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北九州市／ボートレース若松施設整備、夏に西スタンド改修設計着手
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北九州市は既存施設の老朽化対策や新たなファン層の開拓を目的に計画する「ボートレース若松施設整備事業」のメインとなる
西スタンド大規模改修の基本設計に２０２２年度に着手する。今後、庁内で協議し発注方法を決め、今夏中に基本設計業務を委託する
。おおむね１年半程度かけて基本設計を進める見通しだ。同事業では若松区赤岩町にある施設のうち老朽化した西スタンド棟（ＳＲＣ
造５階建て延べ２万１１３４平方メートル）を改修。これと併せて東スタンド棟前面の駐車場の敷地約１・２ヘクタールを活用して
多目的広場などの屋外施設、旧外向き券売所を転用した屋内遊戯施設、コミュニティースペースなどを整備する。基本計画によると
西スタンド棟の改修では１階部分を一般観覧エリアとし、２階は客席数を見直し観覧席をゆとりある配置とする。３階は特別観覧席を
見直しグループ席やロイヤル席を新設。４階のロイヤル席は改修し個室やバーカウンターなどを設ける。２２年度の公営競技事業会計
予算には西スタンド棟改修の基本設計費として５０００万円を計上した。発注方法は指名競争入札などを検討している。２３年度に
かけて基本設計、２４年度に実施設計を進める見込み。地域貢献エリアは２１年度に業務委託し基本設計に着手した。屋内施設は
洋建築計画事務所（北九州市門司区）、屋外施設はセプト設計コンサルタント（同八幡東区）が設計を担当。いずれも２２年度で
基本設計を終え、２３年度に実施設計を進める予定。２４年度以降に各施設の工事に順次着手する。２５年度後半に地域貢献エリアを
先行して供用する予定だ。設計などを含む概算事業費は約６６億円を見込む。