23/08/30 11:19:33.54 baE19Aon0.net
(続き)
ドイツ語で zwischen は between という意味だけど、この zwischen の前半部分の
zwi- はドイツ語の zwei (= 2) に似ているからこそ、zwischen は「2つの物のあいだに」
という意味になる。英語の between の be- はタダの接頭語だからそれを省くと
tween になる。tween は two に形が似ているだけでなく、語源的にも共通する。
「2つの物のあいだに」ということだからこそ、tween は「~のあいだに」という意味になるし、
be- をつけてもだいたい意味は同じ。古い時代には tween という単語もちゃんとあった。現代英語の
two につながる。だからこそ be- + tween は「~のあいだに」という意味になる。
between, tween, そしてドイツ語の zwei, zwischen (= between) などと語源が共通している
単語として、さらに twist がある。twist は「ひねる」という意味だけど、60年ほど前の日本では
「ツイスト」という、腰をくねくねと回すダンスが大流行した。これはもちろん twist という
英語から来るのだろう。
さらにこの twist は、もともと two から来るからこそ、「2つに分かれる」などの意味へと発展したあとに
「ひねる」という意味になっていったらしい。
twilight は ;twi (= two) + light だから、もともと the light between つまり「2つの時間帯のあいだに照らされる光」
という意味から来るのかもしれない、と研究社「英語語源大辞典」には書いてある。
twig (小枝) という単語さえ、twi- とか two という言葉と語源が共通しているらしい。
twice も、当然のことながら語源が共通している。once, twice, thrice のうち、語尾の -ce の由来については
私は忘れたが、それを調べてみたらまた面白いことがわかってくる。