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9月10日8時30分 日刊スポーツ
国民民主は資金公開すべき/政界地獄耳
★国民民主党は解党前に党の資金について8月26日の会見で党代表・玉木雄一郎は「40億円台半ばだったと記憶している。現在50億円ないことは確実だ」と述べた。しかし、その2週間前のテレビ出演では「50億円くらい」と発言していて、党代表として実態を掌握できていないか、ずさんな経理体制だったのではないかと党内でもささやかれた。国民民主党の潤沢な資金は当選者が多いためではない。民主党やその後の民進党での節約のおかげ。逆にケチなぐらい支出に厳しく、100億程度の資金を有していたといわれる。
★それが国民民主党に渡って2年。その間に参院選挙が1度あったものの約60億を使った計算になる。立憲民主党の議員が言う。「立憲は『排除の論理』から生まれた結党の経緯があり、おカネがないのは当然だった。だから野党第1党といっても、仕事や応援、遊説といずれも事務所の自腹は当たり前。手弁当で駆けつける背に腹は代えられない暗黙のルールが議員や秘書に浸透している。幹部たちが飲むときにも割り勘が当たり前の貧乏政党」。
★ところが潤沢な資金を抱えた国民民主党の幹部は高級店の飲食は当たり前。幹部に付く党職員は日増しに体重が増えていったとのまことしやかな笑い話もある。今度は国民民主党の秘書が言う。「うちの党職員は各政党を吸収して巨大化していて、暇そうな職員もたくさんいる。ところが選挙になると各職員に陣中見舞いなる一時金が出るという。そのほかにもぜいたくな飲食を党職員がしているといううわさはこちらの耳にも入ってくる」。その職員たちは1度解党して合流新党に採用される人もいるようだが、退職金が支給され合流新党での給与水準は国民民主のそれを「下回るな」などと、どちらが採用する側かわからない。こういう時期だから流れてくる話かもしれないが、この資金の原資は税金が大半だということを忘れてほしくない。これでは機密費のようになる。うやむやにせず公開すべきではないか。