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>>171
招待しようとした人たちはみな在宅で、みな来れるとのことだった。衛さんだけはやんわり断ろうとする口ぶりで、さらに言葉を継がねばならなかったが、
笑って"お付き合いさせていただくわ"と応じたので、彼女は非常に喜んだ。江さん家の庭でバラの花を摘み、奥様によろしく言っておいてと使用人に告げて、急いで引き返した。
料理人と蘇おばさんは既に家の中をすっかり片付けており、階上に置いてあったものも運び下ろされていた。
この2人の中年の使用人が、年若い雇い主である彼女がどのように飾り付けをするか、好奇心に満ちた視線を注いでいたので、瑛は少し気恥ずかしかった。