23/10/21 15:29:52.53 8iJlgJhX0.net
前掲の鼎談で、伊藤先生はこう語っている。
「... 僕が構文ってことを言い出して理屈っぽく教え始めると、それが成功した。今では私の考えを受け継いでいる人が、駿台に限らず予備校界でシェアを持っていることも事実だよ。ただ、さっきの大学の先生たちとは違ったおかしな所が、そういう人達にはあるんだよな。」
これは、端的に言えば、同僚あるいは同業界の「予備校講師批判」である。鼎談では、主に三通りのタイプの予備校講師が批判されていた。
1. 抽象的な理屈ばかりを言って、学生をケムに巻く者
2. 学校文法から逸脱した文法用語等を詐術として使う者
3. 英文の一字一句を過度に「意識化」して、教授法の「幼稚化」を行なう者
(二つの頂点―『英文解釈教室』と『ビジュアル英文解釈』―入不二基義)