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62無党派さん (ワッチョイ 83cf-Eec1 [114.175.85.5])2017/10/29(日) 20:57:43.15ID:EQjgzLKB0
脱「男性社会」への意思表示?
山尾さんの当選を「男は邪魔!」「日本男子♂余(あま)れるところ」などの著書があるノン
フィクション作家の高橋秀実(ひでみね)さんはこう見ている。「有権者は、プライベートでは
なく冷静に仕事ぶりを評価したのではないでしょうか。法律に通じている彼女を立法者として
選ぶのは当然だと思いますね。それが国会議員の本業なんですから」。有能な候補だから
こそ、有権者の支持を集めたと分析する。
高橋さんは「優秀な女性はいっぱいいます」とも言うのだが、国会議員の男女比はアンバ
ランスだ。スイスに本部がある列国議会同盟の調べでは、衆議院の女性議員の割合は解散
前9・3%で193カ国中165位、選挙後は10・1%になった。
この数字が示すように国会は「男社会」にほかならない。高橋さんは「軍隊や体育会系の
流れなのか男性が多い組織は、先例主義だし、やたら序列をつけたがる。その結果が日程
調整で物事が決まる今の国会じゃないですか。そのほうが男性は楽なんですよ」と話す。
そんな慣習を女性ならば変えていけるのではないかと指摘する。「有能な女性議員が増え
ていけば、なあなあでは済まないでしょう。『うるさい女』と陰口を言っている場合じゃなくなり、
きちんと議論しなければいけません。いっそのこと、国会で『自由討議』を増やして論戦を繰
り広げてほしい。安倍首相は『女性が輝く社会』などと言っていますが、見本としてまず国会
で実現すべきです。女性議員が増え、活躍すれば無能な人はいなくなるはず。その方が有
能な男性議員だって輝けるんじゃないでしょうか」
上智大法学部教授の三浦まりさんも女性の視点を政治に生かすべきだと主張する一方で
「壁」の存在を感じている。「女性議員が政策を作りたいと希望しても実行するには、ポストを
握っていたり選挙支援をしてくれたりする、権力がある男性議員の支持を取り付けないといけ
ません。圧倒的に男性が多い中では発想や行動が必要以上に男性的になってしまい、女性
の感覚と乖離(かいり)する恐れがあります」と説明する。そうした中でも山尾さんは女性の声
を積極的に取り上げようとしていたと評価する。「女性候補者が多く、選択肢がある状況ならば、
プライベートが気に入らないとの理由で投票しなくてもいいかもしれない。でも、女性議員が少
ない現状では、有権者はマイノリティーの意見をすくい上げられる女性が必要だと判断し、山尾
さんに1票を投じたのでしょう」
女性議員が少ない現実があるからこそ、スキャンダルがあったとしても山尾さんを「女性の代
弁者」として支持した層は大崩れしなかったのだろう。
山尾さんは投開票が行われた22日夜、事務所で「赤ちゃんを抱っ