05/06/07 16:22:55 6SVN3BJu.net
>>15
「青春歌謡」といわれるものがある。
誰にも「青春」はあるし若手歌手はいつの時代にも存在するけれど、
「青春歌謡」は1960年代の前半から中盤に懸けて、若手歌手が歌った一連の曲を指す。
今の演歌界と違うのは、男性歌手の方が売れていたということだ。
御三家(橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦)を始めとして、松島アキラ、三田明、
北原謙二、山田太郎、久保浩、梶光夫、安達明、叶修二、有田弘二 、高田美和、
高石かつ枝、本間千代子 等々挙げれば限がない。
曲は印象的なものばかりで選ぶのに困るが、その中から
1.松島アキラ:あゝ青春に花よ咲け(1962年)
2.高石かつ枝:リンゴの花咲く町(1963年)
3.梶光夫:青春の城下町(1964年)
4.久保浩:霧の中の少女(1964年)
5.北原謙二:ふるさとの話をしよう(1965年)
各社からオムニバス形式のCDが出ているので探して見るといい。
「青春歌謡」にはメルヘンチックで気恥ずかしくなるような歌詞も多いが、
「ありえねぇ~」などと云う莫れ。そんなことは当時の人達も重々解っていたんだ。
しかし、歌はその世界のみで完結していいもの。ツッコミを入れた積りが、
反射的に自分の薄っぺらさを白状することにならないように。