの仕事量ですな。で、自身のほか、曽根勇二氏、水野伍貴氏らお馴染みの面々の論考を収録。
関ヶ原合戦後の知行、二重公儀論、対朝廷・外国勢力政策といったこの時期の基本論点に関する最新研究の到達度を確認できますね。
601:日本@名無史さん
22/09/27 23:23:18.73 .net
「日本の未来を切り拓く 明治維新の長州人マインド」(幻冬舎)
今夜書店で見つけた。私は長州の人々の流した血、その屍の上に現代日本の繁栄があると思っているし、
功山寺挙兵の高杉晋作を救国の英雄(日本を滅亡から救った日本史MVP)と見做しているので、
どんなものかと手にとってみた。チラ見してみて、キリスト教(徒)の立場から書いているのかなと思った、その次の瞬間、
世界平和統一家庭連合の信者乃至関係者、シンパであることに気づいてしまった(苦笑)。著述の上で隠されてもいない。
今の世論?については、明らかに特定の思想からのなにがしが見てとれるので辟易し、
太田光氏らを支持してはいるが、さすがにこの本を購入するのは無理かなぁ。
602:日本@名無史さん
22/10/09 19:04:55.21 .net
皆さん、岡義武氏著・岩波文庫版の「山県有朋」を読んでいるのですかね?
戦後歴史学の影響は免れない時期の著作だし、岩波本ではありますが、
そういう方面の偏りはない、正当な山県論だという評価が多いように思います。
自分は山県の評伝は未読ですが、やはり最新研究の基での刊本を読みたいですね。
603:日本@名無史さん
22/10/10 17:36:49.96 .net
今日で安倍政治モノを読了、今月下旬に
・JAL裁判-日航123便墜落事件と1985(青山透子氏、河出書房新社)
・毛利氏の御家騒動(上出)
が出るけれど、それまでに何か繋ぎにお勧めの本はありますか?
604:日本@名無史さん
22/10/10 19:05:11.64 .net
青山透子と言われると何故か↓を連想するw
URLリンク(dec.2chan.net)
605:日本@名無史さん
22/10/11 22:17:21.83 .net
真実をもみ消した自民党政権と米国(軍)、JALの経営層への批判があって、
そこから青山氏の言説は左がかりになり、その層から支持されているのだけれど、
そういうイデオロギー抜きにして、状況証拠(+証言+一部物的証拠)は集まっていますからね。
とにかく、この事“件”とグリ森は昭和史2大ミステリー(世田谷一家殺人事件を入れると現代日本3大~)ですよ。
606:日本@名無史さん
22/10/15 19:10:21.79 .net
金柄憲氏「赤い水曜日 30年間の慰安婦歪曲」の日本語訳版、文藝春秋から出ていますね。
韓国における、正義派による従北・反日反米党への戦い、その近年の動向を押さえたい人にはお勧めですよ。
607:日本@名無史さん
22/10/15 20:08:51.87 .net
「関ヶ原 島津退き口 義弘と家康-知られざる秘史」(桐野作人氏、ワニブックスPLUS新書)
最初は学研新書、次いで学研M文庫から出て、読書離れ・出版不況の直撃を受けて廃版になっていた(初版は10年以上前)が、
この度リバイバルされた(一部、加筆修正がある模様)。
学研時代のレビューを見ると、調査・分析の評価が高い。
桐野氏は信長を中心とする戦国末期もの、幕末維新もの両方で活躍しているが、
やはり薩摩ものは力の入れよう、情報収集のやり易さが違ってくるのかな。
読んでみたいが、他の候補もある中での調整次第。
608:日本@名無史さん
22/10/16 17:18:34.83 .net
>>579
その本読んだら頭がバカになるよ。
609:日本@名無史さん
22/10/26 22:07:16.63 .net
青山透子・123便事件本は発売が1か月延期。
10月13日の一審敗訴の話を描かなければならないからだろう。
さて、では何を読むか。
明日、書店で「毛利氏の御家騒動」を手に取って内容確認して即買いするか、
興味・関心とズレていたら、刊行から月日は経っていても読めていないものを選ぼうかな。
610:日本@名無史さん
22/10/26 22:16:48.82 .net
>>607
テーマが糞
611:日本@名無史さん
22/10/26 22:54:00.12 .net
いいテーマの本を紹介してよ。
612:日本@名無史さん
22/10/27 01:38:55.54 .net
戦国だの武士だのは、無いね
613:日本@名無史さん
22/10/29 10:18:29.12 .net
「毛利氏の御家騒動」、書店でパラパラめくって「おわりに」のところで、
・三本の矢の逸話は、家父長制を中心とする家族観を通じて天皇絶対を誓う臣民の涵養に利用された
とか、
・ロシアのウクライナ侵攻≒元就の中国経略
みたいなことが書かれていた。光成準治氏って、そっち系の政治思想・国家観だったの?ち
ちょっとがっかりで、本論自体は元和・寛永期に至る毛利一族の相克について、知らないことが沢山書かれており、
読みたい思いもあるが、とりあえず後回し。昨日から「関ヶ原 島津退き口」購読に入った。
614:日本@名無史さん
22/10/31 12:24:50.26 .net
元から読むようなテーマではない
615:日本@名無史さん
22/11/01 00:43:18.81 .net
>>613
三本の矢逸話の普及には、そういう側面があるかも知れないが、2つ目の比喩は無理筋だわな。
歴史の変遷・発展過程、人類の法規範意識や価値観の違いなどを無視した議論だろ。
ロシアに喩えられた元就、ウクライナに喩えられた国衆や尼子、大内氏らもびっくりしているよ。
>>614
古代史、あるいは近現代史ファン?記紀神話の世界とか邪馬台国やヤマト王権論、あるいは明治維新史?
最近の人物叢書やミネルヴァ評伝選の路線が実は好みに合っているとか?
616:日本@名無史さん
22/11/01 12:06:18.41 .net
ミネルヴァこそ戦国を始め武士ばかり収録してる
617:日本@名無史さん
22/11/01 23:43:34.67 .net
最近、そうでもないのでは?
源平・戦国・幕末維新のファンにとっては、who is he?の現代史人物が多いと思う。
極左活動家(荒畑寒村)なんかも出ている。
618:日本@名無史さん
22/11/01 23:47:12.54 .net
>>616武士嫌いなのねw 天皇親政主義とか?後鳥羽・後醍醐シンパ?
あるいは、武士の特権・価値を終わらせた「大村益次郎」(今年3月刊行)は読んだ?
自分は読みたいと思いつつ、順番が後になってしまった。
619:日本@名無史さん
22/11/02 01:12:45.09 .net
我が国は皇国
620:日本@名無史さん
22/11/02 23:32:49.72 .net
「新説 家康と三方原合戦―生涯唯一の大敗を読み解く」(NHK出版新書)
「徳川家康と武田信玄」(角川選書)
平山優氏、近日2冊出すと。さすがに商売やり過ぎ。今まで散々書いてきた内容では?
621:日本@名無史さん
22/11/04 22:23:03.11 .net
低能が多すぎるから、家狸だのなんだのが商売になる。
622:日本@名無史さん
22/11/04 22:29:10.88 .net
戦国武将モノはどうしてアカン(読む人が低能と)のですか?その理由について御高説を伺いたい。
623:日本@名無史さん
22/11/05 00:20:18.60 .net
>>584
テーマにピッタリな低級ぶりですねww
624:日本@名無史さん
22/11/07 23:33:30.72 .net
ミネルヴァ評伝選は、この暮れから年明けにかけても、
マイナーな、まったく無名とは言えなくとも、いわゆる政治史の中心ではない、宗教家・思想家ものが続く。
きっと出版サイドとして、歴史ファンのウイング・視野を広げて人智を高めさせたいという意図があるのだろうが、
商売という見地からは厳しいのではないかな?
そんな中、ミネルヴァ書房10月末刊行の注目作が「幕末勤王志士と神葬-洛東霊山・霊明神社の歴史」。
著者は霊明神社神主・村上氏の血を引く村上繁樹。
これも単純な幕末維新の志士活躍物語とは違うわけで、読解力と洞察力が求められそうだけれど、
今を生きる勤王家や国学の士にとっては重要な一冊になるかも。
625:日本@名無史さん
22/11/09 14:48:28.57 .net
歴史ファンなんて、ほとんどがセンゴク好きだぜ?
626:日本@名無史さん
22/11/09 22:39:32.60 .net
やっぱり、>>620の刊本や、
「戦国の<大敗>古戦場を歩く-なぜ、そこは戦場になったのか」(山川出版社、黒嶋敏氏)
あたりの方が需要ありなのだろうね。
平山先生本のうち、新書「三方原合戦」の方は今日書店に並んでいた。
チラ見したが、両軍の進軍行路をはじめマニアックに分析・検討していて、
そこまで深掘りして何の得?ということはあるかも知れないが、世界に没頭するには悪くないかも。
627:日本@名無史さん
22/11/09 23:02:48.96 .net
そのほうが世のため人のため
628:日本@名無史さん
22/11/09 23:14:04.84 .net
自分はまだ記紀物語で語られるような古代史の本を読んだことがない。
日本人・天皇の起源、ヤマト王権の創立、そういった話に踏み込んでいきたいという気持ちはあるが、
それらに関する歴史用語に精通しておらず(自分の語彙力が及ばず)、読解が困難だという予感があって。
邪馬台国、神武天皇、その連関を主題にした新刊も丁度出ており、興味はあるが…。
何か手頃な書籍はありますか?
「古代史の論点」的なまとめ本でもよいかも知れません。できればこの1年内くらいの発刊物で。
629:日本@名無史さん
22/11/15 12:39:25.89 .net
吉川弘文館12月刊予定、「孫の孫が語る藤原道長-百年後から見た王朝時代」(繁田信一氏著)
再来年の大河ドラマ関連本が1年早く出る感じです。こういうの、よくありますよね。
道長にも「孫の孫」である忠実にも興味はありますが、詳しく調べたり本で読んだことは殆どないので、検討します。
問題は頭の中や気分がこっちに向くかどうかですが、今更家康に深く突っ込む気持ちも湧かないですしね。
630:日本@名無史さん
22/11/15 13:24:29.67 .net
家康本で恐縮だが、
昨年11月発刊の「家康と家臣団の城」(加藤理文氏、KADOKAWA選書)
をようやく読むことができている(途中)。
縄張り図なく記述される城が多くて分かりにくいという批判は納得する面もあるが、
要は、細かい構造をどこまで理解して読み進める必要があるかという問題で、
戦国大名から天下人へ駆け上がる道が、城取り政策の変化からも合理的に説明できる、
そのことがよく分かる良書だと思う。
要所要所でしっかり書かれている
631:日本@名無史さん
22/11/15 14:25:57.67 .net
センゴクばっかり
632:日本@名無史さん
22/11/15 16:26:49.28 .net
【映画】政治思想による好み 保守派は「人間ドラマ」、自称リベラル派は「好色・猟奇」―ビッグデータ解析で判明
スレリンク(mnewsplus板)
腐れサヨは殺し合い大好き
633:日本@名無史さん
22/11/19 16:38:39.57 .net
中公新書・木本好信氏「奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争」
はどうですか?戦国・武士嫌いの人は必読では?
634:日本@名無史さん
22/12/01 22:57:18.00 .net
「幕末の中央政局と龍馬暗殺」(東洋出版・川島修氏)
******
この話、まだ新刊出るのか。
この著者は、かつて「幕末慶応期の政局と龍馬暗殺」を出しているが、加筆修正版なのかな?
ぱっと見、薩摩・土佐らの陰謀説を否定し、大政奉還を認めたくない徳川・幕府勢力の仕業と、
至極真っ当な説を展開しているが、著者の研究成果として深みが加わっているのかね?
ま、読むニーズがあるとすれば、歴史ファン歴が浅い人、少なくともこのテーマの論考を読んだことのない人だろうね。
635:日本@名無史さん
22/12/01 23:10:32.90 .net
>>8
中公文庫の日本の歴史シリーズ26巻
636:日本@名無史さん
22/12/23 23:42:27.17 .net
角川新書から注目の2冊、
(1)徳川十六将:伝説と実態(菊池浩之氏)
大河ドラマ関連本ですが、単なる家臣団(武将)の評伝ではなく、
異種複数伝わっている十六将図の分析などを通じ、
彼らがどのように歴史叙述されてきたかを書いているという点が興味を惹きますね。
(2)「奥州の竜」伊達政宗:最後の戦国大名、天下人への野望と忠誠(佐藤貴浩氏)
最後の最後まで天下取りの野心に燃えた(イエズス会勢力との連携等)、ギラギラした政宗像ではなく、
秀吉・家康への臣従を通じて戦国大名から近世大名へと脱皮し、家中や領国の構造改革に取り組むことで生き残りに成功したという、
現実的な政宗像を提示。この観点からは、平凡社「中世から近世へ」で遠藤ゆり子氏の著作が予定されて久しいですが、
かのシリーズ全体、待てど暮らせど新刊が出ませんから、ここで本書を購読しましょうかね?
637:日本@名無史さん
23/01/01 05:21:15.06 .net
また毒川とかかよ
638:日本@名無史さん
23/01/02 00:21:08.15 .net
累積の発行部数、そんな数値は求めようもありませんが、戦国武将のモノがダントツでしょうね。
(次いで坂本・西郷の幕末・維新モノでしょうが、研究・叙述の対象となっている物の数が違いますね。)
さらに今は硬軟取り混ぜた家康本ラッシュやむなしですね。
そんな中、黒田基樹氏の“おんな”シリーズはまだまだ続いていて、
今度は「お市の方の生涯-『天下一の美人』と娘たちの知られざる政治権力の実像」(朝日新書)が出ますね。
帯になるように、確かに初の本格的評伝かも。それと副題の内容は興味深いですね。
639:日本@名無史さん
23/01/02 22:27:11.32 .net
とりあえず2023読み初めは「徳川十六将:伝説と実態」にした。
640:日本@名無史さん
23/01/02 23:38:36.42 .net
当初1月末刊行予定だったのが2月に延びたようだけれど、
ミネルヴァ書房の「橋本左内」(角鹿尚計氏)も楽しみだね。
知識・思想のレベルでは後の倒幕維新の主役となった者達とは比べものにならないし、
彼が生き永らえていたら歴史がどうなったかと想像力を掻き立てられる、一番の人物だから、
まだ彼の本格評伝を読んだことがない人は今回飛びつかないとね。
捕縛されてからの尋問・応答の経緯など読み応えありそうだよ。
641:日本@名無史さん
23/01/06 02:50:51.01 .net
ひっそり、細々と続く山川出版社の日本史リブレット、
「藤原道長:摂関期の政治と文化」(大津透氏)が11月に出ていたのですね。
来年(刊行時点で)の大河が始まる前に、その翌年の大河の予習本です(笑)
880円とのことで、前は2,000円くらいしていたように思うので、
だいぶ手に取りやすくなった、というか、分量相応になりましたね。
戦国や幕末維新は詳しいけれど、平安王朝期は…という向きには、最適な入門書かも知れません。
642:日本@名無史さん
23/01/09 22:12:33.73 .net
「徳川十六将」は良書ですね。
著者はもともと経済畑だけれど、信長・秀吉・家康とその家臣団(系図)研究で十分実績があるが、
なるほどよく調査・分析されている。
「寛政重修諸家譜」「三河物語」「松平記」などに書かれているエピソードそのものが具体の史実というわけにはいかないが、
家康と家臣団個々の関係性、家康の評価(起用法)などを知るには十分な資料であり、
それが著者の巧みな筆致も借りて、彼らの言動が目に見えるようだし、その心の内もリアルに伝わってくる。
また、松平・徳川家の秘史ともいえる次郎三郎家の家康(元康)が蔵人(佐)を名乗るに至る過程の解明、
秀吉による四天王(特に酒井を除く三傑)の創出、全軍の先陣が榊原・家康旗本の先鋒が井伊という軍制、
対豊臣方の先陣を担う東条松平家&井伊ラインなど、研究史上意義ある提起も少なくなく、読み甲斐たっぷり。
643:日本@名無史さん
23/01/09 22:43:28.52 .net
平山優氏の、特に新潮選書の方は、氏の著作にしては低評価・批判を受けていますね。
武田氏視点ばかりだ、と。ま、そうなるのでしょうね。
644:644
23/01/09 22:46:31.58 .net
失礼、角川選書でしたね。
645:日本@名無史さん
23/01/15 19:28:50.35 .net
「孫の孫が語る藤原道長-百年後から見た王朝時代」を購読中。
気軽にスイスイ読み進められる良書ですね。
そもそも、父頼通から聴いた祖父道長や頼通・教通兄弟らの話を、後冷泉天皇の中宮だった寛子が、
父の曾孫忠実に語った話、それが忠実の談話として書かれている「中外抄」「富家語」、
その歴史的価値は極めて高いですね。初めて触れることができ、個人的に好かったです。
道長らの権力のあり様、というより、摂関家をはじめとする平安貴族の有識故実について学ぶことができますね。
646:日本@名無史さん
23/01/16 23:20:17.67 .net
「どうする家康」の歴史観に違和感を感じて早くも脱落する人が続出という話も聞こえる。
少なからずアンチ・ジャニーズの向きもあると思うが、昔からの徳川史観に立脚すると、あの元康19歳は理解できないのかも。
一方で、鎌倉を舞台にした昨年の“三谷劇場”は、最大公約数としては絶賛、大盛り上がり。
しかし、これも吾妻鏡史観がアップデートされていないし、ダーク義時イメージは戦前戦中の皇国史観を引き摺っているよね。
もう少し、一般の人々も刊本を読んで最新の研究成果について知識を持って欲しいよね。
647:日本@名無史さん
23/01/17 03:50:16.95 .net
アホ過ぎ
648:日本@名無史さん
23/01/24 00:27:46.54 .net
2月1日発売予定(大手書店に並ぶのは1月31日でしょうか。)、
吉川弘文館「源頼政と『平家物語』-埋もれ木の花咲かず」(栃木孝惟氏)は興味を惹かれますね。
この時代、頼政の名前が出てくる事象については散々探究していますが、
この人物を主役にした文献を読んだことがないので。
以仁王令旨(その真偽、作成・流布の時期、特に頼朝にとっての意味など)について改めて考察を深める機会にもなるでしょうし。
昨年の大河ドラマ関連で言えば、同社の「対決の東国史」シリーズ第1巻にラインアップされていた、
「源頼朝と木曽義仲」(長村祥知氏著)は、ついに刊行されないのでしょうか。
一般大衆向きという点では、シリーズの目玉だったでしょうに。著者に何かあったとか?
649:日本@名無史さん
23/01/26 23:40:07.56 .net
今週書店で見つけたのは、
◆「天下人たちの文化戦略-科学の眼でみる桃山文化」(吉川弘文館・北野信彦氏)
テーマはとても重要ですが、美術・工芸・建築用語を辞書を引き引き読んでいく労苦がキツいのでスルーです。
◆「『幕府』とは何か-武家政権の正統性」(NHKブックス・東島誠氏)
いわゆる3つの幕府に止まらず、古代王朝、平氏政権、織豊政権なども含め、日本の政治史を総覧しながら、
社会の発展や時代の要請に応じて、時の権力の正当性がどこに求められたか、という話ですね。
著者が結びで書くように、今の政治のあり方にも一石を投じる、重要な議論でしょう。
ただ、じっくり時間をかけて読まなければならず、今月末から来月頭に出る「橋本左内」や「源頼政」と見比べての選択にしようと思います。
650:日本@名無史さん
23/01/28 10:02:44.21 .net
源義平、朝長、義門、希義、範頼、全成、円済に詳しい書籍あればご紹介ください
651:日本@名無史さん
23/01/28 11:21:45.24 .net
>>650 史料の制約があるからか、彼らを主人公とした著述は見かけないですね。
大河ドラマ関連本としても発刊されなかった。
探し求めるなら、まずは戎光祥出版から2015年に出ている中世関東武士シリーズの「源範頼」。
それから古いけれど永井路子氏が全成を主人公とする短編小説を書いている。
もちろn頼朝の評伝、保元・平治の乱関係本には、義平・朝長がそこそこは登場する。
あとはお馴染みの元木泰雄氏、野口実氏の源氏や坂東武士関係の著作にどれだけ書いてあるか?。
吉川弘文館人物叢書の予定ラインアップにある「源義朝」が出れば期待したいけれど、
なかなか目途立たないね。
652:日本@名無史さん
23/01/29 22:35:33.15 .net
ミネルヴァ「橋本左内」は2月下旬に繰り延べか。
ならば吉川「源頼政~」、NHKブックス「幕府~」を読むかな。
あるいは、岩田書院・砂川博氏著「天正6年10月 荒木村重『逆心』 伊丹有岡城から尼崎城へ」。
268頁もので5,390円、さすが岩田書院。
内容はマニアックで面白そうだけれど、これまた大手書店でもなかなか置いておらず入手困難。
既に読んでいる人はいますか?
653:日本@名無史さん
23/01/30 23:17:28.64 .net
行きつけの大型店に「村重逆心」あったよ。
「逆心」の用法を探るとか、面白そうだし、サッと読めそうだが、5,390円は高過ぎる。
また、「『幕府』とは何か~」は、やんちゃだなぁ、というか筆致が跳ね過ぎ。
何か統一感なく言語使いも独特。途中で「ティー・ブレイク」と銘打って雑談ぽくなったり。
先学への批判も容赦なく、著者の独演が続く感じ。
どちらも保留だな。
654:日本@名無史さん
23/02/01 00:05:55.63 .net
1月25日から30日までの6日間で「お市の方の生涯:『天下一の美人』と娘たちの知られざる政治権力の実像」を読んだ。
黒田基樹氏のあくなき探求心と調査研究力、執筆力には改めて頭が下がる。
良質な資料がほとんどない中、「渓心院文」や「柴田合戦記」を丹念に読み解き、
小谷城&北庄城が落ちるという修羅場で現れたお市の心根を引っ張り出してきたあたりは読み応え十分。
もちろん、それとて伝聞情報に過ぎないけれど、現時点での考察としてこれ以上は到達不可能。
(不思議とあの北川景子の演じる市のキャラがマッチしているように思う。)
その他、織田政権を豊臣政権が塗り替えていく過程での3姉妹の存在の意味(その結婚)、
浅井氏の国衆としての性格については、まったくの新解釈という訳ではないが、
根拠資料を挙げての結論導きが簡潔明瞭で「そのとおり」としか言いようがないものだった。
「そのとおり。」としか言えない論になっている。
信長・お市の姉妹たち(犬山殿ほか)の系譜・彼らの長幼関係はマニアック過ぎて、
それをそこまで知って何の意味があるの?と思えるところもあるが、それも含めて黒田氏の仕事たるゆえんだろう。
655:日本@名無史さん
23/02/02 20:51:43.99 .net
一般教養として基本的なことを身に付けたいのですが
お薦めあったら教えてください
中公文庫のシリーズは難しすぎますか?
656:日本@名無史さん
23/02/03 05:01:56.88 .net
山川出版社のいろいろなシリーズが適でしょう。
それも含め、大型書店に足を運んで自分の眼で見る、それが楽しいので必ず行ってくださいまし。
657:日本@名無史さん
23/02/03 18:05:37.71 .net
>一般教養として基本的なこと
XX系
新人物往来社ー雄山閣ー学陽書房ー勉誠社>>>>>>光人社(特化型)
~あっちへふらふら・こっちへふらふら~
講談社ー学研ー文藝春秋ー日経ー小学館ー中公ー徳間ー草思社ー筑摩
~あっちは行くけど、そっちは行かない~
山川出版ー吉川弘文館ー朝日新聞社ー岩波
~不偏不党且つ公平中正を標榜し、多様性の素晴らしさを謳い、異なる価値観を認める勇気を称揚するが、敵のレッテルを貼った相手は排除することしか考えない~
明石本店(仮称)ー正曜日(仮称)ー大月書房(仮称)ー青木書斎(仮称)ー三二一書房(仮称)
~ネタ枠。売れりゃぁいいんだよ~
PHPービジネス社
658:日本@名無史さん
23/02/07 03:04:19.29 .net
北方未来考の原本は今でも残ってますか?
659:日本@名無史さん
23/02/09 03:15:49.34 .net
吉川弘文館の「家からみる江戸大名」シリーズ面白そうですな。
自分の故郷の殿様のやつとか、読む人多くなるかも。
まず刊行される「南部家」は、マイナー過ぎて(地元の人、御免なさい。)スルーだな。
「徳川将軍家・総論編」はなぜ家光・家綱期中心?とあるが、
大奥など家政の仕組みが完成した、そのあたりに焦点を当てるのかな?一応✓しておこう。
660:日本@名無史さん
23/02/11 04:56:36.48 .net
百田尚樹
「自民党の国会議員の半分でも『新版・日本国紀』を読んでくれたら、日本は変わるのに…」
661:日本@名無史さん
23/02/25 03:03:42.13 .net
ミネルヴァ評伝選、4月は「良寛」か。こういうの、ホント増えたよね。
うちは曹洞宗寺院の檀家だけれど、さすがに読めないなぁ。
コンスタントに発刊されているだけ、吉川・人物叢書よりマシだけれど。
(近く、「橋本左内」か「大村益次郎」は購読したいと考えている。)
662:日本@名無史さん
23/02/26 15:31:18.17 .net
15日から25日まで、「源頼政と『平家物語』」充実した読書だった。著者は今年88歳、頼政さながらの老先生の一大奮起(失礼!)、氏があとがきで言われるとおり、保元・平治の乱から治承・寿永の乱の勃発までの歴史の場面を幅広く、かつ深く味わうことができた。
頼政挙兵は周到に準備された結果、つまり頼朝はじめ坂東の武士団や叡山勢力との連携があったという見方。頼政は父に従って下総にいたであろうこと、満仲以来摂津源氏が天台宗と結びついていたことなどが判断材料になり、成る程そう見ると、吾妻鏡治承4年4月27日条は史実に近い内容として読めるわけだ(以仁王令旨を三井寺に入ってからの発布と読む必要がない。)。
その他、後白河・二条父子の死闘・暗闘、それが以仁王の在り方を如何に宿命づけたか、頼政・以仁王の最期の場所は何処か、公家の記録や吾妻鏡と平家物語がどう関係して物語の虚構が創作されるかなど、論点や新たな知識・情報とすべき事項は枚挙の暇なし。
663:日本@名無史さん
23/02/28 23:57:07.21 .net
毎日ワンズから刊行されている、一連のいわゆる「津田史観」の歴史叙述、読んでいる人いますかね?
西郷ら倒幕勢力・維新の元勲・維新官僚たちへの嫌悪感をむき出しにした「明治維新の研究」、
神武東遷は別人、十七条憲法は贋作などと説く「古代史の研究」(いずれも毎日ワンズの刊本名)などは、
左派勢力が歓喜するような内容と見える。
しかし、津田左右吉は決して左翼人ではなく、むしろ生粋の天皇崇拝者とされる。
今日の史料アクセスとは比較にならないような環境の時代にこれらの著述を行った津田氏の、
知性・精神性を探ってみる、その知的作業は面白いかも。
664:日本@名無史さん
23/02/28 23:57:07.86 .net
毎日ワンズから刊行されている、一連のいわゆる「津田史観」の歴史叙述、読んでいる人いますかね?
西郷ら倒幕勢力・維新の元勲・維新官僚たちへの嫌悪感をむき出しにした「明治維新の研究」、
神武東遷は別人、十七条憲法は贋作などと説く「古代史の研究」(いずれも毎日ワンズの刊本名)などは、
左派勢力が歓喜するような内容と見える。
しかし、津田左右吉は決して左翼人ではなく、むしろ生粋の天皇崇拝者とされる。
今日の史料アクセスとは比較にならないような環境の時代にこれらの著述を行った津田氏の、
知性・精神性を探ってみる、その知的作業は面白いかも。
665:日本@名無史さん
23/03/01 00:20:27.67 .net
>>659 ラインアップ出ているね。超メジャーな大名家を揃えた感じだが、
やはり倒幕革命に向かっていく、権力構造・家中統制・藩士や藩民の気質といったものが
いかに特殊かつ異様なものであったか、「毛利家」「島津家」は改めて押さえておきたいところか。
一方、西国大名を迎え撃つ最前線に配置され、初代・直政以来、譜代の中で格別の存在だった「井伊家」、
その矜持はいかなるものであったのかも。
同じ吉川弘文館の4月ラインアップでは「『小右記』と王朝時代」、
これは来年の大河ドラマの予習本にもなるのかな?
格&人物という点では道長最大のライバルと言うべき実資(ドラマに出てくれるかな?)は是非世に知られる存在になって欲しい。