14/10/03 03:41:19.32 .net
この人の主張は
[1]調音器官を接近させて隙間をつくる口腔音を、乱流による雑音が大きい(A)/ごくわずかか全くない(B)で分ける必要がない
[2]オランダ語のwやスペイン語の語中のbは(B)ではなく(A)である
[3](A)に「摩擦音」、(B)に「接近音」という名称をあてるのが不適切
のどれなんだろうな。
[1]はそういう立場もありうるだろうくらいに理解する。ただし、これだと[z]と[ɹ]の区別もないことになるしいろいろ大変な感じが。
[2]は実際の調査に拠るしかないのでその報告(つまり論文)の中身に踏み込んだ議論か(挙げられた論文には手法にこれこれの問題がある、みたいな)、複数の論文のメタ分析くらいしかできない。そこに踏み込んだ論点は出ていないし、これからも出ないんだろう。
[3]だったらまあ提案してみればいいんじゃないか、という感じ。