23/08/30 12:33:06.84 baE19Aon0.net
古典ギリシャ語を加えるのを忘れていたが、古典ギリシャ語から借り入れた
英単語というのはそんなに多くはなく、その古典ギリシャ語由来の単語の
多くはラテン語を通して英語に入った場合も多いので、あまりギリシャ語に
拘らなくていいと思う。ごく一部の単語の接頭辞や接尾辞に古典ギリシャ語
由来のものが多いだけのことだ。
しかし英単語のうちの大部分は、半分がドイツ語みたいなゲルマン語由来が半分と、
あと半分はフランス語やラテン語から由来したものなのだ。
しかしゲルマン語由来の単語は、現代英語での形とゲルマン語での形とが
かなり違っていて、専門家並みの知識がないと比べたり語源を検討するのが
かなり難しい。だから、ゲルマン語由来の単語に関しては、ドイツ語を
いくらかかじって(「かじる」と言っても、たとえば私の場合は 800 時間ほど
独学したのだが)その雑然とした薄っぺらい知識を利用して、英単語の
記憶に役立てるという程度だ。もしもドイツ語に詳しければ(つまり
ジャンジャンドイツ語の原書を読み進められるくらいにドイツ語に熟達しておれば)
現代英語もすいすいと奥深く理解できるだろう。
ゲルマン語の諸言語は、北欧語にしてもオランダ語にしてもドイツ語にしても、
現代日本ではあまり重要視されていないので、なかなか勉強する機会がない。
そして苦労して勉強しても、あまり実社会では役立たない。早い話が、あまり
金にならない。
しかし、現代英語のあと半分を占めているフランス語やラテン語由来の単語に関しては、
フランス語とラテン語をいくらか知っていれば、すいすいと覚えられる。文法的にも、
フランス語やラテン語の文法をいくらか知っておれば、複雑な英語の文法の構造が
すいすいと理解できることがよくある。