23/09/06 02:50:26.18 XADvChod0.net
>>575を理解するのが難しいと思うので解説をする。
諸行無情は、平家物語の「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり」
から来ている。方丈記には、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし。世中にある人と栖と、又かくのごとし。」とある。
URLリンク(ja.m.wikipedia.org)方丈記
URLリンク(ja.m.wikipedia.org)文治地震
をみていただけるとわかるように、平家から源氏へと政権移行
が起きた直前から直後にかけて、
火事、竜巻、
福原(神戸)遷都、京都へ再び遷都、
飢饉、地震
があった。地震は壇ノ浦の戦いの4ヶ月後だ。
794年に桓武天皇による京都への遷都以来の遷都だったから、
永遠の都と思われたものが永遠ではなかったことを都人(京都人)
は知ったはずだ。
鴨長明の本からの引用は、世の中は何も変わっていないように見えるかも
知れない。森が変わっていないように見えるのと同じように。
だが、森の木々を見ると、枯れて倒れる木もあれば、新しい木が伸びて
大きくなり、結果として森全体は変わらぬ様相を呈しているものだ。
それと同じことを、鴨川で段差があって水が流れながら川面の段差の
下の方で泡(あぶく、うたかた)ができているが、一つの泡は消え、
別の泡ができていて、泡の方から見ると常に変化が起きている。
鴨川の水は変わらないように見えるが、泡を見ると変わっているのが理解できる、というわけだ。