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北九州市/来月にも指名入札/水道広域連携へ工法検討
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北九州市は、福岡県行橋市と苅田町に水道用水を供給する水道広域連携を模索している。径３００－５００mm、長さ約１５㎞の
送水管を整備し、最短で２０２８年度に１日当たり５０００－１万m3の水を２市町に供給する見通しだ。総事業費は約４０億円を
見込む。事業の具体化に向けた工法検討業務を６月にも指名競争入札で委託する。１７年度から北九州都市圏の近隣市町と広域連携に
向けた個別協議を実施している。中でも２市町とは、１９年度の渇水時の技術協力を始め連携を深めており、２０年２月には緊急時の
相互応援や広域連携に関する協定を結んだ。２０年度は、松尾設計（北九州市）に業務を委託し、広域連携に向けた基礎調査を実施した
。基礎調査の結果を踏まえ、ことし２月末に水道用水供給事業の具体化に向けた検討要望を２市町から受けた。２市町は老朽化した
浄水場の廃止による更新費の削減、北九州市は水道事業の固定費負担の軽減につながるとし、２２年度から３者で詳細な協議・検討を
始めることを決めた。これまでの検討では、北九州市の井出浦浄水場と苅田町の南原浄水場、行橋市の矢留浄水場を送水管で結び、
北九州市内の大部分は既存主要配水管を活用することを想定している。水利使用許可や認可変更、財源の確保、施設整備費の削減と
いった課題があり、工法検討など今後の３者協議で具体化する。