17/10/28 04:01:51.55 elbd74LE0.net
なぜ日本だけが
リーマンショック以降、
GDPが変化せず拡大しないのか?
1 もし日本のGDPが世界の経済大国と同じ率で成長していれば
当たり前だが世界2位のGDP大国は今でも日本で中国より上だった。
2 リーマンショックで、麻生政権が支出した財政政策の規模は2兆円
中国は6兆円だった。実際には麻生政権の財政政策の規模もいわゆる真水の部分はもっとすくなかったろう。
3 民主党政権は、どちらかというと財政バランス重視政権だった。
つまり財政緊縮型で、無駄を省くことを主体としていた。
経済拡大より安定を重視していた。米国は輸出拡大のためにはドル安が有利であったが
日本は円高になっても殆ど一切、手をうたなかった。つまり金融政策を重視しなかった。
円高で世界比率ではGDPは拡大していったが、国内的に円高で国民が豊かに感じることはなかった。
株は外国投資家には割高であり、なおかつ輸出産業には円高は致命的だった。
民主党政権は鳩山内閣のときはともかく、管・野田内閣では財政バランス重視の緊縮型で
積極的に経済介入で財政投資もせず、経済界にとっては歓迎すべき政権ではなかったが
手堅い政権運営で比較的落ち着いた経済をたもち、
失業率は減少し、リーマンショックからすこしづつ回復していった。
4 しかし東日本大震災で株価は暴落、景気にも深刻な影響がでた。
5 この状況でも財務省主導のもと、財政バランスの政策は大きく変化せず
大規模財政政策による国土復興といった展開はなかった。
6 野田政権の突然の消費税増税プランで、民主党政権は世論の猛烈な批判をあびて大敗する。
7 安倍政権は強烈な円安政策をとった。株価も上昇し輸出関連企業は一気に黒字拡大していった。
8 経済拡大に気をよくして安倍政権は消費税を増税する。しかし、国民の賃金が上昇していたわけでもない
状況で消費税をあげれば当然、消費市場は冷え込む。大規模な財政政策もなく円安政策に依存していた
アベノミクスはここで終焉した。円安政策も米国から非難されもう日銀も打つ手がなくなった。
円安政策の結果、GDPは国際比較で激減し、中国に一気にぬかれた。
9 現在、安倍政権のやってることは、日銀とGRIF(年金運用団体)による日本株・投資信託の
大量購入くらいである。もはやアベノミクスには実態は一切ない。名前だけの幽霊だ。