20/04/09 14:38:33.28 An++OOD+0.net
[政なび]党首の「造反」
政党の党首が党の決定に背く前代未聞の事態が、あまり話題にならないのも、党勢を示しているのだろうか。
社民党党首に復帰したばかりの福島瑞穂氏が、先の改正新型インフルエンザ特別措置法案の採決を棄権したことだ。
社民党内の賛否は割れた。共同会派を組む立憲民主党、国民民主党は既に賛成の方針を固めていたため、足並みを重視する意見が大勢を占める中、
福島氏は「地方組織は反対だ」と繰り返した。最終的に社民党は、世界保健機関(WHO)のパンデミック表明などを根拠に賛成すると決めたが、福島氏は本会議を欠席した。
党内では事実上の「造反」と見られている。党幹部は「今後、党の決定に背く議員が出ても、処分できない」と憤る。
高まる不満の背景には、福島氏が1998年の初当選以来、参院比例選で連続4選していることもある。
党所属の国会議員は衆参各2人の4人で、政党助成金を受け取るための要件の一つである「所属国会議員5人以上」を満たしていない。
知名度のある福島氏に衆院選の小選挙区に挑んでもらえば、この要件をクリアできる可能性があるとの期待が、党内にはある。
実際、党大会でも衆院選出馬を求める声があったものの、具体的な動きになっていない。
党勢回復や立憲民主党との合流協議など課題が山積する中、福島氏は党勢を盛り返せるのか。覚悟と具体策が求められている。