11/07/19 10:55:18.61 .net
姉さん。世界ランキング第四位のスタンフォード大学が出す情報に、いまだに日本国内は
脆弱さをもっているようです。私の「美の概念」のコピーは25ページまであるのですが、
今のところ翻訳を終えたのは4ページだけです。
専門家の方々は独自の手段で全訳を所持していると思いますが、このスレを利用して
25ページの全訳を行っていいでしょうか。
3:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 10:55:59.42 .net
「美の概念」スタンフォード哲学百科事典。
URLリンク(plato.stanford.edu)
「美の概念の要約」
とにかく、人間が「美しい」と感じるのは「直接的」である。他人に薦められてとかいうもの
ではない。しかし、「その道」の探求をした者しかわからない「美しさ」もあり、とにかく
「興味がある」という点も重要だ。
「美しいもの」「美しいふるまい」「美しい判断」「美しい経験」
この4つについてまとめた論稿がこれである。
女性の美しさから始まって、三島由紀夫の自殺の美しさまで、幅広い議論の基礎にある
研究だと言っていい。
序文:人々が「美」の概念と「特別なもの」の概念を明確に区別したのは18世紀末だとされる。
「美しいもの」をどのように評論するのか、どのように賛否が分かれるのか。
あるいは「美しいふるまい」と「合理的なふるまい」はどう異なるのか。
「美しい経験」とは、何かの型にはまったことを意味するのか、それともある現象に直面
したことを意味するのか。
「特別なもの」と「美しいもの」を区別する議論のたたき台になったのは西洋の絵画であった。
しかし、いろんな方面に発展した哲学的議論である。
美術鑑賞を自分の様々な美意識まで発展させるのにふさわしい研究です。
英語のできる方の協力を求めています。
「合理性」と「美しさ」の比較、
「エゴイズム」と「美徳」との比較、
こういったものが「美術鑑賞」の研究と深くかかわっています。
4:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 10:56:40.53 .net
「合理主義」は「美しさに説明を求める」という特徴がある。これはデカルトが
数学こそがあらゆる言語よりも説得力がある、とした考えに由来するもので、
18世紀には完全に人々はこの考えに支配されたと言っていい。
しかし、これはヨーロッパ大陸系の考えであり、イギリスでは次第に批判が出るようになった。
「美」とは「味わうもの」であり、原理や概念を超えているのではないか、とされたのだ。
つまり、イギリスで「美しさとは直接感じるものである」という発想が生まれたのだ。
イギリスでは、良いものは直接判断できるだろうという主張があり、たとえば、
コックが、肉や野菜をごたまぜにしたシチュー(ラグー)を、独自のレシピで
作っても、それをおいしいというかマズイというかは我々にまかせられているだろう、
とされた。ずいぶんイギリスでは大雑把な議論がなされたが、大陸の方では
カントがこれを引き継いだ。詩人が作った詩に誰も共感しなくて、批判が浴びせられたら、詩人は布団を
頭からかぶって黙っているしかない。どんな芸術も人々がどう感じるかに
委ねられているという意味で、イギリス側の「美の直接性」という説明に同意する、
としたのだ。カントは、そのような場合、その詩人の寄って立つ立場より優れたものが存在する
というものを認めるか、批判こそが間違いであるとして、より良いものを作るしかない
とした。しかし、このような「美の直接性」という議論に対して、さらに「合理主義」の側からの
批判がなされた。ラグーに比べて、詩や絵画は複雑性をもっているとし、先人の業績や法則性に
満ちた世界であり、その評価もすぐには分からないことが多い、としたのだ。
「美は直接味わうものなのか」という論点は、デカルトの合理主義に、イギリスが
提示したものであり、それにカントが同調し、さまざまな論者を呼び込んだのだ。
5:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 10:57:22.91 .net
「美の直接性」という議論は結局、ヒュームが結論をつけたと言ってよい。
芸術作品の評価は、その手法が確立していなければならず、その対象を
いかに適切に評価するかは、理論の発展を待つほかはないだろう。
他の作品との比較や、多くの先人の業績の蓄積、その複雑さの解明が必要だ。
もちろん、大自然の美しさの表現にまで合理性を求めることはできないが、
「ファインアート」の世界では、やはり合理性が必要であり、また、その一環として
我々の感性が用いられるのである、としたのだ。
注)女性の「美しさ」も、自然に由来するものならば「直接感じる」ものであろうが、
「ファッション」「化粧」などの「ファインアート」ならば「合理的な説明が可能」
ということだろうか。しかし、美容整形も「ファインアート」だと言える。
どこまでを「自然」とみなし、どこまでを「ファインアート」とみなすかは性別や・その人
によってさまざまであり、俺は「ファインアート」すら「自然」に分類しているので
女性に付け込まれることが明らかになった。
6:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 11:09:56.37 .net
(続き)
「美の概念」には、エゴイズムと美徳という観点からのアプローチがある。
たとえば、人々のエゴイズムは周囲に不利益をもたらすが、美徳は人々に安心を
もたらす。そういう美徳にしたがった表現に人々は喜びを感じるのではないか、
という説が唱えられた。美徳の中に喜びを見出すのが「美」であるとするのなら、
それは「自分の利益だけを考えたものではない、私心のなさ」が「美」の根拠に
あることになる。エゴイズムと美徳の観点の導入は「私心のなさ」こそが人々を
喜ばせるという観点を生み出したのだ。
芸術における「私心のなさ、公平中立」という観点も18世紀に一大論争を引き起こしている。
7:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 11:20:34.27 .net
「私心のなさ」というのは感じるものなのかもしれないし、技術の探求の中に見出せる
ものなのかもしれない。しかし、「私心のなさ」というのはモラルの問題でもあり、
モラルと美がどのように関わるのかが問題になってしまう。
モラルと美の関係が「美の根拠は私心のなさにある」という仮説におけるテーマとなった。
8:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 11:28:17.92 .net
人々が「美を堪能したい」「喜びを感じたい」というのは自分の利益を求めているし、
アーティストが創作活動というアクションを起こすのも「表現したい」という自分の
利益を求めている。しかし、作品から喜びを見出し、美を見出すことの根拠は
「私心のなさ」にあるという仮説は、人々のふるまいや判断をその方向にもっていく効果が
あるとされる。人々は芸術作品を見て「美しいふるまい」「美しい判断」がしたいと願うのであり、
そこにはやはり「私心のなさ」があるのではないかとカントは主張したのだ。
9:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 11:37:12.81 .net
カントが「美の概念」の先陣を切る形で「私心のなさ」という仮説を打ち立てたが、
この主張は「概念として狭すぎるのではないか」と批判された。
美には「判断」「感情」「質」などが含まれており、感じたり、言葉で表現したり、
自分の内面や外部のいろいろなものから感じるものであり、ときに人々に「希望」
すら与えるものであることが明らかになり、「私心のなさ」だけで果たして説明可能なのか
が議論された。しかし、今日にいたるまでこの仮説は根強く残る強さをもっていたのだ。
10:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 11:53:26.61 .net
注)美容整形のCMで「世界平和」という言葉が流れるが、美は「私心」がないのであろうか・・・。
11:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 12:09:29.50 .net
以下、この論稿は「美しいもの」「美しい判断」「美しい態度」「美しい経験」に関する
考察をして論稿を終える予定です。
12:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 12:38:53.57 .net
実は、スタンフォードの「美の概念」の総論はこれで終わりなのです。
ブログにまとめておきました。
あとはみなさんそれぞれ専門をお持ちだと思いますので、各自で「美の探求」を
なされてみてはいかがでしょうか。
「糖質~趣味のブログ」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
13:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/19 12:40:34.82 .net
私も自分の仕事があるもので、続きはかなりスローペースになると思います。
ご容赦ください。
14:わたしはダリ?名無しさん?
11/07/19 12:50:13.59 .net
ラピスの次は糖質かよ・・・
ほんと、学芸員さんがかわいそう。
15:わたしはダリ?名無しさん?
11/07/19 12:54:42.54 .net
>>13
おい、基地外。少しは迷惑考えろ。
誰もお前の公開オナニーなんか見たかねーんだよ。
16:とある美術館の警備員
11/07/19 13:00:33.09 .net
>>13
糖質せんせい、たいへん素晴らしいダイジェストですね。
しかし、ここはナイーヴなスレ民が若干おりまして、
こちらの廃墟で討議を行いましょう。
特にアメリカの観念史や美学の展開は、ひじょうにおもしろいのですよ。
お待ちしております。
スレリンク(gallery板)
17:774Stonegold
11/07/19 14:05:21.98 .net
>>1スレ立ておつです
っていきなり糖質教授に占拠されたと思いきや、素直に誘導に従っている…素晴らしい
18:学生
11/07/19 19:00:02.38 .net
学芸員さん、
新スレたて、お疲れさまです!
もうしばらくお話ができるかと思うとうれしいです。
よろしくおねがいします!
19:とある美術館の学芸員
11/07/19 19:40:26.93 .net
>>18
いえいえ、スレを立てるのにそれほどの労力は必要としませんよw
これからもよろしくお願いします。
その前に前スレの埋め立てをしないといけないんですけどねw
20:わたしはダリ?名無しさん?
11/07/20 07:27:14.79 .net
芸術=美の追求ではないところが難しいですよね。美しいものだけが芸術ならばわかりやすいけれど、一義的ではない。(もちろん、そうでなければつまらないですが)。
ある時期までは、だいたい芸術=美でよかったように思います(宗教画が美しくなかったら信者増えませんしね)が、デュシャンあたで崩壊したみたいに思う。
もともとアートの様式自体は、反旧態の繰り返しだったけれど、デュシャン以降はアートという概念そのものに反旧態の姿勢を取りはじめて、訳がわからなくなったような。
私はやっぱり、新しい思想云々よりも、美しいこと、他人には真似できないことが大切だと思うんですがね。
21:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 07:45:12.97 .net
おい、俺が法律雑誌を読む時間も犠牲にして英文資料にあたったのに、
スタンフォードの情報を止めようとしたのは学芸員か?
随分ひどい裏切りだな。
お前のコテ生命が終わるぞ?
22:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 07:51:15.03 .net
世界ランキング四位のスタンフォードがそんなに怖いか?
東大は26位だが、いずれはスタンフォードを抜くだろうと言われている。
23:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 07:59:53.74 .net
学芸員が言論統制・排除したログがこれだ。
対抗言論ではなく排除の行動をとっている。
スレリンク(gallery板)
24:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 08:09:13.72 .net
これからは翻訳という形ではなく、理解したものを大雑把に書こうと思いますが、
総論で提示した「美しさとは直接感じるもの」「私心がない」という二つの観点を
我々は「極端までに推し進めたらどうなるだろう」という実験をすでに終えている
ということが大事だ。フォーマリズムがこれを終えている。
我々は、科学の進歩などの時代背景の異なる時代に描かれた作品を
見ているのだから、その時代背景も考慮するのか、あるいはその必要はないとするのか
という視点もある。
フォーマリズムは「過去の作品のデータの蓄積は必要ない」とまで言い切って
この「二つの視点」を究極まで追求するという実験を行い、人類に経験を
もたらしてその役割を終えている。
美術館に行ったら「係員にことばで説明してもらう」のが正解なのか、見ればわかる
というフォーマリズムに立つのかの違いがあった。
20世紀の中ごろまでにはこの実験は終了したと考えられている。
それから芸術の世界は新時代に入ったのだ。
25:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 08:10:04.19 .net
ケンドール・ウォルトンが「カテゴリー・オブ・アート」という有名な著書で、フォーマリズムを
批判した。彼は、ピカソのゲルニカをどう評価するつもりか、と論じたのだ。
「暴力的で、ダイナミックで、躍動感があり、破壊的だ」というのと、ただ「ゲルニカである」
というほど意味が違うではないかという点を指摘したのだ。
ただ「ゲルニカである」というのではそこいらの壁紙と何も変わらないとした。
フォーマリズムの時代に生きながら、ピカソは時代に全く異なるものを発信していたのではないか、
とウォルトンは論じだのだ。
ウォルトンは「美しいものを美しいと感じるという意味ではフォーマリズムは正しいが、
共通了解をもたなければ意味がない」としたのだ。
26:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 08:10:46.94 .net
アレン・カールソンは「美術を鑑賞する際には、美術ソサエティの共通了解を知るべきである」とした。
クジラを見て、なぜアメリカ人はあれほど愛着を持つのかというと、ナチュラルサイエンスの
知識があるからであり、そうでなければ魚と哺乳類の区別はしないだろうとした。
27:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 09:04:30.16 .net
アイゼンバーグは言った。たしかに、芸術作品がどのような基盤に立脚し、どのような
要素に分解できるかを評論するかは可能であるが、しかし、もしそれらに完全な法則が
あるとするなら、私の仕事はもっと簡単になるのだが、現実の「美」はそんなに単純な
ものではない、と。
28:とある美術館の学芸員
11/07/20 09:06:03.39 .net
>>21
たいへん申し訳ありません。
ラピスラズリーのスレ【美術館5】の削除を申請したのですが、【美術館5】だけでなく
糖質さんとお話をしていた【美術館4】まで運営がスレ立て荒らしだと認定し削除してしまったようです。
約束守れませんでした。
ごめんなさい。
29:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 09:08:20.22 .net
しかし、芸術家にも「ランキング」があるだろう。これを評論家はどのように判断しているのだろうか。
アイゼンバーグは「一定の方向性を示している」とするにとどめている。
細部を分析し、パーツの構成を考え、対象のパターンをグループ分けするなどしている
としているのだ。
30:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 09:09:49.09 .net
>>28
まあ、いいですよ。おかげで英語文献に触れるいいきっかけになりました。
31:とある美術館の学芸員
11/07/20 09:11:31.88 .net
>>30
ほんとうにごめんなさい。
しかし糖質さんの翻訳はたいへん勉強になります。
>>29などは、現在の美学のやってる様式分析の簡潔で的確な定義ですし。
32:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/20 09:20:45.36 .net
美の評論と価値の評価の手法を詳細に展開したのは21世紀に入ってからフランク・シブレー
が著書で明らかにしてからである。
かなり詳細な著書があるようだ。
33:わたしはダリ?名無しさん?
11/07/21 20:22:10.11 .net
>>1
スレ立て乙です!
目まぐるしくスレが立ったり落ちたり削除されたりで
ちょっと迷子になってしまいましたw
また楽しいお話よろしくお願いします!
34:とある美術館の学芸員
11/07/28 20:05:16.55 .net
レイハラカミが亡くなりました。
日本を代表する電子音楽家のひとりでした。
残念です。
Rei Harakami - Come Here Go There
URLリンク(www.youtube.com)
35:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/28 21:45:36.39 .net
フランク・シブレーに関しては、「シブレイ」と表記する人もいるようです。
英語表記は"Frank Sibley"となっています。
36:とある美術館の学芸員
11/07/28 22:57:52.13 .net
>>35
Frank Sibleyですね。
そのひとはあんまり日本では知られていなんじゃないかな。
美学やってるひとでも知ってる人は少ないと思う。
分析哲学の流れで「美とは何か」を研究してたひとです。
60年代から70年代くらいでしょうか。もう亡くなってるかな?
分析哲学の流れで美学をやるってのは、日本では少ないですねぇ。
観念史とか解釈学から美学へ、というルートはあるんだけど。
ちょっとボクにもよくわかりません。
たぶん「言語ゲームの対象としての美」とかって感じなんだと思うけど。
37:道化
11/07/28 23:28:39.19 .net
こんばんは、お邪魔します。
先ほど、クソバカラピスの乱立スレでやりとりをさせて頂きましたが、
あのスレッドの削除依頼が先ほどどなたかによって提出されました。
ですのでボケナスラピスの乱立スレが、さっくりと消される可能性が出ましたので、
先ほどの学芸員氏とのやりとりを、こちらのスレの方に再度貼らせて頂いても良いでしょうか?
学芸員氏の先ほどの書き込みを惜しむ声が、オカ板でも聞かれました。
自分も同意見です。
ラピスの阿呆の残滓と共に消すには、全く持って惜しいです。
というわけで、学芸員氏さえよければ、先ほどのレスをこちらに転載させて下さいませ。
よろしくお願いします。
38:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:20:51.39 .net
69 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 20:06:43.04
なんでラピスみたいなやつが死なんのか。
才能のある人間が先に死んでいくのか。
つまらん。
70 :道化:2011/07/28(木) 20:18:07.59
>>69
アーティストというのは、大衆あってのアートでしょう?
ラピスのような無能者は、大衆に飲み込まれる、その他大勢の一人です。
こんなクズバカだって、大きな目線で見れば、立派なアートの支えとなっているように思います。
つってもまあ、ラピスのような新興宗教の信奉者は往々にしてアートの迫害者ですけどね。
岡田茂吉なんて黴の生えた骨董品を持ち出して、偉そうにふんぞり返ってますから、
こういう輩が自分に理解の無いアートを殺そうとするのでしょうね。
まあ、そういう意味ではラピスは死んでも良いかもw
あれ?
擁護できなかったw
71 :道化:2011/07/28(木) 20:18:54.19
×自分に理解の無いアートを殺そうとするのでしょうね
○自分が理解できないアートを殺そうとするのでしょうね
39:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:23:26.15 .net
77 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 20:57:18.53
>>70
ボク個人は「大衆」という言葉は好みません(もう大衆は存在しないと思っているので)。
しかし、いまでは良くも悪くもアートは、社会を構成する「個」が綜体として支えるものであり、
それを自明として成り立っていることはまず間違いないです。
しかし、ボクは、ボクの師ともどもに、もう少し自立/自律した表現を夢想してきました。
レイハラカミなどは、その自立/自律を果たしえた芸術家だったと思う。
ボクらがいなくたって、彼は、美しい音楽を生み出せたはずなのです。
(それは彼が学生時代に作っていたというデモテープを聴いたときに確信しました。)
こんなうんこスレだけど、ひっそりリンクを貼っておきませう。
魂だけでも遠くまで行けるでせう。
yanokami - 終りの季節
URLリンク(www.youtube.com)
yanokami - 気球にのって
URLリンク(www.youtube.com)
小松左京さんも残念でした。
梅原猛せんせいより、よっぽどリアリスティックな文明批判をされていたんだけど。
『首都消失』も好きだった。
40:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:25:19.91 .net
78 :道化:2011/07/28(木) 21:01:32.55
>>77
>ボクらがいなくたって、彼は、美しい音楽を生み出せたはずなのです。
んー。。。
聴衆無くして、音楽が成り立つとは思えないですが・・・
経済的な意味では無く、根源的な部分で、全くの他者は必要では無いかなあと。
赤の他人がいなくて、音楽が成り立つんでしょうか?
79 :道化:2011/07/28(木) 21:05:55.68
作家が特にそうなんですが。
職業作家を成り立たせるという経済的意味では無く、
読者がというのは作家にとって無くては成らない存在だと思います。
読者が存在しない物語って、作家にとってどれほどの意味があるのかな、と。
って、此処まで来ると哲学的ですね。
ああ、なるほど。
こうしてスレの中で話題が広がり、他板への派生スレが生じるのもノなのかな。
ラピスの場合、騎士団ひとりという孤独な胸の中で、次々と話題が広がったようだけれどw
41:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:27:19.46 .net
80 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 21:09:58.29
>>78
そうですね、それは「音楽」ではないかもしれません。
金の鉱脈のようなもので、誰かに見出されないとそれは「商品としての音楽」にはなりません。
アートはいつしかロジスティクス(物流)の上にしか成立しなくなった。
むかしはそうじゃなかったんですけどね。
それが誰かの眼に触れようが触れまいが、そんなこととは関係ないアートも存在した。
たとえば、多くの仏像なんかはそうですね。
衆目に浴するのはごく一部の仏さまで、ほかは秘仏とされていた。
ではそれが人目に触れないからアートではなかったのかというと、ボクはそうは思わない。
そこになにがしかの機能が存在すれば、それでいいのです。
アートをロジ(つまり「大衆」への商品化)だけで論じるのは、
ボクはアートの可能性を狭めるように思います。
村上隆てんてーなどは、ボクのような意見は徹底的に反駁するでしょうがw
42:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:28:48.57 .net
81 :道化:2011/07/28(木) 21:13:06.68
>>80
ああ、なるほど。
誰の目にも触れられる事を目的としたわけでも無く、
自分の中から吹き出したモノを形にしたモノがアートであると。
とすれば、アートってその人の魂の具象化そのものですね。
そうなってくると、他者との比較って微妙な話になりますね。
その人だけが出せるユニークやオリジナリティに評価をつける事と、
アートの価値ってのは違うっていうか。
って、脱線、脱線w。
82 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 21:13:54.64
>>79
アートが他者を必要とするというのはたしかなことです。
しかし、それはなにも具体的に生身の他者である必要はない。
1000年前、100年前、100年後、1000年後の、まだ見ぬ誰かにあてたものであってもいい。
ということは、それは仮想上の、決して出現しない他者へ向けたものでもいい。
アウシュビッツのガス室で死んでいった無辜の人々への芸術は存在しうる。
しかもそれはきちんとこの世界で一定の機能を果たす。
他者とは誰のことか。
すぐれたアートはいつでもそれを問いかける。
目の前にいる誰かに向けたものだけがアートとは限らないのです。
アールブリュットなどはそのようなアートですね。
43:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:30:32.02 .net
83 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 21:17:07.12
だからね、レイハラカミの無垢な電子音が、
これからこのしょうもない世界にどう響くのかを知りたかった。
フクシマでのライヴ配信をほんとに楽しみにしていたのに。
84 :道化:2011/07/28(木) 21:17:26.69
>>82
無名の仏師達の話じゃありませんが、
彼らが向き合った他者とはその心の内にある「仏」であったり、
その仏に手を合わせようとする、誰ともしれぬ人々であったのかもしれないですね。
85 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 21:25:38.54
>>84
そう。
アートが必要としている他者を、目の前にいる誰かに限定する必要はない。
カフカなどは、自身の創作の動機についておそらく書いた奇妙な短編のなかで、
それを「〈誰でもない者〉とのピクニック」と喩えています。
〈誰でもない者〉という他者をカフカはあの時代にすでに想定していた。
それが大戦後の、つまり「アウシュビッツ後の」文学者たちに衝撃を与えたんです。
もちろん目の前にいる他者も大事です。
でもアートは、いつもそれを超えようとする。
アートである条件はいつでもそこに「拡張」があるかだと思っています。
いろんなものを超えて超えて、その先でどんな他者と出会うか、アートは問いかける術です。
44:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:32:12.17 .net
86 :道化:2011/07/28(木) 21:34:21.48
>>85
時代を超えてゆく術、ですか。
それがアートなのか。凄いなあ。
てか「見いだされることすら必要としていない」ってのが、凄い。
完成されたモノとしてただ存在し続ける有様は、超越者みたいだわ。
一種の悟り?
45:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:33:46.34 .net
87 :とある美術館の学芸員:2011/07/28(木) 21:47:09.48
>>86
悟りではないかもしれないなあ・・・(悟りというものをよく知らないんですけどw)
人間はいろんなところにボーダーを引くでしょう?
時間を区切ったり、自然と人工を区別したり、国境線を引いたり、観念を厳密化させたり、
男/女・子ども/大人を区別したり、善いことと悪いことを分別して裁いたり、
野菜やお肉やお魚を陳列して、本は本棚に並べて、CDやレコードをアーティスト順に並べてみたりする。
アートはそういうボーダーを越えてようとする意志を表現する術です。
むかし秘仏で20年に一度しか御開帳されなかったけど、いまは美術展で全国を巡回する。
それは仏さまもアートだからです(その機能が変わったのです)。
資本主義も拡張という点では同じ運動なのですが、その運動原理が違う。
資本主義は本質的に倫理的です。
しかしアートは反倫理すら含む点でアナーキーだし自由な運動です。
資本主義は生身の他者を相手とし、そこに干渉しますが、
アートは生身の他者を超えていく。
こういうことを考えながら、音楽聴いたり映画を観たり本を読んだり美術館に行ったりすると
すごく楽しいかもしれませんw
スレリンク(gallery板:69-87番)
46:道化
11/07/29 00:34:39.65 .net
移植ありがとうございました!!m(__)m
47:とある美術館の学芸員
11/07/29 00:41:22.37 .net
どういたまして!
あの逆上具合だと、ここもバカに爆撃されるかもしれません。
が、いつでもお越しくだしあ。
お待ちしておりましあ。
48:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/07/29 07:56:01.40 .net
絵画も結局は形而上学よりもスポーツに近いと思うね。
道化は難しく考えすぎなんだよ。
ピアノを弾いてみればアルゲリッチの速度についていけないことは分かる。
絵画だってこのレベルにはついていけないというのがあるだろう。
スポーツ以外の何物でもない。
法律学だってスポーツだからな。
49:とある美術館の学芸員
11/07/29 11:12:47.91 .net
>>48
芸術と技巧の問題はいろいろと複雑なんですが、
スポーツと同じ部分はあるにしろ、スポーツとまったく同じものではないと思っています。
社会的機能の根っこが異なりますから。
でもおもしろい観点だと思いますw
50:また始めちゃったんだね
11/07/31 12:29:09.27 .net
専修大学文学部の伊吹克己教授って、松戸に詳しすぎ。
51:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/02 08:13:21.43 .net
「ジャック・デリダ」
ワケわからないけど殺し文句として使われる著名な哲学者だと思うだろう。
実際に、戦後のフランスでは哲学の猛者が8人ぐらいいて、そのモンスターたちの
洗礼を受けているのがデリダなのだ。
彼は、人々が同じ出来事に同じリアクションをするのは「機械とどう違うのだろう」と
考えたり、以前経験したことの蓄積から今後が予測できるのはなぜだろうなどと
探求した。また、秘密を共有するというのは仲間の証であり、宇多田ヒカルの
"Can you keep a secret."もデリダの聞きかじりから作品ができている。
俺は、民主制は広がりをもつことを志向していて、情報の共有から始まり、
決定するのに時間がかかるが、君主制は、秘密裏に事が運び、判断が非常に速い
というデリダの指摘を受けて、俺の行動方針を決定したくらいだ。
君主ファクターがおのずと定まるのだ。
デリダについて日本のわけのわからん議論をスルーしたい人はスタンフォード哲学を読みましょう。
「ジャック・デリダ」スタンフォード哲学百科事典
URLリンク(plato.stanford.edu)
52:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/02 08:14:10.62 .net
デリダにとって「最悪」とは、他人が自分の示した方向を見ている、自分の考え以上のことを
言わない、満足いく答えしか返ってこないことである、とする。
つまり、「大勢」であることを抹殺する「単一性」を「暴力」と呼んだのだ。
デリダの言う「最悪」とは「純粋な現実」であり、神であり、地球であり、とにかく「一つ」であることだった。
デリダは2004年に亡くなっているが、2001年の9・11テロは目撃していた。
彼は「グローバリゼーション」というものが「単一性」を志向していて、これ自体が
暴力であるとし、テロリズムはこの文脈で起こったものだと説明したのだ。
デリダは「グローバリゼーションには人々は、まるで機械のように、遺伝子が自動的に
拒絶するだろう」と言ったのだ。
53:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/02 08:14:54.34 .net
彼は「自分自身」に大勢の他人をも含めてしまうことを「単なる自分だけの自殺にとどまらない
集団自殺」と呼んだのだ。
現在の国際情勢を最近まで注視していた哲学者だった。
デリダは、「忠誠心や知識」「宗教」といったものを、この「最悪」である単一性から
どのように解決したらいいのかを探求した。人はもっと他人と距離を置いて対話を
すべきであり、神とすら距離を適切に置くべきであるとしたのだ。
そのうえで、彼は他者とのかかわりは「手厚いもてなし」(ホスピタリティー)によって
行うべきではないかとした。
デリダは、プラトンを徹底攻撃することから「脱構築」の議論を始めている。
プラトンは「見えないものや記述されたもの」を「見えるものや感じるもの」よりも
すぐれたものとして「対になっている」としたのだが、同様に「本質と外見」「霊魂と魂」
「生き生きとした記憶とうすれゆく記憶」「声と文字」「究極の善と悪」などと「1対1」で
対置している。
一つのものに対して「一つのもの」しか対置できなかったプラトンを攻撃したのだ。
デリダは、法に正義を求めるうえでも、あくまでも「今」の正義か正義でないかしか
判断できないとした。その判断も批判にさらされて新たな正義を探求しなければならないとしたのだ。
人間は判断できないことを判断しなければならない。そもそも「地平」というものが
夜明けを待つものであり、まだ夜明けの来ない暗い中で限られた知識で判断をせかされている。
それが人間の「判断」であるとするのだ。
法律の世界にデリダはそれを見出している。
それはあらゆる分野に広がりをもつ考えだったのだ。
54:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/02 14:32:22.67 .net
ブログにまとめておきました。
「ジャック・デリダ~フランス哲学のモンスター」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
55:とある美術館の学芸員
11/08/04 17:37:10.53 .net
ラピスくんの狂気がなにげにおそろしいわけですが、
あんなのとはとりあえずえんがちょして
しばらく放置していたこのスレに、ひっそりレスを残しておきます。
Martin Beckaという写真家がカロタイプで撮影した現代ドバイの写真です。
たいへんすばらしい。
レトロフューチャーというのはこういうものをいうのであります。
Martin Becka photographies
URLリンク(martin.becka.pagesperso-orange.fr)
カロタイプというのは、いまではほとんど忘れ去られた19世紀半ばの写真技術で、
ダゲレオタイプと湿版写真の過渡期に現れたものです。
よく炎熱のドバイで撮影できたな、とか思います。
薬剤的に問題はなかったんだろうか。
古いテクノロジーを用いることで、この特殊な美が生まれたということは示唆的ではありますね。
56:わたしはダリ?名無しさん?
11/08/04 21:14:36.97 .net
>>55
かっこいいな。
ドバイがかっこいいのか、写真がかっこいいのかw
57:道化
11/08/04 22:57:51.34 .net
>>55
ほわー
すごいねえ。
昔の写真みたいだ。
だけど、これ、現代のドバイなんでしょう?
すげえな。
58:わたしはダリ?名無しさん?
11/08/05 05:49:50.48 .net
>>56-57
ある意味「昔の写真」です。
18世紀半ばのカロタイプというカメラの一種で撮影したものです。
フィルム(にあたるもの)も印画紙(にあたるもの)も、
Martin Becka氏の手作りだと思います。
(市販されてないし。)
まるで地球の光景に見えませんね、異星の街を撮った写真のような・・・
「目」を変えると、普段の光景が変わって見えてくる。
カメラというのはそういう技術でありますね。
59: 忍法帖【Lv=3,xxxP】
11/08/05 22:09:53.66 .net
a
60: 忍法帖【Lv=3,xxxP】
11/08/06 14:46:17.41 .net
uuu
61: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】
11/08/07 07:17:38.34 .net
f
62: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/08/07 21:38:12.99 .net
asd
63: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/08/09 11:41:09.53 .net
ty
64: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】
11/08/10 15:11:58.50 .net
う
65: 忍法帖【Lv=6,xxxP】
11/08/10 15:12:20.79 .net
r
66: 忍法帖【Lv=7,xxxP】
11/08/12 17:46:38.99 .net
q
67: 忍法帖【Lv=7,xxxP】
11/08/13 08:46:26.94 .net
g
68: 忍法帖【Lv=8,xxxP】
11/08/14 14:16:14.74 .net
s
69: 忍法帖【Lv=8,xxxP】
11/08/14 17:51:29.90 .net
df
70: 忍法帖【Lv=9,xxxP】
11/08/16 12:51:04.09 .net
h
71: 忍法帖【Lv=35,xxxPT】
11/08/20 13:08:50.93 .net
d
72: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】
11/08/20 13:09:34.53 .net
g
73:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/21 09:58:58.02 .net
>>36
姉さん。フランク・シブレイの洋書を注文しました。そもそも「美は言葉で説明可能か」
ということは、「言語学は心理学を基盤にしているのか」という議論ともかかわってきます。
フッサールは、人間の心は「言語学の三段論法のように明確ではない」として、
人間の心が抽象的である以上、言語学は心理学を基盤にはしていないとしています。
いろいろ議論のある論争ですが、「美をどこまで言語化できるのか」という評論集
みたいなものでしょうか。
とにかく、シブレイの本が届いたら読んでみようと思います。
あと、ギャラリーの方に「水彩画」に関する資料集を送らせていただきました。
74:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/23 14:46:00.66 .net
シブレイの本が届きました。目次と序文だけ読みましたが、彼が残した論文集を
本にしたもののようです。「色について」「独創性と価値について」「形容詞の研究」
などが議論されていますが、シブレイの「モナリザ論」を簡単に書きたいと思う。
作品というのは、やはり誰が書いたか、いつの時代か、どういう背景があったか、
を論じなければならないという視点が重要だ。モナリザはいろんな意味で時代に
新しいものをもたらしている。
色の配置や奥行、形、ラインだけでなく、背景にはダヴィンチの修練や技術が
詰まっているのだ。たとえば、彼は、ブラシやパレットナイフというものをこの作品で
絵画の世界に持ち込んでいる。
そういう歴史的意義を研究するからこそ、模写とはエックス線を使ってまで
区別しなければならないとするのだ。
75:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/23 16:10:04.04 .net
シブレイは「色」についても詳細に論じている。まず、「あれは緑色だ」という証言が
あるとする。多くの哺乳類は色を認識しないとされているが、人間は「色」という
パラダイムをもっており、これが重要な情報として扱われている。
自然に存在するものとしては「エメラルド」があるが、人間はあくまでも「色」という
パラダイムで「緑」という概念をもっているのだ。
これが彼の議論の出発点だ。
76:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/23 16:26:13.59 .net
「色」に関しては、人類をさかのぼれば、最初はグレースケールで世界を認識していたと思われる。
明るい、暗いなどだ。しかし、人間は光が当たると色を認識する。他の人が同じ色を見ているかは
分からないだろう。しかし「赤」はルビー、「緑」はエメラルド、というように、いろんなものを
識別する必要性から「色」というパラダイムが生じたのだろう。
たとえば「グループAの経験」「グループBの経験」というものが「色」によってジャンル分け
されたとされる。こうやってパラダイムは生まれた。若い女性がピンク色を好むというのも、
そういう「グループ分けされた経験」で何らかの位置づけがなされるからだと思われる。
77:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/23 16:43:48.83 .net
興味のある方は"Frank Sibley""Approach to Aesthetics"をアマゾンで注文すると
いいですよ。オックスフォードが出している本です。
78:わたしはダリ?名無しさん?
11/08/24 13:09:04.49 .net
79:わたしはダリ?名無しさん?
11/08/24 21:25:10.19 .net
(´・ω・)去年、東京都現代美術館でやったマシュー・バーニーのクレマスターシリーズがええな
80:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/26 13:17:10.24 .net
カントは「ファインアートは天才がつくるものだ」としたが、「オリジナリティ(独創性)」に
関しては、シブレイは「今の時代においては価値の一つの判断要素となっているに過ぎない」
としているようだ。
81:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/26 14:17:33.16 .net
絵画の評論に関しては、その感受性やたくみな表現力でその深度を深めたのは
モンロー・ビアズリー(Monroe Beardsley)だとされる。
評論の手法に関してはシブレイの本の第八章に書かれている。
82:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/27 11:44:39.71 .net
ビアズリーは、評論をするうえで3つの観点の重要性を指摘した。
「作品の統一性」「複雑性」「その業界の価値が凝縮されていること」
この3つを常に頭に入れていたとされる。
83:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/08/27 11:53:23.62 .net
シブレイはこれに対して「ドラマティックさの凝縮」も存在するのではないかとした。
たとえ単純なモチーフを描いたとしても、その業界での「誠実さ」「良心」「幅広い見識」
を示すことは「ドラマティックさの凝縮」であり、なにも歴史的瞬間などを
描くことのみを意味するのではないとしたのだ。
84: 忍法帖【Lv=6,xxxP】
11/08/30 21:25:32.40 .net
.
85:わたしはダリ?名無しさん?
11/08/31 01:33:13.69 .net
川田ギャラリーにいってみそ
86: 忍法帖【Lv=8,xxxP】
11/09/01 16:35:05.02 .net
1
87: 忍法帖【Lv=9,xxxP】
11/09/03 13:35:04.57 .net
p
88: 忍法帖【Lv=9,xxxP】
11/09/03 16:00:53.35 .net
p
89: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】
11/09/03 17:36:28.70 .net
お
90:わたしはダリ?名無しさん?
11/09/05 02:54:26.29 .net
>>83
はじめてこのスレッドに来ましたが、たいへん参考になります。
今日からあなたの書き込みを楽しみにしています。
91: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】
11/09/08 19:33:36.23 .net
i
92: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/09/14 16:54:24.29 .net
あ
93: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/09/16 18:27:16.26 .net
D
94: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/09/16 23:09:50.24 .net
っ
95: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/09/17 02:00:18.52 .net
test
96: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/09/18 00:20:21.43 .net
ここは廃墟だなw
97: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】
11/09/18 07:08:47.98 .net
ハイキョーハイキョーシノウコウショー
98:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/09/18 21:39:27.76 .net
「写真が著作物とされる要件」
写真によって何を表現しようとするかの意思決定、被写体人物にポーズをとらせるための指示、
被写体風景の中からどういう構図を切り取るかという判断、あるいはシャッターチャンスをいかにうまくとらえるかの勘、
絞り等の工夫
が写真に著作権があるとされるための条件だ。
つまり、写真家にはこれらの要素に卓越した能力を有することを意味する。
99:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/09/18 21:48:03.63 .net
デジタル技術の発達に伴い、従来写真の著作物の創作性を基礎づけた要素のうち、
露出、焦点などの撮影技法の点については、機械への依存が高まり、
個性発揮の余地が少なくなっていることも事実であるが、写真家は「これらの技術も把握している」
という指摘は可能であろう。
100: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/09/19 17:04:49.43 .net
test
101: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/09/19 17:07:46.15 .net
トライ
102: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】
11/09/19 17:09:49.80 .net
試験
103: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/09/19 17:11:30.84 .net
ん
104: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/09/19 17:14:20.93 .net
n
105: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/09/19 17:29:39.94 .net
kk
106: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】
11/09/19 17:30:42.79 .net
v
107: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/09/20 09:56:49.51 .net
f
108:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/09/20 10:08:14.57 .net
この「写真の著作権」に関しては、廃墟を好んで撮影する写真家の撮った写真を見て、
感銘を受け、その写真のデッドコピーではなく、同じ廃墟を同じアングルから
自分で撮影した行為が「物の配置などをオリジナルの撮影家が決めたわけではない」
として、著作権を侵害しないとした判例があるのだ。
109: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/09/20 15:26:07.85 .net
hjkl
110: 忍法帖【Lv=6,xxxP】
11/09/20 15:40:45.32 .net
d
111: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/09/20 15:41:17.00 .net
f
112:わたしはダリ?名無しさん?
11/09/20 16:11:51.78 .net
糖質って統失だな。
独り言のバカw
113:わたしはダリ?名無しさん?
11/09/20 19:26:24.43 .net
糖質にかけるなアホ
上手く言ったつもりか消えろ
114: 忍法帖【Lv=3,xxxP】
11/09/21 05:03:21.79 .net
>>113は要らない子
115: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/09/22 07:45:46.54 .net
F
116: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/09/22 07:47:23.24 .net
Kiu
117: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/09/23 09:51:47.35 .net
kix
118: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/09/23 10:00:48.91 .net
s
119: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/09/23 10:09:47.17 .net
N
120: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/09/24 02:07:40.83 .net
r
121: 忍法帖【Lv=7,xxxP】
11/09/26 22:27:37.57 .net
art
122: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/09/26 23:06:08.63 .net
糞スレw
123:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/09/26 23:07:19.85 .net
「帝愛グループの考察」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
124:わたしはダリ?名無しさん?
11/09/27 06:30:28.89 .net
中身が無いw
125:わたしはダリ?名無しさん?
11/09/27 20:27:23.98 .net
ここ、今や2ch随一の荒らしになったラピスをヲチするスレでいんじゃね?
126: 忍法帖【Lv=8,xxxP】
11/09/28 01:50:16.03 .net
s
127: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/09/28 01:52:55.64 .net
統失
128:わたしはダリ?名無しさん?
11/10/03 12:49:07.83 .net
なんか難しい話だなぁ
結局どこからどこまでがアートなの?
素材なんかは何でもいいの?
129:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/10/03 13:11:00.38 .net
音楽の研究もしたのだが、歌詞のつくり方は「現実を抽象的に表現するのが主流」と
スタンフォードの研究に書いてあって、確かにウォークマンを聞いたらそんな感じだった。
難しい話ではないよ。
130:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/10/03 13:12:44.17 .net
「音楽の研究」スタンフォード哲学百科事典。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
131:わたしはダリ?名無しさん?
11/10/04 22:52:55.29 .net
アートっていうかアウト
URLリンク(www.yaplakal.com)
132:わたしはダリ?名無しさん?
11/10/05 02:26:15.44 .net
とんでもねえ糞スレを開いてしまった
133:わたしはダリ?名無しさん?
11/10/07 21:23:06.10 .net
クソじゃないスレがどこにあるというのだ
134:わたしはダリ?名無しさん?
11/10/15 06:37:48.90 .net
t
135:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
11/11/27 14:28:40.83 .net
「ブレダの開城」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
136:わたしはダリ?名無しさん?
11/12/23 23:32:54.47 .net
アートってたんに、いままでなかったものってことじゃないの?
今までの文脈上なかったものとか、なかった視点とか。
あったものを時代に合わせて料理して
DJのように提供するのはデザイナー。
俺はこれで説明付くと考えてるけど。
137:わたしはダリ?名無しさん?
11/12/24 02:41:10.47 .net
自然の中に突然現れる無機質な人工物ってアートだよね
新しくてまだ綺麗な砂防ダムとか見ると「スゲー」って思う
138:わたしはダリ?名無しさん?
11/12/24 05:43:13.03 .net
>>136
じゃ、地動説はアートかね?
ニュートリノの粒子が光速を越えたという「いままでになかった」論文は文学か?
ちょっと違うような気がするんだよね。頭が悪いから自分でも分からないけど。
139:わたしはダリ?名無しさん?
11/12/24 09:44:31.03 .net
>>138
アートの文脈に乗せてないからアートではないのでは?
学問という文脈の上で発見された、今までになかったものなので。
「論文」という形式で発表されていること自体が、学問のフォーマット。
コペルニクスやOPERAがそれを「作品」というフォーマットで
展覧会で発表していればアートとなりうる。
140:わたしはダリ?名無しさん?
11/12/24 10:41:41.29 .net
アートの文脈って何?
てか、アートを定義するために「アート」という言葉を持ち出しちゃ、蛇が自分のしっぽを咥えているよ
141:わたしはダリ?名無しさん?
11/12/24 10:55:00.57 .net
>>140
アートの文脈って要するにアートシーンってこと。
日々進化しているから明確な定義はできないけど
シーンは確実にあるでしょ。
たとえば日本でアートの文脈といえば
展覧会やフェスに出すことだったり、パフォーマンスをすることだったり。
142:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/08 07:44:59.80 .net
芸術的評価というのは非常に面白いのです。
ベニスの商人で有名な「シャイロックのセリフ」というのがありますね。
「肉を何ポンド」がどうこうという。
あれはなぜ歴史に残るセリフになったのでしょうか。
答えは「あれほど憎しみの込められたセリフはいまだかつて表現されたことはない」
と当時の人々に受け止められたからです。
私の学生時代の民法の先生、米倉明もその本質はご理解されていませんでした。
一部の知識人だけが理解していたのです。
143:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/08 07:45:34.59 .net
ピカソのキュービズムにせよ、印象派にせよ、いろんな画風はありましたが、
「12トーンシステム」に支配されていたとされています。
つまり、12トーンの絵の具しかなかったということなのです。
それを混ぜ合わせることはできますが、分類としては「12トーンシステム」と
呼ばれていたのです。
現代の画像処理技術はどうなんでしょうね。
ご存知の方がいらしたら教えてもらいたいですね。
144:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/08 07:46:01.03 .net
クラシック音楽というのも、作曲家は昔の人ばかりですね。
なぜ現代にベートーベンに匹敵する作曲家は現れないのでしょうか。
基本的な構図は「ハイドン・ベートーベン・ストラビンスキー・バルトーク」という「ハイドンカルテットと83人の後継者」
が室内音楽の楽曲を作っています。
当時の国家レベルの資金を投入してこれらの作曲家が音楽を作り上げたのです。
そのため、「室内音楽において、同じ環境ならば、もはやこれ以上の作品は生まれない」
と呼ばれる世界がクラシック音楽なのです。
おカネの問題になってしまいます。
145:わたしはダリ?名無しさん?
12/01/08 11:13:56.09 .net
>>142
12トーンって、すごい広いよね。
12色なら分かるが、12トーンは全色じゃないか。
シャイロックのセリフ、かつてなかったということ、
こういうことだよね。アートはこういう知的ゲームだよ。
その時点で、今までになかったものが、アート史に残るからね。
数学と一緒だよ。新しい公式の発見が、積み重なっていく感じ。
誰かが発見した公式の、2番煎じは何の意味も無い、無価値。
なぜベートーベンに匹敵するうんぬんってのも、
こんなの簡単な理屈だよ。
どんな分野にも先行者メリットというのがあるの。
歴史が浅いほど、新しいものを生み出すのは簡単。
今もベートーベン級の天才はいるよ。
でもやりつくされている分、
新しいものを生み出すのが難しくなっている。
ただそれだけの話。
146:わたしはダリ?名無しさん?
12/01/09 10:45:42.60 .net
新しいのがいいのはみんな知ってるよ
どういう条件なら新しさを認められるかの方が問題なわけで。
147:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/09 10:52:08.46 .net
ブログにまとめておきました。芸術における「独創性」の位置づけです。
必ずしも「価値」とはつながらないのです。
芸術の「独創性」について。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
148:わたしはダリ?名無しさん?
12/01/09 11:26:25.39 .net
もちろん新しいだけじゃだめだよ。
文脈にのせた知的ゲームってことだよ。
解釈と一緒に提案されることが重要。
149:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/09 11:28:38.91 .net
大事なのは「その業界への誠実さ」「技術のあくなき探求」だということです。
「なにか新しいもの」を狙うよりもそちらをまず固めないといけないですね。
150:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/09 11:33:18.19 .net
たとえば「ブレダの開城」という絵がありますね。
あれは「強い相手に勝って最後に相手の忍耐強さをたたえ合うような勝負を美徳とする。
そういう勝負がしたい」というスペイン愛国主義を示しています。
この絵画に関する洋書を購入したのですが、ナッソー将軍の生い立ちから記述があります。
業界への愛がなければできませんよ。
「ブレダの開城」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
151:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/09 11:35:30.41 .net
失礼。勝ったのはスピノラ将軍でしたね。
152:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/12 15:41:50.62 .net
ド迫力の修羅場になりますよ。
デタラメな緊急地震速報
URLリンク(www.youtube.com)
153:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/01/19 13:12:13.13 .net
難しいブログとさわやかなブログに分けたほうがよさそうだ。
「糖質~趣味のブログ」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
「糖質のブログ」
URLリンク(hougakukyoushitsu.cocolog-nifty.com)
154:わたしはダリ?名無しさん?
12/02/03 15:33:14.50 .net
芸術は歴史の上に成り立っており、それらを踏まえていないと「新しい」ではなく、「珍しい」ものになる。
155:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/04 17:47:16.51 .net
情報戦に勝つための「十七条憲法」
URLリンク(hougakukyoushitsu.cocolog-nifty.com)
156:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/09 21:03:49.88 .net
「お子さんをかけっこで一等賞にしよう!」~アメリカの理論。
URLリンク(hougakukyoushitsu.cocolog-nifty.com)
157:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/10 01:09:17.37 .net
「性欲の研究」ハリソンの医学書。
まずは「リビドー」というものが性欲の発信源である。映像、音声、感触、想像などからリビドーは
生じる。ペニスに血液が流れ込み勃起する。これが射精を経て元に戻れば健康であると言える。
これを出発点に「性欲」は医学の研究の対象になるのだ。
医学書から凄い情報が入りましたよ。
男の性欲は「リビドー」が発信源ですが、
女の性欲は「子供を産みたい」という感情が発信源だそうだ。
重大機密ですよ。
これは。
みなさんも私のブログのアフィリエイトを踏んでハリソンの医学書を買うべし。
今後もブログで情報は出してやるからよ。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
紫の方の医学書を私は情報源にしている。
158:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/14 18:03:20.97 .net
「セックスマーケットの哲学」(モテたい奴は読め)
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
159:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/15 16:51:58.77 .net
「アメリカのドラマの授業のテキスト」(要約)
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160:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/16 07:46:43.18 .net
糖質先生の新作が始まりました「空海」。仏教界の衝撃作。
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161:わたしはダリ?名無しさん?
12/02/18 15:51:11.08 .net
確かになあ。
ドグラマグラは永遠の名作じゃなく永遠の奇書だ。
歴史踏まえてないからwww
162:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/18 17:22:53.87 .net
アメリカが軍事目的で研究した”SHINTO”という洋書を取り寄せたのですが、
「太陽信仰」「地蔵信仰」「コミュニティーで神社を支える」という三つが柱だとされ、
今では10万の神社のうち2万人しか神職はおらず、5つの神社を一人で担当するのが
平均だそうだ。
国家の資金で支えることはもはやできないので、「初詣」の賽銭が重視される。
あとは「町内会」「崇敬会」「奉賛会」もコミュニティーの神社を支えている。
明治政府の庇護によって神社は資金力を確保したけど、敗戦と高度成長により、
8万の神社を統括する神社本庁は「皇室崇拝」を資金源にするようになっている。
日本人に「宗教」と「真摯な気持ち」は区別されており、年中行事があることから、
この神社本庁が皇室崇拝を資金源としていることを理解しないといけないのだ。
神社本庁を見るということは「2万人の神職とその家族の生活」をみるということだ。
それ以外にも「町内会」「奉賛会」「崇敬会」にまで広がりをもつものだ。
敗戦による打撃を受けた日本の神社の生き残りを決めたのは三名の論客だ。
葦津珍彦、柳田國男、折口信夫。
この三名が神道の生き残りを決定づける論陣を張った。
1915年に明治神宮ができた時に、多くの日本人は神道が「発明された」と受け止めているのだ。
神武天皇という話もこれを理解しないといけない。
廃仏毀釈というのがあったが、明治維新において、日本人は「純粋な国家」としての新たなスタートを
望んでおり、この時に、すべての寺が糞尿にまみれて破壊されている。
この時に、神道と仏教の明確な区別が生じている。
新国家の幕開けが神道の背景にあるのだ。
日本は明治維新において新国家としてのスタートをするにあたって「過去の批判」を行わなければならなかった。
それがまさに「仏教ブランド」だったのだ。
これが廃仏毀釈だった。
163:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/19 14:02:10.81 .net
アメリカの軍事戦略から見る「神道」
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164:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/22 19:35:14.12 .net
英語じゃなければ神道は分からない。若干加筆しました。
アメリカの軍事研究から見る「神道」
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165:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/23 15:24:10.03 .net
「戦争」スタンフォード哲学百科事典。
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166:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/26 18:51:52.49 .net
今年度外交データ集(フォーリンアフェアーズ英語版をまとめました):あなたもすぐに外交官。
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167:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/29 13:14:08.17 .net
「プリンス」
マキャヴェリは、君主に徳がなければ自分の子孫に権力を譲り渡す資格はないとした。
民衆は非常に卑怯な存在であり、醜い連中だとマキャヴェリは考えていたが、
彼らがしたがうのは「怖い」ものに対してであり、愛情にはしたがわない。
マキャヴェリは「武器の炸裂音」よりも「法律の力」に人々をしたがえる力があると考えた。
そういう国を治める基本から彼は「プリンス」に関して論じている。
統治作用がうまく行っていて、人々に安全が保障されていれば、君主には徳があり、
「プリンス」は世の中のいろいろなものを学習して、「時代の体現者」となれるのだ。
しかし、君主に徳がなく、世の中が殺伐としていれば、「プリンス」への権力の承継は
行われず、その威光も地に堕ちる。
時代の体現者は「国王」ではなく「プリンス」だとマキャヴェリは見ていたのだ。
時代を体現する「プリンス」が多様化するのはいいことだと思う。
権力を批判するプリンスがいてもいいし、権力に従順なプリンスがいてもいい。
女性宮家はしょせんは「男のため」の仕組みなんです。
168:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/29 18:12:22.93 .net
次世代皇室と「三都物語」
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169:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/02/29 20:26:12.46 .net
あまりにも反撃がキツかったから、城一つじゃ足りなかったよw
170:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/01 17:52:37.38 .net
ブログにまとめておきました。
「オセロ中島とスタンフォード哲学」
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171:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/05 13:02:36.94 .net
「新宿二丁目の恐怖」~医学の観点から
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172:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/06 04:14:04.58 .net
>>164加筆しました。
戦後の神道を論じた学者に井上順孝がいるが、神道が純粋さを求めたのは近代であり、
中世の仏教や儒教が混合して出来上がったものだと明確に論じた。
国体概念に依拠するにせよ、柳田のようなフォークロアに依拠するにせよ、神社を利用する人が
どのような意識で利用しているかに関しては、神道は明確な立場をとっておらず、
神社を利用する人も明確な立場にはもとづいていない。
神道というのは明らかに「近代の定義だ」とされたのだ。
国体概念・民俗学・神道セクトの三つがうまく合流しているのだ。
さらに、黒田俊雄は「神道は仏教が形を変えた」と主張した。これも「純粋な神道は近代の産物」
とする立場であり、日本古来から続くものであるとされたのは近代の産物としたのだ。
黒田は一方で、6世紀の仏教伝来以前にも神・神話というのがあることを論じた。
8世紀編纂の古事記と日本書紀にそれが記述されているのだ。
実際に、現在残っている神社はこれらの書物に記されている地にあることが多く、
しかし、建物の歴史は書物の記述より新しい。
だが、仏教伝来以前の信仰を基盤に神社が配置されていることは無視できないとする。
とはいえ、近代に神道が「再編された」という前提にそれらの事実があるとしたのだ。
神道は、神話や仏教や陰陽道といったものから何らかの発展を遂げたわけではなく、
これらと共存しており、古代思想を包摂するものであるという説明は近代になされたのであり、
神話のようなものも「近代社会に適合するように」ディストーションを経ているとされる。
神道の最大の問題は、「神、神話、儀式」などが、近代以前に既に存在したということだ。
このことが、近代の再編を経てしまったために、歴史研究を極めて困難にしている。
再編を経た神道が「昔からあるもの」とされてしまう陥穽が存在するということなのだ。
173:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/06 04:19:36.74 .net
加筆しました。
アメリカの軍事研究から見る「神道」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
174:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/06 12:02:36.76 .net
「糖質vs記憶」名勝負の歴史~動画を作りました。
URLリンク(www.youtube.com)
175:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/06 12:51:32.64 .net
訂正:こっちで見れます。
「糖質vs記憶」名勝負の歴史~動画を作りました。
URLリンク(www.youtube.com)
176:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/08 15:52:31.26 .net
ブログを再編しました。
「糖質~スタンフォード大情報」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
「糖質のブログ~外交史料館」
URLリンク(hougakukyoushitsu.cocolog-nifty.com)
「糖質のブログ~有斐閣の実験場」
URLリンク(hogakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
177:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/09 16:14:16.68 .net
受験の参考資料です。
「記憶のメカニズム」スタンフォード大学研究。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
178:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/10 00:19:14.06 .net
「キャサワリーは病気だった」
ゴルゴ13に「キャサワリー」という作品がある。女暗殺者である「キャサワリー」はレズビアン
であり、ゴルゴが、それを見抜き、下半身をキャサワリーに露出し、
「見ろ。これがレスボスの女が怯えるロッドだ。」といって「ズイズイ」と前にでる。
キャサワリーは逃げ出すのだ。
医学書で「レズの女がロッド(ペニス)を怖がることがあるのか」と調べてみたところ、
「膣けい」という病気があった。「痛みをともなう膣の痙攣性収縮」なのだ。
キャサワリーは「レスボスの女」だからゴルゴの「ロッド」に怯えたのではなかった。
「痛みをともなう」という現実的な理由から、ロッドに怯えたレズビアンだったのだ。
医学書で明らかになったのだ。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
179:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/12 14:47:29.28 .net
「アインシュタインの哲学」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
このあと、カント派や新カント派などが理論を発展させるようだ。
随時加筆していきたい。
180:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/17 18:36:47.88 .net
これ、覚えておいた方がいいですよ。
よく分からないということは、よく説明できていないということだからね。
中国共産党の「抗日戦争」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
181:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/18 21:06:04.13 .net
「長征」
長征というのは、毛沢東主義の経験基盤であり、英雄体験と冒険が結果的に勝利に終わったという
物語であることから、非常に魅力的なストーリーだ。
1934年から35年にかけて敢行されたものだ。
しかし、この長征に関する資料が共産党のチェックを経ていて、実はその全貌はあまり明確ではない。
反毛沢東の立場から書かれた資料すら共産党のチェックを経てしまった。
基本的に、長征は3人から5人のリーダーがそれぞれのキャンプに分かれながら同一行動を
とったとされ、そのリーダーの一人が毛沢東だったのだ。
彼らは土地を支配する理論やあらゆる理論に関する議論を戦わせている。
イデオロギー的には単一の「毛沢東主義」というものを長征が生み出したわけではない。
しかし、壊滅的打撃を負ったはずの共産党がよみがえったという物語であることは事実のようだ。
1980年代に中国共産党が長征に関する見解を決定してしまい、その全貌を明らかにすることが
非常に困難になった。
基本的には「左翼」対「毛沢東主義」の戦いであったとされるが、たとえば、「28ボルシェヴィキ」
と呼ばれるソビエト派のグループが実在しないのではないか、あるいは、ソビエトは当時は
毛沢東という人物に興味がなかったのではないかなどと指摘されている。
このことから、長征に関する出版物はいろいろあるけど、長征を「讃える」文献よりも、
「神話」に対して冷静な姿勢をとる記述の方が、より豊かな情報源になると考えられいる。
中国共産党は、長征を敢行する過程でリーダーを生み出していったが、ここで注目すべきなのは、
みんなを率いた人間を指導者としたわけではないということだ。
「成功を生み出す判断をした人」を、「その結果に敬意を払い」あとからリーダーであると承認したということだ。
182:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/19 06:06:23.69 .net
「いじめ」(サッチャー政権下の国家レベルの研究)
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
183:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/20 12:46:24.17 .net
「日本の美」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
184:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/23 17:11:53.67 .net
「脂肪吸引の技術」
実は、超音波器具やマッサージなども有効な手段として認知されているのだ。
しかし、「吸引する」という発想が持ち込まれたのは1976年だ。
重要なポイントは「医者が筋肉の繊維をしっかりと把握している」ということと、
「筋繊維にしたがって体にマジックでラインが引ける」という技術を持っていることが必要だ。
そのうえで「脂肪はどちらからどちらに移動するのか」を理解していること。
それさえ分かれば「吸引するポイント」を一点に絞ることが可能になる。
施術中に患者の姿勢を変えながら、その一点で全部吸い取る技術が脂肪吸引だ。
重要な点は「筋繊維を把握している」ことであり、体にラインを引かせてみれば技術は分かるだろう。
なお、日本の技術では「患者の姿勢を変えないのが主流」とされていて、それではすべての脂肪はとれない。
関係者は「アメリカの技術には学ぶべきことが多い」と語っている。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
185:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/23 20:14:04.66 .net
「サディズムの研究」
我々は紳士の世界に住んでいるのではない。ボクシングを観ては興奮し、刑務所二は囚人がいる。
ディナーテーブルでも目に見えない言葉のやり取りが行われている。
これは日常の風景だ。
しかし、暴力的な衝動が「性的な快感」と結びつくことをサディズムという。
19世紀に、警察官を多く担当した医者が「奇妙な性的慣習の噂」を本にしたことが歴史的な業績とされている。
これを、「歪曲された天才」が文学にしたのだ。
それがマルキド・サドだ。
マルキド・サドは「暴力とセックスで使って快感を試したが、かろうじてノーマルだった」とも言われている。
彼は「望んでいない結婚」をしていた。
これが彼の出発点だったのだ。
売春婦に高額の報酬を払って暴力を行っていた。
さらに、家政婦を丸裸にして、暴力をふるい、窓から逃げた家政婦は大怪我をして裁判になった。
また、売春婦に「チョコレート」をプレゼントしたが、「スパニッシュフライ」という昆虫の粉を
混ぜていた。これを飲むと人間は激しい下痢をしたり、さまざまな精神症状を引き起こすのだ。
このようなことを実践して、それを文学にする才能が彼にはあった。
186:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/24 21:10:13.33 .net
「天才的記憶力の秘密」
①覚えた時と思い出すときの条件を同じにする。
②感情を常に刺激する。
③意味のあるものを覚える。
この三つをスタンフォード大学が明らかにしている。
「俺が東大文Ⅰに受かった理由」
①試験の時の条件と同じ時間空間を大量に確保した(机に座った)
②ウォークマンを聴きながら心に軽い刺激を与え続けてリラックスしていた。
③集中して教科書の意味を読んだ。
これだけ。これで人生絶好調モテモテ。
「私が証明です~東大法学部学生証」
URLリンク(www.youtube.com)
「奇跡の肖像~東大法学部学生証」
URLリンク(www.youtube.com)
187:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/25 20:35:41.26 .net
「I Remember~東大法学部学生証」
URLリンク(www.youtube.com)
188:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/27 19:40:36.07 .net
「民主主義」~あなたはこれを答えられますか。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
189:わたしはダリ?名無しさん?
12/03/27 22:58:35.92 .net
こいつ好きやねん
URLリンク(www.youtube.com)
190:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/27 23:40:16.17 .net
小論文のテーマはほかにも「命」「人生」などがありそうなので機会があったら加筆しておきます。
たとえば「人生の意味」というテーマでも、
①超自然主義(神様が決めてくれた。魂が決めてくれた)
②自然主義(私が決めた。環境が決めた)
③ニヒリズム
の三つの人生があるとされます。
そういう情報を載せていきたいと思います。
人生は意味に満ちた空間だ。アリストテレスは人間の行動を、アクィナスは美しさを、カントは最高の善を
人生に見出そうとした。
幸福や道徳をともないながらも、人間は最終的には「傑出した存在」として人生を終えたいと思っている。
どの人間もそう思っていると割り切って考えると、人間の行動が実に説明しやすくなるのだ。
戦場に行く軍人だって、病気にかかった年寄りだって、平凡な年寄りだって、平凡な主婦だって
「傑出した存在」として人生を終えたがっている、と説明してみよう。
今まで見えなかったものが見えてくるのではないだろうか。
191:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/27 23:59:53.84 .net
人々が「傑出した存在」として人生を終えようとしているという分析は、小説などの研究から
明らかになったそうだ。
これを語る理由は、人間が徳を積もうとする動機や、家族の複雑な関係を説明するのに
非常に有意義だからである。
それを踏まえて、人々は人生を「意味に満ちた」ものにしようとするし、それに敗れたものは
ニヒリストとして「傑出した存在」になろうとするのだろうとされる。
192:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 00:20:47.63 .net
同じ生き物でも人間というのは「意味に満ちた」量が異なるのは明らかだろう。
意味の少ない人もいるし多い人もいる。これは現実だ。
彼らには徳があったから意味があったわけではない。同じ徳をもっていても意味のあるなしは生じる。
結局、「自分で選択したものの規範的価値」が違うのだとされる。
これが人生の意味を決めている。
193:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 00:24:11.99 .net
正確には、「自主的な選択をする度量によって生じる美徳の価値への評価」が異なる。
194:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 00:30:42.97 .net
人間は「自主的な選択をする度量」があれば幸せでも金持ちでもなくても意味はあると考える。
また、道徳的に正しくなくても「意味はある」と考えるのだ。
このことを理解することは、他の人間の行動を理解するのに非常に意味がある。
195:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 01:27:47.26 .net
続きは書くけど貼っておきます。
人々が求める「人生の意味」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
196:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 13:37:40.25 .net
人々が求める「人生の意味」が完結しました。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
197:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 17:39:51.22 .net
「環境の美しさ」
環境に美しさが哲学の議論の対象になったのは1970年代以降だ。
なぜかというと「環境の美しさ」を強調する人が現れたからだ。
結局、環境とは人間が整備したものも含むのであり、広い意味では「日々の生活」について
語ることである。
21世紀に入ってからは、芸術とは独立した領域で「人間活動」を語ることを意味している。
①18世紀の自然の美しさ。
②19世紀の自然の美しさ。
③20世紀の自然破壊と環境問題の緊急性。
④現代の環境問題~知的な見方・一般的な見方。
⑤環境の研究の発展。
自然というものは、昔の人にとっては「風景」であり、あまり関心がなかった。
ここに、まず哲学が生まれたのが18世紀だ。
自然を満喫しようという発想を考えた人や、自然が人間に心の平穏をもたらすと考えた人が
現れたのだ。
カントが、それを「美しいもの」として、宗教や経済の領域のみならずさまざまな領域で
芸術に勝るものであるとしたのだ。
18世紀にはむしろ「自然に興味のない人」がいることが自然の研究に役に立ったのだ。
ヨーロッパ庭園やランドスケープがなぜ美しいのかも、大自然の荒々しさや危険も、
自然が「絵になる」という研究も、なぜこれらに興味のない人がいるのだろうという
ことから研究が深まっているのだ。
複雑で、不規則で、豊かで、力に満ちている自然という「絵になるもの」が発見された。
「キリスト教の宗教画」や「女性の裸体」の世界だった絵画の世界に、「絵になる自然」というものが
一気に流れ込んでいくのは自然なことだった。
そういう自然が美しいと認識されたのならば、当然「美学」の対象になるのだ。
それが18世紀の自然だった。
198:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 17:40:23.52 .net
19世紀に入っても、さらには20世紀においても、哲学が問題にしたのは「絵になる自然」
というテーマだった。
カレンダーやポストカードに自然の風景が採用された。
これらの美学をカントから引き継いだのがヘーゲルであり、ヘーゲルは「芸術とは絶対的スピリットの表現である」
として、その基盤を自然の美しさに求めたのだ。
この「自然には絶対的スピリットがある」というヘーゲルの議論で哲学的探求はいったん確立し、
それ以降の研究は進まなかったようだ。
ヨーロッパでは「自然の美しさ」の探求はいったん止まったが、アメリカの方でこの分野の
研究が一気に開けたのだ。
文学作品や、絵画だけでなく、自然科学の分野も開拓された。
地理という学問が発達したのも19世紀のアメリカだったし、地震や洪水のような自然の荒々しさ
から地質学などの分野も発達した。
アメリカでは「美しさ」だけにとどまらない研究がなされ、また、自然への人間の侵略という発想も
生まれた。
199:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 17:58:39.67 .net
20世紀には「自然の美」の哲学は完全に停滞してしまった。アメリカでは様々な活動が
なされていたが、自然に関しては完全に哲学ではなく芸術の分野に議論のメインステージを
奪われていたのだ。
芸術の分野では「人工的につくられたものの美しさこそを追求すべきだ」とも議論されたし、
「自然をどのように二次元で表現すべきか」も議論された。
しかし、哲学と芸術の世界は対話を着実に進めていたとされる。
20世紀に「自然を感じる」ことを率直に表現したのは「朝日の光の中で小鳥のさえずりを感じる」
ことの感動を語った日本ぐらいだろうとも言われていた。
200:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/28 21:04:46.47 .net
「環境の美しさ」(最終版)
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
201:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 06:31:39.01 .net
「意思の自由」
哲学者が意思の自由について議論したのは、多くの選択肢の中からなぜ人はこの選択を
したのだろうか、あるいは、この混乱はどのようにもたらされたのだろう、という問題意識から
始まっている。
基本的に「道徳」と意思の自由の関わりから議論したのだが、その後、責任とのかかわり、
自分で決めたかったという発想、人の尊厳、何かを成し遂げたかった、あるいは愛や友情
なども含めて議論した。
結局、「そうしたかった」というのが意思の自由の出発点になったが、それが「現実」と
どう関わるかが大事だ。
①現実とは無関係に人間は意思の自由を持つことができる。
②現実と意思の自由は共存している。
③現実こそが重要であり、意思の自由はない。
この三つの立場が議論された。
この研究に役に立ったのは、タレントがもつ意思の自由に多くの人が注目するという現象だ。
どのような意思の自由が魅力的なのだろうか。
なぜなら、それを観ている聴衆も意思の自由をもっているからだ。
そういう現象を見ることは「意思の自由」の研究を大いに深めてくれたのだ。
202:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 06:32:05.84 .net
ミニマリスト(最小限の期待しかしない論者)は、人間は欲望にしたがって物事を
決めているとして、道徳的な責任についても考えていないし、他の選択肢の検討や
長期的な展望も持っていないとする。
さらには、過去の事実を踏まえることも、計画性も、将来の目的もなく物事を決めている
としている。
「意思の自由」の議論はいきなりこの指摘から入っているのだ。
これに対して、プラトンは、人間は判断能力や自我があり、動物とは異なり理性があるとし、
「価値」を求めて判断しているのではないかとしたのだ。
人間は、動物的欲望を持ちながらも「今の環境でできる最も良いこと」を選択している
としている。
アクィナスも、人間は「よいもの」のために判断しているとしたが、人間の「衝動」や、
精神活動に介入するあらゆる要素を精密には分析していないと批判された。
さらに、自由と責任に基づいて人間は判断している、というモデルが示されたことがある。
しかし、このような議論は、人間の衝動や他の外部の要素を考慮しておらず、
キリスト教社会において、「こういう人は尊敬に値する」という神学論・理想論として
提示されたものに過ぎないのではないかとされている。
203:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 06:59:57.82 .net
自分が自分の主人であること、という議論がある。
欲望や信念を人間は、洗練された形で「自分の欲望」と整理することができるし、判断もできる
とする。
たとえば「お菓子が食べたい」という「第一の命令」があるとしよう。
人間は「しかし、食べると太るから」と言って、お菓子を食べないことにすることができる(第二の命令)。
第二の命令にしたがった人間には「意思の自由があった」といえるだろうとしたのだ。
この「第二の命令」ができるかどうかは人間の「度量」や「容量」「余裕」に関わっていて、
第二の命令をどれだけ行う能力があるかが人間の高度さを表現するとしている。
また、人間には物事を受け止める「法則」があるが、それにどのように反応するかは
「リアクションをしてしまう弱さ」があるのではないかと分析した人もいる。
さらには、弱さがある以上、情熱によって物事を成し遂げる「強さ」もあるだろうとされた。
この、一般論で言う「意思の弱さ」「強さ」が人間にはあることが「意思の自由」と
どのように関係しているのかが探求されたのだ。
204:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 07:12:38.95 .net
さらに、「洗練された人間」は、外部のファクターや、形而上学を多用して、ストラテジックに
「原因と結果」を引き起こすことができるのではないかとも議論された。
205:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 07:33:04.89 .net
結局、人間に「意思の自由」があるのかどうかという問題を考えるにあたっては、
人間の脳に「絶対にゆずれない領域」と「妥協の余地のある領域」があると考えると分かりやすい。
それを踏まえるといろんな説明が可能になるのだ。
この「絶対にゆずれない領域」にさまざまな形で「神」が関わっているのは明らかだろう。
206:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 07:46:33.45 .net
「意思の自由」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
207:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 15:01:58.84 .net
「NTTは紛争を抱えている会社である」
URLリンク(hogakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
208:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/03/29 15:09:40.86 .net
法学部の喧嘩はこうやるのです。
209:わたしはダリ?名無しさん?
12/03/29 15:36:29.33 .net
「 糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y 」に告ぐ
You は多分に精神を病んでいる。
早々に該当医療機関で診察加療する事を勧める。
このままではYou は重大犯罪を起す恐れが充分に窺える。
手遅れにならないうちに是非、絶対。
210:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/01 19:53:50.37 .net
「差別」についてまとめておきました。スタンフォードの論文を参考にしています。
問題の難しさを表現できればいいのです。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
211:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/02 07:41:24.89 .net
「ポストモダニズム」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
212:アントニオ猪木
12/04/10 22:55:19.51 .net
この動画見たらウンコもらした!URLリンク(www.youtube.com)
213:わたしはダリ?名無しさん?
12/04/11 00:44:59.74 .net
日本の大半のアートの認識の仕方って、
街で馬鹿がケンカしてるのをみて、したり顔で
「いまのは空手だった、いやボクシングだった。いや少林寺?」
みたいな議論してるのと同レベルだよ
214:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/12 05:26:44.41 .net
「米軍再編の発信源~砂漠の嵐作戦」
URLリンク(hougakukyoushitsu.cocolog-nifty.com)
215:わたしはダリ?名無しさん?
12/04/12 11:07:37.28 .net
昨日アーツ千代田で開かれた「アートと科学の方程式」(講義だと!)に
行ってきたんだが、なんだありゃぁ?出てきたのはアーティストでも
サイエンティストでもない、専門のキュレーターでもない「自称エディタw」!
これが延々2時間何の専門的内容もない「俺語り」を垂れ流すだけ!
「あたしってきれい?」「これっておもしろぉ~い、ね?違う?」だけ。
クズ中のクズだったわ。深く深く深く深く深く深く深く深く深く深く深く
失望し、激しく怒った。怒りが収まらないのは、こんな自称エディタの
俺語りに2000円も取られたこと。内容のあるものならいくらでも払うが、
ここまで酷いものに2000円も払ってしまったことに嘔吐感すら感じて
酷く落ち込んでしまった。サイエンスアゴラとかもそうだが、素人が
「サイエンス面白ぉ~い」なんてやるのにロクなものはない。というか
クズばっか。ケミストリだかなんだか知らんが、バカは結局バカなこと
しかできないことを証明するだけ。少なくとも内容のないことで金を
取るな!詐欺っていうんだこういうのは。クズは死ね死ね死ね死ね死ね!
216:わたしはダリ?名無しさん?
12/04/12 14:12:16.71 .net
その自称エディタって誰だ
217:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/12 14:18:57.86 .net
俺としても文章を出すのは簡単なんだけど、読みやすくデザインしたり、権利関係をまとめてもらうには
やっぱり出版社の力は必要なんだよ。
コンテンツ力は作家にあるけど、エディタもバカにはできない仕事だな。
218:わたしはダリ?名無しさん?
12/04/12 14:56:28.75 .net
>>216
URLリンク(artsfield.jp)
219:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/17 13:54:10.51 .net
「スタンフォード大学に忠実なAKB論」
モーニング娘。までは興味あったから「恋愛レボリューション21」の解釈を発展させることができたけど、
AKBはついていけない。そもそも関わると火だるまになる世界だ。下から見上げる目線でないとアイドルは研究できないことが分かった。
AKBを見ていて思うのは「身内では女言葉は使わない」ということだ。つまり「父親を去勢させるための言葉を使う必要のない世界」
ということだ。秋元氏は非常に哲学にはなるんだ。
「できないこと」が女らしさのアイデンティティーだとされるのに対して、AKBのPVは女同士のコミュニティーでは
「女らしさを表現していない」「できない」ということだ。いきなりAKBってなんだよと思ってPVを見ると「キツイな」と思う。でも、
いろんな技術の一つの側面なんだろう。
児童文学は「ストーリーしか追いかける能力のない子供にいかに哲学的問いかけを混ぜ込むか」が生命線だ。
さらに「女性のライフスタイルの提示」は20世紀にはじまったことだ。「ストーリーを追いかける」「ライフスタイルの提示」などが
AKBのPVにはあるのだろう。俺には関係のない世界だ。
子供は高校生あたりで「社会に認められたい」という段階を迎える。
そういうときに俺はクラシック音楽を聴いている。「認められたければこの水準だ」という事実をぶつけられているのだ。
肉体的に劣った男性障害者の前では女性は「女らしさを表現できない」とされる。
発展途上国は「先進国を映す鏡」とも言われ、
女児が生まれることは「脳に障害を持った子供が生まれたのと同じリアクションを親がとる」とされる。
そういう意味でAKBのPVは実に興味深い研究ができた。
「学校」というものは「世代を超えたセックスの防止」という機能を果たす場所であり、
そういう壁の向こうの風景を描くのが面白いという側面はあるだろうね。
いろいろな哲学にはなるんだよ。
220:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/19 17:51:56.60 .net
「紀宮がマリア様を信仰する理由」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
221:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/21 15:54:26.49 .net
「実存主義~いいパフォーマンスを生み出すもの」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
222:わたしはダリ?名無しさん?
12/04/21 20:18:26.22 .net
こいつ好きやねん
URLリンク(www.youtube.com)
223:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/22 15:25:47.49 .net
いろいろと続編を書きたいのだが、皇室サイドが妨害行為をやってきている。
申し訳ないですが中断です。
224:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/25 03:00:25.35 .net
俺が内田裕也であっちがパチモノ。
URLリンク(www.youtube.com)
225:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/25 03:52:02.80 .net
俺が「政策と正義のリリースの実験」を繰り返すと言ったところ、
内田は敗北を認め、全財産を俺にゆずることを約束している。
226:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/26 08:30:37.35 .net
「タバコを吸う理由」
答えは:落ち着くから。幸福感が得られるから。
だとされる。
つまり、タバコが吸いたくなるときは「心が落ち着かず、幸福ではない」ことを意味する。
俺は英語文献のこの情報をもとに禁煙をしたい。
タバコを吸いたい自分が「落ち着かないのか。幸せではないのか」と考えると、
英語情報信者の俺としてはタバコを捨てざるを得ないのだ。
227:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/27 05:35:18.14 .net
「孤独」「卓越」「真実」と向き合ったKlamath Union High Schoolのプロモーションビデオ。
俺の実存主義の原点。
「Our Days」鈴木亜美
URLリンク(www.youtube.com)
228:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/27 18:26:51.35 .net
「人を選ぶ技術」
まずは、いずれの観点に立つにせよ、ナチュラルセレクションの立場を頭に入れておかなければならない。
つまり「役に立つ」「デザインがいい」というファクターだ。
この二つは、結果の予測もしやすいし、強烈な理由になる。
しかし、それだけではないのだ。
五感の作用で分かる要素で選ぶのが普通だろうが、外見や、声、文字、いろんなものが考えられる。
これらを「経験」で判断し、また「方法」も考え、「説明」しなければならない。
さらには、「長期的」に考えるか「短期的」に考えるかという観点もある。
さらには「バックグラウンド」も考える。
そのうえで「いつピークを迎えるのか」という観点も必要になる。
また「禁止事項」も当然あるだろう。
これらの要素を踏まえて人間を選ぶが、見えない要素があることや、不確実性があること、
また、判断する側も選抜能力は絶対的ではないということも考えなければならない。
つまり、人を選ぶというのは、絶対的基準はないのだ。
「試験」「オーディション」「進化」などのいろんな場面で頭に入れておかなければならないことだ。
229:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/28 11:30:12.81 .net
今日は、「孤独」「卓越」「真実」とどう向き合い、「不安」に満ち溢れた世界にどうアプローチしたか
をまとめて、東大閥理論「なぜ俺たちは一馬身抜けたのか」という理論をまとめようと思う。
午前中にやる。
「卓越」というものは、優れるというものだが、「可能」と「偶然」の世界で突出することを「卓越」と呼ぶ。
実践の世界で優れることを言うのだ。
「成功の切り口」というのはどのように現状を認識し、科学的にアプローチするかを意味する。
己をコントロールし、戦術を構築している。
東大に受かる人間は無意識のうちにこれを完成させているのだ。
人間は決して常に居心地のいい環境にはいないものだ。その中で、自分の利益を追求する動物
として、存在する。その居心地の悪さを己に向けるか、他人に向けるかで「卓越」とのアプローチは
異なってくるのだ。
我々は、体重も背の高さも、肌の色も、人種も階級も、国籍も異なる世界にいる。
さらには心も信念も欲望も、性格も、家族のバックグラウンドも兄弟との関係も異なる。
そういうものに案外本人は気がつかないのだ。
他人の目線がそういうものを自分に教えてくれると考えたほうがいい。
そういう他人の目線が事実であるにせよそうでないにせよ、そうやって自分の現在地を知る。
そのような中で、ある「決断」を生じさせているということが「卓越」をもたらすのだ。
「俺はいったい何者か」と考えるのは他人の目線からもたらされる。
230:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/28 15:14:45.53 .net
学歴やキャリアというものは抽象的な概念ではない。
選択や決断が行われていることを意味する。
選択は葛藤の中で行われているし、世界が「私」の前にどのように現れるか、どのような意味を持つかという
「プロジェクト」が組まれた結果、キャリアが生まれている。
「私は誰なのか」という問題を不透明な空間で考え抜いているのだ。
自分のアイデンティティを求めた結果として世界が自分の前に現れるのだ。
これを「ファンダメンタルプロジェクト」と呼ぶ。
231:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/28 15:30:20.02 .net
「孤独」について語りたい。
「私は誰なのか」という問題は、他人が決めているということが重要だ。
自分の偏差値や世界ランキングは他人が決めている。
意味に満ちた世の中で他人が評価していることだ。
それは認めなければならない。
その環境の中で日常生活を送りながら「ファンダメンタルプロジェクト」は進行していくのだ。
集団の中において「私」はこれを行っていく。
ここに孤独の空間があるのだろう。
232:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/28 15:43:27.16 .net
「真実」については、私が「なりたい」というものに対して向かっているファンダメンタルプロジェクトにおいて、
「何をやったのか」というものを「真実」と呼ぶのだ。
真実がなければ何者にもなれないという発想は理解しなければならない。
「やらなければお母さんや上司に怒られるから」という義務としてやったのでもいい。
どのような真実があったのかは義務であっても何でも構わないのだ。
義務でやったのならば孤独はあまりないだろうが統制はとれているはずだ。
孤独に遂行したのであれば強烈な統制を自分でとっているはずだ。
いずれにせよ、ファンダメンタルプロジェクトには真実がともなわなければ達成はないのだ。
どのようなプロジェクトを組むかは「自由と価値」を議論しなければならない。
233:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/28 15:56:46.16 .net
加筆しておきました。
「実存主義~なぜ俺たちは偉いのか」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
234:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/29 13:22:47.67 .net
快楽というのは「現在の」「いいこと」が続くことを意味する。
痛みというのは「現在の」「悪いこと」が続くことを意味する。
欲望というのは「将来」「いいこと」が起こることを目指す。
恐怖というのは「将来」「悪いこと」が起こることを怖れる。
この四つの「感情」の中で非合理的に道を切り開こうと志向するのが「怒り」である。
セネカは「なぜ人は怒るのか」という問題からこのように分析したようだ。
ストイシズムというのは「感情のない世界」を想定した。
ストイシズムの世界には怒りはない。
しかし、感情の世界とストイシズムの対比から「怒り」を分析したのがセネカだったのだ。
怒りで突破できなければ「恐怖」と「落胆」が待っている。
人間はどのみち「死」と向き合う。
全人類の宿命だ。
快楽、痛み、欲望、恐怖、すべてが死から逃れられない。
怒りでも突破できないのが「死」であり、そこに「落胆」がある。
不老不死があれば人間は怒りですべてを突破しようとするが、
「死」があるから人間には「落胆」がある。
このような分析から、セネカは「心の平穏」へのアプローチをしたのだ。
怒りというのは、周囲に非合理をまき散らすが、本人にとっては「適切」で「制御された」感情だ。
その場を強引に突破しようとしているのだ。
235:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/04/29 14:01:22.13 .net
この研究で分かったのは、ボクサーも「うまく行かない時に怒る」ということだ。
「相手を怒らせる」というのがいかに合理的かが分かる。
怒りは「死」=「敗北」を前にやがて「落胆」に変わっていくのだ。
236:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/01 07:25:07.77 .net
プロレスもバカにはできないね。「全能」という概念と深くかかわっている。
プロレスが好きな奴は全能を信じているし、そういう奴だという割り切りが哲学的には必要だ。
「全能」という概念は道徳的な完璧さと関わっている。
墨子の「迷信深い人は悪いことはしない」というような発想みたいな割り切りが必要な世界だよ。
プロレスというのは「不可能を可能にする」というパフォーマンスを表現して発信する世界だね。
そういう世界を信じるかどうかだ。
「全能」というストーリーをもった奴が「力で相手に勝った」「こういうことができた」という情報を
発信し、リリースし続けるのがプロレスなんだよ。
237:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/01 13:16:15.85 .net
「俺のGold Skin(玉体)をモスリム(日本国共同体)のためにサクリファイス(犠牲)できる」(プリンス・ナジーム・ハメド・糖質)
URLリンク(www.youtube.com)
238:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/02 12:00:06.46 .net
「天皇とは何か」~息子に送るメッセージ
はじめに
イスラム教においては、信仰というのは「世俗にもまれる」というのを第一ステージとして、
次に「己の肉体を鍛える」さらに「学問をする」そのうえで「再び世俗に帰っていく」という手法が信仰者の道とされている。
厳密には「学問」ではなく「神学」とされているが、日本国においてこれを受け入れるためには、
あえて学問であるとして、これを「天皇への道の基本」と呼びたい。
天皇という地位は人生のゴールではない。天皇には国家の情報が集まる。法律・政令・条約に玉璽を押す地位にある運用から
天皇は国家の情報センターとしての役割を果たす。
彼の鍛え上げられた肉体と頭脳はこのことから大勢の警備や要塞にまもられた「玉体」と呼ばれるのだ。
しかし、時代の主役はそのような天皇のもとで育った「プリンス」であるということは決して忘れてはならない。
天皇は国家の情報センターであるが、天皇になるものは必ず「プリンス」の時期を過ごす。
この時期に何を学習し、どのように時代と関わったかが重要なのである。
プリンスの時代が充実していればいるほど優れた天皇になる。
このことから時代の寵児はプリンスであり、天皇は情報センターという立場で国と関わる。
天皇の役割は「徳」をもつということであり、天皇に徳があれば彼は後継指名権を持つ。
通常子供は複数想定されているために、天皇の「徳」が時代によりよく適合したプリンスを選ぶ自由を保障するのだ。
239:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/06 20:45:40.66 .net
「ブレダの開城」~ブレダで何が起きたのか(写真つき)
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
240:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/08 13:24:18.93 .net
詩と言うのは「誰にどういう居場所を与えたか」という観点が重要だ。
基本は「現実を抽象的に表現するリアリズム」が主流とされている。
この詩は「自分の心情」を表現するために、表現者の「神聖さ」が強く求められる。
神聖でなければ誰も自分語りは聞いてくれない。
さらに「表現の抽象性」が「普遍性」を目指す。
そのうえで「他人が理解できること」という要素が必要だ。
「居場所を他人に与える」「神聖」「抽象「理解」という要素を表現に与え、
その文字を適正に切り詰めてクリアに仕上げるのが詩だ。
普遍性を指向するのは学問であり、教育である。
「特殊なムラ」の表現者か、「普遍性」の表現者か。
「他人の理解」を目指しているか。
などのアプローチが詩の分析に必要だ。
ウォークマンを聴くときに、歌詞が「どんなキャラクターが」「どんなアクションをとっているか」を
聴いてみるといい。
その「キャラクター」と「アクション」が、生活や心を反映しているのが分かる。
それを踏まえて聴いてみれば上達すると思う。
俺もまだ研究中だけどな。
歌詞が「恋愛ドラマ」なのか「コメディ」なのか「悲劇」なのかを考える。
そのあとに「構成が統一されている」ことを知る。
そういうのを踏まえたうえで、詩のフレーズを出来るだけ「クリーン」にするのだ。
フレーズを選び「すべての情報は乗せない」という技術を使う。
そうやってテキストはまとめられていくのだ。
詩といのは世界のカタチや重要性を変えてしまうものであり、心に浮かんだ美の表現である。
その観点から言えば、自分のメッセージを和歌に託すという天皇への詩の献上は
スタンフォードの見地とは相違するものだ。
詩では「妻や子への愛」のような神聖なものは直接的にはテーマにならない。
レトリックを駆使して悲しみを表現するトラジックポエトなどが知られている。
241:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/09 08:44:35.98 .net
Fat Ugly Beer(糖質100%)~どこに目をつけてんだ女。
URLリンク(www.youtube.com)
この男の可能性を見抜けない女はアホ。
242:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/09 14:42:35.56 .net
ホメロスの詩は卓越している。ホメロスは人生の道と意思表示の方法を詩で示した。
知的基盤はプラトンにあったし、知識に求めた。
いかに賢く生きるかをあらゆるテーマで示したのだ。
戦争をする将軍、道案内、魚釣り、動物の育て方、ゲームの方法、その他、いろんなテーマで
「主観」をどのように置くべきかを、美しく、説得力があり、頭でイメージが動く方法で
詩にしたのだ。
戦争をいつ始めるかの主観も、運転をするときのルートの選び方の発想も、釣りをするときの頭の発想も、
ホメロスがすべて詩にしたのだ。
ホメロスより優れた詩はないとされた。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
243:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/09 19:42:21.96 .net
神聖さと普遍性について訂正しておきました。
まず、詩の魅力は「神聖さ」にある。これは、健康で曇りのない目で見て広く共有されてきた物事を、
その伝統の共有を踏まえて、絶対的単純さで何をとらえるかを基本とし、それを、魅力的に表現する
技術を使うことによって生じるものだ。
この「神聖さ」は、その世界のことをよく知っていて、その表現力の的確さを人々に証明してきた人が、
新しい出来事に解釈を加えることによっても生じる。
人々は経験を基盤にしながらも、このような「神聖な」見解と自分の経験を統一させることで高度な学習をする。
244:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/10 15:56:33.88 .net
「思考盗聴について野口博士に聞く~科学捜査研究所」
URLリンク(www.youtube.com)
245:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/12 16:49:13.68 .net
これがほとんどベストだな。
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
アメリカ人の説明によれば、19歳の時の俺のフィジカルトレーニングが今の学問の力量に
つながっているとされている。
246:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/16 15:40:06.98 .net
「スーパーハーンズ~右の世界観」
URLリンク(www.youtube.com)
247:わたしはダリ?名無しさん?
12/05/17 06:18:12.32 .net
今ならどう見ても原発放射能関連でのぶち抜けたアートだろ
248:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/17 23:31:17.43 .net
「情報テクノロジーと倫理の問題」
URLリンク(hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com)
249:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/17 23:41:00.30 .net
この論文の意味が分かる奴は「訓練されたベトコン」であり、分からない奴は「訓練されてないベトコン」である。
250:糖質ですが ◆/dRpTBnZTC3y
12/05/18 09:10:10.07 .net
「動物園で注目すべきこと」
まず、動物に「言語と記憶のメカニズム」があるかどうかを見ると面白い。旭山動物園では
動物の性質を利用した面白い仕組みがいろいろ研究されているが、動物はなんの学習も
せずに人々を楽しむパフォーマンスを繰り返している。
そういうのを見て、「こいつらは言語も記憶も学習もねえな」と思って見てみると面白い。
あと、もう一つは、本能が動物に出す「第一の命令」にしたがって動物は動くが、より高度な命令
にどのようにしたがっているかを見ると面白い。
餌がもらえるから高度な命令にしたがっていることがほとんどだと思うが、それ以外に
より高度な命令にしたがうことはあるのか、本能以外の何かの命令にしたがうことはあるのか、
そういう観点から動物を見てみると面白い。
目的は餌だけなのか。「より高度な命令」という発想が動物観察を面白くする。
これらの発想は人間にも言えることだからである。