17/11/04 17:05:08.60 Orxmbrnt0.net
日本の政党政治はこれからどうなるべきか(前編)
<大混乱の末、自民圧勝に終わった総選挙にも収穫はあった。
「政策論争」「二大政党制」「政権交代」を理想と崇める日本政治の虚構を暴いたことだ>
衆議院選挙が終わった。
これはほとんど意味のない選挙だった、といわれているが、まったく違う。
日本の間違った政党政治の終わりが来たのだ。
日本政治について語られる三つの誤りがある。そして、それは専門家ほど間違っている。
メディアの政治部記者や政治学者たちがもっとも大きな誤りを犯しているが、多くの政治家自身も致命的に間違っているのだ。
第一に、政策論争は必要ない。
第二に、二大政党制は必要ない。
第三に、そもそも政権交代も必要ない。
これらのことを改めて明確に提示したのが、今回の選挙だった。
この3つのことは、私は従来から指摘してきたが、ほとんどの人には理解されなかったし、相手にもされなかった。
彼らの意見は、これらの3つが日本には必要で、これらを実現するのが政治改革の目的であり、
民主主義政治のゴールいや第一歩であるというものだ。
それは現実には起こりえない。日本では絶対に起こらない。
そして、さらに重要なことに、それは理想論に過ぎないのではなく、誤った理想である。
日本のこれまでの政治制度や政党政治のあり方に対する批判は、誤った理想に基づき議論されてきたのだ。