21/08/16 17:00:10.36 Vr6f+RDQ.net
五木ひろしという歌手には引退という言葉は似合わない。たとえ腰が曲がり杖をついて
でも歌う姿がよく似合う。彼はハングリー精神の塊のような男だ。細い目には敵意が宿る。
腹を減らした野良犬のような過去を持つ男は、決して満腹感を感じることはない。
五木ひろしは誰が何と言っても歌う。歌い続ける。たとえ白髪の杖をつく腰の曲がった老人に
なっても歌い続ける。たとえミイラになっても歌い続ける。墓石の底から五木の歌が聞えてくる。
その歌声は未来永劫、日本の国土を覆うだろう。聴きたくないと言っても聞えてくる。
いつまでも、どこまでも、それが五木の歌だ。彼はハングリーなのだ。死んでも、どこまでも。
歌に終わりはない……