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政党や政治団体の収支報告書を管理する総務省のトップ 増田寛也総務相、寄付100万円記載ミス 資金管理団体が混同
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★<増田総務相>寄付100万円記載ミス 資金管理団体が混同
増田寛也総務相の岩手県知事時代の政治団体(06年12月に解散)が、
増田氏の資金管理団体(同)に100万円を寄付したと記載しているのに、
資金管理団体の政治資金収支報告書には受け取った記載がないことが分かった。
増田氏個人への寄付だったのを資金管理団体が混同して領収書を発行したため、
政治団体側で寄付先を誤記した可能性があるという。複数の都道府県に
またがる政党や政治団体の収支報告書を管理する総務省のトップの足元で、
ずさんな報告書の作成が明らかになった。
増田氏の政治団体「岩手21の会」の政治資金収支報告書の記載によると、
同団体は03年2月28日、増田氏の資金管理団体「夢県土いわて・21」に
100万円を寄付。同報告書には「夢県土いわて・21」から受領した
100万円の領収書も添付されていたが、「夢県土いわて・21」の
収支報告書には100万円の寄付を受けた記載がなかった。
増田氏はこの寄付の直後の同年4月の知事選で3選を果たした。
増田寛也総務相の林俊行秘書官は「寄付は選挙の陣中見舞いとして受け付けた」
としており、知事選後に提出した選挙運動等費用収支報告書に記載していると説明。
資金管理団体名で領収書を発行していることについては「原因は不明だが、
増田総務相本人の名前も記載しており矛盾はない」としている。
「夢県土いわて・21」の事務局長(当時)は
「選挙が近かったので、増田氏個人への寄付を混同したのだと思う」と説明。
資金管理団体が領収書を発行していたことについては
「よく覚えていないが、間違えて切ったのかもしれない」としている。
増田氏は95年、旧建設省の官僚から転身し、民主党の小沢一郎代表が率いていた
当時の新進党の全面支援を受けて知事に初当選した。その後、小沢代表との間には
距離ができたが、国内初のローカル・マニフェストを掲げて3選を果たして注目された。
全国知事会でも改革派知事として知られ、地方分権や道州制を提唱した。